222 / 586
学園4年目
週末弾丸帰省 ※微
しおりを挟む
「はあ…こんな急に帰省することになるとは」
さすがに最初の授業をすっ飛ばすのもまずい、ということで6の日の授業終わりに学園を出発することに。
ちなみに教授は居ても立っても居られなかったようで、3の日の夜に助手さんを連れて先にうちの実家に行ってしまった。
不審者にならないようにお手紙を託してはみたが…大丈夫なのか?
そういうわけで、俺は殿下と特製馬車に乗って一路実家へ。
「急にどうしたんでしょうね、ブレティラ教授」
「それはだな…まあいい、行けば分かる」
「えっ、殿下には何か心当たりがあるんですか?」
「…長期休暇にお前を実家に帰さなかったお祖父様も悪いんだろうが、自分の家のことをもっと知っておいたほうがいいと思うぞ?」
「うっ」
確かに「苗床」システムとか「性技の書」とか知らない事いっぱいだったからな…。
「もう少し父達から話を聞いておけば…」
「仕方ない、ユーフォルビアの閨教育は他家と比べて早いとはいえ、13歳からだそうだから」
確かに、夏休みや冬休みに度々家に帰っていればその時に教わった話なのかもしれないな。
…13歳、13歳の夏は…ダンジョンだ。
魔石採りに近くのダンジョン行って、スライムの可能性に気づいた…
うん、閨の事より研究のほうが好きだな。
「学ばないといけないのか…閨」
「うむ、閨のエキスパートとして「高貴なお家」に輿入れした者から誰にも出来ない相談を受けたりすることもあるだろうからな」
「閨のエキスパート!?」
なんじゃそりゃ!?
「年1回、必ず開かれる茶会があっただろう?
あれがそういう相談を受けつける場になっているんだそうだ」
ああ…それで、手記に産む方の人を心配するようなことが書いてあったんだな。
産ます方のことは…うん…手記が真実だとしたら、最低男の集まりだわ。
いや、最低じゃない人もいるんだろうけどさ…そういう人の伴侶は相談に来たりしないよね。
…と、それは置いといて。
「それで、殿下?この手は何ですか?」
「ああ、ここを触っていると癒されるんだ」
殿下は馬車に乗ってからずっと俺の太腿をナデナデしている。変態度が上がっている気がしなくもない。
「もう…やめて下さいよ、御者台にウィン兄とディー兄がいるんだから…」
「見せつけてやればいいんじゃないか?」
「…駄目!!絶対駄目!!」
恥ずかしいでしょ!
やだってば!!
***
「ん…ん」ちゅ、くちゅ…ちゅうぅ。
「…自分から脱ぐ気になったか?」
「なり、ませんっ…!」
「手のかかるやつだな」
「脱がせてって事でもありませんっ!」
学園都市から出て王都に入り、御者と馬を交代させた途端にこれだ。
んもう、手が早いんだから!
「閨を学ぶのには、実践が一番早いだろう?」
「そういう屁理屈…!あ、んん…っ」
もう!なんで、こんな感じるようになったんだろ、俺の乳首っ…!
何かでガードしとかないと、シャツの上から、擦られる、だけで、こんな…んっ…
「奉仕されるのは嫌か?」
「ほっ、ほう、奉仕って、ぇあっ!」
耳元で囁くようにアルが言う。
「俺は産ませる側だ。産むのはお前…大変な事を頼んでいるのは分かっている」
「…それは、そうかも、だけど」
「少しでもお前が楽に産めるように、育てられるように、したいんだ」
「…うん」
ちゅ…と少し長くて甘いキス。
ありがとう、アル…
でもそれとこれとは別だから!!
「あんっ、だから、駄目ってば!」
「そうか?こっちは駄目そうでは無いがな。
外に出たいと随分主張しているが?」
「やあっ!も、やだって、ひんっ!」
ズボンごしに先っぽを爪で引っ掻かれて腰が跳ねる。
きもちいい…とかいうレベルじゃなくて、脳髄に響くんだってば!
「も、脱ぐ、脱ぐからあ、待って、ま、あ、あぅ!まっ、あっ!…くふっ、ふぅ…!」
一緒に、乳首もきゅってするの、反則っ!
も、いっちゃうからぁ、駄目ってば!!
「早くしろ、替えのスラックスは無いんだろう?」
「も、いじわる、しちゃや!」
早く、はやく着いてぇ…
もう無理っ…
さすがに最初の授業をすっ飛ばすのもまずい、ということで6の日の授業終わりに学園を出発することに。
ちなみに教授は居ても立っても居られなかったようで、3の日の夜に助手さんを連れて先にうちの実家に行ってしまった。
不審者にならないようにお手紙を託してはみたが…大丈夫なのか?
そういうわけで、俺は殿下と特製馬車に乗って一路実家へ。
「急にどうしたんでしょうね、ブレティラ教授」
「それはだな…まあいい、行けば分かる」
「えっ、殿下には何か心当たりがあるんですか?」
「…長期休暇にお前を実家に帰さなかったお祖父様も悪いんだろうが、自分の家のことをもっと知っておいたほうがいいと思うぞ?」
「うっ」
確かに「苗床」システムとか「性技の書」とか知らない事いっぱいだったからな…。
「もう少し父達から話を聞いておけば…」
「仕方ない、ユーフォルビアの閨教育は他家と比べて早いとはいえ、13歳からだそうだから」
確かに、夏休みや冬休みに度々家に帰っていればその時に教わった話なのかもしれないな。
…13歳、13歳の夏は…ダンジョンだ。
魔石採りに近くのダンジョン行って、スライムの可能性に気づいた…
うん、閨の事より研究のほうが好きだな。
「学ばないといけないのか…閨」
「うむ、閨のエキスパートとして「高貴なお家」に輿入れした者から誰にも出来ない相談を受けたりすることもあるだろうからな」
「閨のエキスパート!?」
なんじゃそりゃ!?
「年1回、必ず開かれる茶会があっただろう?
あれがそういう相談を受けつける場になっているんだそうだ」
ああ…それで、手記に産む方の人を心配するようなことが書いてあったんだな。
産ます方のことは…うん…手記が真実だとしたら、最低男の集まりだわ。
いや、最低じゃない人もいるんだろうけどさ…そういう人の伴侶は相談に来たりしないよね。
…と、それは置いといて。
「それで、殿下?この手は何ですか?」
「ああ、ここを触っていると癒されるんだ」
殿下は馬車に乗ってからずっと俺の太腿をナデナデしている。変態度が上がっている気がしなくもない。
「もう…やめて下さいよ、御者台にウィン兄とディー兄がいるんだから…」
「見せつけてやればいいんじゃないか?」
「…駄目!!絶対駄目!!」
恥ずかしいでしょ!
やだってば!!
***
「ん…ん」ちゅ、くちゅ…ちゅうぅ。
「…自分から脱ぐ気になったか?」
「なり、ませんっ…!」
「手のかかるやつだな」
「脱がせてって事でもありませんっ!」
学園都市から出て王都に入り、御者と馬を交代させた途端にこれだ。
んもう、手が早いんだから!
「閨を学ぶのには、実践が一番早いだろう?」
「そういう屁理屈…!あ、んん…っ」
もう!なんで、こんな感じるようになったんだろ、俺の乳首っ…!
何かでガードしとかないと、シャツの上から、擦られる、だけで、こんな…んっ…
「奉仕されるのは嫌か?」
「ほっ、ほう、奉仕って、ぇあっ!」
耳元で囁くようにアルが言う。
「俺は産ませる側だ。産むのはお前…大変な事を頼んでいるのは分かっている」
「…それは、そうかも、だけど」
「少しでもお前が楽に産めるように、育てられるように、したいんだ」
「…うん」
ちゅ…と少し長くて甘いキス。
ありがとう、アル…
でもそれとこれとは別だから!!
「あんっ、だから、駄目ってば!」
「そうか?こっちは駄目そうでは無いがな。
外に出たいと随分主張しているが?」
「やあっ!も、やだって、ひんっ!」
ズボンごしに先っぽを爪で引っ掻かれて腰が跳ねる。
きもちいい…とかいうレベルじゃなくて、脳髄に響くんだってば!
「も、脱ぐ、脱ぐからあ、待って、ま、あ、あぅ!まっ、あっ!…くふっ、ふぅ…!」
一緒に、乳首もきゅってするの、反則っ!
も、いっちゃうからぁ、駄目ってば!!
「早くしろ、替えのスラックスは無いんだろう?」
「も、いじわる、しちゃや!」
早く、はやく着いてぇ…
もう無理っ…
51
お気に入りに追加
2,467
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
俺の義兄弟が凄いんだが
kogyoku
BL
母親の再婚で俺に兄弟ができたんだがそれがどいつもこいつもハイスペックで、その上転校することになって俺の平凡な日常はいったいどこへ・・・
初投稿です。感想などお待ちしています。
前世である母国の召喚に巻き込まれた俺
るい
BL
国の為に戦い、親友と言える者の前で死んだ前世の記憶があった俺は今世で今日も可愛い女の子を口説いていた。しかし何故か気が付けば、前世の母国にその女の子と召喚される。久しぶりの母国に驚くもどうやら俺はお呼びでない者のようで扱いに困った国の者は騎士の方へ面倒を投げた。俺は思った。そう、前世の職場に俺は舞い戻っている。
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
嫁側男子になんかなりたくない! 絶対に女性のお嫁さんを貰ってみせる!!
棚から現ナマ
BL
リュールが転生した世界は女性が少なく男性同士の結婚が当たりまえ。そのうえ全ての人間には魔力があり、魔力量が少ないと嫁側男子にされてしまう。10歳の誕生日に魔力検査をすると魔力量はレベル3。滅茶苦茶少ない! このままでは嫁側男子にされてしまう。家出してでも嫁側男子になんかなりたくない。それなのにリュールは公爵家の息子だから第2王子のお茶会に婚約者候補として呼ばれてしまう……どうする俺! 魔力量が少ないけど女性と結婚したいと頑張るリュールと、リュールが好きすぎて自分の婚約者にどうしてもしたい第1王子と第2王子のお話。頑張って長編予定。他にも投稿しています。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
*
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが吃驚して憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
本編完結しました!
時々おまけを更新しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる