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学園2年目
クリスマスイベント2.ありがちな展開
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※お酒は二十歳になってから!
※運転をされる方の飲酒は絶対に駄目です
※妊婦及び授乳中の方の飲酒はご遠慮ください
※酒は飲んでも飲まれるな
※飲酒の強要は犯罪です
++++++++++++-------+++++++++++++
「う~ん、やられた」
予想していた事態が起きてしまった。
完全に想定内だったんだけどな…
「何かあっちい…」
「ゴード先輩!?駄目!それ以上脱いじゃ!」
「だ~って、あちい…ファイヤーでそお」
なんですと!?
「やめてっ、中で出しちゃ駄目ぇ!」
「ししょー、そのせりふー、なーんかエローイ」
「わかる…エロい…ルースはエロい」
「ちょっ…アレクさんもカイト君も何いってんの!
あっ、こらっ、やっ…」
どこ触ってるの!?あっ…も、キス魔どもめ!
「「表へ出ろ」」
「ウィン兄、ディー兄、喧嘩は駄目だからね!?」
「喧嘩じゃないよ」「教育だよ」
お清め~、と言ってほっぺにチュッてしていく2人…
酔ってるでしょ!?酔ってるよね!!
「殺す」「殿下!?」「冗談だ」「ん~~!」
もー、こっちは酔ってなくてもこうだし!!
とにかく武術棟の酔っぱらいは外へ出して…
「ふぁいやーはぁ、みずでけしちゃいますう~」
「はあっ!?リリー君も!!」
えへー♡みたいな顔してくっついてきても駄目!
あっ、も、ビリビリやめなさいっ、こらっ!あ!
「ヘザー先輩、リリー君を、あんっ!ちょっと!
駄目っ…、外に出してぇ!」「はいはい」
「『中で出しちゃ駄目…外に出して…』エロい」
「エロくないです!あっ、ちょ、ガーベラ先輩!?
しっかりして!ここで寝ないで!!」
「あっは、みんなおもしろーい、ねー先生?」
なぜ踊る!なぜ俺と踊る!!
「ああああ、ジョンさん、王子を止めて!!」
「了解」
「うふー、ジョンも踊るー?」「ええ、外でなら」
「やだ、えっちい…」「「どこが!?」」
魔法棟組も酔っぱらいまみれか!
酔ってないのは誰なの!?ねえ!!
そう思って部屋を見渡すと…
顔を真っ赤にしたソラン先輩と平気な顔をしたイドラ君が白熱した議論を交わしている。
うん、あれは放っといてもいいやつ。
「とりあえず外に出すかのお…」
「ついでにまとめて稽古でもつけてやるか」
「やめろランディ!お前も酔ってるだろ」
「酔ってないぞ」
「酔ってなくてもやめてください!」
お酒飲んで激しい運動したら危険だってば!
このパーティー無事に終わるんでしょうね!?
----------
砦から酔っぱらいを外へ叩き出し、1人パーティーの後片付けをする。
殿下はリビングの机の端でスパイスココア(2杯目)を飲みながらクッキーを食べている。
あんなに甘い物食べて、よく太らないよな…。
しかし皿の枚数がすごい。
前世でやった安居酒屋でのバイトを思い出す。
この隙に残りのカステラを焼こう…
時間と手間の関係で、今回は台湾カステラ。
生地はもう作ってあるし、型に敷く紙も切っておいたから、オーブンが予熱できたらどんどん焼こう。
1つで4人分、1つ焼くのに1時間だから、4つ焼いたら4時間か…やりすぎたな。
あのぶんじゃ、朝までワイワイやるんだろうからのんびりやろう…お泊り組には朝食で出せばいいや。
今頃、クリビア家でも食べてるかなぁ。
パパさんやヘヴィさんにもあげたけど、美味しく食べてくれてるといいな。
「しかし魔石オーブン、活躍するなあ」
「そーでしょ」
「うわっ!ガーベラ先輩、起きたんですか?」
「うん、何か騒がしくて…その魔石オーブン、俺のじいちゃんが作ったんだ」
「そうなんですか?へえ~!」
ガーベラ先輩は皿洗いを手伝う、といって俺の隣に並んで話し始めた。
「俺の家、百年ほど前に魔道具の功績で爵位もらったんだ…だから、魔道具が家にいっぱいでさ、もうどれがどんなものなのかわかんないんだよね…。
俺のじいちゃん、家事を楽にするための魔道具を作るのが得意でさ、歴代ずっと杖作ってる家の当主なのに…ちょっと変わってるよね」
「そうなんですか、いやいや素晴らしい」
「俺もじいちゃんと同じ道に進んでるんだな…って。
昔はじいちゃんのことあんまり好きじゃなかったのにさ」
「えっ、何でですか?」
「親父がじいちゃんのこと馬鹿にしてたからかな」
「えー!こんなすごいもの作ってるのに!?」
「魔法杖を作ることこそ家の意義って言ってさ。
杖を作ろうとしないじいちゃんを家の恥だって…
初代が爵位を貰ったのが「すごい杖を作ったから」だからって、それに拘ってるんだろうね。
初代は賢者の杖っていうのを作ったんだって、持ってる間は全属性使えるようになる杖」
「あっ、聞いたことあります、俺、歩く賢者の杖って呼ばれてたことあるので…といっても、闇属性は使えないんですけどね」
ガーベラ先輩は、皿洗いの手を止めて小さな声になり、さらに話を続けた。
「闇属性といえば…実は、闇属性を使うための杖もいくつかあるんだよね。ものがものだけに王宮の宝物庫に入れっぱなしになってるらしいけど」
「闇属性の魔石を使うんですよね?」
「そう。でも闇属性の魔石って数が少なくてね。
闇属性の魔物や魔獣って、大発生のときにしか出ないらしいんだ、だからそうそうは手に入らない」
「滅多に作れないってことですね」
「でもさ、実は闇属性の魔石を手に入れる方法がもう1つありそうなんだよね…」
「えっ?」
「餓死したスライムの魔石だよ、ルースがダンジョンで拾ったあれ。あれを握って、サンダーアームしてみたんだよね…そしたら」
「雷属性の魔石が出来たんですね?」
「そう、だから…これは、黙っておくか発表するか迷ってるんだ、今までスライムはダンジョンでしか取れなかったでしょう?でも、今や研究目的とはいえ飼育して増やせることが分かったわけで」
「そうか…そうなるとやっぱ伏せておいたほうが良さそうですね…悪用される気がしますもん」
それに、たとえスライムだとしても、敢えて餓死させられるなんて…何だかつらい。
「でも、もう知ってて使ってる人がいるかもしれないとも思うんだ」
「えっ?」
「闇属性の魔石を沢山作ってアクセサリーみたいな魔道具にしたら、目立たないで闇魔法を使えるようになるかもしれないよね?それで…洗脳したりとか」
「……なんてこった」
「アイリス君が、みんなにお土産くれたでしょ?
あれを見て思ったんだ、まさかって」
そう、アイリス君がみんなに持ってきてくれたのは…
スライムから取れた魔石で出来たブレスレット。
みんなの持っている属性に合わせて魔石を組み合わせて作ってくれたもので、今まさに俺の手にも付けられている…ガーベラ先輩の手首にも。
「このブレスレットの魔石はお守り程度の事だけど…杖についてるぐらいのレベルの魔石なら、持ってない人でも使えるようになるし…」
「その話、王宮には?」
「まだしてない…俺、王宮を信用してないから」
「えっ…」
「国王陛下を、じゃないよ?でも、あそこで働いてるやつらはさ、親父と同じようにじいちゃんを馬鹿にしてたのに、儲かり始めたら手のひらを返したり、新製品を使ってやるっていって勝手に持っていって、特許を横取りしたり」
「ええっ、そんなの…!最低じゃん!」
「しーっ、声が大きい!……そうだろ?
だけど俺、ルースのことは信用できるから。
だから、可能性の1つとして、話しておく。
いつどうやって殿下に伝えるかは…任せる」
「……はい」
「あっ、オーブン予熱できたみたいだよ?」
「本当だ!すぐに生地入れなきゃ…」
「何でこれ天板に直接型を置かないの?」
「これ蒸し焼きなんですよ、ここにお湯を張って…」
1時間に設定して、スタート。
「さて、外はどんな様子ですかね?」
「外ね…さっきから不穏な音がしてるね」
「ガーベラ先輩、光魔法どこまでいきました?」
「ヒールなら使えるよ」
「…良かった」
問題は怪我だけで済んでるか…
だけどね…
※運転をされる方の飲酒は絶対に駄目です
※妊婦及び授乳中の方の飲酒はご遠慮ください
※酒は飲んでも飲まれるな
※飲酒の強要は犯罪です
++++++++++++-------+++++++++++++
「う~ん、やられた」
予想していた事態が起きてしまった。
完全に想定内だったんだけどな…
「何かあっちい…」
「ゴード先輩!?駄目!それ以上脱いじゃ!」
「だ~って、あちい…ファイヤーでそお」
なんですと!?
「やめてっ、中で出しちゃ駄目ぇ!」
「ししょー、そのせりふー、なーんかエローイ」
「わかる…エロい…ルースはエロい」
「ちょっ…アレクさんもカイト君も何いってんの!
あっ、こらっ、やっ…」
どこ触ってるの!?あっ…も、キス魔どもめ!
「「表へ出ろ」」
「ウィン兄、ディー兄、喧嘩は駄目だからね!?」
「喧嘩じゃないよ」「教育だよ」
お清め~、と言ってほっぺにチュッてしていく2人…
酔ってるでしょ!?酔ってるよね!!
「殺す」「殿下!?」「冗談だ」「ん~~!」
もー、こっちは酔ってなくてもこうだし!!
とにかく武術棟の酔っぱらいは外へ出して…
「ふぁいやーはぁ、みずでけしちゃいますう~」
「はあっ!?リリー君も!!」
えへー♡みたいな顔してくっついてきても駄目!
あっ、も、ビリビリやめなさいっ、こらっ!あ!
「ヘザー先輩、リリー君を、あんっ!ちょっと!
駄目っ…、外に出してぇ!」「はいはい」
「『中で出しちゃ駄目…外に出して…』エロい」
「エロくないです!あっ、ちょ、ガーベラ先輩!?
しっかりして!ここで寝ないで!!」
「あっは、みんなおもしろーい、ねー先生?」
なぜ踊る!なぜ俺と踊る!!
「ああああ、ジョンさん、王子を止めて!!」
「了解」
「うふー、ジョンも踊るー?」「ええ、外でなら」
「やだ、えっちい…」「「どこが!?」」
魔法棟組も酔っぱらいまみれか!
酔ってないのは誰なの!?ねえ!!
そう思って部屋を見渡すと…
顔を真っ赤にしたソラン先輩と平気な顔をしたイドラ君が白熱した議論を交わしている。
うん、あれは放っといてもいいやつ。
「とりあえず外に出すかのお…」
「ついでにまとめて稽古でもつけてやるか」
「やめろランディ!お前も酔ってるだろ」
「酔ってないぞ」
「酔ってなくてもやめてください!」
お酒飲んで激しい運動したら危険だってば!
このパーティー無事に終わるんでしょうね!?
----------
砦から酔っぱらいを外へ叩き出し、1人パーティーの後片付けをする。
殿下はリビングの机の端でスパイスココア(2杯目)を飲みながらクッキーを食べている。
あんなに甘い物食べて、よく太らないよな…。
しかし皿の枚数がすごい。
前世でやった安居酒屋でのバイトを思い出す。
この隙に残りのカステラを焼こう…
時間と手間の関係で、今回は台湾カステラ。
生地はもう作ってあるし、型に敷く紙も切っておいたから、オーブンが予熱できたらどんどん焼こう。
1つで4人分、1つ焼くのに1時間だから、4つ焼いたら4時間か…やりすぎたな。
あのぶんじゃ、朝までワイワイやるんだろうからのんびりやろう…お泊り組には朝食で出せばいいや。
今頃、クリビア家でも食べてるかなぁ。
パパさんやヘヴィさんにもあげたけど、美味しく食べてくれてるといいな。
「しかし魔石オーブン、活躍するなあ」
「そーでしょ」
「うわっ!ガーベラ先輩、起きたんですか?」
「うん、何か騒がしくて…その魔石オーブン、俺のじいちゃんが作ったんだ」
「そうなんですか?へえ~!」
ガーベラ先輩は皿洗いを手伝う、といって俺の隣に並んで話し始めた。
「俺の家、百年ほど前に魔道具の功績で爵位もらったんだ…だから、魔道具が家にいっぱいでさ、もうどれがどんなものなのかわかんないんだよね…。
俺のじいちゃん、家事を楽にするための魔道具を作るのが得意でさ、歴代ずっと杖作ってる家の当主なのに…ちょっと変わってるよね」
「そうなんですか、いやいや素晴らしい」
「俺もじいちゃんと同じ道に進んでるんだな…って。
昔はじいちゃんのことあんまり好きじゃなかったのにさ」
「えっ、何でですか?」
「親父がじいちゃんのこと馬鹿にしてたからかな」
「えー!こんなすごいもの作ってるのに!?」
「魔法杖を作ることこそ家の意義って言ってさ。
杖を作ろうとしないじいちゃんを家の恥だって…
初代が爵位を貰ったのが「すごい杖を作ったから」だからって、それに拘ってるんだろうね。
初代は賢者の杖っていうのを作ったんだって、持ってる間は全属性使えるようになる杖」
「あっ、聞いたことあります、俺、歩く賢者の杖って呼ばれてたことあるので…といっても、闇属性は使えないんですけどね」
ガーベラ先輩は、皿洗いの手を止めて小さな声になり、さらに話を続けた。
「闇属性といえば…実は、闇属性を使うための杖もいくつかあるんだよね。ものがものだけに王宮の宝物庫に入れっぱなしになってるらしいけど」
「闇属性の魔石を使うんですよね?」
「そう。でも闇属性の魔石って数が少なくてね。
闇属性の魔物や魔獣って、大発生のときにしか出ないらしいんだ、だからそうそうは手に入らない」
「滅多に作れないってことですね」
「でもさ、実は闇属性の魔石を手に入れる方法がもう1つありそうなんだよね…」
「えっ?」
「餓死したスライムの魔石だよ、ルースがダンジョンで拾ったあれ。あれを握って、サンダーアームしてみたんだよね…そしたら」
「雷属性の魔石が出来たんですね?」
「そう、だから…これは、黙っておくか発表するか迷ってるんだ、今までスライムはダンジョンでしか取れなかったでしょう?でも、今や研究目的とはいえ飼育して増やせることが分かったわけで」
「そうか…そうなるとやっぱ伏せておいたほうが良さそうですね…悪用される気がしますもん」
それに、たとえスライムだとしても、敢えて餓死させられるなんて…何だかつらい。
「でも、もう知ってて使ってる人がいるかもしれないとも思うんだ」
「えっ?」
「闇属性の魔石を沢山作ってアクセサリーみたいな魔道具にしたら、目立たないで闇魔法を使えるようになるかもしれないよね?それで…洗脳したりとか」
「……なんてこった」
「アイリス君が、みんなにお土産くれたでしょ?
あれを見て思ったんだ、まさかって」
そう、アイリス君がみんなに持ってきてくれたのは…
スライムから取れた魔石で出来たブレスレット。
みんなの持っている属性に合わせて魔石を組み合わせて作ってくれたもので、今まさに俺の手にも付けられている…ガーベラ先輩の手首にも。
「このブレスレットの魔石はお守り程度の事だけど…杖についてるぐらいのレベルの魔石なら、持ってない人でも使えるようになるし…」
「その話、王宮には?」
「まだしてない…俺、王宮を信用してないから」
「えっ…」
「国王陛下を、じゃないよ?でも、あそこで働いてるやつらはさ、親父と同じようにじいちゃんを馬鹿にしてたのに、儲かり始めたら手のひらを返したり、新製品を使ってやるっていって勝手に持っていって、特許を横取りしたり」
「ええっ、そんなの…!最低じゃん!」
「しーっ、声が大きい!……そうだろ?
だけど俺、ルースのことは信用できるから。
だから、可能性の1つとして、話しておく。
いつどうやって殿下に伝えるかは…任せる」
「……はい」
「あっ、オーブン予熱できたみたいだよ?」
「本当だ!すぐに生地入れなきゃ…」
「何でこれ天板に直接型を置かないの?」
「これ蒸し焼きなんですよ、ここにお湯を張って…」
1時間に設定して、スタート。
「さて、外はどんな様子ですかね?」
「外ね…さっきから不穏な音がしてるね」
「ガーベラ先輩、光魔法どこまでいきました?」
「ヒールなら使えるよ」
「…良かった」
問題は怪我だけで済んでるか…
だけどね…
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