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×××─夜が更ける。
夜は更ける。
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たった数分だったかもしれないし、もしかしたら一時間ぐらい経っていたかもしれない。どれだけうたた寝していたかは分からないが、ようやく体が暖まってきたところで男は目を覚ました。
白に近い金髪は既にほとんどが乾いており、濡れてペソッとしていた姿はもう見られない。毛先がピョコピョコと跳ねているので手櫛で落ち着かせつつ、上着に触れれば完璧に乾いていることが分かる。
どうやら、思ったより寝ていたらしい。炎で火照った頬に手を当てれば少しだけひんやりとする。それで余計な熱を抑え、それでも体は寒いので乾いた上着を着る。
火で乾かしたばかりだからか、地味に暖かい。上着を着たことにより、ちょっとした安心感が顔を出す。やはり薄着は落ち着かない。
さて、もう一度ソファに座ろうとしたところで男は気付く。肩に掛けていたタオルが毛布に変わっていることに。更に言うのであれば、紙の燃える臭いで気付くのに遅れたが何処からかアップルパイのいい匂いがする。
ふと周りを見渡せば、何も無かったはずのテーブルの上に、出来立てなのであろう湯気の立つアップルパイと紅茶が置かれていた。
ここまでされれば、流石の男でももうこの違和感を無視は出来なかった。
第一におかしいのは、この屋敷の放置されていたであろう年月と現在。紙が茶色く変色するほど古いと言うのに、屋敷の壁や家具はに一切劣化が見られない。雨漏りなどもないのだ。
唯一壊れているのは玄関のドアのみ。しかし、人の居た跡があるのかと言えばそうではなく、獣や盗賊の根城という線は恐らくゼロ。
ほとんどの部屋を見て回ったが、埃も全くなく、床のカーペットも非常に綺麗だった。誰かが掃除するために出入りしてるという線もあるにはあるが、それにしては綺麗すぎた。
まるで、屋敷が汚れることを嫌ってるかのように。
次に、無かったはずのアップルパイやタオル、そして男にかけられた毛布。いつの間に変えられたのかわからないが、とても暖かかった。
毛布を持ち上げてみれば、これもまた新品のように綺麗で物凄く手触りが良い。思わず顔を埋めれば、こちらからもアップルパイの匂いがした。
床を確認するが、カーペットに足跡があるわけでもない。先程びしょ濡れの男がバイクを押して歩いたにも関わらず、泥汚れもなくすっかり乾いていて謎を深めるばかりだった。
そして一番の違和感。静かすぎるのだ。
外は土砂降りだというのに、今聞こえる音は自分が出す音と暖炉の火の音だけ。他の音は一切聞こえない。雨が止んだのかとか聞かれればそれは否であり、この部屋にある窓の外は雨が降っている。
しかし、その窓は黒の絵具で塗り潰したように真っ黒だ。あの踊り場に掛けられた絵のように。なのに雨が降っていると分かるのだ。
今こうして考えている間にも、少し目を離した隙にテーブルの上のアップルパイと紅茶が消えていた。かと思えば、いつの間にか先程まで座っていたソファの横にミニテーブルが鎮座し、その上に移動しているではないか。
まるで、『暖まりながら座って食べなさい』とでも言わんばかりに。
ご丁寧に切り分ける用のナイフと小皿が追加されている。確かに丸ごと食べようとすれば食べにくいだろうが、誰が何を気遣っているというのだろうか。
アップルパイに顔を近づけ匂いを嗅いでみる。シナモンと蜜のいい香りがした。何か他の臭いがしたりしないかと思ったが、取り敢えず臭いのある毒物等は入っていないらしい。
一緒に置かれている紅茶の入ったティーカップを手に取り、何の確認もせず一気に飲み干す。ただの紅茶である。別に他の味もしなければ、薬品のような味もしない。ただの普通に美味しい紅茶だった。
恐らくおかわり用なのであろうティーポットをとり、謎に格好つけて打点高めに紅茶を注ぐ男。ちょっと紅茶が跳ねた。
ギリギリ三杯飲めるかどうかのティーポットだが、おかわり一杯を入れても重さが変わらない。まさかの無限おかわりなのかも知れない。
さて。先程も言った通り、男は良くも悪くも順応が早かった。
空腹も限界であるし、何より先程から美味しそうな匂いのおかげで口の中の唾液が止まらない。いくら紅茶を飲んでも、空腹を誤魔化すことは出来ないだろう。
ナイフを手に取り、アップルパイを切り分ける。三角に切った一切れを小皿に移し、アップルパイの乗った皿とカラトリーを持ってソファに座る。
勿論、持った皿に乗っているアップルパイは残りのほぼワンホールのものである。暖炉の火に当たりながら、フォークとナイフで一口サイズに崩したアップルパイを頬張る。
シナモンの香りと、甘く煮付けられたリンゴについつい顔を緩める男。
ミニテーブルの上に残っていた一切れのアップルパイは、いつの間にか消えていた。
綺麗に完食された皿は、テーブルに置いていたら目を離した隙に無くなった。紅茶は冷めることなく湯気を出している。
先程うたた寝していた時、果たしてどれだけの時間が経っていたのか。この屋敷なら、時間など関係なしに服が乾いていてもおかしくはない。
男は、現在が何時なのか確認しようとしたのだが、持っていた端末は雨に濡れて壊れていた。軽く舌打ちをして、カバンの中に放り込む。後で知り合いの修理屋の所に行く予定を立て、背もたれに体を預けて目を瞑る。
と、微かに耳が捉えたのは時計の音。それは、酷く静かなこの部屋に無機質に響く。音の出所を目だけで探せば、暖炉の上の壁に古い時計が一つ。確実に、ついさっきまで無かったものだ。
果たしてそれが正確な時間を示しているのか分からないが、短針は11を差し、長針が12に差し掛かるところだった。
今が昼な訳が無いため、あと一分も経たずと夜の11時になるらしい。
カチリ。長針が12を差した瞬間に響く、ボーン、ボーンという大きな音。
途端、そこへ雨の音が参加する。男は思わず立ち上がり窓を確認するが、先程と少しも変わらず、真っ黒な闇しか見えない。パチパチと火がはぜる音がする。その火により、自身から伸びる影が自棄に濃く、ハッキリと見えるように思う。
いや、これは決して気のせいではないのだろう。だって、暖炉の火でここまで影が伸びる訳がないのだから。
──ニヤリ、と影が笑った。
「アップルパイ、旨かった?全部食べて良かったのに」
「取り敢えず、紅茶に入れる砂糖が欲しかったです」
「あっ悪い。忘れてた」
─────
現在、薄い雲はあるが気持ちいいぐらい真っ青な空。時刻は恐らくお昼時。すっかり乾いた飛行帽を被り、ゴーグルを着けた男はバイクに跨がる。エンジンをかけ、だんだんとスピードを上げて屋敷を後にする。
地面は少々ぬかるんでいるだろうが、昼まで待った甲斐があったのだろう。地面はある程度しっかりしている。出来るだけ綺麗な道を通り、バイクは走る。
それは前日と何ら変わりのない様子に見えることだろう。しかし、確かに何かが違っていた。
「旅は道連れ、ってよく言うよな!」
男の背後から、そう声がした。風を切る音に負けないようにか、少々大きめに叫ぶ者の姿は見えない。
きちんと届いたその声に返事を返すべく、男も少し声を張る。
「世の中、情けも容赦も無いと思うんですけどね!」
「はえ~!!ひねくれとる!!」
ケタケタと聞こえる笑い声は、バイクに落とされた男の"影"から聞こえていた。と、その影がぶれる。
まるで穴から這い出るように姿を表した"それ"は、人の形をしているが黒いペンキを被ったかのように真っ黒だった。そのまま後部に座り、男に寄りかかる影。重さは感じないが気分的に重いと溢す男に、笑う影はご機嫌な様子。
「なぁ!今どこに向かってんのっ!!」
「何処か!」
「んはははは!!何処かかぁ!!」
何が楽しいのか、爆笑する影に男は顔をしかめた。それでも振り落とそうとしないのは、それが無駄だと分かっているからか。
それとも、そんな気がさらさら無いだけか。
バイクは晴天の下、ひたすらに草原を走る。
目的地も何もないこの旅を、始めるために。
これは、バイク乗りと"影"が旅先で出会った者たちと絆を紡ぐ物語。
観客はいない。
役者は揃わない。
彼らに道はない。
それでも、
夜は更ける。
白に近い金髪は既にほとんどが乾いており、濡れてペソッとしていた姿はもう見られない。毛先がピョコピョコと跳ねているので手櫛で落ち着かせつつ、上着に触れれば完璧に乾いていることが分かる。
どうやら、思ったより寝ていたらしい。炎で火照った頬に手を当てれば少しだけひんやりとする。それで余計な熱を抑え、それでも体は寒いので乾いた上着を着る。
火で乾かしたばかりだからか、地味に暖かい。上着を着たことにより、ちょっとした安心感が顔を出す。やはり薄着は落ち着かない。
さて、もう一度ソファに座ろうとしたところで男は気付く。肩に掛けていたタオルが毛布に変わっていることに。更に言うのであれば、紙の燃える臭いで気付くのに遅れたが何処からかアップルパイのいい匂いがする。
ふと周りを見渡せば、何も無かったはずのテーブルの上に、出来立てなのであろう湯気の立つアップルパイと紅茶が置かれていた。
ここまでされれば、流石の男でももうこの違和感を無視は出来なかった。
第一におかしいのは、この屋敷の放置されていたであろう年月と現在。紙が茶色く変色するほど古いと言うのに、屋敷の壁や家具はに一切劣化が見られない。雨漏りなどもないのだ。
唯一壊れているのは玄関のドアのみ。しかし、人の居た跡があるのかと言えばそうではなく、獣や盗賊の根城という線は恐らくゼロ。
ほとんどの部屋を見て回ったが、埃も全くなく、床のカーペットも非常に綺麗だった。誰かが掃除するために出入りしてるという線もあるにはあるが、それにしては綺麗すぎた。
まるで、屋敷が汚れることを嫌ってるかのように。
次に、無かったはずのアップルパイやタオル、そして男にかけられた毛布。いつの間に変えられたのかわからないが、とても暖かかった。
毛布を持ち上げてみれば、これもまた新品のように綺麗で物凄く手触りが良い。思わず顔を埋めれば、こちらからもアップルパイの匂いがした。
床を確認するが、カーペットに足跡があるわけでもない。先程びしょ濡れの男がバイクを押して歩いたにも関わらず、泥汚れもなくすっかり乾いていて謎を深めるばかりだった。
そして一番の違和感。静かすぎるのだ。
外は土砂降りだというのに、今聞こえる音は自分が出す音と暖炉の火の音だけ。他の音は一切聞こえない。雨が止んだのかとか聞かれればそれは否であり、この部屋にある窓の外は雨が降っている。
しかし、その窓は黒の絵具で塗り潰したように真っ黒だ。あの踊り場に掛けられた絵のように。なのに雨が降っていると分かるのだ。
今こうして考えている間にも、少し目を離した隙にテーブルの上のアップルパイと紅茶が消えていた。かと思えば、いつの間にか先程まで座っていたソファの横にミニテーブルが鎮座し、その上に移動しているではないか。
まるで、『暖まりながら座って食べなさい』とでも言わんばかりに。
ご丁寧に切り分ける用のナイフと小皿が追加されている。確かに丸ごと食べようとすれば食べにくいだろうが、誰が何を気遣っているというのだろうか。
アップルパイに顔を近づけ匂いを嗅いでみる。シナモンと蜜のいい香りがした。何か他の臭いがしたりしないかと思ったが、取り敢えず臭いのある毒物等は入っていないらしい。
一緒に置かれている紅茶の入ったティーカップを手に取り、何の確認もせず一気に飲み干す。ただの紅茶である。別に他の味もしなければ、薬品のような味もしない。ただの普通に美味しい紅茶だった。
恐らくおかわり用なのであろうティーポットをとり、謎に格好つけて打点高めに紅茶を注ぐ男。ちょっと紅茶が跳ねた。
ギリギリ三杯飲めるかどうかのティーポットだが、おかわり一杯を入れても重さが変わらない。まさかの無限おかわりなのかも知れない。
さて。先程も言った通り、男は良くも悪くも順応が早かった。
空腹も限界であるし、何より先程から美味しそうな匂いのおかげで口の中の唾液が止まらない。いくら紅茶を飲んでも、空腹を誤魔化すことは出来ないだろう。
ナイフを手に取り、アップルパイを切り分ける。三角に切った一切れを小皿に移し、アップルパイの乗った皿とカラトリーを持ってソファに座る。
勿論、持った皿に乗っているアップルパイは残りのほぼワンホールのものである。暖炉の火に当たりながら、フォークとナイフで一口サイズに崩したアップルパイを頬張る。
シナモンの香りと、甘く煮付けられたリンゴについつい顔を緩める男。
ミニテーブルの上に残っていた一切れのアップルパイは、いつの間にか消えていた。
綺麗に完食された皿は、テーブルに置いていたら目を離した隙に無くなった。紅茶は冷めることなく湯気を出している。
先程うたた寝していた時、果たしてどれだけの時間が経っていたのか。この屋敷なら、時間など関係なしに服が乾いていてもおかしくはない。
男は、現在が何時なのか確認しようとしたのだが、持っていた端末は雨に濡れて壊れていた。軽く舌打ちをして、カバンの中に放り込む。後で知り合いの修理屋の所に行く予定を立て、背もたれに体を預けて目を瞑る。
と、微かに耳が捉えたのは時計の音。それは、酷く静かなこの部屋に無機質に響く。音の出所を目だけで探せば、暖炉の上の壁に古い時計が一つ。確実に、ついさっきまで無かったものだ。
果たしてそれが正確な時間を示しているのか分からないが、短針は11を差し、長針が12に差し掛かるところだった。
今が昼な訳が無いため、あと一分も経たずと夜の11時になるらしい。
カチリ。長針が12を差した瞬間に響く、ボーン、ボーンという大きな音。
途端、そこへ雨の音が参加する。男は思わず立ち上がり窓を確認するが、先程と少しも変わらず、真っ黒な闇しか見えない。パチパチと火がはぜる音がする。その火により、自身から伸びる影が自棄に濃く、ハッキリと見えるように思う。
いや、これは決して気のせいではないのだろう。だって、暖炉の火でここまで影が伸びる訳がないのだから。
──ニヤリ、と影が笑った。
「アップルパイ、旨かった?全部食べて良かったのに」
「取り敢えず、紅茶に入れる砂糖が欲しかったです」
「あっ悪い。忘れてた」
─────
現在、薄い雲はあるが気持ちいいぐらい真っ青な空。時刻は恐らくお昼時。すっかり乾いた飛行帽を被り、ゴーグルを着けた男はバイクに跨がる。エンジンをかけ、だんだんとスピードを上げて屋敷を後にする。
地面は少々ぬかるんでいるだろうが、昼まで待った甲斐があったのだろう。地面はある程度しっかりしている。出来るだけ綺麗な道を通り、バイクは走る。
それは前日と何ら変わりのない様子に見えることだろう。しかし、確かに何かが違っていた。
「旅は道連れ、ってよく言うよな!」
男の背後から、そう声がした。風を切る音に負けないようにか、少々大きめに叫ぶ者の姿は見えない。
きちんと届いたその声に返事を返すべく、男も少し声を張る。
「世の中、情けも容赦も無いと思うんですけどね!」
「はえ~!!ひねくれとる!!」
ケタケタと聞こえる笑い声は、バイクに落とされた男の"影"から聞こえていた。と、その影がぶれる。
まるで穴から這い出るように姿を表した"それ"は、人の形をしているが黒いペンキを被ったかのように真っ黒だった。そのまま後部に座り、男に寄りかかる影。重さは感じないが気分的に重いと溢す男に、笑う影はご機嫌な様子。
「なぁ!今どこに向かってんのっ!!」
「何処か!」
「んはははは!!何処かかぁ!!」
何が楽しいのか、爆笑する影に男は顔をしかめた。それでも振り落とそうとしないのは、それが無駄だと分かっているからか。
それとも、そんな気がさらさら無いだけか。
バイクは晴天の下、ひたすらに草原を走る。
目的地も何もないこの旅を、始めるために。
これは、バイク乗りと"影"が旅先で出会った者たちと絆を紡ぐ物語。
観客はいない。
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彼らに道はない。
それでも、
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