210 / 220
シドハッピーエンド 王の女
8 さよならリュージュ ✤✤✤
しおりを挟む
寝取り(寝取られ)注意、見せつけ注意
シリアス展開ですm(__)m
***
「起きろ、ヴィクトリア」
最愛の男に名を呼ばれるのと共に、ズン、と身体の奥に重い快感が走った。反射的に口から溢れる自分の喘ぎを聞きながら、ヴィクトリアは瞼を開けて眠りから目覚めた。
周囲は緑の樹木に溢れていて、今いるのは森の中のようだった。
完全に屋外なのにも関わらず、シドは寝ているヴィクトリアを貫き性交を始めていた。一応二人とも服は着たままで、太い樹の幹にもたれたシドは股間だけを露出させた上にヴィクトリアを跨がらせ、ずらした下着の間から怒張を突っ込んでいた。
スカートに隠れて結合部は見えないが、ズチュズチュと二人の交わりの音は激しくなる一方で、それに合わせてヴィクトリアの甲高い声も大きくなり、森の中に響き渡る。
ガクガクと腰が小刻みに揺れ、ヴィクトリアは絶頂の予感に目の前にいるシドに強くしがみついた。
「ヴィクトリア、出すぞ」
シドが初めての中出し宣言をしてきたので、ヴィクトリアの瞳は喜びに輝いた。
「シド! シド! 愛してる! 来て! いっぱい出して!」
ヴィクトリアは愛を叫び、シドの唇に自分からキスをしにいった。
シドはヴィクトリアの口内の性感帯に舌を這わせて刺激しながら、腰をグッと抑え、抜き差しを小刻みなものに変えて最奥を素早く突いた。
途端に達したヴィクトリアは背を仰け反らせ、シドの唇から口を離して高い嬌声を上げたが、シドは追いかけて再びヴィクトリアの唇を塞ぎ、ねっとりと味わって吸い上げながらヴィクトリアの腹に精を注いだ。
一度吐精してもシドの性欲は底がない様子で、ジュボジュボとお互いの体液が混じり合った執拗な突き上げは止まらない。ヴィクトリアは何度も絶頂の波に呑まれ、その度にシドの子種を腹の奥に受け止め続けた。
「ヴィクトリア、幸せか?」
あまりにもイきすぎて絶頂寝落ちしそうになった所で、シドは一旦動きを止めてヴィクトリアを落ち着かせてから、そんなことを聞いてきた。
「うん、幸せ」
ヴィクトリアは迷わずにそう答えた。
抽送は止まったが、シドの息子はヴィクトリアの中に埋まったままだ。シドは何を思ったのか凶器を抜かずに立ち上がると、繋がったままでどこかへ移動し始めた。
歩く振動で膣壁が擦れて感じてしまい、ヴィクトリアは気持ち良さに任せて喘いでいたが、快感で上気していたはずのその顔色は、途中からみるみる青くなっていった。
泣き声が聞こえる。
ヴィクトリアは森の中で起こされてからずっと、シドがもたらす快楽に落ちていて、彼の存在にも、匂いにも、全く気付かなかった。
リュージュはおそらく魔の森の中でヴィクトリアの帰りを待ち続けていたのだろう。
ヴィクトリアは顔を上げられなかった。シドの胸に顔を伏せた状態でも、リュージュがその場に膝を突いて、号泣している様子が嗅覚でわかる。
状況に流された結果だとしても、ヴィクトリアの番がシドになったことは、リュージュにとっては絶望でしかないのだろう。
シドの処刑の前々日、リュージュがヴィクトリアを手放したのは、リュージュの本心ではなくて、ヴィクトリアの心を守るためだった。リュージュは決して、ヴィクトリアがシドと番になる結末は望んでいなかったはずだ。
ヴィクトリアは口を開けば喘ぎ声が漏れてしまいそうだったが、リュージュの父親と性交している音はできるだけ聞かせたくなくて、唇を噛みしめて必死に声を出さないようにしていた。
しかし、シドは歩きながらヴィクトリアの身体を敢えてゆさゆさと揺らしていて、どうしたって唇の隙間から音が漏れてしまうし、シドの男根を咥える下腹部からの淫らな結合音だって響いてしまう。
二人が繋がっている陰部からはシドが注いだ白濁液が漏れてヴィクトリアの脚を伝い、地面にポタポタと落ちていた。
シドはヴィクトリアを抱いたまま、リュージュのいる場所へ向かって真っ直ぐに進んでいた。ただ泣くばかりのリュージュが逃げる気配は微塵もない。
(殺さないで! お願い殺さないで!)
口は引き結んだまま、ヴィクトリアは顔を上げて目線だけでシドにそう訴えた。
これまでのシドであれば、ヴィクトリアに手を出そうとする男がいれば絶対に許さなかった。
リュージュとは性交直前までいったので、ヴィクトリアはシドが怒りの勢いに任せて、リュージュを殺してしまうのではないかと思った。
けれど、飄々としているシドの顔に怒りの表情は見えない。
「わかってる」
(…………シドは、私にとってはリュージュが大事な存在だって、受け入れてくれたのかしら?)
シドは一言しか言わなかったが、番になってから何となくの以心伝心のような心の動きがあって、ヴィクトリアはシドにリュージュへの殺意はないようだと汲み取った。
リュージュはこの里で孤独感を募らせていたヴィクトリアを救ってくれた唯一の存在だった。
未だに揺さぶられていてリュージュの前で快楽に悶えされられているとんでもない状況ではあったが、『シドは私の大事なものは壊さないのでは?』と、ヴィクトリアはシドのことを信じることができた。
シドは崩れ落ちた様子で号泣し続けるリュージュの前に立つと、それまで緩く打ち付けていた腰の動きを急に早めた。
(そ、それだめっ!)
ゴッ! ゴッ! と子宮口を高速で叩き付けられ、蕩けるような快感の渦がお腹から全身に広がっていく。
ヴィクトリアは堪えきれずに叫び出しそうになった唇をシドに塞がれた。
「……っ! ……んっ……! っんんッ!」
愛撫されるような口付けと抽送の強烈な感覚が気持ち良くて、ヴィクトリアは膣内と全身を痙攣させながら達した。同時にシドの肉棒も蠢き、熱い精液で中が満たされるのも感じる。
ジュボリ…… とシドがようやく入れっぱなしだった肉棒を引き抜くと、栓が抜けたせいでボタボタッと大量の精子がその場に落ちた。
「こいつは俺のだ」
ヴィクトリアはシドの胸に顔を埋めたまま、リュージュの方を見ることができなかったし、何も言えなかった。それはリュージュも同様で、下を向き涙を流していて言葉は発しない。
「里から出ていけ。二度とそのツラ見せるな」
その言葉に驚いたヴィクトリアは顔を上げ、シドに非難を込めた視線を送った。リュージュを里から追放するなんて、許せないと思ったからだ。しかし――――
「わかりました。出て行きます」
リュージュのその答えは、ヴィクトリアの心を抉った。
「そんな、リュージュ……」
ヴィクトリアはリュージュを振り返ったが、その時にはもうリュージュは踵を返していて、ヴィクトリアたちには背を向けていた。
シリアス展開ですm(__)m
***
「起きろ、ヴィクトリア」
最愛の男に名を呼ばれるのと共に、ズン、と身体の奥に重い快感が走った。反射的に口から溢れる自分の喘ぎを聞きながら、ヴィクトリアは瞼を開けて眠りから目覚めた。
周囲は緑の樹木に溢れていて、今いるのは森の中のようだった。
完全に屋外なのにも関わらず、シドは寝ているヴィクトリアを貫き性交を始めていた。一応二人とも服は着たままで、太い樹の幹にもたれたシドは股間だけを露出させた上にヴィクトリアを跨がらせ、ずらした下着の間から怒張を突っ込んでいた。
スカートに隠れて結合部は見えないが、ズチュズチュと二人の交わりの音は激しくなる一方で、それに合わせてヴィクトリアの甲高い声も大きくなり、森の中に響き渡る。
ガクガクと腰が小刻みに揺れ、ヴィクトリアは絶頂の予感に目の前にいるシドに強くしがみついた。
「ヴィクトリア、出すぞ」
シドが初めての中出し宣言をしてきたので、ヴィクトリアの瞳は喜びに輝いた。
「シド! シド! 愛してる! 来て! いっぱい出して!」
ヴィクトリアは愛を叫び、シドの唇に自分からキスをしにいった。
シドはヴィクトリアの口内の性感帯に舌を這わせて刺激しながら、腰をグッと抑え、抜き差しを小刻みなものに変えて最奥を素早く突いた。
途端に達したヴィクトリアは背を仰け反らせ、シドの唇から口を離して高い嬌声を上げたが、シドは追いかけて再びヴィクトリアの唇を塞ぎ、ねっとりと味わって吸い上げながらヴィクトリアの腹に精を注いだ。
一度吐精してもシドの性欲は底がない様子で、ジュボジュボとお互いの体液が混じり合った執拗な突き上げは止まらない。ヴィクトリアは何度も絶頂の波に呑まれ、その度にシドの子種を腹の奥に受け止め続けた。
「ヴィクトリア、幸せか?」
あまりにもイきすぎて絶頂寝落ちしそうになった所で、シドは一旦動きを止めてヴィクトリアを落ち着かせてから、そんなことを聞いてきた。
「うん、幸せ」
ヴィクトリアは迷わずにそう答えた。
抽送は止まったが、シドの息子はヴィクトリアの中に埋まったままだ。シドは何を思ったのか凶器を抜かずに立ち上がると、繋がったままでどこかへ移動し始めた。
歩く振動で膣壁が擦れて感じてしまい、ヴィクトリアは気持ち良さに任せて喘いでいたが、快感で上気していたはずのその顔色は、途中からみるみる青くなっていった。
泣き声が聞こえる。
ヴィクトリアは森の中で起こされてからずっと、シドがもたらす快楽に落ちていて、彼の存在にも、匂いにも、全く気付かなかった。
リュージュはおそらく魔の森の中でヴィクトリアの帰りを待ち続けていたのだろう。
ヴィクトリアは顔を上げられなかった。シドの胸に顔を伏せた状態でも、リュージュがその場に膝を突いて、号泣している様子が嗅覚でわかる。
状況に流された結果だとしても、ヴィクトリアの番がシドになったことは、リュージュにとっては絶望でしかないのだろう。
シドの処刑の前々日、リュージュがヴィクトリアを手放したのは、リュージュの本心ではなくて、ヴィクトリアの心を守るためだった。リュージュは決して、ヴィクトリアがシドと番になる結末は望んでいなかったはずだ。
ヴィクトリアは口を開けば喘ぎ声が漏れてしまいそうだったが、リュージュの父親と性交している音はできるだけ聞かせたくなくて、唇を噛みしめて必死に声を出さないようにしていた。
しかし、シドは歩きながらヴィクトリアの身体を敢えてゆさゆさと揺らしていて、どうしたって唇の隙間から音が漏れてしまうし、シドの男根を咥える下腹部からの淫らな結合音だって響いてしまう。
二人が繋がっている陰部からはシドが注いだ白濁液が漏れてヴィクトリアの脚を伝い、地面にポタポタと落ちていた。
シドはヴィクトリアを抱いたまま、リュージュのいる場所へ向かって真っ直ぐに進んでいた。ただ泣くばかりのリュージュが逃げる気配は微塵もない。
(殺さないで! お願い殺さないで!)
口は引き結んだまま、ヴィクトリアは顔を上げて目線だけでシドにそう訴えた。
これまでのシドであれば、ヴィクトリアに手を出そうとする男がいれば絶対に許さなかった。
リュージュとは性交直前までいったので、ヴィクトリアはシドが怒りの勢いに任せて、リュージュを殺してしまうのではないかと思った。
けれど、飄々としているシドの顔に怒りの表情は見えない。
「わかってる」
(…………シドは、私にとってはリュージュが大事な存在だって、受け入れてくれたのかしら?)
シドは一言しか言わなかったが、番になってから何となくの以心伝心のような心の動きがあって、ヴィクトリアはシドにリュージュへの殺意はないようだと汲み取った。
リュージュはこの里で孤独感を募らせていたヴィクトリアを救ってくれた唯一の存在だった。
未だに揺さぶられていてリュージュの前で快楽に悶えされられているとんでもない状況ではあったが、『シドは私の大事なものは壊さないのでは?』と、ヴィクトリアはシドのことを信じることができた。
シドは崩れ落ちた様子で号泣し続けるリュージュの前に立つと、それまで緩く打ち付けていた腰の動きを急に早めた。
(そ、それだめっ!)
ゴッ! ゴッ! と子宮口を高速で叩き付けられ、蕩けるような快感の渦がお腹から全身に広がっていく。
ヴィクトリアは堪えきれずに叫び出しそうになった唇をシドに塞がれた。
「……っ! ……んっ……! っんんッ!」
愛撫されるような口付けと抽送の強烈な感覚が気持ち良くて、ヴィクトリアは膣内と全身を痙攣させながら達した。同時にシドの肉棒も蠢き、熱い精液で中が満たされるのも感じる。
ジュボリ…… とシドがようやく入れっぱなしだった肉棒を引き抜くと、栓が抜けたせいでボタボタッと大量の精子がその場に落ちた。
「こいつは俺のだ」
ヴィクトリアはシドの胸に顔を埋めたまま、リュージュの方を見ることができなかったし、何も言えなかった。それはリュージュも同様で、下を向き涙を流していて言葉は発しない。
「里から出ていけ。二度とそのツラ見せるな」
その言葉に驚いたヴィクトリアは顔を上げ、シドに非難を込めた視線を送った。リュージュを里から追放するなんて、許せないと思ったからだ。しかし――――
「わかりました。出て行きます」
リュージュのその答えは、ヴィクトリアの心を抉った。
「そんな、リュージュ……」
ヴィクトリアはリュージュを振り返ったが、その時にはもうリュージュは踵を返していて、ヴィクトリアたちには背を向けていた。
1
お気に入りに追加
143
あなたにおすすめの小説
急に運命の番と言われても。夜会で永遠の愛を誓われ駆け落ちし、数年後ぽい捨てされた母を持つ平民娘は、氷の騎士の甘い求婚を冷たく拒む。
石河 翠
恋愛
ルビーの花屋に、隣国の氷の騎士ディランが現れた。
雪豹の獣人である彼は番の匂いを追いかけていたらしい。ところが花屋に着いたとたんに、手がかりを失ってしまったというのだ。
一時的に鼻が詰まった人間並みの嗅覚になったディランだが、番が見つかるまでは帰らないと言い張る始末。ルビーは彼の世話をする羽目に。
ルビーと喧嘩をしつつ、人間についての理解を深めていくディラン。
その後嗅覚を取り戻したディランは番の正体に歓喜し、公衆の面前で結婚を申し込むが冷たく拒まれる。ルビーが求婚を断ったのには理由があって……。
愛されることが怖い臆病なヒロインと、彼女のためならすべてを捨てる一途でだだ甘なヒーローの恋物語。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
扉絵は写真ACより、チョコラテさまの作品(ID25481643)をお借りしています。

番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。
獣人公爵のエスコート
ざっく
恋愛
デビューの日、城に着いたが、会場に入れてもらえず、別室に通されたフィディア。エスコート役が来ると言うが、心当たりがない。
将軍閣下は、番を見つけて興奮していた。すぐに他の男からの視線が無い場所へ、移動してもらうべく、副官に命令した。
軽いすれ違いです。
書籍化していただくことになりました!それに伴い、11月10日に削除いたします。

5年経っても軽率に故郷に戻っては駄目!
158
恋愛
伯爵令嬢であるオリビアは、この世界が前世でやった乙女ゲームの世界であることに気づく。このまま学園に入学してしまうと、死亡エンドの可能性があるため学園に入学する前に家出することにした。婚約者もさらっとスルーして、早や5年。結局誰ルートを主人公は選んだのかしらと軽率にも故郷に舞い戻ってしまい・・・
2話完結を目指してます!

愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。
そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。
相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。
トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。
あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。
ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。
そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが…
追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。
今更ですが、閲覧の際はご注意ください。
【完結】神様に人の倫理は通じない~溺愛からの裏切り、そして失墜の先へ~
鬼ヶ咲あちたん
恋愛
その日、ターラは愛する人の背を見送った――。妹に婚約者を奪われ、もう結婚はしないと神殿に仕えている元子爵令嬢ターラは、信仰心の深さを認められて聖女になり、人嫌いの神様と交流を深めるうちに、恋心を抱くようになった。ターラに気を許した神様が、ターラを腕に囲いたがるので、ターラのドキドキは止まらない。しかし、保護して育てた娘が禁忌を犯し、その結果、娘が神様の恋人に……? 亡き母から教わったパッチワークの技術をいかし、神殿中を巻き込んで神様のために布教活動を頑張る聖女ターラの物語。

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。

龍王の番
ちゃこ
恋愛
遥か昔から人と龍は共生してきた。
龍種は神として人々の信仰を集め、龍は人間に対し加護を与え栄えてきた。
人間達の国はいくつかあれど、その全ての頂点にいるのは龍王が纏める龍王国。
そして龍とは神ではあるが、一つの種でもある為、龍特有の習性があった。
ーーーそれは番。
龍自身にも抗えぬ番を求める渇望に翻弄され身を滅ぼす龍種もいた程。それは大切な珠玉の玉。
龍に見染められれば一生を安泰に生活出来る為、人間にとっては最高の誉れであった。
しかし、龍にとってそれほど特別な存在である番もすぐに見つかるわけではなく、長寿である龍が時には狂ってしまうほど出会える確率は低かった。
同じ時、同じ時代に生まれ落ちる事がどれほど難しいか。如何に最強の種族である龍でも天に任せるしかなかったのである。
それでも番を求める龍種の嘆きは強く、出逢えたらその番を一時も離さず寵愛する為、人間達は我が娘をと龍に差し出すのだ。大陸全土から若い娘に願いを託し、番いであれと。
そして、中でも力の強い龍種に見染められれば一族の誉れであったので、人間の権力者たちは挙って差し出すのだ。
龍王もまた番は未だ見つかっていないーーーー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる