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アルベールハッピーエンド あなたと生きる道
7 嫌われ幼馴染 ✤✤
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夢精注意、少しだけ飲精注意
***
「ううっ…… ヴィー……」
泣きじゃくっていたヴィクトリアは、寝ていたアルベールが僅かに呻き声を上げて、自分の愛称を呼んだのを聞くと、「ひえっ」と顔を引きつらせて涙も動きも止めた。
「あっ…… ああっ……」
ヴィクトリアはアルベールが起きてしまったのだろうかと怯えたが、彼は尚も目を閉じたまま、ハァハァと呼吸を荒げながら艶めかしい声を出していた。
「あっ……! ヴィー……! ヴィィィッ……!」
ヴィクトリアを呼びながら、アルベールの特長の陰茎がビュクンビュクンと予測不能な動きを見せ、ビュッビュッと精液をそこら中に飛ばしていた。
ヴィクトリアは戦々恐々としながら、男性が全裸で夢精しているというあまり見る機会もないような姿を目撃していた。
多量の精液を吐き出してもまだビクビクと跳ねるように動く、アルベールの濡れた長い陰茎を呆然と眺めていたヴィクトリアは、頭にピチャッと雨みたいな何かが落ちてきたのを感じて、上を向いた。
上には馬車の天井があるわけだが、一部にアルベールが今しがた発射した白い液体が付着していた。そして上を向いた瞬間に、そこから落ちた精液がヴィクトリアの口の中に入った。
「※☓△◆□☓~~!!」
ヴィクトリアは言葉にならない悲鳴を上げた。
ただでさえ蹂躙されて膣内が精子まみれなのに、口の中にまで入ってしまった。獣人の敏感な嗅覚が、独特な性の匂いとアルベールの匂いが混ざったものを捉えてしまい、背中の悪寒が止まらない。
(無理! 無理っ! 無理無理無理無理無理っ!)
まだなんか夢を見ながら喘いでいる様子のアルベールの、ビュクビュクとそこだけ別の生き物のように跳ねている、長すぎてきっと全部入らないだろう蛇みたいな彼の陰茎を受け入れ続けるなんて、自分には無理だとヴィクトリアは思った。
(これから先も一生、アルの番として、アルと男女の営みをし続けるなんて、私にはとても無理よ……)
大嫌いな幼馴染に知らない間に身体を奪われ、獣人にとってはとても大切な「番」を勝手に決められてしまい、衝撃的な光景を見て体験もしてしまったヴィクトリアの心は限界だった。
(逃げよう)
ヴィクトリアはアルベールの目が覚めたら、また無理矢理犯されるのではないかと恐ろしくて、一刻も早くここから離れたいという思いに取り憑かれていた。
アルベールとは確かに身体を繋げてしまったようだが、それなのにヴィクトリアは、番になれば当然相手に強く感じるはずの愛情よりも、アルベールに対して未だに生理的嫌悪感の方を強く感じていた。
アルベールと本当に番になったのかと疑いたくなるほどだ。
また涙が溢れそうになるのを堪えたヴィクトリアは、床に散乱していた服を集めて着ようとした。
しかし、服には先ほどアルベールが撒き散らした精液が付着しているし、自分の身体だって色んな体液でデロデロだった。
おまけに身体にはアルベールが付けまくったのだろうキスマークがびっしりとあって、首筋だって噛まれたらしく血が出ている。
「あ、魔法……」
色々と酷い状況にズーンと気分が落ち込んでしまったが、首の傷や犯された下腹部の重苦しさと、それからキスマークも治療魔法でなんとかできるのではと思い、ヴィクトリアは自分自身に魔法をかけてみた。
そして、昔魔法書を読んだ記憶を頼りに『浄化魔法』を、自分と馬車の中にかけて、一応アルベールにもかけた。
綺麗になった服を着込んだヴィクトリアは、じっと床に倒れたままのアルベールを見つめた。
一時うるさかった喘ぎ声は収まっているが、彼の下腹部はまだ収まっていない。
服を着せた方がいいのかもしれないが、アルベールには触りたくなかった。
ヴィクトリアはこの男をこのまま放置して行きたいと思ったが、山中で停まっている不審な馬車の中に全裸の男がいたら騒ぎになりそうだし、獣人だとばれようものなら、殺されてしまうかもしれない。
毒の後遺症のこともあるので、アルベールをこのまま残していくのは良くないと思った。
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「ううっ…… ヴィー……」
泣きじゃくっていたヴィクトリアは、寝ていたアルベールが僅かに呻き声を上げて、自分の愛称を呼んだのを聞くと、「ひえっ」と顔を引きつらせて涙も動きも止めた。
「あっ…… ああっ……」
ヴィクトリアはアルベールが起きてしまったのだろうかと怯えたが、彼は尚も目を閉じたまま、ハァハァと呼吸を荒げながら艶めかしい声を出していた。
「あっ……! ヴィー……! ヴィィィッ……!」
ヴィクトリアを呼びながら、アルベールの特長の陰茎がビュクンビュクンと予測不能な動きを見せ、ビュッビュッと精液をそこら中に飛ばしていた。
ヴィクトリアは戦々恐々としながら、男性が全裸で夢精しているというあまり見る機会もないような姿を目撃していた。
多量の精液を吐き出してもまだビクビクと跳ねるように動く、アルベールの濡れた長い陰茎を呆然と眺めていたヴィクトリアは、頭にピチャッと雨みたいな何かが落ちてきたのを感じて、上を向いた。
上には馬車の天井があるわけだが、一部にアルベールが今しがた発射した白い液体が付着していた。そして上を向いた瞬間に、そこから落ちた精液がヴィクトリアの口の中に入った。
「※☓△◆□☓~~!!」
ヴィクトリアは言葉にならない悲鳴を上げた。
ただでさえ蹂躙されて膣内が精子まみれなのに、口の中にまで入ってしまった。獣人の敏感な嗅覚が、独特な性の匂いとアルベールの匂いが混ざったものを捉えてしまい、背中の悪寒が止まらない。
(無理! 無理っ! 無理無理無理無理無理っ!)
まだなんか夢を見ながら喘いでいる様子のアルベールの、ビュクビュクとそこだけ別の生き物のように跳ねている、長すぎてきっと全部入らないだろう蛇みたいな彼の陰茎を受け入れ続けるなんて、自分には無理だとヴィクトリアは思った。
(これから先も一生、アルの番として、アルと男女の営みをし続けるなんて、私にはとても無理よ……)
大嫌いな幼馴染に知らない間に身体を奪われ、獣人にとってはとても大切な「番」を勝手に決められてしまい、衝撃的な光景を見て体験もしてしまったヴィクトリアの心は限界だった。
(逃げよう)
ヴィクトリアはアルベールの目が覚めたら、また無理矢理犯されるのではないかと恐ろしくて、一刻も早くここから離れたいという思いに取り憑かれていた。
アルベールとは確かに身体を繋げてしまったようだが、それなのにヴィクトリアは、番になれば当然相手に強く感じるはずの愛情よりも、アルベールに対して未だに生理的嫌悪感の方を強く感じていた。
アルベールと本当に番になったのかと疑いたくなるほどだ。
また涙が溢れそうになるのを堪えたヴィクトリアは、床に散乱していた服を集めて着ようとした。
しかし、服には先ほどアルベールが撒き散らした精液が付着しているし、自分の身体だって色んな体液でデロデロだった。
おまけに身体にはアルベールが付けまくったのだろうキスマークがびっしりとあって、首筋だって噛まれたらしく血が出ている。
「あ、魔法……」
色々と酷い状況にズーンと気分が落ち込んでしまったが、首の傷や犯された下腹部の重苦しさと、それからキスマークも治療魔法でなんとかできるのではと思い、ヴィクトリアは自分自身に魔法をかけてみた。
そして、昔魔法書を読んだ記憶を頼りに『浄化魔法』を、自分と馬車の中にかけて、一応アルベールにもかけた。
綺麗になった服を着込んだヴィクトリアは、じっと床に倒れたままのアルベールを見つめた。
一時うるさかった喘ぎ声は収まっているが、彼の下腹部はまだ収まっていない。
服を着せた方がいいのかもしれないが、アルベールには触りたくなかった。
ヴィクトリアはこの男をこのまま放置して行きたいと思ったが、山中で停まっている不審な馬車の中に全裸の男がいたら騒ぎになりそうだし、獣人だとばれようものなら、殺されてしまうかもしれない。
毒の後遺症のこともあるので、アルベールをこのまま残していくのは良くないと思った。
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