169 / 220
レインハッピーエンド 愛憎を超えて
7 いつか獣人と人間が ✤✤(レイン視点→ヴィクトリア視点)
しおりを挟む
レインは目を開けた。
見慣れない部屋の光景が視界に入り、自分は寝台に横になっていて、一瞬だけなぜここにいるのだろうとわからなくなった。
だがすぐにそれまでの経緯を思い出し、レインは部屋を見回して目当ての人物を探そうとした。
「レイン、目が覚めたの?」
すると部屋の奥から心が洗われるような澄み切った美しい声が聞こえてきて、レインの頬が嬉しさで緩む。
「ヴィクトリア」
愛しい人の名を呼び、レインは寝台から立ち上がった。寝起きのせいか身体がほんの少し重いように感じたが、記憶が途切れる前のしんどすぎる状態ほどではなかった。
気絶する直前、魔法の効果が切れたためにほぼ動けなくなり、何とか合体はしたものの早漏などという不本意極まりない結果になって、レインにとっての初体験も当初の予定とはかなり違った終わり方になってしまった。
本当は、ヴィクトリアの破瓜の証も準備していた高級ハンカチで拭って一生保存しておくつもりだったのに、気を失ってそれすらも出来なかった。
(あんな初体験になるはずじゃなかったのに)
それまでレインはヴィクトリアを必ず満足させるべく、実践こそ自らに固く禁じていたが、知識の吸収や妄想を繰り返し、来るべき日に備えていた。
自分の本来の力はあんなものではないはずだ。早漏が常だとヴィクトリアに思われるのも困るし――彼女自身は初体験は喜んでいたようにも見えたが――必ず挽回するぞという思いをレインは胸に秘めていた。
ただ、これから始まるヴィクトリアとの新婚生活に夢や希望を抱いていた部分も多く、レインはヴィクトリアに親愛の情で接しようとした。
なのに、現れたヴィクトリアを見たレインの思考は一気に色事方面へ動いてしまい、下半身に血が集まっていくのを感じた。
なぜならば、部屋の奥――たぶん浴室――から笑顔で現れたヴィクトリアが、バスタオルを一枚巻いただけという無防備すぎる姿だったからだ。
レインは誘われているように感じた。
(抱いてくれと、初体験のやり直しをしてくれと、そういうことかな、ヴィクトリア――――)
******
レインと真の番になってからかれこれ三日経つ。あれから襲撃が来ることもなかったが、首都の様子を見てくるとノエルがいなくなってしまって、現在この家にはヴィクトリアとレインの二人しかいない。
寝たままずっと起きないレインの世話を魔法の力も借りて行いながら――着替えはレインの肉体を直に見て触ってドキドキしながら行ったが――ヴィクトリアは魔法書を読み込んだり趣味の入浴を繰り返す日々を過ごしていた。
その日、ヴィクトリアはたまたま入浴中にレインが目覚めたことに気付いた。番の匂いは他の匂いに比べてより強く敏感に感じ取れる。
笑顔になったヴィクトリアは早くレインの所に行きたくて、身体にバスタオルを巻き付けただけの格好で浴室から出てきてしまった。
「レイン、目が覚めたの?」
ヴィクトリアは忘れていた。
レインは、シャワーを浴びただけで誘っていると勘違いして襲ってきた前科があることを。
「起きられて良かったわ。三日も目覚めなかったから、すごく心配したのよ」
「三日か。じゃあ充分すぎるくらいに溜まっているな。むしろ出さなきゃな」
何を言っているのか意味がわからなかったが、ヴィクトリアは笑顔のままでレインに近付いた。
「お腹空いてる? 一応、魔法でずっと寝たままでも大丈夫なように身体の状態は維持していたけど、食べたいものがあれば出すわ」
「ヴィクトリアを食べたい」
「え? 何言って――――」
レインがヴィクトリアを腕の中に閉じこめるよう抱きしめて、話を遮るように口付けてきた。
舌をねじ込まれて、まるで本当に食べられているように口内を蹂躙される。
肉食の獣人のお肉なんて食べてもきっと美味しくないわよと、ヴィクトリアも少しズレたことを一瞬だけ考えたが、お腹のあたりにはレインの勃起した雄が当たっているし、それを感じた所でレインの言っている意味を理解した。
本当はヴィクトリアが現れた時から、レインは半裸姿のヴィクトリアをねっとりと絡みつくような欲望だらけの目で視姦していたが、少々男性免疫が足りないヴィクトリアは気付いていなかった。
レインは胸あたりのバスタオルを掴んでずらし、ヴィクトリアの両胸を表出させた。緩んだバスタオルがそのままバサリと下に落ちて、ヴィクトリアは全裸になってしまう。
「ちょ、ちょっと……」
なぜ寝起きでいきなり盛っているのかとヴィクトリアは焦ったが、レインは構わず両胸に触れてくる。
レインは胸をすくい上げるように柔らかく揉み始め、指の腹で先端部をコリコリと刺激していて、ヴィクトリアは早くも快感めいたものを感じてしまった。
もう片方の胸も揉みながら舌を這わせ、薄桃色の先端に到達すると、唾液を多分に含ませた舌で転がして吸い付いてくる。
「あ、ああ…… いやぁ……」
恥ずかしいのと気持ちいいので思わず声が漏れてしまう。ヴィクトリアは顔を真っ赤にしながら胸への愛撫に耐えた。胸を食みながらこちらを探るように見上げてくるレインの表情が、熱を孕んでいていやらしかった。
レインはちゅぱっと音を立てて勃起した乳首から口を離すと、今度は顔面を胸の谷間に埋めてきた。その状態でヴィクトリアを強く抱きしめながら息を大きく吸って吐く。
「お風呂上がりのヴィクトリア…… はぁ…… 石鹸のいい匂いがする…… あったかいなぁ………… きっと君の中もあったかくて気持ち良いよね…… 初めての時はすぐ終わっちゃったから実感が足らなくて………… お風呂でするのも夢だったけど、まずは寝台で初体験のやり直しをしようか」
「わ、私は…… 初体験、良かったけど…………」
レインに抱きしめられたまま足の裏が浮いて寝台へ運ばれる最中、ヴィクトリアはレインを落ち着けるべく、やり直す必要はないと話したかった。けれどレインはヴィクトリアの言葉を聞いて首を振る。
「誤解してもらっては困るけど、俺の君への愛はあんなもんじゃないからね。もっと君を開発して気持ち良くしていかないと」
「か、か、か、か、開発」
恋愛小説でそういう単語は見かけたことがあるので意味はわかる。ヴィクトリアは顔から火が出そうだった。
「獣人は抱けば抱くほど惚れてくる生き物らしいって――――アーク隊長もよくそんなこと言ってたし」
ヴィクトリアはその名前を聞いて黙った。
(たぶんそれ、実体験――――)
レインが眠っている間、ヴィクトリアはノエルと話をして、彼ら一家の詳しい事情――父アークは人間だが母ロゼが獣人――も聞いた。
その際にノエルからは、「レインにもちゃんと真実を伝えたいが、自分たちとレインの関係性も色々あって、打ち明けるのは家族と相談してからにしたい」というようなことを言われていた。
なのでノエルたちが話す覚悟が決まるまでは、ヴィクトリアは自分が伝えるべきではないと思っていたし、実際にノエルからも口止めされている。
ただ、獣人のヴィクトリアを愛してくれたレインだから、きっと彼らのことも受け入れてくれるだろうとは思うけれど。
いつか獣人と人間が、魔法がなくても一緒に暮らせるような世界に変わっていければいいと思う。
そんなことを考えているうちに、ヴィクトリアは寝台に下ろされると同時に太ももを掴まれて、局所がレインに丸見えになるように開脚させられた。
「舐めさせてくれ。まずはそこからだ」
見慣れない部屋の光景が視界に入り、自分は寝台に横になっていて、一瞬だけなぜここにいるのだろうとわからなくなった。
だがすぐにそれまでの経緯を思い出し、レインは部屋を見回して目当ての人物を探そうとした。
「レイン、目が覚めたの?」
すると部屋の奥から心が洗われるような澄み切った美しい声が聞こえてきて、レインの頬が嬉しさで緩む。
「ヴィクトリア」
愛しい人の名を呼び、レインは寝台から立ち上がった。寝起きのせいか身体がほんの少し重いように感じたが、記憶が途切れる前のしんどすぎる状態ほどではなかった。
気絶する直前、魔法の効果が切れたためにほぼ動けなくなり、何とか合体はしたものの早漏などという不本意極まりない結果になって、レインにとっての初体験も当初の予定とはかなり違った終わり方になってしまった。
本当は、ヴィクトリアの破瓜の証も準備していた高級ハンカチで拭って一生保存しておくつもりだったのに、気を失ってそれすらも出来なかった。
(あんな初体験になるはずじゃなかったのに)
それまでレインはヴィクトリアを必ず満足させるべく、実践こそ自らに固く禁じていたが、知識の吸収や妄想を繰り返し、来るべき日に備えていた。
自分の本来の力はあんなものではないはずだ。早漏が常だとヴィクトリアに思われるのも困るし――彼女自身は初体験は喜んでいたようにも見えたが――必ず挽回するぞという思いをレインは胸に秘めていた。
ただ、これから始まるヴィクトリアとの新婚生活に夢や希望を抱いていた部分も多く、レインはヴィクトリアに親愛の情で接しようとした。
なのに、現れたヴィクトリアを見たレインの思考は一気に色事方面へ動いてしまい、下半身に血が集まっていくのを感じた。
なぜならば、部屋の奥――たぶん浴室――から笑顔で現れたヴィクトリアが、バスタオルを一枚巻いただけという無防備すぎる姿だったからだ。
レインは誘われているように感じた。
(抱いてくれと、初体験のやり直しをしてくれと、そういうことかな、ヴィクトリア――――)
******
レインと真の番になってからかれこれ三日経つ。あれから襲撃が来ることもなかったが、首都の様子を見てくるとノエルがいなくなってしまって、現在この家にはヴィクトリアとレインの二人しかいない。
寝たままずっと起きないレインの世話を魔法の力も借りて行いながら――着替えはレインの肉体を直に見て触ってドキドキしながら行ったが――ヴィクトリアは魔法書を読み込んだり趣味の入浴を繰り返す日々を過ごしていた。
その日、ヴィクトリアはたまたま入浴中にレインが目覚めたことに気付いた。番の匂いは他の匂いに比べてより強く敏感に感じ取れる。
笑顔になったヴィクトリアは早くレインの所に行きたくて、身体にバスタオルを巻き付けただけの格好で浴室から出てきてしまった。
「レイン、目が覚めたの?」
ヴィクトリアは忘れていた。
レインは、シャワーを浴びただけで誘っていると勘違いして襲ってきた前科があることを。
「起きられて良かったわ。三日も目覚めなかったから、すごく心配したのよ」
「三日か。じゃあ充分すぎるくらいに溜まっているな。むしろ出さなきゃな」
何を言っているのか意味がわからなかったが、ヴィクトリアは笑顔のままでレインに近付いた。
「お腹空いてる? 一応、魔法でずっと寝たままでも大丈夫なように身体の状態は維持していたけど、食べたいものがあれば出すわ」
「ヴィクトリアを食べたい」
「え? 何言って――――」
レインがヴィクトリアを腕の中に閉じこめるよう抱きしめて、話を遮るように口付けてきた。
舌をねじ込まれて、まるで本当に食べられているように口内を蹂躙される。
肉食の獣人のお肉なんて食べてもきっと美味しくないわよと、ヴィクトリアも少しズレたことを一瞬だけ考えたが、お腹のあたりにはレインの勃起した雄が当たっているし、それを感じた所でレインの言っている意味を理解した。
本当はヴィクトリアが現れた時から、レインは半裸姿のヴィクトリアをねっとりと絡みつくような欲望だらけの目で視姦していたが、少々男性免疫が足りないヴィクトリアは気付いていなかった。
レインは胸あたりのバスタオルを掴んでずらし、ヴィクトリアの両胸を表出させた。緩んだバスタオルがそのままバサリと下に落ちて、ヴィクトリアは全裸になってしまう。
「ちょ、ちょっと……」
なぜ寝起きでいきなり盛っているのかとヴィクトリアは焦ったが、レインは構わず両胸に触れてくる。
レインは胸をすくい上げるように柔らかく揉み始め、指の腹で先端部をコリコリと刺激していて、ヴィクトリアは早くも快感めいたものを感じてしまった。
もう片方の胸も揉みながら舌を這わせ、薄桃色の先端に到達すると、唾液を多分に含ませた舌で転がして吸い付いてくる。
「あ、ああ…… いやぁ……」
恥ずかしいのと気持ちいいので思わず声が漏れてしまう。ヴィクトリアは顔を真っ赤にしながら胸への愛撫に耐えた。胸を食みながらこちらを探るように見上げてくるレインの表情が、熱を孕んでいていやらしかった。
レインはちゅぱっと音を立てて勃起した乳首から口を離すと、今度は顔面を胸の谷間に埋めてきた。その状態でヴィクトリアを強く抱きしめながら息を大きく吸って吐く。
「お風呂上がりのヴィクトリア…… はぁ…… 石鹸のいい匂いがする…… あったかいなぁ………… きっと君の中もあったかくて気持ち良いよね…… 初めての時はすぐ終わっちゃったから実感が足らなくて………… お風呂でするのも夢だったけど、まずは寝台で初体験のやり直しをしようか」
「わ、私は…… 初体験、良かったけど…………」
レインに抱きしめられたまま足の裏が浮いて寝台へ運ばれる最中、ヴィクトリアはレインを落ち着けるべく、やり直す必要はないと話したかった。けれどレインはヴィクトリアの言葉を聞いて首を振る。
「誤解してもらっては困るけど、俺の君への愛はあんなもんじゃないからね。もっと君を開発して気持ち良くしていかないと」
「か、か、か、か、開発」
恋愛小説でそういう単語は見かけたことがあるので意味はわかる。ヴィクトリアは顔から火が出そうだった。
「獣人は抱けば抱くほど惚れてくる生き物らしいって――――アーク隊長もよくそんなこと言ってたし」
ヴィクトリアはその名前を聞いて黙った。
(たぶんそれ、実体験――――)
レインが眠っている間、ヴィクトリアはノエルと話をして、彼ら一家の詳しい事情――父アークは人間だが母ロゼが獣人――も聞いた。
その際にノエルからは、「レインにもちゃんと真実を伝えたいが、自分たちとレインの関係性も色々あって、打ち明けるのは家族と相談してからにしたい」というようなことを言われていた。
なのでノエルたちが話す覚悟が決まるまでは、ヴィクトリアは自分が伝えるべきではないと思っていたし、実際にノエルからも口止めされている。
ただ、獣人のヴィクトリアを愛してくれたレインだから、きっと彼らのことも受け入れてくれるだろうとは思うけれど。
いつか獣人と人間が、魔法がなくても一緒に暮らせるような世界に変わっていければいいと思う。
そんなことを考えているうちに、ヴィクトリアは寝台に下ろされると同時に太ももを掴まれて、局所がレインに丸見えになるように開脚させられた。
「舐めさせてくれ。まずはそこからだ」
0
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説
【本編完結/R18】獣騎士様!私を食べてくださいっ!
天羽
恋愛
閲覧ありがとうございます。
天羽(ソラハネ)です。宜しくお願い致します。
【本編20話完結】
獣騎士団団長(狼獣人)×赤い瞳を持つ娘(人間)
「おおかみさんはあたしをたべるの?」
赤い瞳は魔女の瞳。
その噂のせいで、物心つく前から孤児院で生活する少女……レイラはいつも1人ぼっちだった。
そんなレイラに手を差し伸べてくれたたった1人の存在は……狼獣人で王国獣騎士団のグラン・ジークスだった。
ーー年月が経ち成長したレイラはいつの間にかグランに特別な感情を抱いていた。
「いつになったら私を食べてくれるの?」
直球に思いを伝えてもはぐらかされる毎日……それなのに変わらずグランは優しくレイラを甘やかし、恋心は大きく募っていくばかりーーー。
そんなある日、グランに関する噂を耳にしてーーー。
レイラ(18歳)
・ルビー色の瞳、白い肌
・胸まである長いブラウンの髪
・身長は小さく華奢だが、大きめな胸
・グランが大好きで(性的に)食べて欲しいと思っている
グラン・ジークス(35歳)
・狼獣人(獣耳と尻尾が特徴)
・ダークグレーの髪と瞳、屈強な体躯
・獣騎士団団長 剣術と体術で右に出る者はいない
・強面で冷たい口調だがレイラには優しい
・レイラを溺愛し、自覚は無いがかなりの過保護
※R18作品です
※2月22日22:00 更新20話で完結致しました。
※その後のお話を不定期で更新致します。是非お気に入り登録お願い致します!
▷▶▷誤字脱字ありましたら教えて頂けますと幸いです。
▷▶▷話の流れや登場人物の行動に対しての批判的なコメントはお控え下さい。(かなり落ち込むので……)
獣人の里の仕置き小屋
真木
恋愛
ある狼獣人の里には、仕置き小屋というところがある。
獣人は愛情深く、その執着ゆえに伴侶が逃げ出すとき、獣人の夫が伴侶に仕置きをするところだ。
今夜もまた一人、里から出ようとして仕置き小屋に連れられてきた少女がいた。
仕置き小屋にあるものを見て、彼女は……。
オネエなエリート研究者がしつこすぎて困ってます!
まるい丸
恋愛
獣人と人の割合が6対4という世界で暮らしているマリは25歳になり早く結婚せねばと焦っていた。しかし婚活は20連敗中。そんな連敗続きの彼女に1年前から猛アプローチしてくる国立研究所に勤めるエリート研究者がいた。けれどその人は癖アリで……
「マリちゃんあたしがお嫁さんにしてあ・げ・る♡」
「早く結婚したいけどあなたとは嫌です!!」
「照れてないで素直になりなさい♡」
果たして彼女の婚活は成功するのか
※全5話完結
※ムーンライトノベルズでも同タイトルで掲載しています、興味がありましたらそちらもご覧いただけると嬉しいです!
大嫌いな次期騎士団長に嫁いだら、激しすぎる初夜が待っていました
扇 レンナ
恋愛
旧題:宿敵だと思っていた男に溺愛されて、毎日のように求められているんですが!?
*こちらは【明石 唯加】名義のアカウントで掲載していたものです。書籍化にあたり、こちらに転載しております。また、こちらのアカウントに転載することに関しては担当編集さまから許可をいただいておりますので、問題ありません。
――
ウィテカー王国の西の辺境を守る二つの伯爵家、コナハン家とフォレスター家は長年に渡りいがみ合ってきた。
そんな現状に焦りを抱いた王家は、二つの伯爵家に和解を求め、王命での結婚を命じる。
その結果、フォレスター伯爵家の長女メアリーはコナハン伯爵家に嫁入りすることが決まった。
結婚相手はコナハン家の長男シリル。クールに見える外見と辺境騎士団の次期団長という肩書きから女性人気がとても高い男性。
が、メアリーはそんなシリルが実は大嫌い。
彼はクールなのではなく、大層傲慢なだけ。それを知っているからだ。
しかし、王命には逆らえない。そのため、メアリーは渋々シリルの元に嫁ぐことに。
どうせ愛し愛されるような素敵な関係にはなれるわけがない。
そう考えるメアリーを他所に、シリルは初夜からメアリーを強く求めてくる。
――もしかして、これは嫌がらせ?
メアリーはシリルの態度をそう受け取り、頑なに彼を拒絶しようとするが――……。
「誰がお前に嫌がらせなんかするかよ」
どうやら、彼には全く別の思惑があるらしく……?
*WEB版表紙イラストはみどりのバクさまに有償にて描いていただいたものです。転載等は禁止です。
睡姦しまくって無意識のうちに落とすお話
下菊みこと
恋愛
ヤンデレな若旦那様を振ったら、睡姦されて落とされたお話。
安定のヤンデレですがヤンデレ要素は薄いかも。
ムーンライトノベルズ様でも投稿しています。
【R18完結】エリートビジネスマンの裏の顔
白波瀬 綾音
恋愛
御社のエース、危険人物すぎます───。
私、高瀬緋莉(27)は、思いを寄せていた業界最大手の同業他社勤務のエリート営業マン檜垣瑤太(30)に執着され、軟禁されてしまう。
同じチームの後輩、石橋蓮(25)が異変に気付くが……
この生活に果たして救いはあるのか。
※サムネにAI生成画像を使用しています
【R18】国王陛下はずっとご執心です〜我慢して何も得られないのなら、どんな手を使ってでも愛する人を手に入れよう〜
まさかの
恋愛
濃厚な甘々えっちシーンばかりですので閲覧注意してください!
題名の☆マークがえっちシーンありです。
王位を内乱勝ち取った国王ジルダールは護衛騎士のクラリスのことを愛していた。
しかし彼女はその気持ちに気付きながらも、自分にはその資格が無いとジルダールの愛を拒み続ける。
肌を重ねても去ってしまう彼女の居ない日々を過ごしていたが、実の兄のクーデターによって命の危険に晒される。
彼はやっと理解した。
我慢した先に何もないことを。
ジルダールは彼女の愛を手に入れるために我慢しないことにした。
小説家になろう、アルファポリスで投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる