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『番の呪い』前編
72 執着
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アルベールを斬ったリュージュもまた、緊張の糸が切れたのかのようにその場に倒れた。
「リュージュ!」
二人に駆け寄ったヴィクトリアは、アルベールではなく、リュージュを抱き起こす。
「しっかりして」
「やったぞヴィクトリア…… あいつを倒したぞ」
笑顔を浮かべながらヴィクトリアの頬に触れようとリュージュは手を伸ばしたが、途中で呻き声と共に顔を盛大に顰めてその手を落とす。
「馬鹿…… 限界まで無茶して」
ヴィクトリアは涙を流しながらリュージュを抱き締めた。リュージュも目を細めながらヴィクトリアの抱擁に応えていたが、急にはっとした顔になるとヴィクトリアを抱えてその場から飛び退いた。
リュージュがいた付近に剣が振り下ろされていた。
「ヴィーに触るな、殺す」
血に濡れたアルベールが立ち上がっていた。鋭い殺気を孕んだ目で二人を見ている。
その視線は刃となってこちらに突き刺さってきそうなほどだった。
「どうして……」
ヴィクトリアが疑問の声を上げる。アルベールは倒れて、もう動けないとばかり思っていた。
「リュージュ、お前はやはり馬鹿だな。手加減をしただろう? 情けをかけて致命傷を負わせるのを避けるとは、半端者め」
ヴィクトリアはリュージュを見た。あの一瞬、アルベールに放ったリュージュの攻撃は非の打ち所がない完璧な攻撃に見えた。でも、命までは奪わないよう、寸前で力を抜いたのだろう。
アルベールに死んでほしかったわけではないが、口ではいくら「殺す」と威嚇するような事を言っても、人を殺したことがなく、根が優しいリュージュでは、アルベールに大怪我を負わせることも躊躇われたのだろう。
アルベールはリュージュに剣先を向けた。
「来い、あの時殺しておけばよかったと後悔させてやる」
「仲間は殺せねえよ」
ピクリ、と、アルベールの片眉が動いた。
「ヴィー、こっちにおいで」
アルベールは剣を下ろすと、済んだことはもうどうでもいい、とばかりにリュージュを無視し、それまでとは打って変わった甘ったるい声を出してヴィクトリアに手を差し出した。
リュージュの腕を掴んだままのヴィクトリアは首を振る。
「ごめんなさい。アルとは番になれない」
ヴィクトリアは頭を下げて謝った。もう謝るしかない。番と一緒になれない辛さは身を持って理解しているが、だからといって自分の思いは曲げられない。
(アルベールとは番になれない。私が番になりたいのは――――)
「ヴィー、すまなかった。確かに俺はヴィーがシドに苦しめられている間何もしなかった。
ヴィーが辛く悲しい思いをしていることは充分すぎるくらいにわかっていたが、シドを目の前にすると恐怖が先立ち、逆らってはいけないような気になってしまったんだ。
長年シドに逆らえず奴の意に従うしかなかったヴィーなら俺の気持ちがわかるだろう?
信じてもらえないかもしれないけど、本当はあの時、ヴィーがシドに襲われていると気付いた時、俺は最初それをどうにもならないことだと受け入れるつもりだった。でもやっぱり嫌で、自分の命と天秤にかけて、自分が死んでもいいからヴィーを守ろうと思ったんだ。
だけど、いざ向かおうとしたらヴィーが自力で抜け出していたから、かなり驚いた」
シドの周囲を氷で覆い尽くしたあの現象は一体何だったのだろうと、ヴィクトリアも考える時があった。あれは魔法だ。
もしかしたら自分で魔法を出したのではないかと思い、レインから逃げて馬で里に来る途中に何度か同じ事ができないかと念じてみたが、全く無意味だった。
ヴィクトリアはあの時のことを、おそらく、潜入していたオリオンがヴィクトリアの危機に気付いて助けようと魔法を使ってくれたのだろうと、結論付けていた。
「これからの俺を見てくれないか? お願いだから俺を選んでくれ、他の男を選ばないでくれ。ヴィーが他の男に奪われるなんて我慢ができない。全部俺のものにしたい」
「ごめんなさい。本当にごめんなさい。アルのことがとても怖いの。血を飲まれるのがすごく嫌なの。血を飲まれると、自分自身を少しずつ殺されていくように感じるのよ。あなたと一緒にいたら、私はいつか死んでしまうわ。私はアルの番にはなれない」
アルベールの目に涙が浮かんでいる。
「俺はヴィーじゃないと駄目なんだ……」
「私があなたを選ぶことは絶対にないわ」
ヴィクトリアが強い口調ではっきりと告げる。それはアルベールを「捨てる」と言った時と同じ口調だった。
アルベールが下を向いた。ポロポロと涙が下に落ちていく。ヴィクトリアも心が痛かったが、ここで妙な期待を持たせたり変に同情すべきではない。
「そう…… わかった……」
アルベールが俯いたままそう呟く。わかってくれたのだろうかとヴィクトリアは安堵の息を吐いた。隣のリュージュも同様にほっとしているようだった。
アルベールの涙が止まる。
「ヴィーの気持ちはわかったけど、俺は絶対に諦めない」
「離れてろ!」
アルベールの姿が見えなくなったと思ったら、リュージュが頭上からの急襲を受けていた。リュージュはヴィクトリアの身体を押して遠ざけ、アルベールの攻撃を受け止めていた。
「くっ……!」
重く激しい斬撃だった。限界まで身体を酷使したリュージュはもう戦える状態ではない。リュージュから攻撃を仕掛ける余裕はなさそうだった。斬撃を受け止めて耐えるのがやっとだ。
アルベールは穏やかに微笑んでいた。つい今しがたまで泣いていた同じ人物だとは思えない。
しかし、涙は嘘ではない。表情とは裏腹に、アルベールの感情の起伏は穏やかとはほど遠かった。
「ごめんなさいと言われたからって、そんな一言で簡単に終われるものじゃないんだよ、俺の七年は。
ヴィーを惑わす男は全員死ねばいい。手始めにリュージュを殺す。ヴィーの周りにいる男を全員殺せば、ヴィーは俺しか選べなくなるだろう?」
アルベールはにこりと笑う。ヴィクトリアは戦慄した。アルベールの狙いはリュージュの命だ。
張り詰めた顔をしたリュージュはアルベールの攻撃を何とか凌いでいる状態で、少しでも気を緩めたら斬撃を食らい死に至ることを理解しているようだった。アルベールの攻撃には迷いがない。
「アル! やめて!」
二人の攻防は激しく、近付いたら吹き飛ばされてしまいそうで、ヴィクトリアはやめるようにアルベールに声をかけ続けるしかなかった。
「ヴィー、リュージュがいなくなっても大丈夫だよ。俺が代わりになってあげる。俺がヴィーの全てになってあげる。リュージュを失った悲しみを俺が癒やすから。俺の全てを懸けるよ」
リュージュがアルベールの幾度目かの攻撃を剣で受けたが、腕はもう限界を超えていた。斬撃の勢いを殺せずに吹っ飛ばされたリュージュは地面に倒れた。
リュージュの元まで飛んだアルベールが止めを刺すべく剣を振りかざす。
ヴィクトリアは腰が抜けてその場に座り込んでいた。
(リュージュが死ぬ! リュージュ――!)
ヴィクトリアは恐慌状態に陥っていた。
「いやーっ! リュージュ!」
涙ながらに叫んで伸ばした手はリュージュに届かない。
ガキィン!
衝撃音が周囲に響く。
リュージュの血の匂いはしなかった。代わりに、剣と剣がぶつかり合う激しい音がした。
二人の間に剣を挟み、リュージュへの攻撃を止めた男がいた。
ウォグバードだった。
「リュージュ!」
二人に駆け寄ったヴィクトリアは、アルベールではなく、リュージュを抱き起こす。
「しっかりして」
「やったぞヴィクトリア…… あいつを倒したぞ」
笑顔を浮かべながらヴィクトリアの頬に触れようとリュージュは手を伸ばしたが、途中で呻き声と共に顔を盛大に顰めてその手を落とす。
「馬鹿…… 限界まで無茶して」
ヴィクトリアは涙を流しながらリュージュを抱き締めた。リュージュも目を細めながらヴィクトリアの抱擁に応えていたが、急にはっとした顔になるとヴィクトリアを抱えてその場から飛び退いた。
リュージュがいた付近に剣が振り下ろされていた。
「ヴィーに触るな、殺す」
血に濡れたアルベールが立ち上がっていた。鋭い殺気を孕んだ目で二人を見ている。
その視線は刃となってこちらに突き刺さってきそうなほどだった。
「どうして……」
ヴィクトリアが疑問の声を上げる。アルベールは倒れて、もう動けないとばかり思っていた。
「リュージュ、お前はやはり馬鹿だな。手加減をしただろう? 情けをかけて致命傷を負わせるのを避けるとは、半端者め」
ヴィクトリアはリュージュを見た。あの一瞬、アルベールに放ったリュージュの攻撃は非の打ち所がない完璧な攻撃に見えた。でも、命までは奪わないよう、寸前で力を抜いたのだろう。
アルベールに死んでほしかったわけではないが、口ではいくら「殺す」と威嚇するような事を言っても、人を殺したことがなく、根が優しいリュージュでは、アルベールに大怪我を負わせることも躊躇われたのだろう。
アルベールはリュージュに剣先を向けた。
「来い、あの時殺しておけばよかったと後悔させてやる」
「仲間は殺せねえよ」
ピクリ、と、アルベールの片眉が動いた。
「ヴィー、こっちにおいで」
アルベールは剣を下ろすと、済んだことはもうどうでもいい、とばかりにリュージュを無視し、それまでとは打って変わった甘ったるい声を出してヴィクトリアに手を差し出した。
リュージュの腕を掴んだままのヴィクトリアは首を振る。
「ごめんなさい。アルとは番になれない」
ヴィクトリアは頭を下げて謝った。もう謝るしかない。番と一緒になれない辛さは身を持って理解しているが、だからといって自分の思いは曲げられない。
(アルベールとは番になれない。私が番になりたいのは――――)
「ヴィー、すまなかった。確かに俺はヴィーがシドに苦しめられている間何もしなかった。
ヴィーが辛く悲しい思いをしていることは充分すぎるくらいにわかっていたが、シドを目の前にすると恐怖が先立ち、逆らってはいけないような気になってしまったんだ。
長年シドに逆らえず奴の意に従うしかなかったヴィーなら俺の気持ちがわかるだろう?
信じてもらえないかもしれないけど、本当はあの時、ヴィーがシドに襲われていると気付いた時、俺は最初それをどうにもならないことだと受け入れるつもりだった。でもやっぱり嫌で、自分の命と天秤にかけて、自分が死んでもいいからヴィーを守ろうと思ったんだ。
だけど、いざ向かおうとしたらヴィーが自力で抜け出していたから、かなり驚いた」
シドの周囲を氷で覆い尽くしたあの現象は一体何だったのだろうと、ヴィクトリアも考える時があった。あれは魔法だ。
もしかしたら自分で魔法を出したのではないかと思い、レインから逃げて馬で里に来る途中に何度か同じ事ができないかと念じてみたが、全く無意味だった。
ヴィクトリアはあの時のことを、おそらく、潜入していたオリオンがヴィクトリアの危機に気付いて助けようと魔法を使ってくれたのだろうと、結論付けていた。
「これからの俺を見てくれないか? お願いだから俺を選んでくれ、他の男を選ばないでくれ。ヴィーが他の男に奪われるなんて我慢ができない。全部俺のものにしたい」
「ごめんなさい。本当にごめんなさい。アルのことがとても怖いの。血を飲まれるのがすごく嫌なの。血を飲まれると、自分自身を少しずつ殺されていくように感じるのよ。あなたと一緒にいたら、私はいつか死んでしまうわ。私はアルの番にはなれない」
アルベールの目に涙が浮かんでいる。
「俺はヴィーじゃないと駄目なんだ……」
「私があなたを選ぶことは絶対にないわ」
ヴィクトリアが強い口調ではっきりと告げる。それはアルベールを「捨てる」と言った時と同じ口調だった。
アルベールが下を向いた。ポロポロと涙が下に落ちていく。ヴィクトリアも心が痛かったが、ここで妙な期待を持たせたり変に同情すべきではない。
「そう…… わかった……」
アルベールが俯いたままそう呟く。わかってくれたのだろうかとヴィクトリアは安堵の息を吐いた。隣のリュージュも同様にほっとしているようだった。
アルベールの涙が止まる。
「ヴィーの気持ちはわかったけど、俺は絶対に諦めない」
「離れてろ!」
アルベールの姿が見えなくなったと思ったら、リュージュが頭上からの急襲を受けていた。リュージュはヴィクトリアの身体を押して遠ざけ、アルベールの攻撃を受け止めていた。
「くっ……!」
重く激しい斬撃だった。限界まで身体を酷使したリュージュはもう戦える状態ではない。リュージュから攻撃を仕掛ける余裕はなさそうだった。斬撃を受け止めて耐えるのがやっとだ。
アルベールは穏やかに微笑んでいた。つい今しがたまで泣いていた同じ人物だとは思えない。
しかし、涙は嘘ではない。表情とは裏腹に、アルベールの感情の起伏は穏やかとはほど遠かった。
「ごめんなさいと言われたからって、そんな一言で簡単に終われるものじゃないんだよ、俺の七年は。
ヴィーを惑わす男は全員死ねばいい。手始めにリュージュを殺す。ヴィーの周りにいる男を全員殺せば、ヴィーは俺しか選べなくなるだろう?」
アルベールはにこりと笑う。ヴィクトリアは戦慄した。アルベールの狙いはリュージュの命だ。
張り詰めた顔をしたリュージュはアルベールの攻撃を何とか凌いでいる状態で、少しでも気を緩めたら斬撃を食らい死に至ることを理解しているようだった。アルベールの攻撃には迷いがない。
「アル! やめて!」
二人の攻防は激しく、近付いたら吹き飛ばされてしまいそうで、ヴィクトリアはやめるようにアルベールに声をかけ続けるしかなかった。
「ヴィー、リュージュがいなくなっても大丈夫だよ。俺が代わりになってあげる。俺がヴィーの全てになってあげる。リュージュを失った悲しみを俺が癒やすから。俺の全てを懸けるよ」
リュージュがアルベールの幾度目かの攻撃を剣で受けたが、腕はもう限界を超えていた。斬撃の勢いを殺せずに吹っ飛ばされたリュージュは地面に倒れた。
リュージュの元まで飛んだアルベールが止めを刺すべく剣を振りかざす。
ヴィクトリアは腰が抜けてその場に座り込んでいた。
(リュージュが死ぬ! リュージュ――!)
ヴィクトリアは恐慌状態に陥っていた。
「いやーっ! リュージュ!」
涙ながらに叫んで伸ばした手はリュージュに届かない。
ガキィン!
衝撃音が周囲に響く。
リュージュの血の匂いはしなかった。代わりに、剣と剣がぶつかり合う激しい音がした。
二人の間に剣を挟み、リュージュへの攻撃を止めた男がいた。
ウォグバードだった。
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