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故郷編
16 片思い
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リュージュの容態は日増しによくなり、一週間足らずで退院した。シドにやられて血を吐いた時は死んでしまうのではないかと思ったが、本当によかった。
ヴィクトリアは退院まで毎日病室まで通い詰めた。リュージュが生きていてくれる、話をすることができる、あたり前のことがとても幸せだった。
ヴィクトリアはリュージュと一緒の空間にいるだけで嬉しくて、浮かれた様に笑顔を向けていたのだが、リュージュの表情はどこか冴えない。
それは退院してからも続いて、元気がなさそうだった。まだ身体が痛いのだろうかと聞いてみたが、彼は「いや……」と首を降った。
「サーシャにさ…… 避けられてるみたいなんだ」
ヴィクトリアはその言葉で現実に引き戻された。
リュージュと知り合って三年。毎日ではないけれど、多くの時間を彼と過してきた。ずっと近くでリュージュを見続けてきたつもりだった。
だからいつからか、リュージュがサーシャを見る目つきが、他の人を見る時とは違っていることに、薄々気付いていた。
サーシャは六つか七つ年が離れているけれど、綺麗で大人で優しくて、薬師をしているくらいだから頭もよく優秀だ。里には欠かせない存在だそうで、職務上の評判もすこぶる良い。
ただ、ヴィクトリアに対する時は会話がとっ散らかったりしどろもどろになることが多く、やや挙動不審気味だ。おそらく、ヴィクトリアの背後にシドの存在を感じ、粗相がないようにと緊張しているのだろう。
『頑張って!』
無責任にもそんな事を言ってしまったことがあった。
『私、リュージュとサーシャのこと応援するから』
だってその時は、リュージュを異性として好きだなんて思っていなかったのだから。
『べ、別にそんなんじゃないからな!』
リュージュは顔を赤らめながら否定していて、以降彼からサーシャの話を持ちかけられることはなかった。
でも、相談されている。サーシャに避けられて辛いと言っている。それは、リュージュが彼女のことを好きだから。
胸に何かがグサグサと突き刺さっているようだった。苦しい。泣きそうだ。
けれどヴィクトリアはそれを顔に出さない。対シド用に鍛えられた表情筋と声音を使い、平静を装う。
「気のせいってことはないの? 薬師はすごく忙しいから」
口からスラスラと心配している様な言葉が出てくる。
「いや、気のせいじゃない」
リュージュはやけに確信めいて断言する。二人の間に何かあったのかもしれない。
リュージュが暗い顔をして落ち込んでいる。
いつも明るくて優しいリュージュ。元気がないのは嫌だった。
「元気出してよ。サーシャの気持ちはサーシャにしかわからないけど、私でよければいつでも話聞くから」
本当は聞きたくなかった。他の女性への思いなんて聞きたくない。心が真っ黒に染まりそうになる。
でも、励まし方なんてそれくらいしかわからなかった。
「ヴィクトリア…… ありがとう」
リュージュが笑いかけてくれる。
恋しくて胸が痛い。
本当は全部打ち明けたい。
リュージュに好きだと伝えたい。他の人の所へ行かないでと言いたい。
でも好きと伝えて、その後はどうすればいいのだろう。リュージュはヴィクトリアのことを友達としてしか思っていない。もし、一生懸命努力をして、リュージュの気持ちがこちらに向いて両思いになれたとしても、その後はどうしたらいいのか。一緒に逃げてとでも言えばいいのか。
シドの執着が止まない限り、その先には破滅しかないとわかっていて、道連れになんてできない。
シドを何とかしない限りヴィクトリアに自由はなかった。
リュージュへの恋心を持て余しているうちに季節は巡り、ヴィクトリアは十六歳になっていた。
ヴィクトリアはしばらく籠もりきりだった自室から出て、周囲を確認しながら慎重に館の外へ出た。
外へ出てからも周囲の気配を探りつつ、気を抜かないように進んだ。まず東屋へ向かったが目当ての人物はいない。祈るようにして牧場付近まで抜けて行くと、離れた所で草原の上に座り込むリュージュの姿が見えた。
ヴィクトリアの顔が綻ぶ。
(やった、今日は会える!)
リュージュの元まで一気に走り抜けた。
「リュージュ」
全力疾走したため息を切らしながら呼びかけると、彼は笑いかけてくれた。とんとん、と手で隣の草原の上を示す。並んで座った。
「鍛錬はもうやったの?」
「ああ。今は休憩中」
リュージュはそう言って何とはなしに空を見上げた。陽の光が降り注ぎ、リュージュは眩しそうに目を細める。
風が吹き、明るい色合いの髪がさらさらと風に吹かれている。茶色の髪が光に透けて赤く見えた。片耳に空けた銀のピアスが光っている。
最初にリュージュに会った時は女の子みたいだったのに、中性的な雰囲気は鳴りを潜め、すっかり男っぽくなっていた。背も同じくらいだったはずなのに、だいぶ前に追い抜かれている。
リュージュがこちらを向いていないのをいいことに、ヴィクトリアは彼の姿を見つめて、胸の高鳴りを覚えていた。
リュージュは心ここにあらずといった状態だった。最近のリュージュは、ぼうっとしていることが多い。
リュージュは視線を頭上から牧場の方へ移した。するとリュージュの目が大きく見開かれ、切なそうに眉が寄せられる。ためらいがちに彼の口が動いた。
「……サーシャ」
途端にぎゅっと胸が詰まる。リュージュの視線の方向には、魔の森に向かって歩くサーシャが見えた。それから隣には獣人の男がいる。
以前のサーシャは、薬草摘みにはたいてい一人で行こうとしていた。見かねたリュージュが付き添っていたが、自分から護衛を依頼することはほとんどなかった。
最近は一人で行かず、誰かを伴うことが多いようだ。
「まだ避けられてるの?」
「いや、前は俺の顔見ただけで逃げてたけど、今は話しかければ普通に返してくれるようにはなった。でも、薬草摘みにはもうずっと一緒に行っていないな」
寂しそうにそう言いながら、魔の森に向かって歩く二人の姿を見つめている。
「行ってくればいいんじゃない?」
「え?」
リュージュは戸惑った顔をした。
「護衛じゃないと一緒に行けないなんてことはないでしょ。人数が多い方がたくさん採取できるし助かると思うわ。お手伝いってことで行けばいいのよ」
「いや、だけど……」
リュージュはそう言って口元に手をやり、唸りながら何事かを考え始めた。
なかなか勇気が出ないのだろう。それは自分も同じなので気持ちはわかる。
しばらく難しい顔をしていたリュージュは、突然がばっと立ち上がった。
「俺、行ってくる。ありがとな、ヴィクトリア!」
リュージュは何かを吹っ切ったような快活な笑みを向けてくる。
「待って!」
思わず呼び止めてしまうと、リュージュが振り返った。
「……頑張ってね」
表情筋を駆使してとびきりの笑顔を浮かべながらそう言うと、リュージュも笑顔を返してくれた。
『行かないで。側にいて』
そんなこと言えるはずがなかった。
リュージュの姿が遠くなって行く。
やがて前行く二人に合流したリュージュは、サーシャに向かって何かを話していた。
サーシャがヴィクトリアがいる方向を振り返って見ていたような気がしたが、三人はそのまま魔の森に消えて行った。
ヴィクトリアはリュージュの姿が見えなくなった付近をぼーっと見ていた。自分は一体何をしているんだろう。何がしたいんだろう。リュージュの恋を応援したいのか、自分の欲望を叶えたいのか、それともただ単にリュージュに良く思われたいだけなのか。
思考の波に呑まれていたヴィクトリアは、周囲への警戒を完全に怠っていた。
風が吹く。
いきなり眼前に手が現れた。
「ヴィクトリア」
後ろから抱きしめられていた。しまったと思った時にはもう遅い。
「シド……」
気付けばその男の腕の中に捕らえられていた。
ヴィクトリアはいきなり過ぎて対応が遅れた。すぐに笑みを貼り付けたつもりだったが、シドは一瞬垣間見えたヴィクトリアの青褪めた表情を見逃さなかった。
「どうした? あいつには自分から会いに行くくせに、俺と会うのは嫌なのか?」
「そんなことは――」
訂正しようとすると、顎をくいっと持ち上げられて真正面からシドの瞳に射抜かれる。
「お前はそうやって嘘ばかりつく。悪い女だな」
血のような赤い瞳がこちらを見透かそうとしてくる。本当に怖い。
シドは首に口付けを落した。
ヴィクトリアは目を閉じて耐えながら、身の上の不運を呪った。
それまでは宴会の時か偶然外で出会った時にしか捕まらなかったのに、十六を過ぎた頃から、シドが頻繁にヴィクトリアの前に現れるようになった。
自分の部屋にいる時と、なぜだかリュージュに会っている時には来ないのだが、それ以外は神出鬼没。捕まったら最後、宴会の時のように過度な触れ合いが始まり、シドの匂いを身体に付けられていく。
外出するときは常に用心していたが、狙われている時はどんなに警戒しても結局は捕まってしまう。ヴィクトリアはシドの手の平の上で転がされているようなものだった。
ヴィクトリアの心が悲しみに包まれていく。
(またこれで、リュージュに会えなくなってしまう……)
シドの匂いを強くつけた状態ではリュージュに会いたくなかった。他の男の匂いを身体にまとわせながら好きな人に会いに行くのがどうしても嫌だった。
最低三日くらいは強い匂いが取れない。その間はリュージュには会わない。でも、匂いが薄くなった頃にまたシドがやってくる。
ヴィクトリアは八方塞がりの状態だった。
ヴィクトリアは退院まで毎日病室まで通い詰めた。リュージュが生きていてくれる、話をすることができる、あたり前のことがとても幸せだった。
ヴィクトリアはリュージュと一緒の空間にいるだけで嬉しくて、浮かれた様に笑顔を向けていたのだが、リュージュの表情はどこか冴えない。
それは退院してからも続いて、元気がなさそうだった。まだ身体が痛いのだろうかと聞いてみたが、彼は「いや……」と首を降った。
「サーシャにさ…… 避けられてるみたいなんだ」
ヴィクトリアはその言葉で現実に引き戻された。
リュージュと知り合って三年。毎日ではないけれど、多くの時間を彼と過してきた。ずっと近くでリュージュを見続けてきたつもりだった。
だからいつからか、リュージュがサーシャを見る目つきが、他の人を見る時とは違っていることに、薄々気付いていた。
サーシャは六つか七つ年が離れているけれど、綺麗で大人で優しくて、薬師をしているくらいだから頭もよく優秀だ。里には欠かせない存在だそうで、職務上の評判もすこぶる良い。
ただ、ヴィクトリアに対する時は会話がとっ散らかったりしどろもどろになることが多く、やや挙動不審気味だ。おそらく、ヴィクトリアの背後にシドの存在を感じ、粗相がないようにと緊張しているのだろう。
『頑張って!』
無責任にもそんな事を言ってしまったことがあった。
『私、リュージュとサーシャのこと応援するから』
だってその時は、リュージュを異性として好きだなんて思っていなかったのだから。
『べ、別にそんなんじゃないからな!』
リュージュは顔を赤らめながら否定していて、以降彼からサーシャの話を持ちかけられることはなかった。
でも、相談されている。サーシャに避けられて辛いと言っている。それは、リュージュが彼女のことを好きだから。
胸に何かがグサグサと突き刺さっているようだった。苦しい。泣きそうだ。
けれどヴィクトリアはそれを顔に出さない。対シド用に鍛えられた表情筋と声音を使い、平静を装う。
「気のせいってことはないの? 薬師はすごく忙しいから」
口からスラスラと心配している様な言葉が出てくる。
「いや、気のせいじゃない」
リュージュはやけに確信めいて断言する。二人の間に何かあったのかもしれない。
リュージュが暗い顔をして落ち込んでいる。
いつも明るくて優しいリュージュ。元気がないのは嫌だった。
「元気出してよ。サーシャの気持ちはサーシャにしかわからないけど、私でよければいつでも話聞くから」
本当は聞きたくなかった。他の女性への思いなんて聞きたくない。心が真っ黒に染まりそうになる。
でも、励まし方なんてそれくらいしかわからなかった。
「ヴィクトリア…… ありがとう」
リュージュが笑いかけてくれる。
恋しくて胸が痛い。
本当は全部打ち明けたい。
リュージュに好きだと伝えたい。他の人の所へ行かないでと言いたい。
でも好きと伝えて、その後はどうすればいいのだろう。リュージュはヴィクトリアのことを友達としてしか思っていない。もし、一生懸命努力をして、リュージュの気持ちがこちらに向いて両思いになれたとしても、その後はどうしたらいいのか。一緒に逃げてとでも言えばいいのか。
シドの執着が止まない限り、その先には破滅しかないとわかっていて、道連れになんてできない。
シドを何とかしない限りヴィクトリアに自由はなかった。
リュージュへの恋心を持て余しているうちに季節は巡り、ヴィクトリアは十六歳になっていた。
ヴィクトリアはしばらく籠もりきりだった自室から出て、周囲を確認しながら慎重に館の外へ出た。
外へ出てからも周囲の気配を探りつつ、気を抜かないように進んだ。まず東屋へ向かったが目当ての人物はいない。祈るようにして牧場付近まで抜けて行くと、離れた所で草原の上に座り込むリュージュの姿が見えた。
ヴィクトリアの顔が綻ぶ。
(やった、今日は会える!)
リュージュの元まで一気に走り抜けた。
「リュージュ」
全力疾走したため息を切らしながら呼びかけると、彼は笑いかけてくれた。とんとん、と手で隣の草原の上を示す。並んで座った。
「鍛錬はもうやったの?」
「ああ。今は休憩中」
リュージュはそう言って何とはなしに空を見上げた。陽の光が降り注ぎ、リュージュは眩しそうに目を細める。
風が吹き、明るい色合いの髪がさらさらと風に吹かれている。茶色の髪が光に透けて赤く見えた。片耳に空けた銀のピアスが光っている。
最初にリュージュに会った時は女の子みたいだったのに、中性的な雰囲気は鳴りを潜め、すっかり男っぽくなっていた。背も同じくらいだったはずなのに、だいぶ前に追い抜かれている。
リュージュがこちらを向いていないのをいいことに、ヴィクトリアは彼の姿を見つめて、胸の高鳴りを覚えていた。
リュージュは心ここにあらずといった状態だった。最近のリュージュは、ぼうっとしていることが多い。
リュージュは視線を頭上から牧場の方へ移した。するとリュージュの目が大きく見開かれ、切なそうに眉が寄せられる。ためらいがちに彼の口が動いた。
「……サーシャ」
途端にぎゅっと胸が詰まる。リュージュの視線の方向には、魔の森に向かって歩くサーシャが見えた。それから隣には獣人の男がいる。
以前のサーシャは、薬草摘みにはたいてい一人で行こうとしていた。見かねたリュージュが付き添っていたが、自分から護衛を依頼することはほとんどなかった。
最近は一人で行かず、誰かを伴うことが多いようだ。
「まだ避けられてるの?」
「いや、前は俺の顔見ただけで逃げてたけど、今は話しかければ普通に返してくれるようにはなった。でも、薬草摘みにはもうずっと一緒に行っていないな」
寂しそうにそう言いながら、魔の森に向かって歩く二人の姿を見つめている。
「行ってくればいいんじゃない?」
「え?」
リュージュは戸惑った顔をした。
「護衛じゃないと一緒に行けないなんてことはないでしょ。人数が多い方がたくさん採取できるし助かると思うわ。お手伝いってことで行けばいいのよ」
「いや、だけど……」
リュージュはそう言って口元に手をやり、唸りながら何事かを考え始めた。
なかなか勇気が出ないのだろう。それは自分も同じなので気持ちはわかる。
しばらく難しい顔をしていたリュージュは、突然がばっと立ち上がった。
「俺、行ってくる。ありがとな、ヴィクトリア!」
リュージュは何かを吹っ切ったような快活な笑みを向けてくる。
「待って!」
思わず呼び止めてしまうと、リュージュが振り返った。
「……頑張ってね」
表情筋を駆使してとびきりの笑顔を浮かべながらそう言うと、リュージュも笑顔を返してくれた。
『行かないで。側にいて』
そんなこと言えるはずがなかった。
リュージュの姿が遠くなって行く。
やがて前行く二人に合流したリュージュは、サーシャに向かって何かを話していた。
サーシャがヴィクトリアがいる方向を振り返って見ていたような気がしたが、三人はそのまま魔の森に消えて行った。
ヴィクトリアはリュージュの姿が見えなくなった付近をぼーっと見ていた。自分は一体何をしているんだろう。何がしたいんだろう。リュージュの恋を応援したいのか、自分の欲望を叶えたいのか、それともただ単にリュージュに良く思われたいだけなのか。
思考の波に呑まれていたヴィクトリアは、周囲への警戒を完全に怠っていた。
風が吹く。
いきなり眼前に手が現れた。
「ヴィクトリア」
後ろから抱きしめられていた。しまったと思った時にはもう遅い。
「シド……」
気付けばその男の腕の中に捕らえられていた。
ヴィクトリアはいきなり過ぎて対応が遅れた。すぐに笑みを貼り付けたつもりだったが、シドは一瞬垣間見えたヴィクトリアの青褪めた表情を見逃さなかった。
「どうした? あいつには自分から会いに行くくせに、俺と会うのは嫌なのか?」
「そんなことは――」
訂正しようとすると、顎をくいっと持ち上げられて真正面からシドの瞳に射抜かれる。
「お前はそうやって嘘ばかりつく。悪い女だな」
血のような赤い瞳がこちらを見透かそうとしてくる。本当に怖い。
シドは首に口付けを落した。
ヴィクトリアは目を閉じて耐えながら、身の上の不運を呪った。
それまでは宴会の時か偶然外で出会った時にしか捕まらなかったのに、十六を過ぎた頃から、シドが頻繁にヴィクトリアの前に現れるようになった。
自分の部屋にいる時と、なぜだかリュージュに会っている時には来ないのだが、それ以外は神出鬼没。捕まったら最後、宴会の時のように過度な触れ合いが始まり、シドの匂いを身体に付けられていく。
外出するときは常に用心していたが、狙われている時はどんなに警戒しても結局は捕まってしまう。ヴィクトリアはシドの手の平の上で転がされているようなものだった。
ヴィクトリアの心が悲しみに包まれていく。
(またこれで、リュージュに会えなくなってしまう……)
シドの匂いを強くつけた状態ではリュージュに会いたくなかった。他の男の匂いを身体にまとわせながら好きな人に会いに行くのがどうしても嫌だった。
最低三日くらいは強い匂いが取れない。その間はリュージュには会わない。でも、匂いが薄くなった頃にまたシドがやってくる。
ヴィクトリアは八方塞がりの状態だった。
応援ありがとうございます!
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