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父編
子作りを巡る戦い ✤✤✤
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「うーん、おねいさま……」
指が三本に増やされ、クリトリスも弄られながら容赦なく可愛がられているロゼが喘いでいると、寝台の方からレオハルトの声が聞こえてきた。
はっとしてそちらに視線を走らせれば、レオハルトは瞼を閉じたままだったので、どうやら寝言のようだ。
「アテナおねいさま~ おっぱいで僕の顔を挟んじゃだめだよぅ……」
レオハルトは幸せな夢を見ているようだった。泣き叫ばれて離乳がとても大変だったくらい、おっぱいが大好きすぎるレオハルトは、時々こうしておっぱいの夢を見るらしく、寝言に出てくる時がある。
「アーちゃん、レオちゃんが起きちゃ――――」
ロゼはレオハルトを起こさないように何か魔法を使ってほしいと言おうとしたが、言葉の途中で遮るように口を塞がれる。同時に挿入される指が四本に増量し、唇からの甘い感触と、親指が愛でている淫芽からのしびれるような快感も相まって、強い高揚感がロゼを包んだ。
「~~~~!!♡♡♡」
アークはキスをしたまま目も閉じず、ロゼが絶頂して快感に悶える眼前の表情をじっと見ていた。
「んっ……! んっ……!! んん~~っ……!!」
ロゼはキスをされたまま手淫をされ続けた。アークは毎回セックスの前戯として挿入前に執拗な手淫や口淫をこれでもかと行う。
そこに避妊を成功させるために何度も絶頂させてロゼの体力を奪い、後半にかけて主導権を握られることを避ける意味があることはロゼもわかっていて、そうはさせるかという思いもある。
二人のセックスは、「子供を作るか作らないか」という真っ向から対立する主張を巡る戦いでもあった。
アークはいつも避妊魔法をロゼに刻むが、気絶してしまえば魔法は無効になって受精できる。アークもアークなりに子供たちを愛しているので、一度受精してしまえばその子供を殺す動きもしない。
だから、体力だけには自信のあるロゼはいつもアークが気絶するまで彼を離さないで頑張るし、アークもアークで、快楽責めをしまくってロゼを絶頂地獄に叩き込み、ロゼを体力切れに追い込んで寝落ちか気絶させようとしてくる。
アークは回復魔法を使えるので難敵だが、回復魔法は短い時間で頻繁に使うと効果が薄いこともあるらしく、逆にロゼがアークの絶頂気絶を見守ることもあって、勝機はゼロではない。ロゼはそうやってこれまでの妊娠を果たしてきた。
今回も何とかして勝たなければと思いつつ、手淫による何度目かの絶頂から下りてきた所で、ロゼは横からの可愛らしい声を聞いた。
「リィおねいさま…… おっぱいもう吸えないよぅぅ~♡」
息子よ、どんな夢を見てるんだ…… とロゼはおっぱい大好き息子レオハルトの将来が心配になった。
まだ二歳だから許されているのだろうが、そのうちに婚約者の胸を狙っているのではと、兄たちが激怒してしまう事態になるのではないかとロゼは思った。
ちなみに、レオハルトのおっぱい関連の寝言の中で、長男の婚約者フィオナの名前が出てきたことは、一度もない……
レオハルトの離乳が早すぎたのかしらとロゼが考えている最中、彼女はアークによって上の服をはだけさせられ、今度はロゼ自身が、その豊満なるおっぱいの頂きを吸われた。
「あああっ! んんっ――――!」
それまではキスで塞がれていたが、唇が解放されたために大きな喘ぎ声が出てしまって、ロゼは自分で口元を覆い声を飲み込んだ。
アークはそんなロゼにはお構いなく乳首を舐めて噛んで胸を揉み、股間は相変わらず陰核とナカを責めてくるため、声に出せない分の快楽まで増幅したようになって、ロゼの体内をゾクゾクッと駆け巡った。
「アーちゃん…… アーちゃん……」
もしも両親の最中を目撃してしまったら、レオハルトがより変態になってしまうと懸念したロゼは、アークに魔法で何とかしてほしいと思い声をかけた。
アークもアークで長年連れ添ったロゼの言いたいことはわかっている様子だった。
「我慢しろ」
けれどアークの答えは、ロゼにひたすら声を抑えさせるという、あんまりな回答だった。
(この鬼畜っ! でも好きっ♡)
アークが意地悪だろうと悪趣味だろうと何だろうと、ロゼはこの鬼畜から離れられないくらいに、深く深く彼を愛していた。
「あっ! 駄目っ! 駄目ーーっ!」
何度か絶頂する度に嬌声を我慢し、気力も体力も限界になってきた頃、ロゼは思わず大きな声を上げてしまった。
アークが、ロゼの膣肉をずっと弄っていた指を引き抜き、代わりに男根を挿入してきたからだった。
指が三本に増やされ、クリトリスも弄られながら容赦なく可愛がられているロゼが喘いでいると、寝台の方からレオハルトの声が聞こえてきた。
はっとしてそちらに視線を走らせれば、レオハルトは瞼を閉じたままだったので、どうやら寝言のようだ。
「アテナおねいさま~ おっぱいで僕の顔を挟んじゃだめだよぅ……」
レオハルトは幸せな夢を見ているようだった。泣き叫ばれて離乳がとても大変だったくらい、おっぱいが大好きすぎるレオハルトは、時々こうしておっぱいの夢を見るらしく、寝言に出てくる時がある。
「アーちゃん、レオちゃんが起きちゃ――――」
ロゼはレオハルトを起こさないように何か魔法を使ってほしいと言おうとしたが、言葉の途中で遮るように口を塞がれる。同時に挿入される指が四本に増量し、唇からの甘い感触と、親指が愛でている淫芽からのしびれるような快感も相まって、強い高揚感がロゼを包んだ。
「~~~~!!♡♡♡」
アークはキスをしたまま目も閉じず、ロゼが絶頂して快感に悶える眼前の表情をじっと見ていた。
「んっ……! んっ……!! んん~~っ……!!」
ロゼはキスをされたまま手淫をされ続けた。アークは毎回セックスの前戯として挿入前に執拗な手淫や口淫をこれでもかと行う。
そこに避妊を成功させるために何度も絶頂させてロゼの体力を奪い、後半にかけて主導権を握られることを避ける意味があることはロゼもわかっていて、そうはさせるかという思いもある。
二人のセックスは、「子供を作るか作らないか」という真っ向から対立する主張を巡る戦いでもあった。
アークはいつも避妊魔法をロゼに刻むが、気絶してしまえば魔法は無効になって受精できる。アークもアークなりに子供たちを愛しているので、一度受精してしまえばその子供を殺す動きもしない。
だから、体力だけには自信のあるロゼはいつもアークが気絶するまで彼を離さないで頑張るし、アークもアークで、快楽責めをしまくってロゼを絶頂地獄に叩き込み、ロゼを体力切れに追い込んで寝落ちか気絶させようとしてくる。
アークは回復魔法を使えるので難敵だが、回復魔法は短い時間で頻繁に使うと効果が薄いこともあるらしく、逆にロゼがアークの絶頂気絶を見守ることもあって、勝機はゼロではない。ロゼはそうやってこれまでの妊娠を果たしてきた。
今回も何とかして勝たなければと思いつつ、手淫による何度目かの絶頂から下りてきた所で、ロゼは横からの可愛らしい声を聞いた。
「リィおねいさま…… おっぱいもう吸えないよぅぅ~♡」
息子よ、どんな夢を見てるんだ…… とロゼはおっぱい大好き息子レオハルトの将来が心配になった。
まだ二歳だから許されているのだろうが、そのうちに婚約者の胸を狙っているのではと、兄たちが激怒してしまう事態になるのではないかとロゼは思った。
ちなみに、レオハルトのおっぱい関連の寝言の中で、長男の婚約者フィオナの名前が出てきたことは、一度もない……
レオハルトの離乳が早すぎたのかしらとロゼが考えている最中、彼女はアークによって上の服をはだけさせられ、今度はロゼ自身が、その豊満なるおっぱいの頂きを吸われた。
「あああっ! んんっ――――!」
それまではキスで塞がれていたが、唇が解放されたために大きな喘ぎ声が出てしまって、ロゼは自分で口元を覆い声を飲み込んだ。
アークはそんなロゼにはお構いなく乳首を舐めて噛んで胸を揉み、股間は相変わらず陰核とナカを責めてくるため、声に出せない分の快楽まで増幅したようになって、ロゼの体内をゾクゾクッと駆け巡った。
「アーちゃん…… アーちゃん……」
もしも両親の最中を目撃してしまったら、レオハルトがより変態になってしまうと懸念したロゼは、アークに魔法で何とかしてほしいと思い声をかけた。
アークもアークで長年連れ添ったロゼの言いたいことはわかっている様子だった。
「我慢しろ」
けれどアークの答えは、ロゼにひたすら声を抑えさせるという、あんまりな回答だった。
(この鬼畜っ! でも好きっ♡)
アークが意地悪だろうと悪趣味だろうと何だろうと、ロゼはこの鬼畜から離れられないくらいに、深く深く彼を愛していた。
「あっ! 駄目っ! 駄目ーーっ!」
何度か絶頂する度に嬌声を我慢し、気力も体力も限界になってきた頃、ロゼは思わず大きな声を上げてしまった。
アークが、ロゼの膣肉をずっと弄っていた指を引き抜き、代わりに男根を挿入してきたからだった。
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