ブラッドレイ家の夏休み ~たわわ義妹の水着姿を見て意気消沈した令嬢は完璧彼氏に岩場で育乳され、次期宗主はセクシー脱衣の罠にも嵌められる、他~

鈴田在可

文字の大きさ
上 下
8 / 20
四男編

彼女の覚悟、彼の唯一 ✤✤✤

しおりを挟む
 ジュリナリーゼの私室に備え付けの浴室では、彼女の微かな喘ぎ声と共に、ショリ、ショリ、と毛剃りの音が響いていた。

「どうしよう、恥ずかしいわセシル…… 恥ずかしい……」

「もうちょっとだよ…… 動かないでね」

 浴室の床上では、マイクロビキニを脱いで全裸になったジュリナリーゼが脚を開脚し、膝を立てた状態で座っていた。

 セシルがジュリナリーゼの秘部にカミソリの刃を当てて毛の処理をしているわけだが、ジュリナリーゼはセシルにそんなことをされているのが、堪らなく恥ずかしかった。

 秘所の毛を剃り落としたことなど、生まれてこの方一度もない。ジュリナリーゼは人にやってもらうしかないと思ったが、まさか使用人を呼んでセクハラ行為を強制させるわけにもいかず、適任者は彼氏のセシルしかいないと思った。

 というか、セシルに「毛は俺が剃るね♪」とやはりノリノリで風呂場に連れ込まれて、現在全裸開脚をする羽目になっていた。

「あとは仕上げかな。もっと剃りやすいように、両脚を自分で持って仰向けに寝転んで。俺にリィの勃起クリと欲しがりオマンコをよーく見せつけるようにしてみて」

 セシルの指摘の通り、ジュリナリーゼの花芯はぷくりと膨らみ色付いている。

 恥ずかしくて死にそうな心とは裏腹に、この恥辱に興奮でもしているのか、ジュリナリーゼの身体は快感を貪欲に求めているようだった。

「……はい…………」

 ジュリナリーゼは言われるがままその姿勢を取った。セシルの優しさなのか、横たわるジュリナリーゼの身体の下に、いつの間にか魔法で、どんな衝撃でも吸収しそうな寝台並みの柔らかバスマットが敷かれていた。

 鼻唄混じりにショリショリと処理を進めるセシルに全てを曝け出しながら、なんでこんなことになっているのだろうと、ジュリナリーゼは全身を真っ赤にしつつ涙目で羞恥に耐えていた。

「できたよー! つるりんオマンコ!」

 そう言ってカミソリを置いたセシルは、ジュリナリーゼの局部に温かなお湯をかけて毛を流し始めるが、同時に不埒な指が花芯を虐め始めたので、軽く昇天しそうになった。

「では、いっただっきまーす!」

「ふぇっ?」

 イキかけていたジュリナリーゼが疑問の声を出した時には、既にセシルの口元が膣口に吸い付いていた。

 性器の中も外もチロチロ動く舌に翻弄されて、おまけに花芯も巧みにいじられている状態だったため、ジュリナリーゼはすぐに達してしまった。

「ま、待って! きゅ、休憩!」

 続け様に何度か達してもセシルが口淫をやめないので、剃毛の恥ずかしさで精神が限界に近かったジュリナリーゼは、白旗を揚げた。

「何言ってるの? 夜はこれからでしょ? リィの初めての生パイパンオマンコなんだから、味わい尽くさないとね」

 セシルはなぜかパチッとウインクまでしてきたが、彼の雄芯はお腹に付きそうなほどにギチギチに反り返っていて、可愛さとは無縁だった。

 セシルは手を離してしまったジュリナリーゼに変わって彼女の両太ももを押さえて広げると、先走りを溢してはち切れんばかりの陰茎をジュリナリーゼの中に挿入した。 

 いつもは後背位でするのが好きなセシルだが、ジュリナリーゼの恥部を視姦しながら楽しみたかったのか、正常位に近い体位で繋がった。

 ジュリナリーゼを犯すセシルの眼は獣のように爛々と輝いている。

「あんんっ……! ふぁぁぁ……っ!」

 陰核を刺激されながらゆっくり穿たれると、中と外から堪らないうねりが生まれ、セシルのまだ少年の性器では届かない膣の奥まで快楽が運ばれて、ジュリナリーゼを切ない気持ちにさせた。

 ジュリナリーゼは次期宗主という責任のある立場であり、年の離れたセシルを婚約者にすることに反対や心配の声は多数あったが、ジュリナリーゼはどんなことがあっても、必ずセシルと結婚する覚悟だった。

 ジュリナリーゼの夫になるのはセシルだけだ。ジュリナリーゼは今度こそ、この恋を貫くと決めている。

 セシルがゆっくりだった抽送の速度を徐々に上げていき、ジュリナリーゼを翻弄し尽くす。

「ああああっ! イクっ! イクぅっ!」

 セシルはジュリナリーゼをぎゅうっと抱きしめた。体格差もあり、抱き合うとセシルの頭はジュリナリーゼの胸あたりにくる。

 セシルはジュリナリーゼの心臓がある部分にキスをした。

「愛してるよ…… 俺の唯一…………」

 セシルはわざとジュリナリーゼが達する瞬間にそんな言葉を呟き、ジュリナリーゼの耳にその言葉は入れなかった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

腹黒宰相との白い結婚

恋愛
大嫌いな腹黒宰相ロイドと結婚する羽目になったランメリアは、条件をつきつけた――これは白い結婚であること。代わりに側妻を娶るも愛人を作るも好きにすればいい。そう決めたはずだったのだが、なぜか、周囲が全力で溝を埋めてくる。

悪役令嬢の涙

拓海のり
恋愛
公爵令嬢グレイスは婚約者である王太子エドマンドに卒業パーティで婚約破棄される。王子の側には、癒しの魔法を使え聖女ではないかと噂される子爵家に引き取られたメアリ―がいた。13000字の短編です。他サイトにも投稿します。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。 ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。 「案外、本当に君以外いないかも」 「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」 「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」 そのドクターの甘さは手加減を知らない。 【登場人物】 末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。   恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる? 田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い? 【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

睡蓮

樫野 珠代
恋愛
入社して3か月、いきなり異動を命じられたなぎさ。 そこにいたのは、出来れば会いたくなかった、会うなんて二度とないはずだった人。 どうしてこんな形の再会なの?

【完結】あなたの『番』は埋葬されました。

月白ヤトヒコ
恋愛
道を歩いていたら、いきなり見知らぬ男にぐいっと強く腕を掴まれました。 「ああ、漸く見付けた。愛しい俺の番」 なにやら、どこぞの物語のようなことをのたまっています。正気で言っているのでしょうか? 「はあ? 勘違いではありませんか? 気のせいとか」 そうでなければ―――― 「違うっ!? 俺が番を間違うワケがない! 君から漂って来るいい匂いがその証拠だっ!」 男は、わたしの言葉を強く否定します。 「匂い、ですか……それこそ、勘違いでは? ほら、誰かからの移り香という可能性もあります」 否定はしたのですが、男はわたしのことを『番』だと言って聞きません。 「番という素晴らしい存在を感知できない憐れな種族。しかし、俺の番となったからには、そのような憐れさとは無縁だ。これから、たっぷり愛し合おう」 「お断りします」 この男の愛など、わたしは必要としていません。 そう断っても、彼は聞いてくれません。 だから――――実験を、してみることにしました。 一月後。もう一度彼と会うと、彼はわたしのことを『番』だとは認識していないようでした。 「貴様っ、俺の番であることを偽っていたのかっ!?」 そう怒声を上げる彼へ、わたしは告げました。 「あなたの『番』は埋葬されました」、と。 設定はふわっと。

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?

冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。 オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。 だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。 その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・ 「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」 「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」

白い結婚は無理でした(涙)

詩森さよ(さよ吉)
恋愛
わたくし、フィリシアは没落しかけの伯爵家の娘でございます。 明らかに邪な結婚話しかない中で、公爵令息の愛人から契約結婚の話を持ち掛けられました。 白い結婚が認められるまでの3年間、お世話になるのでよい妻であろうと頑張ります。 小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。 現在、筆者は時間的かつ体力的にコメントなどの返信ができないため受け付けない設定にしています。 どうぞよろしくお願いいたします。

処理中です...