ブラッドレイ家の夏休み ~たわわ義妹の水着姿を見て意気消沈した令嬢は完璧彼氏に岩場で育乳され、次期宗主はセクシー脱衣の罠にも嵌められる、他~

鈴田在可

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長男編

彼の家族がそこにいるのに ✤✤

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「あっ……! あんっ……! ひゃんっ! 駄目ぇ……っ!」

 フィオナはジュリアスの膝の上で脚を広げられ、向かい合う形で座らされていた。

 フィオナはビキニの下部はまだ身に付けていたが、ビキニトップは今やジュリアスによって完全に取り払われている。全く無いわけではないが質素な肉の盛り上がりが露わになっていて、その白い肌の中心部では、色素の薄いピンク色の乳輪と小粒な乳頭が存在を主張していた。

 ジュリアスは育乳と称し、美しい手と指でフィオナの胸や脇の方まで含んだ箇所を良くマッサージし、同時に胸を咥えた状態でピンク色の先端部を舌でちろちろと刺激していた。

 胸を愛撫されることはこれまでの彼との営みで何度もあったが、ここは専用海岸プライベートビーチとはいえ屋外である。

 フィオナは恥ずかしくて、本当は感じるままに漏れ出してしまう声を抑えたかったが、大好きな人との行為に気持ちが高ぶってしまって、声を出さないなんて無理だった。

 ジュリアスはフィオナが正真正銘初めての相手だと言っていたが、彼の指や舌遣いは卓越していて、本当は過去に女百人斬りをしたことがあると言われたら納得してしまいそうだった。

「ひあぁっ……! おっぱい気持ちいいっ……! 駄目ぇっ!」

「胸だけでイけそう? イっていいよ。フィーが俺だけに見せる可愛い顔が見たい」

 ジュリアスは一瞬だけ口を離してそう言ってから舌を出し、濡れて光っているフィオナの乳首をペロリと舐め上げた。

 超絶美形の卑猥な表情を見たフィオナはそれだけでゾクゾクッとしてしまった。全く触られてもいないのに下の水着の中は既に愛液でヌチャヌチャで、フィオナはそのまま達してしまいそうになったが、意志の力で踏ん張り何とか耐えた。

 フィオナが快感と共に焦燥感のようなものを感じているのは、外でこんな淫らなことをしているという罪の意識もあるが、もう一つ理由があった。

「シオ、少し休憩しようか」

「喉乾いたー」

 専用海岸プライベートビーチにはブラッドレイ家以外に海水浴を楽しむ人の姿はなく、自分の喘ぎ声と打ち寄せる波の音以外は静かなもので、少し離れた場所にいるカインとシオンの会話も聞こえてくる。

 幸いこちらの様子には気付いていないようだったが、彼の家族がそこにいるのに、絶頂してしまうことに罪悪感があった。

「大丈夫だよ。ずっと防音魔法と、念の為に幻視の魔法もかけているから、弟たちにはフィーの声は聞こえてないし、もしもこっちに走ってきても、俺たちの姿は見えない」

「でもっ……」

(そうは言ってもこんな状況で自分を解放するのも難しい…………)

 が、こんな状態で終わりにされるのもやはり苦しいと思った。

 フィオナの葛藤を感じ取ったらしいジュリアスが、それまで手を付けていなかった下の水着の中に手を差し込んできたので、フィオナは驚いて目を見開きジュリアスを見返した。

「パパー、冷たい牛乳ちょうだーい」

 シオンがブラッドレイ家のドンである父親アークに飲み物をねだっている声が聞こえる中、フィオナは愛液でグチャグチャな秘裂と秘芽をジュリアスの指先で優しく撫でられてしまい、悶絶しそうだった。

「駄目っ……! 気持ちいいの来ちゃうから駄目ぇっ……!」

 そう言えば、ブラッドレイ家の兄弟たちは皆子供の頃は牛乳が大好きなのだと、以前聞いたことがあるような気がして頭の中の記憶を探りつつ、快感が容赦なく迫り上がってきたフィオナは、それどころではなくなってきて思考を止めた。

「かき氷で我慢しろ」

 感情が見えず無表情がデフォルトのアークは、いつも通り温度ゼロな飄々とした声音でシオンに返事をしていた。

「アーちゃん、近くの村には変わった祭りがあるそうよ。私達も――――」

 アークの妻ロゼの話し声も聞こえてきたが、その声は不自然な感じにぶつ切りになってしまい、最後までは聞こえなかった。

 ちなみに「アーちゃん」とは、フィオナとジュリアスの鬼畜上司でもあるアークをロゼが呼ぶ時のいつもの愛称だ。そんな可愛い感じの愛称を勇気を持って呼べるのは、世界広しといえどきっとロゼだけだ。

 フィオナたちがビーチで遊んでいる最中からずっと、ロゼはビーチパラソルの下でピタリとアークに寄り添い、そのボヨンボヨンな豊満すぎる乳をアークの腕に押し付けてニコニコしていたが、たぶん未だにロゼはアークの隣に張り付いているのだろうと思う。

 焦らす動きを続けていたジュリアスの指が、つぷぷ…… と、とうとう体内に侵入してきてしまう。中と秘芽を同時にいじられると、腰がカクカクと揺れだしてしまい、抑えようとしても身体の小刻みな揺れは全身まで波及していった。

 フィオナは身体に力が入らなくなってしまって、後ろに倒れ込みそうになるのをジュリアスの腕に支えられ、ゆっくりと岩影の砂浜の上に身体を横たえられた。

「汗、早く拭いてよママー」

 わいわいやっている一家の中で一際大きな声を出したのは末っ子で七男のレオハルトだ。

 まだ二歳のレオハルトだが、幼児特有の守ってあげたくなるような愛らしさは折り紙付きで、将来は兄たちのような美形になること間違いなしだった。

 フィオナたちが浜辺でボール遊びをしている間、レオハルトは三兄ノエルとその婚約者アテナと一緒に、浅瀬で浮き輪を使って海遊びをしていたが、レオハルトはことあるごとにアテナの胸に抱き付いてデヘデヘしていて、そのたびにノエルに引き剥がされていた。

 レオハルトは美形幼児なのにおっぱいが大好きすぎることが玉に瑕だった。

 レオハルトはフィオナの胸には一度も「デヘヘ」してくれたことはないので、ちょっと寂しくはある。

 フィオナの胸に吸い付きながら、水着の中で蠢くジュリアスの指の動きが段々と早くなっていく。

 堪えきれなくなり遂に理性の決壊を迎えたフィオナは、頭の中で全く何も考えられなくなり、ジュリアスに導かれるようにしながら達した。
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