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6 追放 ⬆⬆⬆
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注)強姦回です
***
蝋燭だけが灯る暗い部屋の中では、二人の息遣いとすすり泣く声が響いていた。
芳一は着物がわずかにひっかかっているだけの状態で、薄暗がりの中に白い肌を浮かび上がらせていた。芳一は着物の帯で硬く両手を縛られ、上から抑え込まれるようにのしかかられていて動けない。
小坊主は全裸になっていて芳一の薄桃色の乳首を舐っていた。
「ん…… んんっ……」
好きでもない相手にこんなことされて嫌なはずなのに、身体は勝手に快感に悶えていた。
芳一は大きな声を出さないように自分のふんどしで猿ぐつわをされていて、小坊主の愛撫に耐えきれずにすすり泣きながら時折声を漏らしていた。
小坊主は乳首から唇を離すと芳一の耳にかぶりついた。甘噛みし、耳穴の中に舌を侵入させてにちゅにちゅと舐めている。
小坊主は行為が始まってからしきりに耳を責めていた。どうやら耳が好きらしい。
「男にこんなことされて気持ちいいの? 芳一くんは変態だね」
緩く勃ち上がっている芳一の陰茎を掴みながら小坊主が耳元で囁く。芳一は涙を流しながら頭を振るが、小坊主に扱かれ始めると芳一の陰茎はより反応し、完全に勃ってしまった。小坊主が手の動きを早めると下腹部に射精感が走る。
小坊主はわななく芳一の腰の後ろに手を回し、お尻の穴の中に指を入れた。
先程から何度も苛められていたその穴の中には挿入に備えて既に軟骨が塗られていて、小坊主の指を難なく受け入れてしまった。自分の意志に反して抜き差しされる指に快感を感じてしまう。
お尻を弄られながら小坊主に陰茎を咥えられると、とうとう我慢が効かなくなり、芳一は小坊主の口の中で射精した。
小坊主が芳一の精液を嚥下する音が聞こえてくる。
「んんっ!」
射精後の完全に脱力しきった所で小坊主が後ろの穴に入れていた指を二本に増やした。流石に鈍い痛みと圧迫感があり、芳一は呻いた。
小坊主は芳一の反応には構わず、指を動かしながら再び萎れてしまった芳一の陰茎を咥えた。
芳一はぼろぼろと涙を流しながらも痛みの中に快感を見出し始めていた。指で後孔内の良い所を責められると、刺激で再び小坊主の口の中で果ててしまう。
小坊主はくたりとした芳一をうつ伏せにして尻だけを上げた姿勢にすると、両手で臀部を掴み割れ目を広げた。
「んうっ……!! ううんっっ!!」
身を貫く衝撃に芳一は見えない目をカッと見開いて呻いた。
お尻の穴から焼けるような痛みが走る。
「ああーっ! すごいっ! 締め付けてくるっ!」
後ろから堪らないといった様子の小坊主の上擦った声と吐息が聞こえてくる。ズンズンと揺すられて、小坊主の陰茎が出入りする度に激痛が走った。
「んんっ! んんっ! んんっ!」
(痛い! 痛い! お尻が痛い!)
芳一はふんどしで括られた口の隙間から強く呻き、自分を貫いている凶器から逃げようと褥の上を這うような動きを見せるが、小坊主に見咎められて腰を強く抑えられ、逃げられない。
「逃げるんじゃない! お前は今日から僕の肉便器だ! こんな気持ちいい尻、一生離すもんか!」
「んんうっ! んううっ! んうっ!」
小坊主がより激しく腰を打ち付けてくるので、芳一も強く呻いて痛みに背中を仰け反らせた。
(助けて! 助けて! 和尚さん! おしょうさんっっ!)
芳一が涙を流しながら心の中で強く念じた時だった。廊下からバタバタと急ぐような誰かの足音が近付いてくる。
襖が開けられても、絶頂の寸前で止まることができなかった小坊主は腰を打ち続けていた。
「お前っ!」
数拍の沈黙の後に聞こえてきた激高の声は、芳一が待ち望んでいた人のものだった。
ずちゅっ、と、後孔から音を立てて小坊主の陰茎が引き抜かれる。直後にぬるりとした温かな飛沫が芳一の背中に点々と落ちてきた。抜いた後に小坊主が空中で射精したのかもしれない。
そしてすぐにバキッと人が殴られたような音も響いた。
「よくも! よくも私の芳一を!」
「和尚さん!」
続いて何人かの僧侶たちが部屋に入ってくる足音がした。彼らは慌てたように和尚を取り押さえているようだった。
「破門だ! この寺から出て行け!」
「和尚さま! ごめんなさい! ごめんなさいっ!」
それまで放心状態の様子だった小坊主は、和尚の「破門」の言葉に我に返り、絶叫するように泣いて謝り始めたが、和尚の怒りは収まらない。
「二度と私の目の前に現れるな! 小坊主をつまみ出せ!」
「和尚さん落ち着いて!」
再び殴りかかろうとする和尚を僧侶たちが必死で止めていた。
「嫌だ! 嫌だ! 破門は嫌だ! 許してください! ここを追い出されたらどこにも行き場がないんですっ!」
小坊主も泣いて縋って必死で和尚の許しを得ようとする。しかし、小坊主を射殺さんとするほどに激しく睨んでいる和尚に近付くのは、火に油を注ぐような行為だった。
「絶対に許さん! この寺から出て行けっ! 野垂れ死ねぇっ!」
「そんなっ! 和尚さまあぁぁっ!」
「とにかく二人を引き離せ!」
僧侶たちも叫んでいる。その場は修羅場と化していた。
「いやだぁぁぁぁっ! 助けて芳一! 芳一ぃぃぃぃっ!」
断末魔のような叫び声を残して、小坊主は部屋から連れ出された。
和尚の怒りは凄まじかった。芳一自身や他の僧たちもとりなしたが、和尚は決して許さず、小坊主は破門にされて寺を追い出されてしまった。
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蝋燭だけが灯る暗い部屋の中では、二人の息遣いとすすり泣く声が響いていた。
芳一は着物がわずかにひっかかっているだけの状態で、薄暗がりの中に白い肌を浮かび上がらせていた。芳一は着物の帯で硬く両手を縛られ、上から抑え込まれるようにのしかかられていて動けない。
小坊主は全裸になっていて芳一の薄桃色の乳首を舐っていた。
「ん…… んんっ……」
好きでもない相手にこんなことされて嫌なはずなのに、身体は勝手に快感に悶えていた。
芳一は大きな声を出さないように自分のふんどしで猿ぐつわをされていて、小坊主の愛撫に耐えきれずにすすり泣きながら時折声を漏らしていた。
小坊主は乳首から唇を離すと芳一の耳にかぶりついた。甘噛みし、耳穴の中に舌を侵入させてにちゅにちゅと舐めている。
小坊主は行為が始まってからしきりに耳を責めていた。どうやら耳が好きらしい。
「男にこんなことされて気持ちいいの? 芳一くんは変態だね」
緩く勃ち上がっている芳一の陰茎を掴みながら小坊主が耳元で囁く。芳一は涙を流しながら頭を振るが、小坊主に扱かれ始めると芳一の陰茎はより反応し、完全に勃ってしまった。小坊主が手の動きを早めると下腹部に射精感が走る。
小坊主はわななく芳一の腰の後ろに手を回し、お尻の穴の中に指を入れた。
先程から何度も苛められていたその穴の中には挿入に備えて既に軟骨が塗られていて、小坊主の指を難なく受け入れてしまった。自分の意志に反して抜き差しされる指に快感を感じてしまう。
お尻を弄られながら小坊主に陰茎を咥えられると、とうとう我慢が効かなくなり、芳一は小坊主の口の中で射精した。
小坊主が芳一の精液を嚥下する音が聞こえてくる。
「んんっ!」
射精後の完全に脱力しきった所で小坊主が後ろの穴に入れていた指を二本に増やした。流石に鈍い痛みと圧迫感があり、芳一は呻いた。
小坊主は芳一の反応には構わず、指を動かしながら再び萎れてしまった芳一の陰茎を咥えた。
芳一はぼろぼろと涙を流しながらも痛みの中に快感を見出し始めていた。指で後孔内の良い所を責められると、刺激で再び小坊主の口の中で果ててしまう。
小坊主はくたりとした芳一をうつ伏せにして尻だけを上げた姿勢にすると、両手で臀部を掴み割れ目を広げた。
「んうっ……!! ううんっっ!!」
身を貫く衝撃に芳一は見えない目をカッと見開いて呻いた。
お尻の穴から焼けるような痛みが走る。
「ああーっ! すごいっ! 締め付けてくるっ!」
後ろから堪らないといった様子の小坊主の上擦った声と吐息が聞こえてくる。ズンズンと揺すられて、小坊主の陰茎が出入りする度に激痛が走った。
「んんっ! んんっ! んんっ!」
(痛い! 痛い! お尻が痛い!)
芳一はふんどしで括られた口の隙間から強く呻き、自分を貫いている凶器から逃げようと褥の上を這うような動きを見せるが、小坊主に見咎められて腰を強く抑えられ、逃げられない。
「逃げるんじゃない! お前は今日から僕の肉便器だ! こんな気持ちいい尻、一生離すもんか!」
「んんうっ! んううっ! んうっ!」
小坊主がより激しく腰を打ち付けてくるので、芳一も強く呻いて痛みに背中を仰け反らせた。
(助けて! 助けて! 和尚さん! おしょうさんっっ!)
芳一が涙を流しながら心の中で強く念じた時だった。廊下からバタバタと急ぐような誰かの足音が近付いてくる。
襖が開けられても、絶頂の寸前で止まることができなかった小坊主は腰を打ち続けていた。
「お前っ!」
数拍の沈黙の後に聞こえてきた激高の声は、芳一が待ち望んでいた人のものだった。
ずちゅっ、と、後孔から音を立てて小坊主の陰茎が引き抜かれる。直後にぬるりとした温かな飛沫が芳一の背中に点々と落ちてきた。抜いた後に小坊主が空中で射精したのかもしれない。
そしてすぐにバキッと人が殴られたような音も響いた。
「よくも! よくも私の芳一を!」
「和尚さん!」
続いて何人かの僧侶たちが部屋に入ってくる足音がした。彼らは慌てたように和尚を取り押さえているようだった。
「破門だ! この寺から出て行け!」
「和尚さま! ごめんなさい! ごめんなさいっ!」
それまで放心状態の様子だった小坊主は、和尚の「破門」の言葉に我に返り、絶叫するように泣いて謝り始めたが、和尚の怒りは収まらない。
「二度と私の目の前に現れるな! 小坊主をつまみ出せ!」
「和尚さん落ち着いて!」
再び殴りかかろうとする和尚を僧侶たちが必死で止めていた。
「嫌だ! 嫌だ! 破門は嫌だ! 許してください! ここを追い出されたらどこにも行き場がないんですっ!」
小坊主も泣いて縋って必死で和尚の許しを得ようとする。しかし、小坊主を射殺さんとするほどに激しく睨んでいる和尚に近付くのは、火に油を注ぐような行為だった。
「絶対に許さん! この寺から出て行けっ! 野垂れ死ねぇっ!」
「そんなっ! 和尚さまあぁぁっ!」
「とにかく二人を引き離せ!」
僧侶たちも叫んでいる。その場は修羅場と化していた。
「いやだぁぁぁぁっ! 助けて芳一! 芳一ぃぃぃぃっ!」
断末魔のような叫び声を残して、小坊主は部屋から連れ出された。
和尚の怒りは凄まじかった。芳一自身や他の僧たちもとりなしたが、和尚は決して許さず、小坊主は破門にされて寺を追い出されてしまった。
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