155 / 202
夏休み
結衣side
しおりを挟む熱もすっかりと良くなり大変な試験も終えて夏休みがやってきた!!
夏休みが来たってことは…。
大「ただいま。」
結「おかえり!!大雅兄!!」
そう。大雅兄が長期で帰ってくるって事で。
とても会いたかった大雅兄にもう私はそばを離れないくらいずっとくっつき回っていた。
瑛「大雅…痩せた?」
大雅兄を一眼見るなり早々にそう声をかけた瑛斗兄に大雅兄は首を傾げて応えた。
大「どーだろ。まぁ入院もしてたし筋肉は落ちたかな…。」
秀「久しぶりに5人揃ったね。」
琉「だな。」
大「あれ?榊は?」
琉「大雅がいる間は休みを取らせた。本人もだいぶ疲れていたみたいだしちょうどいいだろ。」
秀「結衣ちゃんに風邪移しちゃったこと気にしてたもんね。」
大「風邪?」
結「だから…あれは私が油断してたからなったってだけであって榊さんのせいじゃ……」
私がそう言うと大雅兄は私をジーッと見つめてきた。
結「えっ?なんかついてる?」
大「いーや。変わってねぇなぁと思って。」
瑛「そんな簡単に人は変わらねぇって。」
大「ま、それもそーか。」
結「2人で何話してるのよー!」
瑛「お前は知らなくていいこと。」
大「うんうん。」
結「いじわるー!!」
秀「まぁまぁ。久しぶりにどこかにご飯でも食べに行く?」
大「俺、結衣の飯食いたい。」
瑛「右に同じく。」
琉「お前ら…。少しくらい遠慮しろ。」
秀「うーん。」
そう言いながら私の顔をみる琉生お兄ちゃんと秀兄は私に少し気を遣っているようだった。
結「いいよ!お料理好きだし!簡単にささっと作っちゃうね!」
大「よっしゃ!俺も手伝う~!」
瑛「俺ニンジン切ろうか?」
結「にんじんは使わない予定……」
大「ばーか!お前は下がっとけ!」
瑛「んだよ…独り占めしやがって。」
大「へっへーだ。」
最近ますます距離が近くなってきたお兄ちゃん達。
大雅兄が帰ってきてやっぱりみんな嬉しそう。
いつもより少し明るい雰囲気のみんなをみて私もすごく嬉しくなった。
それからお昼ご飯も食べ落ち着いた頃、私はお茶を淹れ、みんなでリビングでゆっくりしながら話していた。
結「そう言えば大雅兄いつまでこっちにいれるの?」
大「夏休み自体は9月末までなんだけど…実習あるから9月に4日間だけ戻るよ。」
結「9月末!?大学生って夏休み長いんだね……。」
琉「長いのは一年生だけだ。これからどんどん忙しくなるぞ。」
大「あぁ。覚悟はしてる。」
大雅兄が真剣な顔でそう言うと琉生お兄ちゃんは微笑んでいた。
琉生お兄ちゃん…大雅兄のこと心から応援しているんだろうなと感じる。
改めてこんな優しい人たちの兄妹でいれることに感謝しかないなと思った日であった。
0
お気に入りに追加
249
あなたにおすすめの小説
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?
すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
お兄ちゃんはお医者さん!?
すず。
恋愛
持病持ちの高校1年生の女の子。
如月 陽菜(きさらぎ ひな)
病院が苦手。
如月 陽菜の主治医。25歳。
高橋 翔平(たかはし しょうへい)
内科医の医師。
※このお話に出てくるものは
現実とは何の関係もございません。
※治療法、病名など
ほぼ知識なしで書かせて頂きました。
お楽しみください♪♪
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
My Doctor
west forest
恋愛
#病気#医者#喘息#心臓病#高校生
病気系ですので、苦手な方は引き返してください。
初めて書くので読みにくい部分、誤字脱字等あると思いますが、ささやかな目で見ていただけると嬉しいです!
主人公:篠崎 奈々 (しのざき なな)
妹:篠崎 夏愛(しのざき なつめ)
医者:斎藤 拓海 (さいとう たくみ)
【R18】鬼上司は今日も私に甘くない
白波瀬 綾音
恋愛
見た目も中身も怖くて、仕事にストイックなハイスペ上司、高濱暁人(35)の右腕として働く私、鈴木梨沙(28)。接待で終電を逃した日から秘密の関係が始まる───。
逆ハーレムのチームで刺激的な日々を過ごすオフィスラブストーリー
法人営業部メンバー
鈴木梨沙:28歳
高濱暁人:35歳、法人営業部部長
相良くん:25歳、唯一の年下くん
久野さん:29歳、一個上の優しい先輩
藍沢さん:31歳、チーフ
武田さん:36歳、課長
加藤さん:30歳、法人営業部事務
好きだった幼馴染に出会ったらイケメンドクターだった!?
すず。
恋愛
体調を崩してしまった私
社会人 26歳 佐藤鈴音(すずね)
診察室にいた医師は2つ年上の
幼馴染だった!?
診察室に居た医師(鈴音と幼馴染)
内科医 28歳 桐生慶太(けいた)
※お話に出てくるものは全て空想です
現実世界とは何も関係ないです
※治療法、病気知識ほぼなく書かせて頂きます
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる