86 / 202
クリスマス
大雅side
しおりを挟むそして次の日。
親父はおばさんとイブを過ごしたいからと言ってあのマンションに帰っていった。
そして俺らも……
結「ねぇ大雅兄。明日どこ行くの?」
大「まだ教えない。」
結「意地悪ー!!」
翌日の24日に備えて話していた。
俺は結衣を喜ばせるために色々準備していたのだ。
大学に行くために俺はもうすぐこの家を出て行くであろう。
だから多分2人で過ごせるクリスマスは今年で最後だ。
結「ねー!大雅兄聞いてる?」
大「え?なに?」
結「何時に行くの?」
大「んー9時くらいかな。もっと遅い方がいい?」
結「ううん!9時で大丈夫だよ!」
大「じゃあそーゆーことでいいか?」
結「うん!楽しみだね!」
大「お、おう。」
クリスマスシーズンは忙しいらしく琉兄と瑛斗兄は仕事で帰れないらしい。
秀兄はいつも通り夕方帰ってくるって言っていた。
そしてイブ当日がやってきた。
俺は少し緊張していた。
今までどーでも良かったクリスマス。
家族や友達と過ごした事がなかったからだ。
いくら妹とは言え、結衣は俺にとって特別な存在。
楽しませてあげられるのだろうか。
結「大雅兄!準備出来たよ!」
そう言ってきた結衣はいつもと雰囲気が違っていた。
少し緩めに結んだ髪の毛に全体的に白と薄めのピンクでまとまっている服装。
俺の胸が少し高鳴っていた。
大「おう…。あ、マスクしていけよ。冷たい空気は気管に良くない。」
結「えー。なんか大雅兄、琉生お兄ちゃんみたい。」
大「うるせー!心配してるんだからわがまま言うな~ー!」
結「はーいっ」
少し不貞腐れて膨らませる頬。
その顔はずるいだろ、と心の中で思わず叫んだ。
そして俺らは出発した。
今日行く場所は遊園地。
あまり派手な雰囲気の場所ではなく、少し静かめな遊園地だ。
前に観覧車に乗るの初めてって言ってたくらいだから遊園地も初めてだろう。
実はここ…昼間より夜のイルミネーションが綺麗と言われている場所。
少し暗くなるくらいまでいて結衣に見せてあげたいと思っていた。
大「着いたぞ。」
結「ここ…本物の遊園地!?」
大「本物って……偽物とかあるのかよ。」
結「えー!いいのかなっ!クリスマスに遊園地なんて来ていいのかな!楽しみー!」
明らかにはしゃいでいる結衣。
こんな事で喜ぶだなんて可愛いにも程がある。
結「大雅兄!!みてみて!!あれすごく高いよ!!」
そう言って結衣が1番最初に指さしたのはジェットコースター。
大「いや、あれジェットコースターだぞ!?まずメリーゴーランドとか、コーヒーカップとか…そーゆー発想ないのか!?」
結「そっかぁ…あれが噂のジェットコースター!!」
そう言ってジェットコースターを見上げる結衣の目はキラキラしている。
大「はぁ……。じゃあ乗るか?ビビって泣いても知らねーぞ!」
結「うん!!」
着いて早々。
俺らはジェットコースターに乗る事になった。
1
あなたにおすすめの小説
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
幼馴染みのメッセージに打ち間違い返信したらとんでもないことに
家紋武範
恋愛
となりに住む、幼馴染みの夕夏のことが好きだが、その思いを伝えられずにいた。
ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる