22 / 28
草むしり〜♪
しおりを挟む
ズドドドド!
大きな音ともに地面が抉られていく。
「うぉおおおお‼︎」
僕たちはその音の主から少しでも距離を取ろうと動くが……
ズドドドド!
音は僕たちから少しも離れていない。むしろ近づいている。
『マスター何故ですか⁉︎』
アイは今にも泣きそうな目をしながら僕の横を走っている。
『何故私たちは草むしりなのに草に襲われているのですかァアアア‼︎』
僕たちの後ろには巨大な根っこが人の形をして全力で追いかけていた。
「えっ草むしりですか⁉︎」
「はい草むしりです」
『あの草むしりですか?』
「その草むしりです!」
僕たちはあまりに意外な仕事を言われて思わず何度も聞いてしまった。
「まぁ単純な話、皆さんまだペーペーなので、いくら戦闘が先程の戦いで証明されても数回は街の中の依頼になりますよ」
「なるほど……」
たしかに言っていることはもっともだ。
「ちょっと街から離れた場所にある農家さんの畑の世話ですね~移動も公共馬車で1時間もない場所ですので頑張ってください」
『了解です、さ皆さん行きますよ!』
そう言ってアイは元気よく飛び出していった。
「「「……」」」
僕たち3人は見事置いていかれだけど、
「「「場所聞いてないよね?」」」
「場所は第3区画です、道はヴァンさんについて行くと良いですよー」
「第3区画……あそこか……じゃ行こうか新人くん」
「あっはい」
僕はヴァンさん達の後をついていった。
因みにアイは扉の前「場所聞くの忘れたので聞いてきますね⁉︎」と言ってギルドに戻ろうとしたので僕たちが慌てて止めた。
「第3区角はこの町の農業施設が多い」
「そうなんですか」
僕たち四人は馬車に揺られながら目的地に向かっていた。
「ああ、この街は冒険者以外にも色々な人が来るからな、第4区画まであってそれぞれある程度役割がある第1なら鍛治や製鉄などの工業、第2は俺たちのような冒険者の区画や観光者などを招く商業区画、第4は……何かあったけ?忘れた」
「第4区画は魔法に関する区画だぞ……」
モヒカンさんの区画紹介の部分で足りないのところをシュタインさんが補足した。
「俺らは魔法にあまり縁がなくてな、簡単なやつなら使えるが、よく使うの剣や拳だ」
『へぇ~やっぱり魔獣の討伐ですか?』
「いや最近の主な使用用途は酒場の喧嘩」
『めちゃくちゃ物騒じゃないですか!』
「討伐はな~ここ冒険者が多くてマジで見ないんだよ」
「ヴァンさん達はここの街出身じゃないんですか?」
話の内容からだと他の街も見てる感じだし遠い所から来たのだろうか?
「そうだぞ俺らはな」
「あっ兄貴、依頼場所に着いたぞ」
「よし行くか」
「『気になるところで終わった!』」
「まぁ気にすんな田舎だ田舎」
そう言ってヴァンさん達は場所の御者にお金を払うと降りていった。僕たちも慌ててお金を払って後についていく。
「あれ?俺たちお前らの分も払ったぞ」
「……がめられてた⁉︎」
モヒカンさんはそれを見て腹を押さえてクックッと笑いを堪えていた。
ちくしょー油断してた。
「まぁ反省だな次にいかせ」
『了解です!』
「了解です!」
アイが元気よく返事をする。
僕も釣られて同じように返事をしてしまった。
「おぉ冒険者の方ですな」
畑に着くとそこには恰幅がよく、顎髭が長く伸びていたおじさんがいた。
「そうだ」
「畑はこちらです」
おじさんの案内通りに来てみたら確かに畑があってそこには雑草が生えていた。
「あそこのやつを抜くんですね」
僕はそう言って袖をまくると、
「あー違う違う」
おじさんは手を顔の前で左右に振って否定する。
「お前さん達冒険者はあっち」
そう言って指さす方向にあったのが、
『でか‼︎』
2メートルぐらい長さがある葉っぱが垂れている植物があった。
「えっ⁉︎あれを抜くんですか⁉︎」
村の畑でもあんなでかい雑草ないぞ⁉︎
「そうだ葉っぱを引っ張るだけで簡単に抜けるが」
『了解です‼︎』
おじさんが何かを言い切る前にアイは葉っぱを持ち思いきっり引っ張た。
その瞬間
「我ノ眠リヲ妨ゲルノハ誰ダ」
根っこの方から声が聞こえて高さ3メートルくらいの根っこが出てきた。
「葉っぱを引っ張ると魔獣ネッコーノヒトが出るぞ」
「⁉︎」
何で魔獣が出るんだよ!それにしても安直な名前!
「我ノ眠リヲ妨ゲタノハ貴様カ?」
『あっえっと……』
いきなりすぎる展開にアイも困惑してる⁉︎
「おーい植物さん!」
ヴァンさんが植物を呼ぶ。いや何してんの⁉︎
「お前さんの眠りを妨げたのはそこの嬢ちゃんとこの坊ちゃんだ」
そう言って僕を指さす。
「えっ?」
「貴様タチカァァァ‼︎」
「『あああ違いますぅううう!』」
いやアイは違わないだろ!
「許サンゾォオオオ!」
そう叫ぶとネッコーノヒトは全力で根っこを動かして僕たちの方に向かってきた。
ズドドドドと移動の際に音を立てる。
『マスター!』
「アイぃいい!こっち来んなぁああ!」
追われる瞬間、アイは無我夢中でこっちに走ってきた。
『へへへ……マスター一緒に地獄を切り抜けましょう!』
「やめろぉおお!アイぃいい!」
そして現在に戻る、ネッコーノヒトに追われていて僕たちは逃げ惑っていた。
魔術を使おうにも道具を作る時間がない!
こんなことなら着ている服に魔術を施しとけば良かった!
「頑張れよガキども~」
モヒカンさんが少し離れたところで僕たちに声援を送ってきた。
「……アイ少し時間稼げる?」
僕はアイに目線を送る。
『了解ですマスター!』
アイはすぐに意図がわかったようだ。
「じゃあいくよ離れて!」
『了解!』
僕とアイは二手に素早く分かれる。
『やーい!お前のお母さんラフレシア!』
「すごい独特な悪口⁉︎」
そんなので注目集めれるの⁉︎
「ナンダトォオオオ!」
「すごい集まってる‼︎」
むしろこれまでに無いほど怒ってる!
「て早く準備しないと!」
僕は急いで道具を拾う近くにあったのは石と、どの植物かわからない木の枝数本……
「えっととりあえず……攻撃性のあるやつを」
少し自分でも無理じゃね?と感じてしまったが、急いでやることをやらないと!
「って……ぎゃあああ!お嬢ちゃんこっち来るんじゃねぇええ‼︎」
『マスターの意図はわかりました!「魔獣が暴れて致し方のない犠牲だった」と!』
やばい!魔獣じゃなくて別の意味で作成を急がないと!
「文字効果!“氷風”!」
枝をネッコーノヒトに向けて強い氷の風を起こす。
「アイ!モヒカンさんとこっちに!」
『了解です!』
「うぉ!」
アイはモヒカンさんをお姫様抱っこするとすぐさまその場から離れる。
「オノレ!」
ネッコーノヒトは少し動きが遅くなった程度でアイを追いだす。
植物だから氷に弱いかもと思ってたけど…意味がなかった。
『マスターあとは頼みます!』
アイが僕の横を通り抜けるときに叫ぶ。
「任せて!」
僕はそう言うと石をネッコーノヒトに向かって投げる。
「ソンナ投石ナゾ……」
ネッコーノヒトは僕を嘲笑しようとするが……
ドカン‼︎
凄まじい爆発と共にネッコーノヒトはバラバラになって吹き飛んだ。
「石は魔力を多く貯める」
それをわざと暴発させて大爆発させた。
『やりましたね!マスター!』
「チョップ!」
『イタイ!』
アイが笑顔でこちらに向かってきたので僕は脳天をかち割るようにしてチョップをかます。
『何するですか⁉︎』
「アイ、モヒカンさんやろうとしてたでしょ!」
『えっ⁉︎違うんですか⁉︎私はてっきりモヒカンさんを合法的に……』
「違うわ!」
なんかアイ、モヒカンさんにあたり強くない⁉︎
「いや君たちその前にだね、俺の名前はモヒカンさんじゃ」
「『モヒカンさんは黙ってて‼︎』」
「よぉぉし!ガキどももう容赦せんぞ!」
その後、ヴァンさんとおじさんが僕たちのところに来た頃にはモヒカンさんと僕とアイはボロボロになっていた。
「ネッコーノヒトはそこまで強敵だったか」
「「『いえ全然違います』」」
大きな音ともに地面が抉られていく。
「うぉおおおお‼︎」
僕たちはその音の主から少しでも距離を取ろうと動くが……
ズドドドド!
音は僕たちから少しも離れていない。むしろ近づいている。
『マスター何故ですか⁉︎』
アイは今にも泣きそうな目をしながら僕の横を走っている。
『何故私たちは草むしりなのに草に襲われているのですかァアアア‼︎』
僕たちの後ろには巨大な根っこが人の形をして全力で追いかけていた。
「えっ草むしりですか⁉︎」
「はい草むしりです」
『あの草むしりですか?』
「その草むしりです!」
僕たちはあまりに意外な仕事を言われて思わず何度も聞いてしまった。
「まぁ単純な話、皆さんまだペーペーなので、いくら戦闘が先程の戦いで証明されても数回は街の中の依頼になりますよ」
「なるほど……」
たしかに言っていることはもっともだ。
「ちょっと街から離れた場所にある農家さんの畑の世話ですね~移動も公共馬車で1時間もない場所ですので頑張ってください」
『了解です、さ皆さん行きますよ!』
そう言ってアイは元気よく飛び出していった。
「「「……」」」
僕たち3人は見事置いていかれだけど、
「「「場所聞いてないよね?」」」
「場所は第3区画です、道はヴァンさんについて行くと良いですよー」
「第3区画……あそこか……じゃ行こうか新人くん」
「あっはい」
僕はヴァンさん達の後をついていった。
因みにアイは扉の前「場所聞くの忘れたので聞いてきますね⁉︎」と言ってギルドに戻ろうとしたので僕たちが慌てて止めた。
「第3区角はこの町の農業施設が多い」
「そうなんですか」
僕たち四人は馬車に揺られながら目的地に向かっていた。
「ああ、この街は冒険者以外にも色々な人が来るからな、第4区画まであってそれぞれある程度役割がある第1なら鍛治や製鉄などの工業、第2は俺たちのような冒険者の区画や観光者などを招く商業区画、第4は……何かあったけ?忘れた」
「第4区画は魔法に関する区画だぞ……」
モヒカンさんの区画紹介の部分で足りないのところをシュタインさんが補足した。
「俺らは魔法にあまり縁がなくてな、簡単なやつなら使えるが、よく使うの剣や拳だ」
『へぇ~やっぱり魔獣の討伐ですか?』
「いや最近の主な使用用途は酒場の喧嘩」
『めちゃくちゃ物騒じゃないですか!』
「討伐はな~ここ冒険者が多くてマジで見ないんだよ」
「ヴァンさん達はここの街出身じゃないんですか?」
話の内容からだと他の街も見てる感じだし遠い所から来たのだろうか?
「そうだぞ俺らはな」
「あっ兄貴、依頼場所に着いたぞ」
「よし行くか」
「『気になるところで終わった!』」
「まぁ気にすんな田舎だ田舎」
そう言ってヴァンさん達は場所の御者にお金を払うと降りていった。僕たちも慌ててお金を払って後についていく。
「あれ?俺たちお前らの分も払ったぞ」
「……がめられてた⁉︎」
モヒカンさんはそれを見て腹を押さえてクックッと笑いを堪えていた。
ちくしょー油断してた。
「まぁ反省だな次にいかせ」
『了解です!』
「了解です!」
アイが元気よく返事をする。
僕も釣られて同じように返事をしてしまった。
「おぉ冒険者の方ですな」
畑に着くとそこには恰幅がよく、顎髭が長く伸びていたおじさんがいた。
「そうだ」
「畑はこちらです」
おじさんの案内通りに来てみたら確かに畑があってそこには雑草が生えていた。
「あそこのやつを抜くんですね」
僕はそう言って袖をまくると、
「あー違う違う」
おじさんは手を顔の前で左右に振って否定する。
「お前さん達冒険者はあっち」
そう言って指さす方向にあったのが、
『でか‼︎』
2メートルぐらい長さがある葉っぱが垂れている植物があった。
「えっ⁉︎あれを抜くんですか⁉︎」
村の畑でもあんなでかい雑草ないぞ⁉︎
「そうだ葉っぱを引っ張るだけで簡単に抜けるが」
『了解です‼︎』
おじさんが何かを言い切る前にアイは葉っぱを持ち思いきっり引っ張た。
その瞬間
「我ノ眠リヲ妨ゲルノハ誰ダ」
根っこの方から声が聞こえて高さ3メートルくらいの根っこが出てきた。
「葉っぱを引っ張ると魔獣ネッコーノヒトが出るぞ」
「⁉︎」
何で魔獣が出るんだよ!それにしても安直な名前!
「我ノ眠リヲ妨ゲタノハ貴様カ?」
『あっえっと……』
いきなりすぎる展開にアイも困惑してる⁉︎
「おーい植物さん!」
ヴァンさんが植物を呼ぶ。いや何してんの⁉︎
「お前さんの眠りを妨げたのはそこの嬢ちゃんとこの坊ちゃんだ」
そう言って僕を指さす。
「えっ?」
「貴様タチカァァァ‼︎」
「『あああ違いますぅううう!』」
いやアイは違わないだろ!
「許サンゾォオオオ!」
そう叫ぶとネッコーノヒトは全力で根っこを動かして僕たちの方に向かってきた。
ズドドドドと移動の際に音を立てる。
『マスター!』
「アイぃいい!こっち来んなぁああ!」
追われる瞬間、アイは無我夢中でこっちに走ってきた。
『へへへ……マスター一緒に地獄を切り抜けましょう!』
「やめろぉおお!アイぃいい!」
そして現在に戻る、ネッコーノヒトに追われていて僕たちは逃げ惑っていた。
魔術を使おうにも道具を作る時間がない!
こんなことなら着ている服に魔術を施しとけば良かった!
「頑張れよガキども~」
モヒカンさんが少し離れたところで僕たちに声援を送ってきた。
「……アイ少し時間稼げる?」
僕はアイに目線を送る。
『了解ですマスター!』
アイはすぐに意図がわかったようだ。
「じゃあいくよ離れて!」
『了解!』
僕とアイは二手に素早く分かれる。
『やーい!お前のお母さんラフレシア!』
「すごい独特な悪口⁉︎」
そんなので注目集めれるの⁉︎
「ナンダトォオオオ!」
「すごい集まってる‼︎」
むしろこれまでに無いほど怒ってる!
「て早く準備しないと!」
僕は急いで道具を拾う近くにあったのは石と、どの植物かわからない木の枝数本……
「えっととりあえず……攻撃性のあるやつを」
少し自分でも無理じゃね?と感じてしまったが、急いでやることをやらないと!
「って……ぎゃあああ!お嬢ちゃんこっち来るんじゃねぇええ‼︎」
『マスターの意図はわかりました!「魔獣が暴れて致し方のない犠牲だった」と!』
やばい!魔獣じゃなくて別の意味で作成を急がないと!
「文字効果!“氷風”!」
枝をネッコーノヒトに向けて強い氷の風を起こす。
「アイ!モヒカンさんとこっちに!」
『了解です!』
「うぉ!」
アイはモヒカンさんをお姫様抱っこするとすぐさまその場から離れる。
「オノレ!」
ネッコーノヒトは少し動きが遅くなった程度でアイを追いだす。
植物だから氷に弱いかもと思ってたけど…意味がなかった。
『マスターあとは頼みます!』
アイが僕の横を通り抜けるときに叫ぶ。
「任せて!」
僕はそう言うと石をネッコーノヒトに向かって投げる。
「ソンナ投石ナゾ……」
ネッコーノヒトは僕を嘲笑しようとするが……
ドカン‼︎
凄まじい爆発と共にネッコーノヒトはバラバラになって吹き飛んだ。
「石は魔力を多く貯める」
それをわざと暴発させて大爆発させた。
『やりましたね!マスター!』
「チョップ!」
『イタイ!』
アイが笑顔でこちらに向かってきたので僕は脳天をかち割るようにしてチョップをかます。
『何するですか⁉︎』
「アイ、モヒカンさんやろうとしてたでしょ!」
『えっ⁉︎違うんですか⁉︎私はてっきりモヒカンさんを合法的に……』
「違うわ!」
なんかアイ、モヒカンさんにあたり強くない⁉︎
「いや君たちその前にだね、俺の名前はモヒカンさんじゃ」
「『モヒカンさんは黙ってて‼︎』」
「よぉぉし!ガキどももう容赦せんぞ!」
その後、ヴァンさんとおじさんが僕たちのところに来た頃にはモヒカンさんと僕とアイはボロボロになっていた。
「ネッコーノヒトはそこまで強敵だったか」
「「『いえ全然違います』」」
0
お気に入りに追加
41
あなたにおすすめの小説
恋より友情!〜婚約者に話しかけるなと言われました〜
k
恋愛
「学園内では、俺に話しかけないで欲しい」
そう婚約者のグレイに言われたエミリア。
はじめは怒り悲しむが、だんだんどうでもよくなってしまったエミリア。
「恋より友情よね!」
そうエミリアが前を向き歩き出した頃、グレイは………。
本編完結です!その後のふたりの話を番外編として書き直してますのでしばらくお待ちください。
前回は断頭台で首を落とされましたが、今回はお父様と協力して貴方達を断頭台に招待します。
夢見 歩
ファンタジー
長年、義母と義弟に虐げられた末に無実の罪で断頭台に立たされたステラ。
陛下は父親に「同じ子を持つ親としての最後の温情だ」と断頭台の刃を落とす合図を出すように命令を下した。
「お父様!助けてください!
私は決してネヴィルの名に恥じるような事はしておりません!
お父様ッ!!!!!」
ステラが断頭台の上でいくら泣き叫び、手を必死で伸ばしながら助けを求めても父親がステラを見ることは無かった。
ステラは断頭台の窪みに首を押さえつけられ、ステラの父親の上げた手が勢いよく振り下ろされると同時に頭上から鋭い刃によって首がはねられた。
しかし死んだはずのステラが目を開けると十歳まで時間が巻き戻っていて…?
娘と父親による人生のやり直しという名の復讐劇が今ここに始まる。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
全力で執筆中です!お気に入り登録して頂けるとやる気に繋がりますのでぜひよろしくお願いします( * ॑꒳ ॑*)
婚約者の浮気相手が子を授かったので
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ファンヌはリヴァス王国王太子クラウスの婚約者である。
ある日、クラウスが想いを寄せている女性――アデラが子を授かったと言う。
アデラと一緒になりたいクラウスは、ファンヌに婚約解消を迫る。
ファンヌはそれを受け入れ、さっさと手続きを済ませてしまった。
自由になった彼女は学校へと戻り、大好きな薬草や茶葉の『研究』に没頭する予定だった。
しかし、師であるエルランドが学校を辞めて自国へ戻ると言い出す。
彼は自然豊かな国ベロテニア王国の出身であった。
ベロテニア王国は、薬草や茶葉の生育に力を入れているし、何よりも獣人の血を引く者も数多くいるという魅力的な国である。
まだまだエルランドと共に茶葉や薬草の『研究』を続けたいファンヌは、エルランドと共にベロテニア王国へと向かうのだが――。
※表紙イラストはタイトルから「お絵描きばりぐっどくん」に作成してもらいました。
※完結しました
〖完結〗王女殿下の最愛の人は、私の婚約者のようです。
藍川みいな
恋愛
エリック様とは、五年間婚約をしていた。
学園に入学してから、彼は他の女性に付きっきりで、一緒に過ごす時間が全くなかった。その女性の名は、オリビア様。この国の、王女殿下だ。
入学式の日、目眩を起こして倒れそうになったオリビア様を、エリック様が支えたことが始まりだった。
その日からずっと、エリック様は病弱なオリビア様の側を離れない。まるで恋人同士のような二人を見ながら、学園生活を送っていた。
ある日、オリビア様が私にいじめられていると言い出した。エリック様はそんな話を信じないと、思っていたのだけれど、彼が信じたのはオリビア様だった。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
浮気中の婚約者が私には塩対応なので塩対応返しすることにした
今川幸乃
恋愛
スターリッジ王国の貴族学園に通うリアナにはクリフというスポーツ万能の婚約者がいた。
リアナはクリフのことが好きで彼のために料理を作ったり勉強を教えたりと様々な親切をするが、クリフは当然の顔をしているだけで、まともに感謝もしない。
しかも彼はエルマという他の女子と仲良くしている。
もやもやが募るもののリアナはその気持ちをどうしていいか分からなかった。
そんな時、クリフが放課後もエルマとこっそり二人で会っていたことが分かる。
それを知ったリアナはこれまでクリフが自分にしていたように塩対応しようと決意した。
少しの間クリフはリアナと楽しく過ごそうとするが、やがて試験や宿題など様々な問題が起こる。
そこでようやくクリフは自分がいかにリアナに助けられていたかを実感するが、その時にはすでに遅かった。
※4/15日分の更新は抜けていた8話目「浮気」の更新にします。話の流れに差し障りが出てしまい申し訳ありません。
婚約者すらいない私に、離縁状が届いたのですが・・・・・・。
夢草 蝶
恋愛
侯爵家の末姫で、人付き合いが好きではないシェーラは、邸の敷地から出ることなく過ごしていた。
そのため、当然婚約者もいない。
なのにある日、何故かシェーラ宛に離縁状が届く。
差出人の名前に覚えのなかったシェーラは、間違いだろうとその離縁状を燃やしてしまう。
すると後日、見知らぬ男が怒りの形相で邸に押し掛けてきて──?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる