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クリーミー花のルーティン(後編)
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『ビービービー!』
警告なのか辺りから、赤いランタンが現れて音と共に宙を待っている。
「エメルなんだこれは!」
「この塔の周りの土地に不許可で立ち入っている輩がいますね」
そう言って、エメルは走り出して、窓から遠くを見る。
一緒に見てみれば、確かに遠くの所から馬数頭でこちらに向かって来る物がいた。
「とりあえず、マウグス、モアさん、イルミさんはここに居て下さいと、言いたい所なんですが」
「「……?」」
「マウグスは来るでしょう?」
「おっ!良くわかってるな!」
「えぇ、長い付き合いですから」
「そんなお前には“マウグス理解能力”三級を与えよう!」
「需要が無いので良いです」
「チッ……」
「舌打ちしない」
そう言って、二人は階下に降りた。
ーーーエメル・サフィス視点
「さてと先ずは、マイクの準備を」
ここの土地に不許可で立ち入っている者に注意をする為に、僕はマイクの準備をする。
「知恵の塔では良くある事なのか?」
マウグスも僕の手伝いをしながら、楽しそうに配線をいじっている。
「そうですね。知恵の塔はいわゆる魔導図書館、職員は基本一人という、盗賊団からしたら宝島ですよ」
若き者に魔導の手引きをする“魔導書”、それはとても高価だ。
知恵の塔は、建設されてからずっと、その脅威に晒されている。
『あーあーマイクテストマイクテスト』
配線をいじり、繋がったマイクに向かって来ている集団に声をかける。
『ここは国が管理しているいわゆる国有地だ。直ちに出ていきなさい』
僕は彼らに注意するが、
「うるせぇえええ!」
どうやら意味がなかった様だ。
集団は馬を止めて、こちらに向かって大声で喋り出した。
「俺たちはデイリー盗賊団!知恵の塔の魔導書を盗みに来た!命が惜しければ直ぐに魔導書を全て渡せ!」
『えっなんだって?』
だけど全く聞こえん。遠すぎる。
「俺たちはデイリー盗賊団!知恵の塔の魔導書を盗みに来た!命が惜しければ直ぐに魔導書を全て渡せ!」
『すまん!聞こえない!』
「俺たちは!デイリー!盗賊団!知恵の塔の!魔導書を!盗みに来た!」
『……』
「……」
『……聞こえましたか?マウグス?』
『いや……全く聞こえん』
「うわぁああん!」
「お頭が泣いた!」
「おいお前ら酷いじゃねぇか!」
「そうだぞ!お頭は傷つき安いんだ!そんな事をするな!」
『だって聞こえなかったぞ』
「「「聞こえてんじゃねぇか!」」」
『あ~……どうするエメル?』
『とりあえず、まだ未遂なので早く国有地から出てくれれば、逮捕しなくて済むので出ていってもらいましょう』
「ふん!俺たちは盗賊団!」
「『帰れ』と言われても!」
「盗みが終わるまで去らねえぞ!」
『あっなら良いです。“知恵の塔・対地上迎撃システム”起動』
「「「えっ?」」」
『ポチッとな』
そう言って、マウグスが僕の近くにあるボタンを押す。
フォン!
すると、知恵の塔から奇妙な音が鳴り、
「なんだこれは!」
「魔法陣?」
「デカ過ぎるぞ!」
壁一面に、魔法陣が浮かび上がった。
『発射』
僕のその一言が引き金となって。
「「「ギャアアアア‼︎」」」
魔法陣から出た魔法が全て、盗賊団に向かって放たれた。
ーーーイルミ視点
凄い事になってるのさ。
窓から見てたら魔法陣が大量に出てきて魔法を撃ったと思ったら、盗賊団は全員伸びていたのさ。
「魔導連盟から検挙部隊“キリル”を要請しました。あと、三時間もすれば来るでしょう」
「縛らなくていいのか?」
「あれだけの魔法を打ち込んだんです。目を覚ました頃には部隊が届いていますよ」
「あっお帰りなさいなのさ」
そして、階段を上って二人が戻ってきた。
「盗賊団退治、お疲れ様です。何処かお怪我は?」
「いえ無いですよ。いつもの事なので慣れました」
いつもの事って……ここはとんでもない所だったのさ……。
「これから三時間後に検挙部隊が来ます。それまで大人しく待っていましょう」
「は~い」
検挙部隊が来るまでの間おいらは蔵書の数や状態の確認をしていたのさ。
エメルは確か、利用者の数と借りている本の傾向を調べるのと同時に実験の結果をまとめていたのさ。
表情が少し死んでいたのさ。
「検挙部隊“ヒエログリフ”!ただいま参りました!」
その後、エメルの言っていた通り三時間後に検挙部隊が来たのさ。
彼らは全員、箒に乗って飛んできていたが痛く無いのだろうか?
「あ~座るところにらカバーがあるので痛くないらしいですよ?」
「そうなんだ。初めて知ったのさ」
原理をモアに教えてもらったのさ。
痛覚の感覚はおいらにもあるし、痛い想像してしまったが安心したのさ。
その後、エメルは検挙部隊の隊長さんと話をしていたが、隊長さんマウグスを見た瞬間、顔を青くして逃げたのさ。
「あなた、過去に何をしたのですか?」
「検挙部隊の戦闘訓練に参加する機会があってな全員ボコボコにしてやった‼︎」
「トラウマが出来てるじゃないですか……」
「はぁ……」とエメルはため息をついた後、階下に行った。
どうやら、まだ仕事があるようなのさ。
「さて……おいらもそろそろ」
やることがあるのさ。
先ずはおいらがいる部屋の扉にベルをつける。
その後は、厨房に行っていくつか料理と夜食、それにおつまみを作った。
作った料理は皆んなの夜ご飯なのさ。
だけど、夜は皆んな仕事や研究があるので、
「ハロー“ミルキーデリバリー”なのさ」
「おっ!ありがとうございます!」
おいらが直々に運んできてやるのさ。
「助かります。実験と仕事の生活だと料理を作るのも億通なので」
「なに一応、居候の身だからね。これくらいはお安い御用なのさ」
「ありがたい」
その後は、マウグスと金髪の女の部屋にもご飯を持ってきたのさ。
全員とても良い笑顔をしていたのさ。
「さて」
おいらはベルの部屋に戻る。
「あとは夜になるのを待つだけたのさ」
カウンターと席でおとなしくおいらは待っている。
チリンチリン
夜になると、扉を開ける人がいた。
まぁお察しの通りエメルなのさ。
「ようやく……終わった」
そう言うとカウンターの席に座ってバタリと顔をカウンターに押し付けたのさ。
「お疲れ様なのさ……お酒飲む?」
「飲む」
「あいなのさ」
おいらはカウンターの後ろ側にある酒の棚から幾つかお酒を取り出す。
「今日のオススメは“月涙”なのさ」
「それではそれで」
「あい」
グラスになみなみと注いでいく。
シュワーと泡をたてならがら中を満たしていく。
「ありがとうございます」
そう言うとエメルは極々と飲み始めた。
「少し……甘いですね」
「アルコールもあまり高く無いのさ。疲れた体をゆっくりさせるのは、これくらいが丁度良いのさ。麦酒の方が良かったのさ?」
「いえ、麦酒は飲めますが苦手です」
「お子様舌なのさ?」
「ふふ……そうかもしれませんね」
チリンチリン
エメルと話をしているとまた、ベルが鳴った。
「いらっしゃい」
おいらはそこを見る。
そこにはモアとマウグスがいたのさ。
「終わったぞ~」
「死ぬかと思いました~」
どれもゾンビみたいな感じで、足を引きずりながら席に座り、カウンターに顔を乗せた。
死屍累々の言葉が似合うのさ。
「報告書の作成、本当にめんどくさい。テンションガン下げ萎えぽよピーナッツ」
「こらこら、疲れの衝撃でギャルにならないでください」
「そうですよ。主、ようやく地獄からの解放ですよ」
「それな~」
「まだ抜けていませんね」
本当に苦労していたんだな。
日頃の行為からコイツがそんなんになるなんて想像が出来なかったのさ。
「麦酒をくれ、すっきりしたい」
「あいよ、モアはいつものやつでいいのさ?」
「はい」
そう言って、おいらはでかいジョッキに麦酒を注ぎ、モアの為にアルコールを飛ばしたワインをシャンパングラスに入れてカウンターに乗せた。
「「あぁ~体に効く~」」
まるで温泉に入っているみたいなトーンで、二人は旨そうに飲んでいたのさ。
「おつまみはチーズに生ハムを巻いた物さ。夜を楽しむのさ」
「「「ありがたや~」」」
そう言って三人とも仕事の愚痴やこれまでのことをゆっくりとおいらに話したのさ。
うんうんとおいらはそれに頷きながら足りなくなったコップにお酒を注ぎ、おつまみを出していたのさ。
「いや~それにしてもあなたが来て良かった」
それからしばらくしてエメルがおいらにそう言った。
「そうなのさ?」
「ご飯が美味しいですからね」
「「うんうん」」
エメルの言葉に皆んなが頷いた。
「健康的なご飯はありがたいですよね~私も暇なら作っていますが、今回のような報告書作成の時は何も出来ませんからね~」
「そうだな~何日も食わなくて飢えそうになったなぁ」
「あれはやばかったですねぇ」
「「ハハハハハハ」」とモアとマウグスが笑う。いや笑い事じゃ無いのさ!
「まぁイルミが来て助かりましたよ。これからもよろしく」
「まぁよろしくしてやってもいいのさ」
その後も、話が続き少しずつ夜が明けていく。
その間、一人一人眠っていくのさ。
これがオイラのルーティン。
他の植物とはちょっと違うだろう?
警告なのか辺りから、赤いランタンが現れて音と共に宙を待っている。
「エメルなんだこれは!」
「この塔の周りの土地に不許可で立ち入っている輩がいますね」
そう言って、エメルは走り出して、窓から遠くを見る。
一緒に見てみれば、確かに遠くの所から馬数頭でこちらに向かって来る物がいた。
「とりあえず、マウグス、モアさん、イルミさんはここに居て下さいと、言いたい所なんですが」
「「……?」」
「マウグスは来るでしょう?」
「おっ!良くわかってるな!」
「えぇ、長い付き合いですから」
「そんなお前には“マウグス理解能力”三級を与えよう!」
「需要が無いので良いです」
「チッ……」
「舌打ちしない」
そう言って、二人は階下に降りた。
ーーーエメル・サフィス視点
「さてと先ずは、マイクの準備を」
ここの土地に不許可で立ち入っている者に注意をする為に、僕はマイクの準備をする。
「知恵の塔では良くある事なのか?」
マウグスも僕の手伝いをしながら、楽しそうに配線をいじっている。
「そうですね。知恵の塔はいわゆる魔導図書館、職員は基本一人という、盗賊団からしたら宝島ですよ」
若き者に魔導の手引きをする“魔導書”、それはとても高価だ。
知恵の塔は、建設されてからずっと、その脅威に晒されている。
『あーあーマイクテストマイクテスト』
配線をいじり、繋がったマイクに向かって来ている集団に声をかける。
『ここは国が管理しているいわゆる国有地だ。直ちに出ていきなさい』
僕は彼らに注意するが、
「うるせぇえええ!」
どうやら意味がなかった様だ。
集団は馬を止めて、こちらに向かって大声で喋り出した。
「俺たちはデイリー盗賊団!知恵の塔の魔導書を盗みに来た!命が惜しければ直ぐに魔導書を全て渡せ!」
『えっなんだって?』
だけど全く聞こえん。遠すぎる。
「俺たちはデイリー盗賊団!知恵の塔の魔導書を盗みに来た!命が惜しければ直ぐに魔導書を全て渡せ!」
『すまん!聞こえない!』
「俺たちは!デイリー!盗賊団!知恵の塔の!魔導書を!盗みに来た!」
『……』
「……」
『……聞こえましたか?マウグス?』
『いや……全く聞こえん』
「うわぁああん!」
「お頭が泣いた!」
「おいお前ら酷いじゃねぇか!」
「そうだぞ!お頭は傷つき安いんだ!そんな事をするな!」
『だって聞こえなかったぞ』
「「「聞こえてんじゃねぇか!」」」
『あ~……どうするエメル?』
『とりあえず、まだ未遂なので早く国有地から出てくれれば、逮捕しなくて済むので出ていってもらいましょう』
「ふん!俺たちは盗賊団!」
「『帰れ』と言われても!」
「盗みが終わるまで去らねえぞ!」
『あっなら良いです。“知恵の塔・対地上迎撃システム”起動』
「「「えっ?」」」
『ポチッとな』
そう言って、マウグスが僕の近くにあるボタンを押す。
フォン!
すると、知恵の塔から奇妙な音が鳴り、
「なんだこれは!」
「魔法陣?」
「デカ過ぎるぞ!」
壁一面に、魔法陣が浮かび上がった。
『発射』
僕のその一言が引き金となって。
「「「ギャアアアア‼︎」」」
魔法陣から出た魔法が全て、盗賊団に向かって放たれた。
ーーーイルミ視点
凄い事になってるのさ。
窓から見てたら魔法陣が大量に出てきて魔法を撃ったと思ったら、盗賊団は全員伸びていたのさ。
「魔導連盟から検挙部隊“キリル”を要請しました。あと、三時間もすれば来るでしょう」
「縛らなくていいのか?」
「あれだけの魔法を打ち込んだんです。目を覚ました頃には部隊が届いていますよ」
「あっお帰りなさいなのさ」
そして、階段を上って二人が戻ってきた。
「盗賊団退治、お疲れ様です。何処かお怪我は?」
「いえ無いですよ。いつもの事なので慣れました」
いつもの事って……ここはとんでもない所だったのさ……。
「これから三時間後に検挙部隊が来ます。それまで大人しく待っていましょう」
「は~い」
検挙部隊が来るまでの間おいらは蔵書の数や状態の確認をしていたのさ。
エメルは確か、利用者の数と借りている本の傾向を調べるのと同時に実験の結果をまとめていたのさ。
表情が少し死んでいたのさ。
「検挙部隊“ヒエログリフ”!ただいま参りました!」
その後、エメルの言っていた通り三時間後に検挙部隊が来たのさ。
彼らは全員、箒に乗って飛んできていたが痛く無いのだろうか?
「あ~座るところにらカバーがあるので痛くないらしいですよ?」
「そうなんだ。初めて知ったのさ」
原理をモアに教えてもらったのさ。
痛覚の感覚はおいらにもあるし、痛い想像してしまったが安心したのさ。
その後、エメルは検挙部隊の隊長さんと話をしていたが、隊長さんマウグスを見た瞬間、顔を青くして逃げたのさ。
「あなた、過去に何をしたのですか?」
「検挙部隊の戦闘訓練に参加する機会があってな全員ボコボコにしてやった‼︎」
「トラウマが出来てるじゃないですか……」
「はぁ……」とエメルはため息をついた後、階下に行った。
どうやら、まだ仕事があるようなのさ。
「さて……おいらもそろそろ」
やることがあるのさ。
先ずはおいらがいる部屋の扉にベルをつける。
その後は、厨房に行っていくつか料理と夜食、それにおつまみを作った。
作った料理は皆んなの夜ご飯なのさ。
だけど、夜は皆んな仕事や研究があるので、
「ハロー“ミルキーデリバリー”なのさ」
「おっ!ありがとうございます!」
おいらが直々に運んできてやるのさ。
「助かります。実験と仕事の生活だと料理を作るのも億通なので」
「なに一応、居候の身だからね。これくらいはお安い御用なのさ」
「ありがたい」
その後は、マウグスと金髪の女の部屋にもご飯を持ってきたのさ。
全員とても良い笑顔をしていたのさ。
「さて」
おいらはベルの部屋に戻る。
「あとは夜になるのを待つだけたのさ」
カウンターと席でおとなしくおいらは待っている。
チリンチリン
夜になると、扉を開ける人がいた。
まぁお察しの通りエメルなのさ。
「ようやく……終わった」
そう言うとカウンターの席に座ってバタリと顔をカウンターに押し付けたのさ。
「お疲れ様なのさ……お酒飲む?」
「飲む」
「あいなのさ」
おいらはカウンターの後ろ側にある酒の棚から幾つかお酒を取り出す。
「今日のオススメは“月涙”なのさ」
「それではそれで」
「あい」
グラスになみなみと注いでいく。
シュワーと泡をたてならがら中を満たしていく。
「ありがとうございます」
そう言うとエメルは極々と飲み始めた。
「少し……甘いですね」
「アルコールもあまり高く無いのさ。疲れた体をゆっくりさせるのは、これくらいが丁度良いのさ。麦酒の方が良かったのさ?」
「いえ、麦酒は飲めますが苦手です」
「お子様舌なのさ?」
「ふふ……そうかもしれませんね」
チリンチリン
エメルと話をしているとまた、ベルが鳴った。
「いらっしゃい」
おいらはそこを見る。
そこにはモアとマウグスがいたのさ。
「終わったぞ~」
「死ぬかと思いました~」
どれもゾンビみたいな感じで、足を引きずりながら席に座り、カウンターに顔を乗せた。
死屍累々の言葉が似合うのさ。
「報告書の作成、本当にめんどくさい。テンションガン下げ萎えぽよピーナッツ」
「こらこら、疲れの衝撃でギャルにならないでください」
「そうですよ。主、ようやく地獄からの解放ですよ」
「それな~」
「まだ抜けていませんね」
本当に苦労していたんだな。
日頃の行為からコイツがそんなんになるなんて想像が出来なかったのさ。
「麦酒をくれ、すっきりしたい」
「あいよ、モアはいつものやつでいいのさ?」
「はい」
そう言って、おいらはでかいジョッキに麦酒を注ぎ、モアの為にアルコールを飛ばしたワインをシャンパングラスに入れてカウンターに乗せた。
「「あぁ~体に効く~」」
まるで温泉に入っているみたいなトーンで、二人は旨そうに飲んでいたのさ。
「おつまみはチーズに生ハムを巻いた物さ。夜を楽しむのさ」
「「「ありがたや~」」」
そう言って三人とも仕事の愚痴やこれまでのことをゆっくりとおいらに話したのさ。
うんうんとおいらはそれに頷きながら足りなくなったコップにお酒を注ぎ、おつまみを出していたのさ。
「いや~それにしてもあなたが来て良かった」
それからしばらくしてエメルがおいらにそう言った。
「そうなのさ?」
「ご飯が美味しいですからね」
「「うんうん」」
エメルの言葉に皆んなが頷いた。
「健康的なご飯はありがたいですよね~私も暇なら作っていますが、今回のような報告書作成の時は何も出来ませんからね~」
「そうだな~何日も食わなくて飢えそうになったなぁ」
「あれはやばかったですねぇ」
「「ハハハハハハ」」とモアとマウグスが笑う。いや笑い事じゃ無いのさ!
「まぁイルミが来て助かりましたよ。これからもよろしく」
「まぁよろしくしてやってもいいのさ」
その後も、話が続き少しずつ夜が明けていく。
その間、一人一人眠っていくのさ。
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