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驚愕・磐城瑞穂
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その日、俺はまだイワキ事務所にいた。
久し振りに舞い込んだ仕事の依頼と、ボンバー原っぱの出立ちに少なからず興奮していたのだ。
(何であんな格好していたのかな?)
スキンヘッドも然ることながら、ジーンズの上下が気になった。
(あれじゃ寒い筈だ。あのまま帰してしまって良かったのだろうか?)
この寒空の下で震え上がっているであろうボンバー原っぱが気の毒に思えていた。
(俺の服を貸してやる訳にはいかないし、叔父さんもそんなに持っていないだろう。まさか叔母さんのコートじゃ……)
その時急に今の温度を知りたくなってリモコンのスイッチを押した。
夕方からやるニュースが始まっていると思ったからだった。
天気予報を見るためにアチコチチャンネルを合わせる。だけどタイミングが悪かったせいか何処もやってはいなかった。
仕方ないので、データスイッチに手を持って行こうとしたその時、一瞬目が釘付けになった。
ボンバー原っぱの顔が、大映しになったからだ。
(何かがあったんだ)
小刻みに震える手と唇。それはガチガチと異様な音となった。歯の根が合わないというのはこのことなのか?
それはみずほが殺された時以来の衝撃だった。
俺はあの時、ボンバー原っぱが首に着けていたゴールドスカルのペンダントヘッドに何かを感じた。
それが何なのかをもう一度思い出していた。
(まさか、木暮の兄貴の霊が?)
それはあり得ないと思いつつ、もう一度それ画面を見ておったげた。
さっきのスキンヘッド男性が事故死したと言っていたからだ。
(やっぱり)
そう思う半目、頭では否定した。
(嘘だ! そんなのあり得ない。あんなに元気だったのに……)
俺は堪らず泣いていた。
あのゴールドスカルの意識を思い出して俺は又震え出した。
(みずほ、あの時言いたかったのはこのことか?)
あの男性のしていたゴールドスカル付きチェーン。
あの中に封じ込められていた木暮の兄貴の記憶を思い出して、俺の体は抑えが効かないほど激高していた。
(あのゴールドスカルにはどんな秘密が隠されているんだ。木暮の兄貴が仲間を呼んだのか? それともあの中にいる別の何か?)
それはみずほを死の淵に追いやった邪悪なパワーにも似ていた。
(あのダイイングメッセージを俺は誰かに伝えなくてはいけない。きっとそれが俺に課せられた使命なんだ)
そう思った。
(でもそれを知ったら木暮はきっと、俺以上に取り乱すに違いない)
俺はそれをどう伝えなら良いのか考えあぐねていた。
「何故だー!?」
叔父が奇声を発した。
どうやらうたた寝をしていたらしい。
目の前のテレビ画面に映っていたスキンヘッドを見て驚いたようなのだ。
「コイツ、さっきのヤツだよな?」
質問を俺に振る。
俺は頷くことしか出来なかった。
「なぁ瑞穂、どうしたらいい? 手打ち金貰っちゃったよ。返さなくちゃダメかな?」
頭を抱えた叔父が言った。
「戴いちゃう訳にはいかないと思うよ。きっと誰にも言ってはないと思うけどね」
「そうだな。俺のこと少しは知っていたみたいだからな。やはり返すか? でも誰に渡せば良いんだろ?」
そんな答え出る筈もなく、俺達はニュースの続きを見ることにした。
依頼人の住所は解っていた。
でもそれは東京だった。
「どうして此処に来たのかな? 何で叔父さんのこと元刑事だと知っていたのかな?」
俺は矢継ぎ早に質問した。
「そんなこと俺が知る訳がないだろう」
叔父は当惑気味だった。
スキンヘッドの頭が災いしたらしい。
とリポーターが説明していた。
そして以前も似たような事件があったこともひけらかしていた。
(似たような事件!?)
俺はさっき垣間見た、彼のゴールドスカルを思い出していた。
(そうだ。まだ未解決だったな。そう言えば最近木暮に会ってないな)
俺は一度木暮を訪ねなくてはいけないと思った。
やはり俺が感じた、アイツの兄の意識を伝えなくてはいけないと思ったのだ。
コマーシャルがやっと開けた。
息込んでいたから、物凄く長い時間に感じた。
「待ってました!!」
って思わず言ったら、叔父が口元に指を立てた。
それでもこれで真相を知ることが出来ると思い、俺は改めてテレビ画面と向かい合った。
亡くなった男性は、やはりエアーバンド・爆裂お遊戯のリーダーボンドー原っぱこと原田学だった。
昨日まで幼稚園児を彷彿するような刈り上げスタイルだった彼が何故スキンヘッドになったのか?
コメンテーターがその部分を盛んに論議していた。
そしてもう一つの事件との因果関係も話題に取り上げられようとしていた。
それは、やはりロックグループのボーカルの変死事件のことだった。
木暮敦士。
介護ヘルパーとして勤務しながら、ロックグループに所属していた親友の兄貴は新曲発表のパフォーマンスのためにデパートにいた。
従業員用のエレベーターに乗っていたのは、楽屋として用意されたのが倉庫の一部だったから。
でも何故、出演時間でもないのに其処にいたのかは不明だと言った。
(へー、みんな彼女へのプレゼント探しだって知らないんだ)
俺は少しだけ得意になっていた。
スキンヘッドの男性は事務所を出た後駅に向かい電車に乗った。
その電車から弾き出されたそうだ。
その時が事故が発生したらしい。
ドアの隙間に何かが引っ掛かり首を吊られた格好になったようだ。
俺はその時彼の首に掛かっていた物を思い出した。
「あっ、もしかしたらあのチェーンが原因か?」
そう……
それが事件の真相だったのだ。
「瑞穂、何なんだ?」
「ゴ、ゴールド……」
俺はそう言いながら、あのゴールドスカルのあのペンダントヘッドの中の記憶を思い出して取り乱していた。
「何だそれ?」
「だから……、ゴールドスカルのペンダントヘッドの付いたチェーンだよ」
それでも俺は力説した。
でも、叔父は首を傾げていた。
「きっとあのチェーンに首を吊られたんだと思うんだ」
俺はやっと言えた。
「ところで、そのゴールドスカルって何だ?」
「あ、ごめん。ほら彼がしていた金の骸骨だよ」
「あ、あれか? ところであれが何なんだ?」
「だから……、あれが電車のドアに引っ掛かって、彼はそのまま引き摺られたんだと思ったんだ。事故の真相はきっとそれだよ。きっとあのチェーンに首を吊られたんだと思う」
俺はやっとそれだけ言った。
俺はさっき、木暮の兄貴の意識をゴールドスカルの中に見た時彼がストーカーではないかと疑った。
でも違うと、今回の事故がそれを物語っていた。では一体彼は何故あのペンダントを身に着けていたのだろうか?
亡くなった二人は売り出し中のロックグループ。
同じボーカル。
(あれっ、確か原っぱはギタリストじゃなかったっけ?)
ふと、そう思った。
それ以外にも共通点は沢山あるようだった。
同じ事務所に所属していたらしいのだ。
でもそれがどう結び付くのかはまだ判らないらしい。
そのニュースの取り上げ方に物足りなさを感じた。
だってあんなに意気込んで待っていたのに、すぐ別のニュースに変わってしまったからだ。
大物歌手ならいざしらず、ロックバンド崩れのパフォーマンスグループに時間を掛けられないようだった。
(亡くなった二人は同じ事務所? その他共通点は、二人ともスキンヘッドか?)
でも、俺はそれに何かの意図を感じた。
あのゴールドスカルに触れた時の衝動。
みずほのコンパクトが見せてくれたその記憶。
又俺に事件の真相を探れとでも言うのか?
そう……
きっと又、完全犯罪に違いないと思った。
それを不完全にするために、みずほが霊感を授けてくれたのだ。
俺は単純だから、そう思えるのだろうか?
「あの人はきっと殺されたんだ」
「瑞穂、そんなことめったに言うもんじゃない」
「でも叔父さん。俺はゴールドスカルのペンダントヘッドの中の木暮の兄貴の意識を見たんだよ」
「意識を見たって、どう言うことだ?」
「お祖母ちゃんに、俺が霊感があるって聞いてない?」
「あぁ、それならある」
「それだよ。俺はさっきみずほのコンパクトを持っていかたから見えたんだ。木暮の兄貴の意識が……」
「木暮の兄貴の意識? それにコンパクトって何だ?」
「これだよ。中に書いてあることは秘密にしてね。みずほの尊厳にかかることだから」
俺はそう言いながら、《死ね》と朱印されたコンパクトをポケットから出して叔父に渡した。
俺はどうしょうもなくなって、みずほの死が全てがキューピッド様をもてあそんだ結果だったことも打ち明けようとしていた。
久し振りに舞い込んだ仕事の依頼と、ボンバー原っぱの出立ちに少なからず興奮していたのだ。
(何であんな格好していたのかな?)
スキンヘッドも然ることながら、ジーンズの上下が気になった。
(あれじゃ寒い筈だ。あのまま帰してしまって良かったのだろうか?)
この寒空の下で震え上がっているであろうボンバー原っぱが気の毒に思えていた。
(俺の服を貸してやる訳にはいかないし、叔父さんもそんなに持っていないだろう。まさか叔母さんのコートじゃ……)
その時急に今の温度を知りたくなってリモコンのスイッチを押した。
夕方からやるニュースが始まっていると思ったからだった。
天気予報を見るためにアチコチチャンネルを合わせる。だけどタイミングが悪かったせいか何処もやってはいなかった。
仕方ないので、データスイッチに手を持って行こうとしたその時、一瞬目が釘付けになった。
ボンバー原っぱの顔が、大映しになったからだ。
(何かがあったんだ)
小刻みに震える手と唇。それはガチガチと異様な音となった。歯の根が合わないというのはこのことなのか?
それはみずほが殺された時以来の衝撃だった。
俺はあの時、ボンバー原っぱが首に着けていたゴールドスカルのペンダントヘッドに何かを感じた。
それが何なのかをもう一度思い出していた。
(まさか、木暮の兄貴の霊が?)
それはあり得ないと思いつつ、もう一度それ画面を見ておったげた。
さっきのスキンヘッド男性が事故死したと言っていたからだ。
(やっぱり)
そう思う半目、頭では否定した。
(嘘だ! そんなのあり得ない。あんなに元気だったのに……)
俺は堪らず泣いていた。
あのゴールドスカルの意識を思い出して俺は又震え出した。
(みずほ、あの時言いたかったのはこのことか?)
あの男性のしていたゴールドスカル付きチェーン。
あの中に封じ込められていた木暮の兄貴の記憶を思い出して、俺の体は抑えが効かないほど激高していた。
(あのゴールドスカルにはどんな秘密が隠されているんだ。木暮の兄貴が仲間を呼んだのか? それともあの中にいる別の何か?)
それはみずほを死の淵に追いやった邪悪なパワーにも似ていた。
(あのダイイングメッセージを俺は誰かに伝えなくてはいけない。きっとそれが俺に課せられた使命なんだ)
そう思った。
(でもそれを知ったら木暮はきっと、俺以上に取り乱すに違いない)
俺はそれをどう伝えなら良いのか考えあぐねていた。
「何故だー!?」
叔父が奇声を発した。
どうやらうたた寝をしていたらしい。
目の前のテレビ画面に映っていたスキンヘッドを見て驚いたようなのだ。
「コイツ、さっきのヤツだよな?」
質問を俺に振る。
俺は頷くことしか出来なかった。
「なぁ瑞穂、どうしたらいい? 手打ち金貰っちゃったよ。返さなくちゃダメかな?」
頭を抱えた叔父が言った。
「戴いちゃう訳にはいかないと思うよ。きっと誰にも言ってはないと思うけどね」
「そうだな。俺のこと少しは知っていたみたいだからな。やはり返すか? でも誰に渡せば良いんだろ?」
そんな答え出る筈もなく、俺達はニュースの続きを見ることにした。
依頼人の住所は解っていた。
でもそれは東京だった。
「どうして此処に来たのかな? 何で叔父さんのこと元刑事だと知っていたのかな?」
俺は矢継ぎ早に質問した。
「そんなこと俺が知る訳がないだろう」
叔父は当惑気味だった。
スキンヘッドの頭が災いしたらしい。
とリポーターが説明していた。
そして以前も似たような事件があったこともひけらかしていた。
(似たような事件!?)
俺はさっき垣間見た、彼のゴールドスカルを思い出していた。
(そうだ。まだ未解決だったな。そう言えば最近木暮に会ってないな)
俺は一度木暮を訪ねなくてはいけないと思った。
やはり俺が感じた、アイツの兄の意識を伝えなくてはいけないと思ったのだ。
コマーシャルがやっと開けた。
息込んでいたから、物凄く長い時間に感じた。
「待ってました!!」
って思わず言ったら、叔父が口元に指を立てた。
それでもこれで真相を知ることが出来ると思い、俺は改めてテレビ画面と向かい合った。
亡くなった男性は、やはりエアーバンド・爆裂お遊戯のリーダーボンドー原っぱこと原田学だった。
昨日まで幼稚園児を彷彿するような刈り上げスタイルだった彼が何故スキンヘッドになったのか?
コメンテーターがその部分を盛んに論議していた。
そしてもう一つの事件との因果関係も話題に取り上げられようとしていた。
それは、やはりロックグループのボーカルの変死事件のことだった。
木暮敦士。
介護ヘルパーとして勤務しながら、ロックグループに所属していた親友の兄貴は新曲発表のパフォーマンスのためにデパートにいた。
従業員用のエレベーターに乗っていたのは、楽屋として用意されたのが倉庫の一部だったから。
でも何故、出演時間でもないのに其処にいたのかは不明だと言った。
(へー、みんな彼女へのプレゼント探しだって知らないんだ)
俺は少しだけ得意になっていた。
スキンヘッドの男性は事務所を出た後駅に向かい電車に乗った。
その電車から弾き出されたそうだ。
その時が事故が発生したらしい。
ドアの隙間に何かが引っ掛かり首を吊られた格好になったようだ。
俺はその時彼の首に掛かっていた物を思い出した。
「あっ、もしかしたらあのチェーンが原因か?」
そう……
それが事件の真相だったのだ。
「瑞穂、何なんだ?」
「ゴ、ゴールド……」
俺はそう言いながら、あのゴールドスカルのあのペンダントヘッドの中の記憶を思い出して取り乱していた。
「何だそれ?」
「だから……、ゴールドスカルのペンダントヘッドの付いたチェーンだよ」
それでも俺は力説した。
でも、叔父は首を傾げていた。
「きっとあのチェーンに首を吊られたんだと思うんだ」
俺はやっと言えた。
「ところで、そのゴールドスカルって何だ?」
「あ、ごめん。ほら彼がしていた金の骸骨だよ」
「あ、あれか? ところであれが何なんだ?」
「だから……、あれが電車のドアに引っ掛かって、彼はそのまま引き摺られたんだと思ったんだ。事故の真相はきっとそれだよ。きっとあのチェーンに首を吊られたんだと思う」
俺はやっとそれだけ言った。
俺はさっき、木暮の兄貴の意識をゴールドスカルの中に見た時彼がストーカーではないかと疑った。
でも違うと、今回の事故がそれを物語っていた。では一体彼は何故あのペンダントを身に着けていたのだろうか?
亡くなった二人は売り出し中のロックグループ。
同じボーカル。
(あれっ、確か原っぱはギタリストじゃなかったっけ?)
ふと、そう思った。
それ以外にも共通点は沢山あるようだった。
同じ事務所に所属していたらしいのだ。
でもそれがどう結び付くのかはまだ判らないらしい。
そのニュースの取り上げ方に物足りなさを感じた。
だってあんなに意気込んで待っていたのに、すぐ別のニュースに変わってしまったからだ。
大物歌手ならいざしらず、ロックバンド崩れのパフォーマンスグループに時間を掛けられないようだった。
(亡くなった二人は同じ事務所? その他共通点は、二人ともスキンヘッドか?)
でも、俺はそれに何かの意図を感じた。
あのゴールドスカルに触れた時の衝動。
みずほのコンパクトが見せてくれたその記憶。
又俺に事件の真相を探れとでも言うのか?
そう……
きっと又、完全犯罪に違いないと思った。
それを不完全にするために、みずほが霊感を授けてくれたのだ。
俺は単純だから、そう思えるのだろうか?
「あの人はきっと殺されたんだ」
「瑞穂、そんなことめったに言うもんじゃない」
「でも叔父さん。俺はゴールドスカルのペンダントヘッドの中の木暮の兄貴の意識を見たんだよ」
「意識を見たって、どう言うことだ?」
「お祖母ちゃんに、俺が霊感があるって聞いてない?」
「あぁ、それならある」
「それだよ。俺はさっきみずほのコンパクトを持っていかたから見えたんだ。木暮の兄貴の意識が……」
「木暮の兄貴の意識? それにコンパクトって何だ?」
「これだよ。中に書いてあることは秘密にしてね。みずほの尊厳にかかることだから」
俺はそう言いながら、《死ね》と朱印されたコンパクトをポケットから出して叔父に渡した。
俺はどうしょうもなくなって、みずほの死が全てがキューピッド様をもてあそんだ結果だったことも打ち明けようとしていた。
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