上 下
30 / 34
2章 冒険者ギルド

ニレナ②

しおりを挟む
「さ~て、おねーさんにちょっといいところ見せちゃおっかな~~」

 ニレナは一度伸びをしたあと音もなく駆けだすと、死体を食い漁る黒狼に近づいてナイフで喉を切り裂いた。

「グオ…………?」

 仲間の異変に気がついたのか、隣にいた黒狼が死体から顔を上げるが次の瞬間にはニレナのナイフによって腹を切り裂かれて地面に崩れ落ちた。

「アハ♪」

 黒狼の腹から噴き出した血しぶきを浴びて、ニレナが艶めかしく笑った。

「ウウウウウワォォォ――――ギャッ」

 二匹よりも後ろにいた一匹がここでようやくニレナの存在に気がつき、遠吠えで仲間を呼ぼうと顔を上げたが、ナイフを投げて倒した。
 放たれたナイフは恐ろしいほどの正確さでもって黒狼の脳天に突き刺さり、その命を一瞬で終わらせた。

「はい、終わり~~」

 一瞬にして黒狼を全滅させると、ぱっとニレナがこちらに向けて笑顔を見せた。

「どうだった~~?恰好良かった~~?」

「……………………」

 黒狼を一瞬にして全滅させたニレナを見て感じたのは、黒狼の返り血に塗れながらも楽しそうに笑うその猟奇的な姿への恐怖よりも――

 

「……ああ、確かに凄かった――――」

 ……だから、そのせいで周囲への注意が散漫になっていたのだと思う。

 いや、それだけじゃない。魔力の枯渇によって意識が朦朧としていてることもあったのだろう、俺は周囲の様子にすっかり気がつかなかった。

 ――もう一匹の黒狼が俺に飛びかかってきていたことに、気がつかなかった。

「あぶない――!」

 突然、ニレナが俺をどんと突き飛ばした。
 その直後、黒い影がさっきまで俺がいた所を横切った。

「うっ……何が――」

 顔を上げると、俺を突き飛ばしたニレナの右腕が黒狼の牙に切り裂かれ、肘からポタポタと血を流していた。

「だいじょーぶ?周囲には、ちゃんと気をつけないと――ね」

 ニレナは痛みで顔をひきつらせながらも、俺に優しく語りかけてきた。
 そして懐からナイフを取り出すと、ニレナの腕を裂いた黒狼に目掛けてナイフを投擲した。ナイフは吸い寄せられるように黒狼の脳天に刺さり、絶命させた。

「お前……なんで――」

 なんで、新人なんかを庇って――そうニレナに尋ねようとした瞬間、更に後方に潜んでいた黒狼が大きく遠吠えをした。

「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオン」

 黒狼の遠吠えは静寂な森の中に響き渡り、あちこちから他の黒狼の遠吠えの音が聞こえてきた。

「アハハ……まだいたんだ。おかしいなあ、普段なら獲物を見逃してるなんてミス、絶対にしないのになあ……」

 違う。ニレナの責任じゃない。
 ぼんやりして突っ立って、周囲の確認を怠って、あげく彼女の足を引っ張った俺の責任だ。

 まもなく、仲間の遠吠えを聞きつけた黒狼の群れがやってくる。
 夜目が聞いて動きも俊敏なニレナはともかく、今の俺では逃げられない。

 ……だが、黒狼が来るよりも先に【魂の収穫】をすれば、戦える体力分くらいは回復できるかもしれない。
 ここにいる黒狼の魔力だけでどれだけ回復できるかは完全な賭けだが、仕方がない。

 どういう結果になるにしろ、この事態を招いた責任は取るべきだ。
 覚悟を決めると、ニレナに振り向いた。

「……ニレナ、俺はもう置いていいから、逃げ――」

「お姉さん。今のうちに逃げてい~よ」

 俺が言おうとしていたことを、ニレナが先に言った。

「なんで……?」

 顔を上げるとニレナが頬をポリポリと搔いた。

「私、嬉しかったんだよね~~」

「は……?」

「私、依頼にはいつも一人で行ってるからさ~~、誰かとお喋りしながら目的地まで歩くのも、こうして誰かを庇うのも、まあ、嫌じゃなかったよ」

 ニレナが俺に優しく語りかける。

「おねーさんが死んだら、酒場で一緒にいた銀髪のおねーさんは悲しむだろうけど、私が死んでも、誰も悲しんでくれないんだよね~~」

「まあ、それも自業自得かな~~なんて。ね、私が死んでも、私のこと覚えていてくれる?」

 ニレナは小さく笑うと、黒狼の群れに向かって歩きはじめた。

「待て――」

 待て、待て待て待て待て。

 本気で言っているのか?
 本気で、ヘボの新人冒険者のために命を捨てようとしている?

「~~~~~~~~~~~!」

 思わず頭を搔きむしる。
 分からん。止めだ。調子が狂ってきた。
 
 どれだけ必死に考えた所で、他人の心のうちなんて分かりようがない。

 人の心が分からない俺にできるのは、せいぜい後で後悔しないように、今やりたいことをするだけだ。

 ニレナがどういう冒険者だろうと、どういう思惑があったとしても、どうでもいい。
 人の目があるところで|特能【ギフト】の力を使ったのも、あとでエリシアに土下座でもするさ。処分という結論になったのなら、それも仕方ない。

「……待て」

 黒狼の群れに向かっていこうとするニレナの腕を掴んだ。

「?」

 ニレナが首を傾げているのを横目に、地面に倒れている黒狼の死体に右手をかざす。

 そして、その言葉を唱えた。

「【魂の収穫】」

 ――その言葉を唱えると、黒狼の死体から黒い球体が浮かび上がり、やがて右手に吸収されていった。
 たちまち黒狼の魔力が全身にしみわたってき、力が湧き上がってくる。

「……………………」

 ニレナはぽかんとしている。
 目の前で何が起こったのか理解しきれていないようだ。

「身体は……よし、動くな」

 片手を閉じたり開いたりしながら、身体の調子を確認する。
 気を失いそうなくらいの眩暈は一瞬にして消え去り、鉛のような重さは全て嘘だったかのように身体は軽くなった。

「ギャッ……!」

 牽制のために真紅の大鎌を振ってみれば、大鎌は宙で美しい弧を描きながら空を切った。
 黒狼の群れが怯んで、少し後ずさった。

「おねーさん……?」

 ニレナがまるで不思議なものを見たかのように俺を見上げていた。
 さっきまで死にかけていた筈の冒険者が急に元気を取り戻したらこういう顔にもなるか。

 ……影槍は、そもそも使えるだろうか?

 今なら体力的にも、魔力的にも使うのは問題ない――が、この暗闇の中ではどれが黒狼の影なのか判別がつかない。
 影槍は相手の影を操って攻撃する技だ。俺が黒狼の影を認識しないことには、使いようがない。

 いや、そもそも

 影を探す――のではなく、言ってしまえば
 《夜》とは――太陽が地平線の向こうに隠れ、一帯がその影に覆われた現象なのだから。

「……くっ、ははははっ」

「おねーさん?」

 そこまで考えて、思わず笑いが込み上げてきた。
 ニレナが不審な顔で見上げてきた。

 とんだとんちだ。
 こんな屁理屈で暗闇そのものを操れるなら誰も苦労しない。

 だが、そもそも出来る、出来ないの話ではない。
 なぜなら特能《ギフト》とは、"確信"の力なのだから。

 調子は今までで絶好調。
 今の俺なら、なんだってできる筈だ。

「グルルルルルルルルル…………」

 俺たちを囲う黒狼のうめき声が一段と大きくなってきた。今にも一斉に襲い掛かって来るだろう。

 闇夜の影を操ったとして、今までの影槍の規模じゃまるで足りない。
 一斉に襲い掛かって来るこの群れの中から一匹や二匹止めたところで意味が無い。

 今、この場を制するのは、もっと、暴力的で、圧倒的な力が必要だ。
 黒狼の群れまるごと、一掃するような。

 あの時、暴走して使った影槍のように――

 深呼吸一つ。
 真紅の大鎌の柄を地面を地面に突き刺し、集中して影を操る。

 操る対象は、黒狼の影ではなく

「ウオオオオオオオオオオオオオオオオン」

 群れのボスらしき黒狼の遠吠えを皮切りに、黒狼の群れが一斉に飛びかかってくる。

「【千影重槍】」

 鹿頭の巨人の魔力を収穫したときに使ったあの影槍をイメージする。
 そして頭の中に思い浮かんできた名前を唱えれば、地面から隆起したが、向かってくる黒狼の群れを一斉に貫いた。

「ガッ、ギャッ……!?」
「グッ……ガッ?」

 飛びかかってきた黒狼の群れは、剣山のように地面から連なって伸びる影槍に貫かれて、一斉に地面へと崩れ落ちた。

「――ニレナ!」

 止めを刺すようにニレナに声を掛ける。

「あはっ、か~っこいい!それがおねーさんの奥の手ってやつ?」

 ニレナは面白いものを見たように、目を輝かせていた。

「痙攣してるだけだ!物理的なダメージはない!長くは止められないから、いまのうちに止めを!」

「はいはい、奥の手まで見せてくれたその信頼に応えなきゃね」

 ニレナは言いながらナイフを構えると、痙攣する黒狼の群れへと駆け出して、次々に黒狼を切り裂いて行った。

「止まっている標的を狩るだけなら、訓練よりも楽かもね~~」

 ニレナは楽しそうな表情で次々と黒狼を倒していく。

 黒狼の群れの中を流れるように移動しながら切り裂き、いたるところから血しぶきがあがっている。

「はは……どこにいるのかも分からねえや……うっ」

 瞬間、再び視界が歪むような感覚に陥った。意識が飛びそうになるのを気合で凌ぐ。

(あっぶね……また気が遠くなりかけた。この技、かなりの集中力が必要だし、精神的な負担がでかい。影槍のようには気軽に使えないな)

 しかも、一度使えば疲労感でしばらく動けなくなるというオマケ付きだ。
 使うのにかなりの集中が要るし、激戦の中では使うのは避けた方が良いだろう。

「終わったよ~~」

 やがて黒狼の群れから血しぶきが止み、黒狼の返り血塗れになりながらニレナが満面の笑みで笑いかけた。

◇◇◇

 城塞都市へ戻ってくる頃にはちょうど日が昇り始めていた。

 黒狼の討伐完了の報告のため、冒険者ギルドに顔を出す。
 ちらりと酒場を見れば、エリシアがジョッキを手に掲げながら気絶するようにテーブルに突っ伏していた。

「何やってんだあいつ……」

 テーブルの上を見れば、空になったガラスが大量に置いてある。
 どうやらエリシアはあの後、宿屋にも戻らずあそこで俺の帰りを待っていたらしい。
 報告をニレナに任せ、エリシアの寝ているテーブルへ向かう。

「おい、戻ったぞ」

「……んあ?」

 声を掛けると、エリシアが涎を垂らしながら顔を上げた。

「……はっ!寝ちゃってた!どれくらい経った……!?」

 エリシアは目を覚ますと、慌ててきょろきょろし始めた。

「おい」

 どうやら俺が声をかけたことにも気がついてないらしい。
 身を乗り出して再び話しかけるとようやくエリシアがはっとした顔で俺の顔を見た。

「アマヤ……!」

 エリシアは瞳を潤ませると、がばっとしがみついてきた。

「おい……!」

「生ぎでだああ……良かっだああ……」

「汚ねっ!おい!外套に鼻水をこすりつけるな!!」

「だっでええ……」

 初めて会った時のクールな騎士のイメージはどこへやら。
 呆れながらエリシアを引きはがすと、代わりにギルドへ報告をしてくれていたニレナに話しかける。

「ありがとう、本当に助かった。この借りは忘れない」

「いや~~格好つけるつもりが助けられちゃったし。それに~~私より、おねーさんの方が凄かったし、ね」

 そう言うと、ニレナがウインクしてきた。
 ニレナの前で使った特能の力は、内緒にしていてくれるということだろうか。

 互いに少しの沈黙のあと、ニレナが口を開いた。

「ね、良かったらさ――」

 ニレナが何かを言いかけて、俺にまだしがみついているエリシアを見て――やめた。

「……や、感動の再会のお二人を邪魔しちゃ悪いし、私もそろそろ行こっかな~~。……じゃ、バイバイ」

 ニレナがヒラヒラと手を振ると、歩き始めて行った。

「待った――」

 思わずニレナの腕を掴んで引き留めていた。

「……どうしたの~~?」

(あれ……?何で俺はいま、ニレナを引き留めたんだ?)

 自分が何故、こんな行動をしているのかが分からない。

 ……嘘だ。
 本当は今、ニレナが何て言いかけたのかも、俺が何でニレナを引き留めたのかも、全部分かっている筈だ。

 元の世界で散々学んだ筈だ。黙っていたって何も伝わらないし変わらない。
 想いは、願いは、きちんと言葉に出して伝えないと。

「……もし、もしよかったらなんだけど……俺と――」

 こうして、この街での最悪の二日目が終わった。 





◇◇◇

「ね……本当に来るの?」

「さあ……分からん」

 翌日、俺はエリシアと共に、酒場である人物を待っていた。

 来るかは分からない。
 誰かを誘うのってあんなにも勇気がいるんだな。初めて知ったよ。

「まあ……駄目だったらまた他の誰かを誘うよ」

「そう、まあそうするしかないよね……」

 エリシアは俺の隣でちびちびとシードルを飲んでいる。
 このまま彼女が現れなかったら、またエリシアと作戦会議からだ。

 少しして酒場の扉が開いた。
 扉の向こうからはニレナがやって来た。

 ニレナは俺を一目見て、にんまりと笑った。

「あはっ、本当に待ってんだ~~」

「まあ、そりゃ……来てくれたってことは、オッケーってことでいいのか?」

「それなんだけど、本当にいいの~~?私、かなりの嫌われ者だよ~~?」

 ニレナが自嘲するように笑った。

「いや……言っても俺も人にはかなり嫌われる方だしな……」

「ふーん、そうなんだ~~」

 言いかけながら、ニレナがそっぽを向いた。
 耳が赤くなっている。

 やがて、ニレナがおそるおそる手を差し出して来た。

「じゃあ、その、宜しく……おねーさん」

「こちらこそよろしく――ニレナ」

 差し出された手を握り返すと、ニレナは嬉しそうに小さく笑った。

 この街に着いて三日目。
 こうして俺は、冒険者ニレナとパーティを組むことになった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界まったり冒険記~魔法創造で快適無双~

南郷 聖
ファンタジー
普通の学校に通う普通のオタクな高校生「坂本 匠」16歳は童貞だ。 将来の夢は可愛い女の子と付き合ってあんなことやこんなことをすること。 しかしその夢は、放火の魔の手によってもろくも崩れ去る。 焼死した匠の目の前に現れたのは、ナイスバディな女神様。 その女神様の計らいで異世界に転生することになった主人公。 次の人生では女の子にモテるような人生を歩むことを心に誓い、転生を決意する。 果たして匠は異世界で童貞を捨てることはできるのか!?

日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊

北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。

地球からきた転生者の殺し方 =ハーレム要員の女の子を一人ずつ寝取っていきます

三浦裕
ファンタジー
「地球人てどーしてすぐ転生してくんの!? いや転生してもいいけどうちの世界にはこないで欲しいわけ、迷惑だから。いや最悪きてもいいけどうちの国には手をださんで欲しいわけ、滅ぶから。まじ迷惑してます」  地球から来た転生者に散々苦しめられたオークの女王オ・ルナは憤慨していた。必ずやあのくそ生意気な地球人どもに目にものみせてくれようと。だが―― 「しっかし地球人超つえーからのう……なんなのあの針がバカになった体重計みたいなステータス。バックに女神でもついてんの? 勝てん勝てん」  地球人は殺りたいが、しかし地球人強すぎる。悩んだオ・ルナはある妙案を思いつく。 「地球人は地球人に殺らせたろ。むっふっふ。わらわってばまじ策士」  オ・ルナは唯一知り合いの地球人、カトー・モトキにクエストを発注する。  地球からきた転生者を、オークの国にあだなす前に殺ってくれ。 「報酬は……そうじゃのう、一人地球人を殺すたび、わらわにエ、エッチなことしてよいぞ……?」  カトーはその提案に乗る。 「任せとけ、転生者を殺すなんて簡単だ――あいつはハーレム要員の女を寝取られると、勝手に力を失って弱る」 毎日更新してます。

分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活

SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。 クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。 これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。

異世界ハーレム漫遊記

けんもも
ファンタジー
ある日、突然異世界に紛れ込んだ主人公。 異世界の知識が何もないまま、最初に出会った、兎族の美少女と旅をし、成長しながら、異世界転移物のお約束、主人公のチート能力によって、これまたお約束の、ハーレム状態になりながら、転生した異世界の謎を解明していきます。

これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅

聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。

異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。

みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・

名前を書くとお漏らしさせることが出来るノートを拾ったのでイジメてくる女子に復讐します。ついでにアイドルとかも漏らさせてやりたい放題します

カルラ アンジェリ
ファンタジー
平凡な高校生暁 大地は陰キャな性格も手伝って女子からイジメられていた。 そんな毎日に鬱憤が溜まっていたが相手が女子では暴力でやり返すことも出来ず苦しんでいた大地はある日一冊のノートを拾う。 それはお漏らしノートという物でこれに名前を書くと対象を自在にお漏らしさせることが出来るというのだ。 これを使い主人公はいじめっ子女子たちに復讐を開始する。 更にそれがきっかけで元からあったお漏らしフェチの素養は高まりアイドルも漏らさせていきやりたい放題することに。 ネット上ではこの怪事件が何らかの超常現象の力と話題になりそれを失禁王から略してシンと呼び一部から奉られることになる。 しかしその変態行為を許さない美少女名探偵が現れシンの正体を暴くことを誓い…… これはそんな一人の変態男と美少女名探偵の頭脳戦とお漏らしを楽しむ物語。

処理中です...