I wanted to see the moon

花森 雲空

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私のうんざりとした世界

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自分の娘以下だけど、私は叔父さんに聞いたことがある。

「自分の娘を犯せば?」

私は叔父さんに叩かれた。

「身寄りのないお前だからできるんだろかっ!!」  

私は、何時もの未開発のビルの上にいた。

「お前も死ねよ」

剃刀で右手首を切った。

両親面した、赤の他人。

毎日酒浸りで、シンナーも薬も、窃盗もしていた。

床に転がる、ポンプやシンナーに囲まれながら、ばばあは、3pも4pしながら、その日の薬を手に入れていた。

私は、左の手首を切った。

「あんたもきなさいよって何?」

鉄骨は強風に揺られながら、私はスピリタスを飲んだ。

散々イジメられた奴ぶんたけ、太股や手首を傷つけた。

カタッ!?

睨みつけながらわ誰かを見た。

「死ぬな!俺を助けてくれただろ!?」

私は月を指さした。

「私ね、月を見に来ただけなの!」

強風が吹いた瞬間、14階立てのビルから私は消えた。

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