When you know love(愛を知るため)

花森 雲空

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真っ赤な鼻は光るのか!?

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働かざる者は食うべからずということで、小さな会社の事務員として働きはじめた。

ある程度の時間に余裕がもてる様になり、充実した毎日を暮らしていた。

あれから、姉の子供達は父親に親権をとられることもなく、施設に入ることになった。

吹野先輩は、ノイローゼ気味になったらしく、仕事を辞めてから知らないと、緑は言っていた。

なに不自由がないとは言わない。

けれど、マザー・テレサはマザー・テレサだ。

私は私なのだ。

できることは何もなかった。

姉は、ある程度のお金を貰い、婚活に忙しい様で、一時はおさまった様に思えた。

クリスマスイヴになり、正月休みに入った。

緑から、合コンの誘いを受けたが、丁重にお断りした。

私は、合コンが大っ嫌いだった。

ピンクのコートを来て、出会わないようにと遠くのショッピングモールに着いた。

駐車場に車を止め、雑貨やケーキ、服を買った。

今日は、前から譲り受ける予定の猫も迎えに行く。

菓子折りと気持ちを包んだ。

「お待ちしてました!甘津さん。ケースに入っていますから、可愛がってあげてください!」

仲の良さそうなご夫婦だった。

菓子折りと気持ちを渡し、ケースを受けとった。

「長い付き合いにはなります。よろしくお願いします」

お礼をいい、車に乗せて帰ることにした。

もう、部屋には迎える準備はできていて、ケースから子猫をだした。

「グレイちゃん、家族の瑞樹だよ!よろしくね!」



なんて小さな手なんだろう!

どこにいくにも、フードの中に入り、寝ている。

ケーキをだし、フライドチキンのケースをだした。

「ささやかなスパークリングワイン!を用意!」

グレイとタッチをして、チキンをむしゃむしゃ食べた。

緑から携帯にメールがきた。

「私だけだから泊めて!」

合コンはダメだったようだな。

「本当に一人ならいいよ!」

そして、グレイを紹介しようと、ワクワクした。


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