When you know love(愛を知るため)

花森 雲空

文字の大きさ
上 下
3 / 6

秋になり決めたこと

しおりを挟む
私はデスクの上に辞表を叩きつけた。

「私情のことで申し訳ありませんが、ご存知の様に仕事になりませんので、辞めさせていただきます!」

私は緑にバイバイをして、帰ることにした。

(痛いっ!)

吹野先輩に腕を掴まれ、離してくださいと、腕を振り払った。

「せめて、桃に会ってくれないか?きっと心変わりするから。いい母親になるよ!」

私は母親になる気もないし、付き合ってもいない。

「大人の勝手な事情で、惚れた腫れたで子供を作るなっ!計画性もないから、邪魔扱いして押し付けてんじゃないわよっ!」

どいつもこいつも全くもってなってない。

そして、紅葉が見える中、何時ものようにスーパーに立ち寄った。

「しばらくは仕事を休もう!」

車をおり、スーパーで買い物をした。

お弁当作りもなくなり、しばらくブログは閉鎖することにした。

三日分くらいの買い物をして、家に帰った。

23歳か。できたら事務員したいな。

缶チューハイを取りだし、パソコンで職探しをした。

「近いといえば近い。よし、久しぶりにリクルートスーツだそう!」

虫干しをして、夕飯を作ることにした。

「私には相手もいなけりゃ、結婚も無理だな!!」

キッチンに向かい、材料をだした。

たこと里芋の煮物、ひじき、ぶりの照り焼き、あげと野菜のみそ汁を作り、漬け物をだした。

「いただきます!」

缶チューハイを開け、美味しくご飯を食べた。

携帯で、タロットリーディングを見ながら。

「当たるも八卦、当たらぬも八卦か!」

ごちそうさまをして、お皿を片付けた。

お風呂に浸かり、なにも考えないようにした。

そして、一日を終えようとしていた。

なにが幸せにするとか、愛してるとか、軽々しく口をたたけるかな。

そんな気なんてない癖して、何食わぬ顔して嘘をつくんだよな。

期待もなんにもしてないけど。

「悪夢になりませんように」

そして、眠りについた。



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

愛する貴方の心から消えた私は…

矢野りと
恋愛
愛する夫が事故に巻き込まれ隣国で行方不明となったのは一年以上前のこと。 周りが諦めの言葉を口にしても、私は決して諦めなかった。  …彼は絶対に生きている。 そう信じて待ち続けていると、願いが天に通じたのか奇跡的に彼は戻って来た。 だが彼は妻である私のことを忘れてしまっていた。 「すまない、君を愛せない」 そう言った彼の目からは私に対する愛情はなくなっていて…。 *設定はゆるいです。

処理中です...