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飲み会③
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(……ちょっと飲み過ぎた)
久しぶりの飲み会だと思ってペース上げ過ぎた。
酒は弱くないはずなのに頭がボーっとして、身体が酒のせいか熱を持ったように熱く火照る。思わず来ていたシャツの襟首を摘まみパタパタと仰ぐと、一瞬だけ起きた風が籠った熱と酒の匂いを逃がしていった。
……ちょっと休憩していこう。
部屋に戻らずトイレの近くの廊下の端に寄り掛かる。シャツ越しに感じるひやりとした壁が心地よかった。
夜もだいぶ更けた時間なのに居酒屋というのはそんなの関係ないとばかりに今だ賑わいを見せている。俺達の部屋も随分声が漏れてるけど、その向かい側の大部屋もなんだか賑わっているようで、酔っ払い特有の吠えるような笑い声が離れたここまで聞こえてきて思わず苦笑した。
(……そういえば、三戸先生も今日飲み会だって言ってたな)
もう解散したんだろうか。
俺達よりも遅い集合だと言ってたからまだかも。
どこの店なんだろ。先生の家の近く?
じゃなければ電車になるし終電前には帰るのかな。
あの人はお酒に強いと言ってたし俺みたいな醜態晒さずけろっとした顔で帰っていくんだろうな……容易に想像できる。
「…………会いたいな」
思わず漏れた本音。
酒に侵食された頭はブレーキが利かないらしい。無意識にポッケからスマホを取り出すと、トーク履歴から三戸先生の名前を探す。とは言っても一番上で探すまでもないけど。
トークを開くと俺が最後に仕事の相談をした内容が画面に映る。この時結構遅い時間だったのに、三戸先生は怒る事もなくアドバイスしてくれたんだっけ。それどころか「遅くまで無理すんなよ」と労ってくれて……。
(……本当俺って三戸先生にお世話なりっぱなしだな)
だからこそ、この間の体育祭では少しだけでも彼の力になれて良かった。一方的に負担になる関係じゃなくて、俺は三戸先生ともっと対等な関係になりたい。出来る事は少ないけど俺に出来る事があるなら頼って欲しい。頼れる先生としての顔もいいけど、もっと素の“三戸碧海”の顔も見てみたい。
「……なんて、まだまだなんだけどな」
まず俺は先生に甘えすぎだ。
対等な関係になりたいとか言っておいてこれでは矛盾している。
なんだか変な思考になってたな。流石に戻らないとあいつ等に心配されそうだ。
寄り掛かっていたせいでとうに温くなった壁に手をつき体勢を立て直すと、部屋へと向かう廊下をのんびり歩く。俺達の部屋が見えてきた時、向かいの大部屋の扉が開き細身の男性が誰かに囃し立てられるように出てきた。……へぇここ若い男の人達だったのか。
そんなに広くない廊下だ、靴を履きにくいだろうとちょっと足を止め壁際によると、俺に気がついたその人は焦ったように顔を上げる。
「っあ、すみませんっ……て……」
「…………三戸先生?」
「は?」
これでもかと目を見開いて固まるのは、先ほどまで会いたくて会いたくてたまらなかった人で。その彼は俺の登場に靴を履きかけたまま固まっている。そりゃそうだ。こんな所で会うなんて思わない。
「え。は?津木!?何で!?」
「俺らここで飲み会だったんです」
「向かいかよ……」
「三戸先生こそ向かいの部屋だったんですね、すごい偶然」
「偶然すぎるだろ。まじでびっくりした」
「っふふ、先生固まってましたもんね」
靴を履き直した先生は視線で移動しようと指示してくる。それについて行くように来た道を戻り廊下の端に寄ると、首の後ろを擦りながら三戸先生が俺に視線を向ける。
「それにしても、まさか同じ店だったとは思わなかったな」
「三戸先生はさっき来たんです?」
「んにゃ、もう1時間半はたってるかな。俺は途中で参加したから他の奴らはもう結構飲んでるみたいだけど」
「あぁ、確かに随分盛り上がってましたもんね」
「悪い、煩かったか?」
「居酒屋で煩いのなんて普通ですよ。それにこっちも似たようなもんなんで……」
こうしている間もどこかの部屋から笑い声が響き渡る。
苦笑した三戸先生は「盛り上がってんなー」と声のする方に視線を向けた。
(……三戸先生だ)
凄い、まさか本当に会えるなんて。
この辺りは居酒屋も多いのにまさか同じ店にいるなんて思いもしなかった。しばらく休憩して落ち着いてたはずなのに、また酒を飲んだように体中が熱く火照ってくる。
「……津木は一旦帰ってきたのか?」
「え。あ、はい。着替えに……」
「偉いなぁ、俺そのまま来ちまった」
確かに、よく見ると三戸先生の恰好は学校で見たものと同じものだ。白のシャツにスラックスとカーディガン。ポロシャツが多いのに今日は珍しいなと思っていたけどこの予定があるのなら納得だ。
(……というか、俺滅茶苦茶ラフな私服で来ちゃったけど)
先生と飯に行く時はたいてい仕事終わりだし、そうじゃないならそれなりに綺麗目な恰好をしていたつもりだった。今日は同期飲みだからと気を抜いていた……大学時代の時のようなラフな格好だし髪もいつもと違ってるし……。やばい、変に思われたらどうしよう。
気がついてしまうと妙に恥ずかしい。
そわそわと前髪を弄りつつ視線をそらしていると、そんな俺の様子に気がついた先生が「そういや」と口を開く。
「今日の津木は感じが違うよな」
「!え、っと同期飲みなんで気抜いてて、変ですよね」
「誰が変って言ったよ。いつもと違うから珍しいだけ。そういう恰好好きなのか?」
「まあ……そうですね。する事が多いです」
「へぇ……俺はそういう恰好したことないな」
そう言うと三戸先生は俺の頭から足先までゆっくりと視線を滑らせていく。なんだこれ。ファッションチェックでもされてんのか。たまに言う「ふーん……」という独り言が怖いんですが。
視線が怖くて俺は俯いたままただひたすらこの時間が過ぎるのを待つ。ようやく満足したらしい先生に名前を呼ばれ顔を上げると、三戸先生の手がゆっくりとこちらに伸びてくる所だった。
ゆっくり伸びた手が俺の前髪に触れるか触れないかという所で一瞬戸惑うように揺れる。そのまま指先で弄ぶ様に一束髪を摘まむと、そのままゆるりと横に流す。幼い子に母親がするような慈愛に満ちた動きなのに違和感を感じるのは、目の前で見つめる先生の顔のせいか。
輝き艶めいた瞳が俺を映して柔らかくなる。
何か言う訳でもないその口元はほんのりと笑みを浮かべるだけでそれ以上は動かない。ただ、二人の間を流れる空気感が、いつもの学校での感じとは全く違っていて思わず固まると、そんな俺を見た三戸先生がにやりと笑みを深くして口を開いた。
「いいじゃん、似合ってるよ」
その瞬間、ショックでも当てられたかのようにドクンと心臓が跳ねる。
「初めて見る感じだけどいいな。普段学校で見てるのとは違う素の津木って感じで」
ていうかそういうの好きなら飯行くときもそういうのでいいのに。お前いっつも堅苦しい感じにしてたろ?気にしないでいいんだからな?
何故かご機嫌な三戸先生は、そう言いながら俺の頭に手を乗せくしゃくしゃとかき乱すように撫でる。せっかくセットした髪が乱れていくのと同時に俺の心拍数も乱れていくのが分かった。
何か反応すべきなのかもしれないがショートしてしまった頭は何も考えられなくて、ただ先生が撫でて何か話すのを受け止めるのみ。
そんな俺を呼び戻したのは三戸先生……ではなく、廊下の角を曲がってやってきた小芝の存在だった。
「っぁ!もーこんな所にいた!って……」
「うわっ。こ、小芝?!」
「あ、ごめんなさいお話し中だった?」
焦ったような彼女に否定すると「でも」と小芝が三戸先生を伺う様に見上げる。突然の彼女の登場に固まっていた三戸先生だが、瞬時に取り繕うと学校で見せるのと同じ人当たりのいい笑顔でぺこりと頭を下げた。
「初めまして、津木の同僚の三戸です」
「えっ!三戸……?」
「さっき偶然ここで会ったんだよ。それより何か用?」
「あ、そうだった。そろそろお開きにするってよ。二次会やるらしいけど津木はどうする?」
「俺はパス。すぐ行くから戻ってていいよ」
「了解。けど急いでよ?」
三戸先生に小さく頭を下げると、小芝は小走りで部屋へと戻って行く。
もうお開きなのか。ちょっと休憩のつもりが長居しすぎたな……。
「すみません騒がしくて……」
「いや俺こそ長く引き止めすぎたな。悪い」
「そんな、先生こそ戻ってこないって怒られませんか?」
「まあそん時は適当に誤魔化すさ」
小芝の登場に普段通りの距離感に戻った先生は、俺に背を向けるとひとりでに歩き出す。いつもの距離のはずなのにその距離がなんだか妙に寂しくて、俺は無意識に先生が直してくれた前髪を弄っていた。
久しぶりの飲み会だと思ってペース上げ過ぎた。
酒は弱くないはずなのに頭がボーっとして、身体が酒のせいか熱を持ったように熱く火照る。思わず来ていたシャツの襟首を摘まみパタパタと仰ぐと、一瞬だけ起きた風が籠った熱と酒の匂いを逃がしていった。
……ちょっと休憩していこう。
部屋に戻らずトイレの近くの廊下の端に寄り掛かる。シャツ越しに感じるひやりとした壁が心地よかった。
夜もだいぶ更けた時間なのに居酒屋というのはそんなの関係ないとばかりに今だ賑わいを見せている。俺達の部屋も随分声が漏れてるけど、その向かい側の大部屋もなんだか賑わっているようで、酔っ払い特有の吠えるような笑い声が離れたここまで聞こえてきて思わず苦笑した。
(……そういえば、三戸先生も今日飲み会だって言ってたな)
もう解散したんだろうか。
俺達よりも遅い集合だと言ってたからまだかも。
どこの店なんだろ。先生の家の近く?
じゃなければ電車になるし終電前には帰るのかな。
あの人はお酒に強いと言ってたし俺みたいな醜態晒さずけろっとした顔で帰っていくんだろうな……容易に想像できる。
「…………会いたいな」
思わず漏れた本音。
酒に侵食された頭はブレーキが利かないらしい。無意識にポッケからスマホを取り出すと、トーク履歴から三戸先生の名前を探す。とは言っても一番上で探すまでもないけど。
トークを開くと俺が最後に仕事の相談をした内容が画面に映る。この時結構遅い時間だったのに、三戸先生は怒る事もなくアドバイスしてくれたんだっけ。それどころか「遅くまで無理すんなよ」と労ってくれて……。
(……本当俺って三戸先生にお世話なりっぱなしだな)
だからこそ、この間の体育祭では少しだけでも彼の力になれて良かった。一方的に負担になる関係じゃなくて、俺は三戸先生ともっと対等な関係になりたい。出来る事は少ないけど俺に出来る事があるなら頼って欲しい。頼れる先生としての顔もいいけど、もっと素の“三戸碧海”の顔も見てみたい。
「……なんて、まだまだなんだけどな」
まず俺は先生に甘えすぎだ。
対等な関係になりたいとか言っておいてこれでは矛盾している。
なんだか変な思考になってたな。流石に戻らないとあいつ等に心配されそうだ。
寄り掛かっていたせいでとうに温くなった壁に手をつき体勢を立て直すと、部屋へと向かう廊下をのんびり歩く。俺達の部屋が見えてきた時、向かいの大部屋の扉が開き細身の男性が誰かに囃し立てられるように出てきた。……へぇここ若い男の人達だったのか。
そんなに広くない廊下だ、靴を履きにくいだろうとちょっと足を止め壁際によると、俺に気がついたその人は焦ったように顔を上げる。
「っあ、すみませんっ……て……」
「…………三戸先生?」
「は?」
これでもかと目を見開いて固まるのは、先ほどまで会いたくて会いたくてたまらなかった人で。その彼は俺の登場に靴を履きかけたまま固まっている。そりゃそうだ。こんな所で会うなんて思わない。
「え。は?津木!?何で!?」
「俺らここで飲み会だったんです」
「向かいかよ……」
「三戸先生こそ向かいの部屋だったんですね、すごい偶然」
「偶然すぎるだろ。まじでびっくりした」
「っふふ、先生固まってましたもんね」
靴を履き直した先生は視線で移動しようと指示してくる。それについて行くように来た道を戻り廊下の端に寄ると、首の後ろを擦りながら三戸先生が俺に視線を向ける。
「それにしても、まさか同じ店だったとは思わなかったな」
「三戸先生はさっき来たんです?」
「んにゃ、もう1時間半はたってるかな。俺は途中で参加したから他の奴らはもう結構飲んでるみたいだけど」
「あぁ、確かに随分盛り上がってましたもんね」
「悪い、煩かったか?」
「居酒屋で煩いのなんて普通ですよ。それにこっちも似たようなもんなんで……」
こうしている間もどこかの部屋から笑い声が響き渡る。
苦笑した三戸先生は「盛り上がってんなー」と声のする方に視線を向けた。
(……三戸先生だ)
凄い、まさか本当に会えるなんて。
この辺りは居酒屋も多いのにまさか同じ店にいるなんて思いもしなかった。しばらく休憩して落ち着いてたはずなのに、また酒を飲んだように体中が熱く火照ってくる。
「……津木は一旦帰ってきたのか?」
「え。あ、はい。着替えに……」
「偉いなぁ、俺そのまま来ちまった」
確かに、よく見ると三戸先生の恰好は学校で見たものと同じものだ。白のシャツにスラックスとカーディガン。ポロシャツが多いのに今日は珍しいなと思っていたけどこの予定があるのなら納得だ。
(……というか、俺滅茶苦茶ラフな私服で来ちゃったけど)
先生と飯に行く時はたいてい仕事終わりだし、そうじゃないならそれなりに綺麗目な恰好をしていたつもりだった。今日は同期飲みだからと気を抜いていた……大学時代の時のようなラフな格好だし髪もいつもと違ってるし……。やばい、変に思われたらどうしよう。
気がついてしまうと妙に恥ずかしい。
そわそわと前髪を弄りつつ視線をそらしていると、そんな俺の様子に気がついた先生が「そういや」と口を開く。
「今日の津木は感じが違うよな」
「!え、っと同期飲みなんで気抜いてて、変ですよね」
「誰が変って言ったよ。いつもと違うから珍しいだけ。そういう恰好好きなのか?」
「まあ……そうですね。する事が多いです」
「へぇ……俺はそういう恰好したことないな」
そう言うと三戸先生は俺の頭から足先までゆっくりと視線を滑らせていく。なんだこれ。ファッションチェックでもされてんのか。たまに言う「ふーん……」という独り言が怖いんですが。
視線が怖くて俺は俯いたままただひたすらこの時間が過ぎるのを待つ。ようやく満足したらしい先生に名前を呼ばれ顔を上げると、三戸先生の手がゆっくりとこちらに伸びてくる所だった。
ゆっくり伸びた手が俺の前髪に触れるか触れないかという所で一瞬戸惑うように揺れる。そのまま指先で弄ぶ様に一束髪を摘まむと、そのままゆるりと横に流す。幼い子に母親がするような慈愛に満ちた動きなのに違和感を感じるのは、目の前で見つめる先生の顔のせいか。
輝き艶めいた瞳が俺を映して柔らかくなる。
何か言う訳でもないその口元はほんのりと笑みを浮かべるだけでそれ以上は動かない。ただ、二人の間を流れる空気感が、いつもの学校での感じとは全く違っていて思わず固まると、そんな俺を見た三戸先生がにやりと笑みを深くして口を開いた。
「いいじゃん、似合ってるよ」
その瞬間、ショックでも当てられたかのようにドクンと心臓が跳ねる。
「初めて見る感じだけどいいな。普段学校で見てるのとは違う素の津木って感じで」
ていうかそういうの好きなら飯行くときもそういうのでいいのに。お前いっつも堅苦しい感じにしてたろ?気にしないでいいんだからな?
何故かご機嫌な三戸先生は、そう言いながら俺の頭に手を乗せくしゃくしゃとかき乱すように撫でる。せっかくセットした髪が乱れていくのと同時に俺の心拍数も乱れていくのが分かった。
何か反応すべきなのかもしれないがショートしてしまった頭は何も考えられなくて、ただ先生が撫でて何か話すのを受け止めるのみ。
そんな俺を呼び戻したのは三戸先生……ではなく、廊下の角を曲がってやってきた小芝の存在だった。
「っぁ!もーこんな所にいた!って……」
「うわっ。こ、小芝?!」
「あ、ごめんなさいお話し中だった?」
焦ったような彼女に否定すると「でも」と小芝が三戸先生を伺う様に見上げる。突然の彼女の登場に固まっていた三戸先生だが、瞬時に取り繕うと学校で見せるのと同じ人当たりのいい笑顔でぺこりと頭を下げた。
「初めまして、津木の同僚の三戸です」
「えっ!三戸……?」
「さっき偶然ここで会ったんだよ。それより何か用?」
「あ、そうだった。そろそろお開きにするってよ。二次会やるらしいけど津木はどうする?」
「俺はパス。すぐ行くから戻ってていいよ」
「了解。けど急いでよ?」
三戸先生に小さく頭を下げると、小芝は小走りで部屋へと戻って行く。
もうお開きなのか。ちょっと休憩のつもりが長居しすぎたな……。
「すみません騒がしくて……」
「いや俺こそ長く引き止めすぎたな。悪い」
「そんな、先生こそ戻ってこないって怒られませんか?」
「まあそん時は適当に誤魔化すさ」
小芝の登場に普段通りの距離感に戻った先生は、俺に背を向けるとひとりでに歩き出す。いつもの距離のはずなのにその距離がなんだか妙に寂しくて、俺は無意識に先生が直してくれた前髪を弄っていた。
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