黒白のニンブルマキア

 誰もが体内に持つ《黒曜》によって、余命2年を宣告された光矢。
 義理の親の理不尽な扱いもあり、2年を待たずに死ぬ決心をし、死期を早められる公的な機関に連絡を取る。
 案内されたのは山奥の奇妙な施設。
 受付の令嬢に案内され、最後の一線を越えようとした時、一人の人物が現れた。

 彼は――光矢を殺そうとする者だった。

 しかし、その真の目的は、光矢をしがらみのない第二の人生に誘い、力を与えること。

 生きる屍たちの中で、強大な力を得た光矢がゆっくりと歩み始めた。
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