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026 震えるお姫様
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ドラスト王国の第二王女であるクラティアは目を閉じ、必死に心を落ち着かせていた。
生来の内気な性格と口下手な性分が嫌いだったクラティアは、過日、勇気を振り絞って隣国との国境確認に赴く外交官に随行すると父に伝えた。
それは王家の一人としてこのままではいけないとう決意の現れだった。
いつも優雅で誰とでも落ち着いて話ができる姉と、人懐っこく懐に入るのが上手な妹、そして武芸に秀でて魔法学校でもトップクラスの実力を誇る兄。
その三人と比べればクラティアはあまりに地味だ。王家の中でも頼りなく、今後を心配する家臣も多い。
王国で何か問題が発生し、王家の人間が必要となった時でもクラティアは兄姉妹と違って自分の意見が言えなかった。
どうせ自分の意見など役に立たない、と自分の殻に籠ってしまうからだ。自分が言わなくても誰かが決めてくれる、と心のどこかで諦めてきた。
けれど、「議論は小さな一言で変わることがあります。むしろ当事者よりも俯瞰している第三者の方がよく見えていることがあります」という教師の言葉を聞いた時に、そうかもしれないという気持ちが芽生えた。
兄姉妹がどう税収を増やしていこうかという議論を行い、新たな税目を検討している時に、三人の誰も税の負担を強いられる国民のことを考えていなかったからだ。
クラティアはそれが不思議だった。結局何も意見は言えなかったが、漠然としたもやもやは心の奥底で熾火のように燻り続けた。
そして、彼女は悩んだ末に王である父に訊ねた。
税は必要なのでしょうか、と。無ければ民が楽になるのではないでしょうか、と。
もちろん政治の為に必要だとはわかっている。拙い言葉だったかもしれない。
しかし、父はすべてを理解しゆっくり頷いたのちに、優しく諭すように言った。
その答えを知るためには城に引きこもっているのではなく、お前自身の目で多くを見ることだ、と。
クラティアはまた考えた。多くを見るとは何を見れば良いのか、と。
結局答えは出なかった。けれど、このままでは良くないという思いから、初めて自らの意思で外交官への随行を希望したのだ。
(でも怖い……外にはあんな化け物がいるなんて……)
クラティアは大きな木の洞の中でしゃがみ込む。護衛に引っ張られて慌ただしく森を駆けたせいか、お気に入りのドレスはドロドロで袖の一部は枝に引っかかって裂けてしまっている。
クラティアの為にと父が与えてくれた専属騎士は総勢20名。華美にならないよう鎧や装備をカモフラージュしているが、一人一人が武芸に秀でた者たちだ。
(私を守るために……皆さん、申し訳ございません……)
彼女の瞼の裏には、不気味な薄紫色の化け物に吹き飛ばされる騎士たちの姿が焼き付いている。
クラティアはほんの少し前の時間を思い出す――
初めて外交の場に出たクラティアは外交官の舌鋒に感心しきりだった。彼女はその後、馬車の中で侍女にその感想を話した。彼女にしては珍しく饒舌で言葉があとからあとから湧いてくる気分だった。少し興奮していたのかもしれない。
けれど、突如、馬車の周囲を守る護衛隊長アドルの「止めろ!」という怒鳴り声が聞こえた瞬間から、一気に状況が変化した。
瞬く間に地響きのような音が聞こえ、くぐもった悲鳴と鈍重な衝突音が周囲で立て続けに鳴り響いた。
そして、声かけもなく馬車の扉を乱暴に開いたアドルに「失礼!」と引っ張られて森に逃げ込んだのだ。共に付いてくるのは仲の良いユウ一人。彼女も信じられないものを見たかのような顔をしていた。
わけもわからず二人に並走されながら、慣れない森の中を躓きつつ走った。
ふと振り返ったクラティアは絶句した。ちょうど、軽い食材を放り投げるような勢いで護衛の騎士が吹き飛んでいったのだ。
きっとクラティアを守るために化け物に立ちはだかってくれた護衛だ。
逃げ遅れた侍女もどうなったのかわからない。
いつも優しいアドルとユウに「足を止めないでください!」と何度も怒られるように叱咤され、肺が壊れるほど荒い息を吐きながらの逃避行。やられた騎士を助けにいかなくて良いのか、などと聞けるはずもない。お荷物が自分なのだということは痛いほどわかっていた。
一歩踏み出した外の世界は、クラティアにとって甘くなかった。
そして、ようやく隠れられる洞を見つけたアドルは、汗びっしょりのクラティアを先に中に放り込み、ユウに話しかけた。
「ユウ、ひとっ走り国から助けを呼んできてくれ」
「……ここに残るのですか?」
「それ以外に打つ手がない。見ただろ、うちの騎士5人がかりでようやく一体だぞ。残り七体……相打ちすらままならん」
重々しい声だった。
「姫様を背負って逃げ切れる相手じゃない。俺は一緒に残る。お前は森を迂回して何とか馬を回収してから走れ。もしかしたら先に走らせたやつが着くかもしれんが、あいつもどうなったかわからんからな」
「私より足の速い隊長の方が良いのではないですか?」
「お前じゃ化け物相手に多少の時間稼ぎもできん。言っとくが、お前も途中で見つかったら終わりだからな。いいか、戦おうと思うな。とにかく援軍を連れてくることが最優先だ。わかったら、行け」
「了解しました……」
「あいつら、俺たちを崖に向かって押し込んできてるぞ。もし鼻が利くなら見つかるのも時間の問題だ。こっちも長くない……頼んだぞ」
ユウは悲痛な表情で頷いてから、真っ青な顔のクラティアに無理に微笑みかけた。
「命に代えても必ず味方をお連れします。もうしばらくのご辛抱を」
ユウが立ち上がり、吹っ切ったように別方向に走り出した。
その背中がみるみる小さくなると、クラティアは耐え難い心細さを感じた。
それを感じ取ったのか唯一残ったアドルが「姫様」と呼びかける。
「お聞きのとおりです。本当は俺一人で守り切ると言いたいところですが、難しい状況です。しばらくここに身を潜め、助けを待ちましょう」
「……他の騎士の皆様は大丈夫でしょうか?」
その問いにアドルは目を見開いた。何が可笑しいのか、強張っていた表情を少し緩めて簡易の敬礼を行うように胸に手を当てた。
「お気持ちは必ず届いているはずです。俺も、最期まで姫様をお守りします」
アドルは晴れやかに言って立ち上がり、洞からじっと森の奥を見据えた。
生来の内気な性格と口下手な性分が嫌いだったクラティアは、過日、勇気を振り絞って隣国との国境確認に赴く外交官に随行すると父に伝えた。
それは王家の一人としてこのままではいけないとう決意の現れだった。
いつも優雅で誰とでも落ち着いて話ができる姉と、人懐っこく懐に入るのが上手な妹、そして武芸に秀でて魔法学校でもトップクラスの実力を誇る兄。
その三人と比べればクラティアはあまりに地味だ。王家の中でも頼りなく、今後を心配する家臣も多い。
王国で何か問題が発生し、王家の人間が必要となった時でもクラティアは兄姉妹と違って自分の意見が言えなかった。
どうせ自分の意見など役に立たない、と自分の殻に籠ってしまうからだ。自分が言わなくても誰かが決めてくれる、と心のどこかで諦めてきた。
けれど、「議論は小さな一言で変わることがあります。むしろ当事者よりも俯瞰している第三者の方がよく見えていることがあります」という教師の言葉を聞いた時に、そうかもしれないという気持ちが芽生えた。
兄姉妹がどう税収を増やしていこうかという議論を行い、新たな税目を検討している時に、三人の誰も税の負担を強いられる国民のことを考えていなかったからだ。
クラティアはそれが不思議だった。結局何も意見は言えなかったが、漠然としたもやもやは心の奥底で熾火のように燻り続けた。
そして、彼女は悩んだ末に王である父に訊ねた。
税は必要なのでしょうか、と。無ければ民が楽になるのではないでしょうか、と。
もちろん政治の為に必要だとはわかっている。拙い言葉だったかもしれない。
しかし、父はすべてを理解しゆっくり頷いたのちに、優しく諭すように言った。
その答えを知るためには城に引きこもっているのではなく、お前自身の目で多くを見ることだ、と。
クラティアはまた考えた。多くを見るとは何を見れば良いのか、と。
結局答えは出なかった。けれど、このままでは良くないという思いから、初めて自らの意思で外交官への随行を希望したのだ。
(でも怖い……外にはあんな化け物がいるなんて……)
クラティアは大きな木の洞の中でしゃがみ込む。護衛に引っ張られて慌ただしく森を駆けたせいか、お気に入りのドレスはドロドロで袖の一部は枝に引っかかって裂けてしまっている。
クラティアの為にと父が与えてくれた専属騎士は総勢20名。華美にならないよう鎧や装備をカモフラージュしているが、一人一人が武芸に秀でた者たちだ。
(私を守るために……皆さん、申し訳ございません……)
彼女の瞼の裏には、不気味な薄紫色の化け物に吹き飛ばされる騎士たちの姿が焼き付いている。
クラティアはほんの少し前の時間を思い出す――
初めて外交の場に出たクラティアは外交官の舌鋒に感心しきりだった。彼女はその後、馬車の中で侍女にその感想を話した。彼女にしては珍しく饒舌で言葉があとからあとから湧いてくる気分だった。少し興奮していたのかもしれない。
けれど、突如、馬車の周囲を守る護衛隊長アドルの「止めろ!」という怒鳴り声が聞こえた瞬間から、一気に状況が変化した。
瞬く間に地響きのような音が聞こえ、くぐもった悲鳴と鈍重な衝突音が周囲で立て続けに鳴り響いた。
そして、声かけもなく馬車の扉を乱暴に開いたアドルに「失礼!」と引っ張られて森に逃げ込んだのだ。共に付いてくるのは仲の良いユウ一人。彼女も信じられないものを見たかのような顔をしていた。
わけもわからず二人に並走されながら、慣れない森の中を躓きつつ走った。
ふと振り返ったクラティアは絶句した。ちょうど、軽い食材を放り投げるような勢いで護衛の騎士が吹き飛んでいったのだ。
きっとクラティアを守るために化け物に立ちはだかってくれた護衛だ。
逃げ遅れた侍女もどうなったのかわからない。
いつも優しいアドルとユウに「足を止めないでください!」と何度も怒られるように叱咤され、肺が壊れるほど荒い息を吐きながらの逃避行。やられた騎士を助けにいかなくて良いのか、などと聞けるはずもない。お荷物が自分なのだということは痛いほどわかっていた。
一歩踏み出した外の世界は、クラティアにとって甘くなかった。
そして、ようやく隠れられる洞を見つけたアドルは、汗びっしょりのクラティアを先に中に放り込み、ユウに話しかけた。
「ユウ、ひとっ走り国から助けを呼んできてくれ」
「……ここに残るのですか?」
「それ以外に打つ手がない。見ただろ、うちの騎士5人がかりでようやく一体だぞ。残り七体……相打ちすらままならん」
重々しい声だった。
「姫様を背負って逃げ切れる相手じゃない。俺は一緒に残る。お前は森を迂回して何とか馬を回収してから走れ。もしかしたら先に走らせたやつが着くかもしれんが、あいつもどうなったかわからんからな」
「私より足の速い隊長の方が良いのではないですか?」
「お前じゃ化け物相手に多少の時間稼ぎもできん。言っとくが、お前も途中で見つかったら終わりだからな。いいか、戦おうと思うな。とにかく援軍を連れてくることが最優先だ。わかったら、行け」
「了解しました……」
「あいつら、俺たちを崖に向かって押し込んできてるぞ。もし鼻が利くなら見つかるのも時間の問題だ。こっちも長くない……頼んだぞ」
ユウは悲痛な表情で頷いてから、真っ青な顔のクラティアに無理に微笑みかけた。
「命に代えても必ず味方をお連れします。もうしばらくのご辛抱を」
ユウが立ち上がり、吹っ切ったように別方向に走り出した。
その背中がみるみる小さくなると、クラティアは耐え難い心細さを感じた。
それを感じ取ったのか唯一残ったアドルが「姫様」と呼びかける。
「お聞きのとおりです。本当は俺一人で守り切ると言いたいところですが、難しい状況です。しばらくここに身を潜め、助けを待ちましょう」
「……他の騎士の皆様は大丈夫でしょうか?」
その問いにアドルは目を見開いた。何が可笑しいのか、強張っていた表情を少し緩めて簡易の敬礼を行うように胸に手を当てた。
「お気持ちは必ず届いているはずです。俺も、最期まで姫様をお守りします」
アドルは晴れやかに言って立ち上がり、洞からじっと森の奥を見据えた。
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