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011 ご機嫌なユーリア & エイミー登場
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森の小道を歩くユーリアは上機嫌だ。鼻歌を唄い、時折見つける小鳥を指差してロアに教え、道端の花を愛でる。そんな少女は何かを思い出したように、トコトコとロアの隣に並んで「えへへ」と照れたように表情を緩める。
「さっきからどうしたんだい?」
「えっと……旅が楽しくって」
「旅って言っても、ずっと歩いてるだけだよ」
「お兄ちゃんと一緒だからに決まってるでしょ! 私、村から出たこともないし……命も助けてもらったし。全部お兄ちゃんと出会えたおかげ」
「それは良かった。まあ、生きて棺で運ばれてきたときはどうしようかと思ったけど」
「ほんとに死ぬとこだったもんね」
「全然、笑えないけどね。一歩間違えてたら本当にユーリアを失ってただろうし」
「……失ってた?」
変な言い方だと思ったのだろう。首を傾けたユーリアに、ロアが何でもないよと片手を振った。そして話を切るように視線を遊ばせる。
(あの時、ユーリアは確かに日本語を話していた。この子は転生者には違いない。でも……探してる巴かどうかは確信がない。もし、この子が巴じゃなかったら……)
ロアは心の内で苦笑する。
きっとひどく落胆するに違いないのだ。
変な世界に生まれ変わって6年も辛い修行に耐え、ようやく出会った相手がまったく別人だった場合、自分の苦労は何だったのだと、しばらく立ち直れないような気がする。
頭ではもちろんわかっている。この広い世界の一部地域に二人も転生者がいるだけでも奇跡なのに、その相手が探している巴であるはずがないのだ。
「お兄ちゃん? なんか怖い顔してる……」
「あっ、ごめん。ちょっと考え事しててね」
「そうなんだ……ところで、私達ってどこに向かってるの?」
「少し遠いけど、ザグブーンを目指してるんだ」
「ザグブーン?」
「ギャランの話ではこの辺りで一番大きな街で、情報が集まりやすい場所らしい」
ロアがすらすらと答えると、ユーリアは心配そうに下から覗き込んだ。
「ギャランさんって……それってだいぶ前の話だよね?」
「まあね。でも、俺も旅に出たことはないから、それ以外の情報が無いんだ。信じて行ってみるしかないよ」
「そっかぁ。私も村以外のこと知らないし……ごめん。全然役に立たなくて」
「大丈夫さ。別に急ぐ用事でも無いしね」
「うん……じゃあ、私はザグブーンに着く前に、もっと仙気術をマスターしてみせる」
「いいね。二人で競争といこうか」
ロアとしては話を合わせて前のめりに応えたのだが、ユーリアが「えー」と不満そうに頬を膨らませた。
「お兄ちゃん、もう十分強いのにまた離されちゃう……私の仙気術だって全然効かないし」
「それはユーリアがいつも手加減してくれてるからだよ。本気でやられたら俺も危ないし」
「お兄ちゃんに向けて……できるわけないし……」
ユーリアがぼそぼそとつぶやくが、ロアには届かない。
と、ちょうど分かれ道が見えてきた。古ぼけた看板には左に進めば商業都市エイドラン、右に進めばザグブーンと書かれている。
ロアが少し幅が太くなった道を眺めつつ頷く。
「右だね。それにしても、あとどれくらいかかるのかな? 距離がわからないのも困ったな」
元の世界ならマップアプリで即座に距離や時間がわかるが、異世界ではそうもいかない。
水筒の水も残り半分ほどになっている。ロアはちらりとユーリアに視線を向けた。
小柄で細い体躯だが、彼女もまだ疲れたようには見えない。二人揃って仙気術を扱えるので、歩くだけならまだまだ進めそうだが、最初の行程で無理をしても良くないだろう。
(とりあえず夕方までは一度歩いてみるか)
それだけ決めたロアはどんどん先に進んでいくユーリアを追いかけるように歩き続けた。
◆
「お兄ちゃん、何か来たよ?」
ちょうどロアが今日の行程を終えようと決めたときだった。
太陽が山間にかかり、黒い影が長く伸び始める光景の中、一台の馬車がロア達と同じ方向に向けて走ってきた。幌がなく荷台や積荷が露出したタイプだ。
御者は中年の女性。そして荷台にはユーリアと同じくらいの水色の髪の少女が乗っている。
馬車は車軸が不安定なのかコトコトと小刻みに揺れながら、ロアとユーリアの隣を抜けていこうとする。荷台には様々な物資が積まれており、どこかに運ぶ途中のように見えた。
すると――
「あなたたち、どこに向かうの?」
御者の女性が心配そうにロアとユーリアに話しかけた。
代表してロアが答える。
「ザグブーンを目指しているところです」
「まあ……」
女性は目を丸くして驚いた。
そして、数秒ロアとユーリアを眺めながら考え込み、
「もう夜になるわ。子供二人で旅は危険よ。あてが無いならこの先に小屋があるから、一緒にいらっしゃい。私達もそこに泊まる予定なの」と声をかける。
ロアとユーリアが顔を見合わせたところに、荷台に乗っていた少女がひらりと舞い降りた。身のこなしが軽く、勝ち気そうな瞳と口元が特徴的だ。
「お母さんの言う通りよ。私、エイミー。二人共乗って。ここら辺は魔獣も出るから急いだ方がいいわ。まあもし出たら、強い私が追い払うけどね」
「……魔獣?」
「恐ろしいやつよ。お父さんが倒したからもういないけど」
エイミーは誇らしそうに胸を張った。
そこに母親の「こら」という声が馬車の上から振ってくる。
「そんな話、今はいいでしょう? とにかく二人に乗ってもらって」
「はーい。ほら、二人共ぼーっとしてないで、乗って乗って。今、荷物寄せてスペース作るから」
エイミーは返事も聞かずに馬車に飛び乗り、テキパキと用意を進めている。
ユーリアが困ったように訊ねた。
「お兄ちゃん、どうする?」
「うーん……お言葉に甘えようか……この先のことも知らないし、もし教えてもらえるならありがたい」
「うん!」
楽しそうに頷いたユーリアはひょいっと馬車の上に飛び乗った。
それを横目で見たエイミーが、にやっと口端を緩めた。
「なかなかの見のこなしじゃん。名前何ていうの?」
「ユーリア。毎日お兄ちゃんと訓練したからこれくらい当然!」
「へえ……お兄ちゃんね……うん、確かにユーリアよりすごそう」
ユーリアに続いて荷代に飛び乗ったロアに、エイミーが視線を向ける。
そのままじぃっと顔を見つめるので、ロアは居心地悪そうに苦笑いを浮かべた。
「あの……何か?」
「別に……」
無愛想に言ったエイミーの頬には朱が差していた。
「さっきからどうしたんだい?」
「えっと……旅が楽しくって」
「旅って言っても、ずっと歩いてるだけだよ」
「お兄ちゃんと一緒だからに決まってるでしょ! 私、村から出たこともないし……命も助けてもらったし。全部お兄ちゃんと出会えたおかげ」
「それは良かった。まあ、生きて棺で運ばれてきたときはどうしようかと思ったけど」
「ほんとに死ぬとこだったもんね」
「全然、笑えないけどね。一歩間違えてたら本当にユーリアを失ってただろうし」
「……失ってた?」
変な言い方だと思ったのだろう。首を傾けたユーリアに、ロアが何でもないよと片手を振った。そして話を切るように視線を遊ばせる。
(あの時、ユーリアは確かに日本語を話していた。この子は転生者には違いない。でも……探してる巴かどうかは確信がない。もし、この子が巴じゃなかったら……)
ロアは心の内で苦笑する。
きっとひどく落胆するに違いないのだ。
変な世界に生まれ変わって6年も辛い修行に耐え、ようやく出会った相手がまったく別人だった場合、自分の苦労は何だったのだと、しばらく立ち直れないような気がする。
頭ではもちろんわかっている。この広い世界の一部地域に二人も転生者がいるだけでも奇跡なのに、その相手が探している巴であるはずがないのだ。
「お兄ちゃん? なんか怖い顔してる……」
「あっ、ごめん。ちょっと考え事しててね」
「そうなんだ……ところで、私達ってどこに向かってるの?」
「少し遠いけど、ザグブーンを目指してるんだ」
「ザグブーン?」
「ギャランの話ではこの辺りで一番大きな街で、情報が集まりやすい場所らしい」
ロアがすらすらと答えると、ユーリアは心配そうに下から覗き込んだ。
「ギャランさんって……それってだいぶ前の話だよね?」
「まあね。でも、俺も旅に出たことはないから、それ以外の情報が無いんだ。信じて行ってみるしかないよ」
「そっかぁ。私も村以外のこと知らないし……ごめん。全然役に立たなくて」
「大丈夫さ。別に急ぐ用事でも無いしね」
「うん……じゃあ、私はザグブーンに着く前に、もっと仙気術をマスターしてみせる」
「いいね。二人で競争といこうか」
ロアとしては話を合わせて前のめりに応えたのだが、ユーリアが「えー」と不満そうに頬を膨らませた。
「お兄ちゃん、もう十分強いのにまた離されちゃう……私の仙気術だって全然効かないし」
「それはユーリアがいつも手加減してくれてるからだよ。本気でやられたら俺も危ないし」
「お兄ちゃんに向けて……できるわけないし……」
ユーリアがぼそぼそとつぶやくが、ロアには届かない。
と、ちょうど分かれ道が見えてきた。古ぼけた看板には左に進めば商業都市エイドラン、右に進めばザグブーンと書かれている。
ロアが少し幅が太くなった道を眺めつつ頷く。
「右だね。それにしても、あとどれくらいかかるのかな? 距離がわからないのも困ったな」
元の世界ならマップアプリで即座に距離や時間がわかるが、異世界ではそうもいかない。
水筒の水も残り半分ほどになっている。ロアはちらりとユーリアに視線を向けた。
小柄で細い体躯だが、彼女もまだ疲れたようには見えない。二人揃って仙気術を扱えるので、歩くだけならまだまだ進めそうだが、最初の行程で無理をしても良くないだろう。
(とりあえず夕方までは一度歩いてみるか)
それだけ決めたロアはどんどん先に進んでいくユーリアを追いかけるように歩き続けた。
◆
「お兄ちゃん、何か来たよ?」
ちょうどロアが今日の行程を終えようと決めたときだった。
太陽が山間にかかり、黒い影が長く伸び始める光景の中、一台の馬車がロア達と同じ方向に向けて走ってきた。幌がなく荷台や積荷が露出したタイプだ。
御者は中年の女性。そして荷台にはユーリアと同じくらいの水色の髪の少女が乗っている。
馬車は車軸が不安定なのかコトコトと小刻みに揺れながら、ロアとユーリアの隣を抜けていこうとする。荷台には様々な物資が積まれており、どこかに運ぶ途中のように見えた。
すると――
「あなたたち、どこに向かうの?」
御者の女性が心配そうにロアとユーリアに話しかけた。
代表してロアが答える。
「ザグブーンを目指しているところです」
「まあ……」
女性は目を丸くして驚いた。
そして、数秒ロアとユーリアを眺めながら考え込み、
「もう夜になるわ。子供二人で旅は危険よ。あてが無いならこの先に小屋があるから、一緒にいらっしゃい。私達もそこに泊まる予定なの」と声をかける。
ロアとユーリアが顔を見合わせたところに、荷台に乗っていた少女がひらりと舞い降りた。身のこなしが軽く、勝ち気そうな瞳と口元が特徴的だ。
「お母さんの言う通りよ。私、エイミー。二人共乗って。ここら辺は魔獣も出るから急いだ方がいいわ。まあもし出たら、強い私が追い払うけどね」
「……魔獣?」
「恐ろしいやつよ。お父さんが倒したからもういないけど」
エイミーは誇らしそうに胸を張った。
そこに母親の「こら」という声が馬車の上から振ってくる。
「そんな話、今はいいでしょう? とにかく二人に乗ってもらって」
「はーい。ほら、二人共ぼーっとしてないで、乗って乗って。今、荷物寄せてスペース作るから」
エイミーは返事も聞かずに馬車に飛び乗り、テキパキと用意を進めている。
ユーリアが困ったように訊ねた。
「お兄ちゃん、どうする?」
「うーん……お言葉に甘えようか……この先のことも知らないし、もし教えてもらえるならありがたい」
「うん!」
楽しそうに頷いたユーリアはひょいっと馬車の上に飛び乗った。
それを横目で見たエイミーが、にやっと口端を緩めた。
「なかなかの見のこなしじゃん。名前何ていうの?」
「ユーリア。毎日お兄ちゃんと訓練したからこれくらい当然!」
「へえ……お兄ちゃんね……うん、確かにユーリアよりすごそう」
ユーリアに続いて荷代に飛び乗ったロアに、エイミーが視線を向ける。
そのままじぃっと顔を見つめるので、ロアは居心地悪そうに苦笑いを浮かべた。
「あの……何か?」
「別に……」
無愛想に言ったエイミーの頬には朱が差していた。
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