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005 炎のミーガン
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ロアは今持てるだけの全仙気を目の前の少女に注ぎ込んだ。
ニーアは不安そうにそれを見守りつつ、小屋の室温を徐々に上げていく。
汗が滴り落ちる室内だが、少女の体温は一向に戻る気配はない。それどころか、刻一刻と死の刻限が近づいてくることが仙気を目で捉えられる二人にはわかってしまう。
(死ぬな……死ぬな……死ぬな……)
一体どれほどの仙気を注いだだろう。それは途方もなく長い時間だったのかもしれない。少女の体を透けて、淡い光が明滅している。あと数分で命が潰える――
「見つかった」
諦めかけたときにギャランが一人の女性を連れてきた。紅いガウンを身に纏った長い金髪の女性だった。
「私がその子の中に入る」
「炎の……ミーガン……」
ニーアが絶句する。ミーガンはニーアの親友の一人だ。同じ隊の所属で同期に当たるのだ。
「ミーガン……」
「ニーア、話は聞いた。ロアが新しい守護者を探してるって。仙気量が多くて体も温められる。私なら適任」
「あっ……でもあなたが……消えるのよ? 目覚められるかもわからないわ」
「知ってる」
ミーガンは何でもないように頷き、平坦な声で告げる。
「でも消えるって怖いこと? 私はもう十分、みんなと楽しんだ。それならロアが生きてるうちに力になってあげたい。そしたら――」
言葉を切ったミーガンはロアに視線を向けた。
「いい墓守が私のことを覚えててくれる」
「……必ず。炎のミーガン。決して忘れないと誓います」
「うん――ってことだから。ニーア、そんなに悲愴な顔しなくても、私もロアには随分話相手になってもらったし、ほんとに悪い気分じゃない。むしろ、役に立つなら嬉しいくらい」
ミーガンはそれだけ言うと、痩せ細った少女の側に立った。
「ロア、この子の守護者はどんなやつ?」
「魔の者……の幼子のようです。体を丸めていて……すでにまったく力がない」
「そう。じゃあ、混ざって大変なことになることはなさそう。……うん、この子、死にかけてるし早くやって。あっ――ロア、この子には必ず炎の仙気術を勉強するように言ってよ」
ミーガンはそう言い添えると、ロアにとことこと近づいた。そして、最後にロアだけに見えるように、ふっと表情を緩めて口を動かした。
――いい男になれ、と。
ロアが感謝の念を込めて頷き胸の前で十字を切った。
するとミーガンの体がみるみる銀色の粒子に変わり、少女の体に万遍なく吸い込まれていく。
そして、一瞬明滅した後にロアが再び仙気を体に送り込んでいく。
「……やった」
少女の体にみるみる仙気が満ちた。冷えるだけだった手足に微かな熱が戻り、唇の血色がゆっくり桃色に変化していく。
「ありがとう……ミーガン」
ロアは少女の頬を労るように撫でて、そう口にした。
◆
あれから四ヶ月が経過した。
ロアの出発予定は遅れたものの、その代わりに一命を取り止めた少女はしっかり回復し、痩せ細った四肢は見る陰もなく年相応にふっくりとしている。肩までに切りそろえた茶色の髪には艶が戻り、顔つきにも生気が漲っている。
何より――
「お兄ちゃん! 見てみて! これもできるようになったんだよ!」
溌剌とした笑顔を浮かべ、ぶんぶん手を振る少女は、歴戦の仙気術使いであるニーアを相手に一歩も引かない戦いができるまでに成長していた。
「仙気術《焔落ち》!!」
ニーアの頭上に巨大な炎の塊が突如出現する。まるでその場だけ重力が急にかかったかのように落下した炎弾は周囲を丸ごとなめるように焼き尽くす。
それをつい先日まで死にかけていたわずか10歳の少女が行っているのだ。
「ユーリアはすごいな」
「ほんと!? やった! まだあるから! そこで、そこで見ていって!」
ユーリアは頬を淡く染めてから近くの木陰を指差すとさっきよりも真剣な表情で炎が渦巻く地点を見つめ、「よーし」とさらなる術を披露しようと仙気を集中させる。
「まるでちっちゃいミーガンだな。大雑把な使い方といい、守護者の影響がモロに出てる」
ロアの隣に立つギャランが機嫌良さそうに呟き腰に手を当てた。昔の仲間を思い出すような横顔には寂しさよりも懐かしさが浮かんでいる。
「あんな感じなんだね。ミーガンの仙気術ってほんの少ししか見たことないからびっくりしたよ」
ロアはそれを嬉しく思いつつユーリアに視線を向け直した。
「あんなもんじゃねえけどな」
「範囲も威力も、なかなかすごいと思うけど」
「まだミーガンの力の10分の1も使えてない」
ロアはぎょっとして訊ねた。
「ミーガンってもしかしてすごい仙気術使いなの?」
「うちの騎士団の面々はどいつもこいつも一戦級の使い手だ。だが、その中でもミーガンは炎の扱いにかけて右に出るものはいないほどの腕だった。本気でやればニーアともタメ張れるくらいな。にしても――」
ギャランは困ったように片眉をあげて激化を続ける戦闘を見つめる。
「随分、ミーガンの力とシンクロしてやがるな。普通はああはなれない。よっぽど相性が良かったのか……ユーリアが特別なのか。ロア、お前が助けようと思ったくらいだ。何か感じたのか?」
「……いや、僕は別に。ただ助けたいって思っただけだ」
「なるほど……あっ……うちのやつは力はともかく、大人気ないのが多いから、そこは忘れるなよ」
ギャランがやれやれと言わんばかりにそっぽを向いた。同時に、ニーアを包みこんでいた炎が薄い水色に呑まれていく。パキっパキっと凄まじい速度で凍っていく光景は、まるで炎の時間が無理やり止められたかのようだ。氷に浸食された炎が造形をそのままにすべて固まった。
ユーリアも目を見開いている。しかもいつの間にか彼女が立っている場所が一面凍りついており、両足が動かないようだ。
「派手なだけで、まだまだ雑すぎます」
冷静な声が氷の中から響くと同時に、パンっと乾いた音を鳴らして、氷の塊が粉のように散った。ニーアは表情を引き締め、必死に逃げようとあがくユーリアに向かってつかつかと足音を鳴らして近づいた。そして、長い杖でゴンと頭頂部を叩いた。
ユーリアの頭がガクンと前に落ちたが、両足が凍りついているせいで倒れることはない。
ニーアは腕組みをして説教をするように、
「大技ばかり使う前にもっと基礎をがんばりなさいと言ったでしょう」
と諌めた。
しかし、背後から肩を叩いたギャランの「杖が強すぎて気絶してるぞ」という言葉に慌てて「え?」と首を回してユーリアを観察した。
少女は確かにぴくりとも動かなかった。
「あっ……」
ニーアの顔がみるみる青ざめた。本人の中ではまったく強く叩いたつもりはなかったらしい。ギャランが「あーあ」と意地悪そうに言い、さらに、
「ロアの目の前でひどいな」とからかうように両目を細めた。
ニーアが壊れた人形のようにゆっくり首を回した。
ロアと視線がばっちり合った。ニーアの視線が逃げ場所を探すようにあらぬ方向を泳ぐ。
「ち、違うのよ、ロア……これは……その……」
真っ赤になったニーアはあたふたと言い訳を始める。
それを神妙な顔で聞いたギャランが嫌味っぽく付け足す。
「俺の指導をイジメだとかシゴキだとか言ってたけどさ、杖で弟子を昏倒させるようなやつにだけは言われたくない――うげっ」
「う、うるさいわ!」
ニーアの杖がギャランの後頭部にクリーンヒットした。ギャランの体が嘘のように吹き飛び、墓地の向こう側へ跳ねていった。
「あ……えっ、ち、違うのよロア……あれはギャランがひどいこと……を……そ、そんな怯えた目で見ないで!」
ニーアは氷の世界で、ひとり体温が高そうだった。
ニーアは不安そうにそれを見守りつつ、小屋の室温を徐々に上げていく。
汗が滴り落ちる室内だが、少女の体温は一向に戻る気配はない。それどころか、刻一刻と死の刻限が近づいてくることが仙気を目で捉えられる二人にはわかってしまう。
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一体どれほどの仙気を注いだだろう。それは途方もなく長い時間だったのかもしれない。少女の体を透けて、淡い光が明滅している。あと数分で命が潰える――
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「私がその子の中に入る」
「炎の……ミーガン……」
ニーアが絶句する。ミーガンはニーアの親友の一人だ。同じ隊の所属で同期に当たるのだ。
「ミーガン……」
「ニーア、話は聞いた。ロアが新しい守護者を探してるって。仙気量が多くて体も温められる。私なら適任」
「あっ……でもあなたが……消えるのよ? 目覚められるかもわからないわ」
「知ってる」
ミーガンは何でもないように頷き、平坦な声で告げる。
「でも消えるって怖いこと? 私はもう十分、みんなと楽しんだ。それならロアが生きてるうちに力になってあげたい。そしたら――」
言葉を切ったミーガンはロアに視線を向けた。
「いい墓守が私のことを覚えててくれる」
「……必ず。炎のミーガン。決して忘れないと誓います」
「うん――ってことだから。ニーア、そんなに悲愴な顔しなくても、私もロアには随分話相手になってもらったし、ほんとに悪い気分じゃない。むしろ、役に立つなら嬉しいくらい」
ミーガンはそれだけ言うと、痩せ細った少女の側に立った。
「ロア、この子の守護者はどんなやつ?」
「魔の者……の幼子のようです。体を丸めていて……すでにまったく力がない」
「そう。じゃあ、混ざって大変なことになることはなさそう。……うん、この子、死にかけてるし早くやって。あっ――ロア、この子には必ず炎の仙気術を勉強するように言ってよ」
ミーガンはそう言い添えると、ロアにとことこと近づいた。そして、最後にロアだけに見えるように、ふっと表情を緩めて口を動かした。
――いい男になれ、と。
ロアが感謝の念を込めて頷き胸の前で十字を切った。
するとミーガンの体がみるみる銀色の粒子に変わり、少女の体に万遍なく吸い込まれていく。
そして、一瞬明滅した後にロアが再び仙気を体に送り込んでいく。
「……やった」
少女の体にみるみる仙気が満ちた。冷えるだけだった手足に微かな熱が戻り、唇の血色がゆっくり桃色に変化していく。
「ありがとう……ミーガン」
ロアは少女の頬を労るように撫でて、そう口にした。
◆
あれから四ヶ月が経過した。
ロアの出発予定は遅れたものの、その代わりに一命を取り止めた少女はしっかり回復し、痩せ細った四肢は見る陰もなく年相応にふっくりとしている。肩までに切りそろえた茶色の髪には艶が戻り、顔つきにも生気が漲っている。
何より――
「お兄ちゃん! 見てみて! これもできるようになったんだよ!」
溌剌とした笑顔を浮かべ、ぶんぶん手を振る少女は、歴戦の仙気術使いであるニーアを相手に一歩も引かない戦いができるまでに成長していた。
「仙気術《焔落ち》!!」
ニーアの頭上に巨大な炎の塊が突如出現する。まるでその場だけ重力が急にかかったかのように落下した炎弾は周囲を丸ごとなめるように焼き尽くす。
それをつい先日まで死にかけていたわずか10歳の少女が行っているのだ。
「ユーリアはすごいな」
「ほんと!? やった! まだあるから! そこで、そこで見ていって!」
ユーリアは頬を淡く染めてから近くの木陰を指差すとさっきよりも真剣な表情で炎が渦巻く地点を見つめ、「よーし」とさらなる術を披露しようと仙気を集中させる。
「まるでちっちゃいミーガンだな。大雑把な使い方といい、守護者の影響がモロに出てる」
ロアの隣に立つギャランが機嫌良さそうに呟き腰に手を当てた。昔の仲間を思い出すような横顔には寂しさよりも懐かしさが浮かんでいる。
「あんな感じなんだね。ミーガンの仙気術ってほんの少ししか見たことないからびっくりしたよ」
ロアはそれを嬉しく思いつつユーリアに視線を向け直した。
「あんなもんじゃねえけどな」
「範囲も威力も、なかなかすごいと思うけど」
「まだミーガンの力の10分の1も使えてない」
ロアはぎょっとして訊ねた。
「ミーガンってもしかしてすごい仙気術使いなの?」
「うちの騎士団の面々はどいつもこいつも一戦級の使い手だ。だが、その中でもミーガンは炎の扱いにかけて右に出るものはいないほどの腕だった。本気でやればニーアともタメ張れるくらいな。にしても――」
ギャランは困ったように片眉をあげて激化を続ける戦闘を見つめる。
「随分、ミーガンの力とシンクロしてやがるな。普通はああはなれない。よっぽど相性が良かったのか……ユーリアが特別なのか。ロア、お前が助けようと思ったくらいだ。何か感じたのか?」
「……いや、僕は別に。ただ助けたいって思っただけだ」
「なるほど……あっ……うちのやつは力はともかく、大人気ないのが多いから、そこは忘れるなよ」
ギャランがやれやれと言わんばかりにそっぽを向いた。同時に、ニーアを包みこんでいた炎が薄い水色に呑まれていく。パキっパキっと凄まじい速度で凍っていく光景は、まるで炎の時間が無理やり止められたかのようだ。氷に浸食された炎が造形をそのままにすべて固まった。
ユーリアも目を見開いている。しかもいつの間にか彼女が立っている場所が一面凍りついており、両足が動かないようだ。
「派手なだけで、まだまだ雑すぎます」
冷静な声が氷の中から響くと同時に、パンっと乾いた音を鳴らして、氷の塊が粉のように散った。ニーアは表情を引き締め、必死に逃げようとあがくユーリアに向かってつかつかと足音を鳴らして近づいた。そして、長い杖でゴンと頭頂部を叩いた。
ユーリアの頭がガクンと前に落ちたが、両足が凍りついているせいで倒れることはない。
ニーアは腕組みをして説教をするように、
「大技ばかり使う前にもっと基礎をがんばりなさいと言ったでしょう」
と諌めた。
しかし、背後から肩を叩いたギャランの「杖が強すぎて気絶してるぞ」という言葉に慌てて「え?」と首を回してユーリアを観察した。
少女は確かにぴくりとも動かなかった。
「あっ……」
ニーアの顔がみるみる青ざめた。本人の中ではまったく強く叩いたつもりはなかったらしい。ギャランが「あーあ」と意地悪そうに言い、さらに、
「ロアの目の前でひどいな」とからかうように両目を細めた。
ニーアが壊れた人形のようにゆっくり首を回した。
ロアと視線がばっちり合った。ニーアの視線が逃げ場所を探すようにあらぬ方向を泳ぐ。
「ち、違うのよ、ロア……これは……その……」
真っ赤になったニーアはあたふたと言い訳を始める。
それを神妙な顔で聞いたギャランが嫌味っぽく付け足す。
「俺の指導をイジメだとかシゴキだとか言ってたけどさ、杖で弟子を昏倒させるようなやつにだけは言われたくない――うげっ」
「う、うるさいわ!」
ニーアの杖がギャランの後頭部にクリーンヒットした。ギャランの体が嘘のように吹き飛び、墓地の向こう側へ跳ねていった。
「あ……えっ、ち、違うのよロア……あれはギャランがひどいこと……を……そ、そんな怯えた目で見ないで!」
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