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002 棺桶がやって来た
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ミストン山のふもとには小さな村がある。人口は精々100人ほどの自給自足を主とする村だ。その村から山に伸びる見づらい細道を進むと、こじんまりした山小屋があり、そこには二人の兵士が詰めている。
「旦那、また吹雪いてきましたよ」
柔らかそうな朱色の髪と細い目。右目に眼帯をつけた若い男が中年の髭の濃い上司に嫌そうに目で訴える。この中を出ていけ、と言うのかとばかりに。
若い男は温かい小屋の中で機先を制して身を腕で抱き、震えるアピールも付け足したが、
「さっさと行ってこい、ベルルク。時間だ」
上司の返事はそっけない。すでに定刻を数十分過ぎていることで猶予は十分に与えたと言外に込めている。
しかし、ベルルクは最後のあがきとばかりに、「そういえばコートどこやったかな」と探すフリをする。もちろん事前に隠していたのだが――
「探し物ならそこだ」
と、上司が顎をしゃくった先は武器棚の上。放り投げられたコートが悲しげにくしゃっと広がっている。
ベルルクは「うへー」と観念したように両手を上げてからしぶしぶコートに袖を通した。
「ティアドの旦那にはかないませんわ」
おどけた様子で言ったベルルクはそれでも行かない理由を探して小屋の中をぐるりと見回した。もちろんそれに気づかないティアドではない。
「次に左遷されたら、どこかでドブさらいだぞ」
冷たく言い放つと、ベルルクが再度「うへー」と諦めたように肩をすくめた。そして、「やれやれ」とこれ見よがしに口にして小屋を出ていく。
と――
数秒経って、小屋の中に冷気が吹き込んだ。雪混じりの冷たい風は室温を一気に下げていく。ベルルクが扉の隙間から顔を覗かせて「旦那、ちょっと」と手招きしていた。
「まったく……何だ?」
ティアドは苛立ちとともに立ち上がった。のしのしと肩をいからせて扉に近づく。
「サボる理由なら――」
「旦那、棺桶が来ましたよ。アレ何ですか?」
ベルルクが呆けた顔で吹雪の中を指差していた。その先には確かに小さな灯りが見える。魔道具の光だ。
年老いた男が、ソリに少し小さめの黒い棺桶を乗せて重そうに引きずってくるではないか。
「……これは珍しいな」
ティアドは苛立ちを霧散して眉を寄せた。
この小屋から山奥に入ると確かに墓地がある。
だが、この墓地は数百年前に魔族と激戦を繰り広げたと言われるガネッサ騎士団が眠るとされている。知る人ぞ知る情報であり、当然近親者も全員亡くなっているので墓参りに訪れる酔狂な者もいない。ふもとの村には小さな共同墓地があるし、わざわざ山を登って棺桶を運んでくるとは考えにくい。
「止まれ、ご老人」
白い息をふうふう吐いて近くまでやってきた老人に向けて、ティアドは大声で静止した。
雪の中では思いのほか声が通らないので威嚇に近くなってしまったが仕方ない。棺桶をジロジロと眺めつつ訊ねる。
「埋葬か?」
「ええ、ええ。村で死んだ子供です」
老人は申し訳無さそうに何度も頭を下げた。
どう見てもただの老人だが、仕事は仕事だ。無闇にこの先の墓地に入れるわけにはいかない。なぜならティアドとベルルクの仕事は墓地の出入りを見張ることだからだ。
なぜこんなつまらない仕事に二人も兵士を配置しているのか不思議だが、娯楽がないことに耐えられるなら左遷先としては悪くない。
ティアドの探るような視線を受けて老人がおずおず口を開く。
「小さい子供ですが、どうしても共同墓地には葬れないもので」
「なぜだ?」
「親が気味が悪いと……祖先と一緒の墓にしたくないと申すもので」
「……開けろ」
ティアドはベルルクに向かって顎をしゃくった。さすがにベルルクは口答えも怠けることもしない。棺桶の上蓋を丁寧に外す。
中には痩せ細って骨が浮かぶ少女が縄で拘束された状態で寝かされていた。
普通、棺桶にはその人物の思い出の品やあの世で困らないようにと食べ物を詰めたりするが、そういう心遣いが一切見られない。それどころか動かなくなるまで縛り付けていたことが、腕や足の鬱血具合から見て取れる。
そして何よりも――
「ご老人――この子供はまだ息があるように見えるが」
ティアドは瞳を細めて冷ややかに告げる。
ボロ布を纏っただけの少女の胸が微かに上下しているのだ。その動きは非常に穏やかで確かに死に近づいていることがわかる。手は雪のように冷たいだろう。
「いえいえ、もう死んでおります。医者も確実だ、と申しております」
老人は頑なな光を瞳に宿した。とっくに村の総意は取れていると暗に示していた。
(よくもぬけぬけと言うな)
ティアドは内心で毒づきつつも、「わかった」と平坦な声で告げた。わざわざ理由を深堀りするほど正義感に厚いわけではない。村の事情もどうでもいい。もちろんベルルクも同じだ。
だが、間違いがないように念押しは必要だ。
「ご老人、わかっていると思うが、この先は立ち入りが禁止されている」
「もちろん存じております。死体の埋葬は兵士様にすべてお任せ致します」
「仮に死体が息を吹き返すようなことがあった場合――」
「我々は決してそのようなことがないと確信しております」
「了解した」
ティアドが引き下がると、老人はほっとしたように頷き、あたふたと棺桶の上蓋を閉めた。そして貴重なソリを取り返す様子もなく、急いで雪の中を戻っていく。
「何がそんなに怖いんでしょうね」
ベルルクが老人の背中を見送りつつ、興味深そうに棺桶を見下ろした。
「あの爺さん、このガキのこと怖がってました」
「さあな。怪しい占い師に魔族の子とか吹き込まれたんじゃないか。昔は結構あったらしいぞ。お宅の娘は魔族の霊が憑いているとかなんとか。閉鎖的な村ほどこういう話を嫌がるからな」
「ひどい話っすね」
ティアドが鼻を鳴らし、小屋の中に戻ろうとする。と、ベルルクが「やだやだ」とあとに続こうとしたので、ティアドが眉を寄せて首を回した。
「お前、何してる?」
「え?」
「仕事が増えたんだぞ。見回りと併せて急いで行ってこい。良かったな……たしか一年ぶりくらいの仕事だな」
「……嘘でしょ?」
「埋葬依頼のあった棺桶は、この先の墓地の墓守に引き渡すのが決まりだ。そうだな……前は確か……まだお前が来る前だったか?」
さも決定事項のような言葉に、ベルルクは顔をひきつらせた。
「今からっすか? 冗談きついっすよ旦那。この雪の中、あのクソ重いの引っ張っていけって? 可愛い部下が寒くてガキと一緒に死にますよ?」
「安心しろ。棺桶の中身はとっくに死んでいるから時間は無限だ。良かったな」
「えー……俺は生きてるんですけど」
「魔力を使える俺たちはそれくらいじゃ死なんよ。まあ、もしほんとに危ないと思ったら笛を鳴らせ。一緒に埋葬してやる」
「ひでぇ上司だ」
ベルルクはやるせなさを表すように大仰に肩を落とした。
「旦那、また吹雪いてきましたよ」
柔らかそうな朱色の髪と細い目。右目に眼帯をつけた若い男が中年の髭の濃い上司に嫌そうに目で訴える。この中を出ていけ、と言うのかとばかりに。
若い男は温かい小屋の中で機先を制して身を腕で抱き、震えるアピールも付け足したが、
「さっさと行ってこい、ベルルク。時間だ」
上司の返事はそっけない。すでに定刻を数十分過ぎていることで猶予は十分に与えたと言外に込めている。
しかし、ベルルクは最後のあがきとばかりに、「そういえばコートどこやったかな」と探すフリをする。もちろん事前に隠していたのだが――
「探し物ならそこだ」
と、上司が顎をしゃくった先は武器棚の上。放り投げられたコートが悲しげにくしゃっと広がっている。
ベルルクは「うへー」と観念したように両手を上げてからしぶしぶコートに袖を通した。
「ティアドの旦那にはかないませんわ」
おどけた様子で言ったベルルクはそれでも行かない理由を探して小屋の中をぐるりと見回した。もちろんそれに気づかないティアドではない。
「次に左遷されたら、どこかでドブさらいだぞ」
冷たく言い放つと、ベルルクが再度「うへー」と諦めたように肩をすくめた。そして、「やれやれ」とこれ見よがしに口にして小屋を出ていく。
と――
数秒経って、小屋の中に冷気が吹き込んだ。雪混じりの冷たい風は室温を一気に下げていく。ベルルクが扉の隙間から顔を覗かせて「旦那、ちょっと」と手招きしていた。
「まったく……何だ?」
ティアドは苛立ちとともに立ち上がった。のしのしと肩をいからせて扉に近づく。
「サボる理由なら――」
「旦那、棺桶が来ましたよ。アレ何ですか?」
ベルルクが呆けた顔で吹雪の中を指差していた。その先には確かに小さな灯りが見える。魔道具の光だ。
年老いた男が、ソリに少し小さめの黒い棺桶を乗せて重そうに引きずってくるではないか。
「……これは珍しいな」
ティアドは苛立ちを霧散して眉を寄せた。
この小屋から山奥に入ると確かに墓地がある。
だが、この墓地は数百年前に魔族と激戦を繰り広げたと言われるガネッサ騎士団が眠るとされている。知る人ぞ知る情報であり、当然近親者も全員亡くなっているので墓参りに訪れる酔狂な者もいない。ふもとの村には小さな共同墓地があるし、わざわざ山を登って棺桶を運んでくるとは考えにくい。
「止まれ、ご老人」
白い息をふうふう吐いて近くまでやってきた老人に向けて、ティアドは大声で静止した。
雪の中では思いのほか声が通らないので威嚇に近くなってしまったが仕方ない。棺桶をジロジロと眺めつつ訊ねる。
「埋葬か?」
「ええ、ええ。村で死んだ子供です」
老人は申し訳無さそうに何度も頭を下げた。
どう見てもただの老人だが、仕事は仕事だ。無闇にこの先の墓地に入れるわけにはいかない。なぜならティアドとベルルクの仕事は墓地の出入りを見張ることだからだ。
なぜこんなつまらない仕事に二人も兵士を配置しているのか不思議だが、娯楽がないことに耐えられるなら左遷先としては悪くない。
ティアドの探るような視線を受けて老人がおずおず口を開く。
「小さい子供ですが、どうしても共同墓地には葬れないもので」
「なぜだ?」
「親が気味が悪いと……祖先と一緒の墓にしたくないと申すもので」
「……開けろ」
ティアドはベルルクに向かって顎をしゃくった。さすがにベルルクは口答えも怠けることもしない。棺桶の上蓋を丁寧に外す。
中には痩せ細って骨が浮かぶ少女が縄で拘束された状態で寝かされていた。
普通、棺桶にはその人物の思い出の品やあの世で困らないようにと食べ物を詰めたりするが、そういう心遣いが一切見られない。それどころか動かなくなるまで縛り付けていたことが、腕や足の鬱血具合から見て取れる。
そして何よりも――
「ご老人――この子供はまだ息があるように見えるが」
ティアドは瞳を細めて冷ややかに告げる。
ボロ布を纏っただけの少女の胸が微かに上下しているのだ。その動きは非常に穏やかで確かに死に近づいていることがわかる。手は雪のように冷たいだろう。
「いえいえ、もう死んでおります。医者も確実だ、と申しております」
老人は頑なな光を瞳に宿した。とっくに村の総意は取れていると暗に示していた。
(よくもぬけぬけと言うな)
ティアドは内心で毒づきつつも、「わかった」と平坦な声で告げた。わざわざ理由を深堀りするほど正義感に厚いわけではない。村の事情もどうでもいい。もちろんベルルクも同じだ。
だが、間違いがないように念押しは必要だ。
「ご老人、わかっていると思うが、この先は立ち入りが禁止されている」
「もちろん存じております。死体の埋葬は兵士様にすべてお任せ致します」
「仮に死体が息を吹き返すようなことがあった場合――」
「我々は決してそのようなことがないと確信しております」
「了解した」
ティアドが引き下がると、老人はほっとしたように頷き、あたふたと棺桶の上蓋を閉めた。そして貴重なソリを取り返す様子もなく、急いで雪の中を戻っていく。
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ベルルクが老人の背中を見送りつつ、興味深そうに棺桶を見下ろした。
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「ひどい話っすね」
ティアドが鼻を鳴らし、小屋の中に戻ろうとする。と、ベルルクが「やだやだ」とあとに続こうとしたので、ティアドが眉を寄せて首を回した。
「お前、何してる?」
「え?」
「仕事が増えたんだぞ。見回りと併せて急いで行ってこい。良かったな……たしか一年ぶりくらいの仕事だな」
「……嘘でしょ?」
「埋葬依頼のあった棺桶は、この先の墓地の墓守に引き渡すのが決まりだ。そうだな……前は確か……まだお前が来る前だったか?」
さも決定事項のような言葉に、ベルルクは顔をひきつらせた。
「今からっすか? 冗談きついっすよ旦那。この雪の中、あのクソ重いの引っ張っていけって? 可愛い部下が寒くてガキと一緒に死にますよ?」
「安心しろ。棺桶の中身はとっくに死んでいるから時間は無限だ。良かったな」
「えー……俺は生きてるんですけど」
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