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第五章 ウォード覚醒編
第38話 黒い箱の中身
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モンスタールームでの戦いを説明して、最後は魔人化したことでクリアしたことを告げた。
「そこまで強くなるなんて、ちょっと想像がつかないよ」
「金色に輝くウォード様の強さは、人の域を軽く超えていました。あの場面で魔人化していなければ私達は負けていました」
「確かに凄い天賦だけど、自分が自分じゃなくなる感覚がしたから、魔人の天賦に頼る戦い方はあまりしたくないかな」
魔人化した時の能力の上昇は凄かったけど、無敵に思える感覚が癖になると、解除せずにずっと魔人で居続けたくなりそうだ。もしそうなると、俺は人ではなく魔人になってしまうのでは? と思ってしまったからだ。
「モンスタールームのことは以上だよ。次は、アナが見つけてくれた箱を開けてみようか」
「「賛成!」」
一通りの話が終わったので、モンスタールームのクリア報酬と思われる黒い箱を開けることにした。俺は箱に手をかけゆっくりと箱を開ける。
『パカッ』
箱の中には種類は判らないけど金属塊が入っていた。俺は手のひらサイズの金属塊を、手に取った時に金属とは思えない軽さに驚き、かなり特殊な金属だと思った。
「これは金属塊みたいだけど、凄く軽い物だから貴重な金属かも知れない。とりあえず鑑定メガネで確認をするよ。メル、ちょっと持っててくれるかな」
「OK!」
謎の金属は、箱を見つけてくれたメルローズに渡して、俺は鑑定メガネを取り出してから確認をする。
【念話石】分割すれば共鳴し合う石で、石を所有する者の想いを伝えることができる。
「これは金属じゃなくて、念話石って言う鉱石で、この石は共鳴し合う特性があるから、分割して身につけてる者同士で、想いを伝えることができるみたいだよ」
「えっ、ウォードに対するの溢れる想いを、口にしなくても伝えれるの?」
「「!?」」
アナスタシアがとんでもないことを口にすると、女性陣が目を見開いた。間違いではないんだけど、もう少し言いようがあったのでは? と思った。
「溢れる想いは置いといて、モンスタールームで音信不通になった時に、お互いの様子を伝え合うことは可能だね」
俺が使い方の一例を説明したけど、誰も聞いてる感じではなく、アナスタシア以外は妄想の世界に入ってしまったので、声をかけて現実世界に呼び戻す。
『パン!』
「ウォード愛してる!」
「大好きです!」
「ギュッとして!」
俺が手を叩くと、ハリエット、サーシャ、メルローズの3人は驚いて、心の中で思ってた言葉を発したのだった……。
(この石を使うのは危険な気がしてきたぞ……)
「そこまで強くなるなんて、ちょっと想像がつかないよ」
「金色に輝くウォード様の強さは、人の域を軽く超えていました。あの場面で魔人化していなければ私達は負けていました」
「確かに凄い天賦だけど、自分が自分じゃなくなる感覚がしたから、魔人の天賦に頼る戦い方はあまりしたくないかな」
魔人化した時の能力の上昇は凄かったけど、無敵に思える感覚が癖になると、解除せずにずっと魔人で居続けたくなりそうだ。もしそうなると、俺は人ではなく魔人になってしまうのでは? と思ってしまったからだ。
「モンスタールームのことは以上だよ。次は、アナが見つけてくれた箱を開けてみようか」
「「賛成!」」
一通りの話が終わったので、モンスタールームのクリア報酬と思われる黒い箱を開けることにした。俺は箱に手をかけゆっくりと箱を開ける。
『パカッ』
箱の中には種類は判らないけど金属塊が入っていた。俺は手のひらサイズの金属塊を、手に取った時に金属とは思えない軽さに驚き、かなり特殊な金属だと思った。
「これは金属塊みたいだけど、凄く軽い物だから貴重な金属かも知れない。とりあえず鑑定メガネで確認をするよ。メル、ちょっと持っててくれるかな」
「OK!」
謎の金属は、箱を見つけてくれたメルローズに渡して、俺は鑑定メガネを取り出してから確認をする。
【念話石】分割すれば共鳴し合う石で、石を所有する者の想いを伝えることができる。
「これは金属じゃなくて、念話石って言う鉱石で、この石は共鳴し合う特性があるから、分割して身につけてる者同士で、想いを伝えることができるみたいだよ」
「えっ、ウォードに対するの溢れる想いを、口にしなくても伝えれるの?」
「「!?」」
アナスタシアがとんでもないことを口にすると、女性陣が目を見開いた。間違いではないんだけど、もう少し言いようがあったのでは? と思った。
「溢れる想いは置いといて、モンスタールームで音信不通になった時に、お互いの様子を伝え合うことは可能だね」
俺が使い方の一例を説明したけど、誰も聞いてる感じではなく、アナスタシア以外は妄想の世界に入ってしまったので、声をかけて現実世界に呼び戻す。
『パン!』
「ウォード愛してる!」
「大好きです!」
「ギュッとして!」
俺が手を叩くと、ハリエット、サーシャ、メルローズの3人は驚いて、心の中で思ってた言葉を発したのだった……。
(この石を使うのは危険な気がしてきたぞ……)
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