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第五章 ウォード覚醒編
第17話 強化魔法の真価
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俺が指示を出すと、アナスタシアはハリエットとサーシャに強化魔法をかける。
「いきます〚|攻撃強化《ATKエンハンス〛!」
「ハリエットは左側、サーシャは右側へ攻撃できるように構えてね」
「「OK!」」
『ゾクッ』
さらに激しい感覚に襲われると、三方向から6体の草原狼が姿を現した。俺の感じた違和感は、やはり魔物の気配だったようで、直ぐに指示を出して迎え討つ。
「メル、重力魔法で草原狼の拘束をした後は、正面の相手に注意して余裕があれば攻撃ね」
「「OK!」」
ハリエットとサーシャは、草原狼を視界に捉えた瞬間に1射目を放つ。
『バシュ!』
『シュン!』
「ギャフッ……」
左右ともに頭を撃ち抜かれて絶命する。メルローズも1射目と同時に重力魔法を唱えていた。
「重力!」
「グルゥ……」
重力により体が地面に押し付けられて、4体の草原狼は身動きが取れない。ハリエットとサーシャは余裕を持って2射目を放った。
『バシュ!』
『シュン!』
「ギャウン……」
いとも簡単に頭を撃ち抜き、左右から襲ってきた草原狼4体を始末すると、残るは正面の2体のみとなり、メルローズは槍で地面でもがく草原狼の頭を一突きしたことで戦闘は終了した。俺は攻撃強化をした2人に感想を尋ねる。
「お疲れ様!攻撃強化をした状態で撃った感覚はどうだった?」
「どうって、凄いの一言ですよ!簡単に頭を貫通するだもん驚きました」
「特製の矢とまではいかないけど、通常の矢でこれだけの威力が出せるのは凄いことだね」
サーシャはこれまで感じたことのない威力だったのか、興奮気味に攻撃強化の凄さを語っていると、ハリエットは比較的冷静に感想を伝えてくれた。
「効果は絶大みたいだね。アナが強化魔法に慣れてくれば効果は増すし、威力の調整ができるようになると思うよ。この調子で討伐を続けて問題がなければ、明日はダンジョンに行ってみよう」
「「OK!」」
「あと、アナは魔法を使って身体に違和感を感じたら教えてね。その違和感は魔力枯渇の手前で、使い続けると気を失うこともあるからね」
「うん、判った」
その後も草原で討伐を続けたけど、アナスタシアは強化魔法を6回使ったところで違和感を感じたようだったので、当面は使いどころを見極めて強化魔法を使おうと思った。
この日は草原狼20体と、草原猪を4体討伐して、ヤンカー市へと戻っていった。
「いきます〚|攻撃強化《ATKエンハンス〛!」
「ハリエットは左側、サーシャは右側へ攻撃できるように構えてね」
「「OK!」」
『ゾクッ』
さらに激しい感覚に襲われると、三方向から6体の草原狼が姿を現した。俺の感じた違和感は、やはり魔物の気配だったようで、直ぐに指示を出して迎え討つ。
「メル、重力魔法で草原狼の拘束をした後は、正面の相手に注意して余裕があれば攻撃ね」
「「OK!」」
ハリエットとサーシャは、草原狼を視界に捉えた瞬間に1射目を放つ。
『バシュ!』
『シュン!』
「ギャフッ……」
左右ともに頭を撃ち抜かれて絶命する。メルローズも1射目と同時に重力魔法を唱えていた。
「重力!」
「グルゥ……」
重力により体が地面に押し付けられて、4体の草原狼は身動きが取れない。ハリエットとサーシャは余裕を持って2射目を放った。
『バシュ!』
『シュン!』
「ギャウン……」
いとも簡単に頭を撃ち抜き、左右から襲ってきた草原狼4体を始末すると、残るは正面の2体のみとなり、メルローズは槍で地面でもがく草原狼の頭を一突きしたことで戦闘は終了した。俺は攻撃強化をした2人に感想を尋ねる。
「お疲れ様!攻撃強化をした状態で撃った感覚はどうだった?」
「どうって、凄いの一言ですよ!簡単に頭を貫通するだもん驚きました」
「特製の矢とまではいかないけど、通常の矢でこれだけの威力が出せるのは凄いことだね」
サーシャはこれまで感じたことのない威力だったのか、興奮気味に攻撃強化の凄さを語っていると、ハリエットは比較的冷静に感想を伝えてくれた。
「効果は絶大みたいだね。アナが強化魔法に慣れてくれば効果は増すし、威力の調整ができるようになると思うよ。この調子で討伐を続けて問題がなければ、明日はダンジョンに行ってみよう」
「「OK!」」
「あと、アナは魔法を使って身体に違和感を感じたら教えてね。その違和感は魔力枯渇の手前で、使い続けると気を失うこともあるからね」
「うん、判った」
その後も草原で討伐を続けたけど、アナスタシアは強化魔法を6回使ったところで違和感を感じたようだったので、当面は使いどころを見極めて強化魔法を使おうと思った。
この日は草原狼20体と、草原猪を4体討伐して、ヤンカー市へと戻っていった。
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