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第四章 帰郷編
第73話 淑女協定解除
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パミュルとハリエットが落ち着いた後、今後の予定について話し合うことになった。
「ウォードのことを考えると、1日も早く心臓になりたいと思ってるの。ラミュルの力を借りる必要があるから、明日にでも相談しに行くわ」
パミュルは俺の体調を考慮して、早く心臓になりたいという思いを伝えた。全員が複雑な表情になるが、ラミュルは猶予はないと言っていたので、早く事を進める必要があるのは確かだ。
「判ったよ。僕も一緒に行くよ」
「「私達もいくわ」」
「じゃあ、明日はみんなでラミュルの所へ行くってことで良いわね。それと、これはハリエットへのお願いになるのかしら?」
全員で行くことが決まった後に、パミュルはハリエットへお願いがあると言ったので、ハリエットはなにごとか判らず首をかしげる。
「えっと、なにかな?」
「残された時間を、ウォードと過ごさせてくれないかしら?」
「それは、どういう意味?」
「それは……」
パミュルは話しながらハリエットに近寄って、耳元で他の人には聞こえない声で話しかけた。
「……ってことよ」
「!?」
俺達には聞こえなかったけど、ハリエットは目を大きくして驚きながら、パミュルに顔向けると『ニコッ』と大人の微笑みを見せてるので、あのことを言ったんだと判った。
「はぁ~、判った……認めるよ」
「ふふっ、ありがとう。チュッ!」
ため息をつきながら返事をしたハリエットへ、お礼を言った後に頬へキスをしていた。その様子を見ていたサーシャとメルローズは、意味が解らずに2人の顔を交互に見るだけだった。
「今日の話はこんなところかしら?」
「そうだね。僕はお風呂に入ってから休ませてもらうね」
話し合いが終わったので、俺は風呂に入ってから休むことにした。
(明日は忙しくなりそうだね……)
◇◇◇ハリエット視点
「残された時間を、ウォードと過ごさせてくれないかしら?」
パミュルがそんなことを言ってきたので、どういう意味かと聞くと……
「私とウォードは男と女の関係になったから、淑女協定の解除ってことよ」
私達が討伐へ行ってる間に、そんな関係になっていたとは……まぁ、仕方ないよね。
その後は、ウォードがお風呂へ入ってる間に、どんな感じだったのか踏み込んだ話をした。
「前世で経験した記憶があるせいか、とても上手で何度もいっちゃったわ。ハリエットは知ってるけど、あの顔に似合わないモノを持ってるの。初めての人は壊れると思うんじゃない?」
凄いことを聞いてしまった2人は完全に放心状態で、私も未経験者なのでパミュルの話を聞いて、大丈夫なのか心配になった……
「ふふっ、そんな不安な顔をしなくても良いのよ?ウォードは本当に優しくて上手だから!」
「う、うん、判ったよ。その時は全てウォードに任せちゃうね」
「それで間違いないわ」
そんな話を聞いたせいか、身体が妙に熱くなってしまったのだった……。
「ウォードのことを考えると、1日も早く心臓になりたいと思ってるの。ラミュルの力を借りる必要があるから、明日にでも相談しに行くわ」
パミュルは俺の体調を考慮して、早く心臓になりたいという思いを伝えた。全員が複雑な表情になるが、ラミュルは猶予はないと言っていたので、早く事を進める必要があるのは確かだ。
「判ったよ。僕も一緒に行くよ」
「「私達もいくわ」」
「じゃあ、明日はみんなでラミュルの所へ行くってことで良いわね。それと、これはハリエットへのお願いになるのかしら?」
全員で行くことが決まった後に、パミュルはハリエットへお願いがあると言ったので、ハリエットはなにごとか判らず首をかしげる。
「えっと、なにかな?」
「残された時間を、ウォードと過ごさせてくれないかしら?」
「それは、どういう意味?」
「それは……」
パミュルは話しながらハリエットに近寄って、耳元で他の人には聞こえない声で話しかけた。
「……ってことよ」
「!?」
俺達には聞こえなかったけど、ハリエットは目を大きくして驚きながら、パミュルに顔向けると『ニコッ』と大人の微笑みを見せてるので、あのことを言ったんだと判った。
「はぁ~、判った……認めるよ」
「ふふっ、ありがとう。チュッ!」
ため息をつきながら返事をしたハリエットへ、お礼を言った後に頬へキスをしていた。その様子を見ていたサーシャとメルローズは、意味が解らずに2人の顔を交互に見るだけだった。
「今日の話はこんなところかしら?」
「そうだね。僕はお風呂に入ってから休ませてもらうね」
話し合いが終わったので、俺は風呂に入ってから休むことにした。
(明日は忙しくなりそうだね……)
◇◇◇ハリエット視点
「残された時間を、ウォードと過ごさせてくれないかしら?」
パミュルがそんなことを言ってきたので、どういう意味かと聞くと……
「私とウォードは男と女の関係になったから、淑女協定の解除ってことよ」
私達が討伐へ行ってる間に、そんな関係になっていたとは……まぁ、仕方ないよね。
その後は、ウォードがお風呂へ入ってる間に、どんな感じだったのか踏み込んだ話をした。
「前世で経験した記憶があるせいか、とても上手で何度もいっちゃったわ。ハリエットは知ってるけど、あの顔に似合わないモノを持ってるの。初めての人は壊れると思うんじゃない?」
凄いことを聞いてしまった2人は完全に放心状態で、私も未経験者なのでパミュルの話を聞いて、大丈夫なのか心配になった……
「ふふっ、そんな不安な顔をしなくても良いのよ?ウォードは本当に優しくて上手だから!」
「う、うん、判ったよ。その時は全てウォードに任せちゃうね」
「それで間違いないわ」
そんな話を聞いたせいか、身体が妙に熱くなってしまったのだった……。
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