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第四章 帰郷編
第43話 今後の方針
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あれからも、討伐依頼をこなしながらメルローズの訓練と、パーティーの連携を確かめていた。
その中で、俺の身体に問題がない事は十分判った事と、メルローズの成長により、前衛職の能力を見込んだ連携が取れる事が判ったので、ガレリアに留まって訓練する必要はないと判断した。
次の目的地への移動手段となる馬車の方はというと、ハリエットとパミュルがガレリア馬運商会で馬車操縦の講習を受けた事で、馬車の操縦を任せる事ができるようになった。そして俺が作ってる家馬車も内装は未完成だけど、パーティーメンバーを乗せて移動する事は可能なので、馬さえ調達すればいつでもガレリアを発つ事が可能になった。
その事を踏まえて、今後の方針を全員で話をする事になった。
「僕としては家馬車の内装は、移動をしながら仕上げようかなって思ってんだよね。だいたいの構想は説明するけど、実際に移動してみんな意見を聞くのがベストだと思うんだ」
「後で使い勝手が悪いと思っても、直せないと大変だからそれで良いかもね。できればベッドだけは欲しいかな?」
最初に家馬車の内装を仕上げない理由を説明すると、ハリエットが俺の説明に納得してくれた。ただ、せっかく車中泊ができるのならベッドだけは欲しいと言うと、みんなが頷いたので早急にベッドは備え付ける事にした。
馬車の話が終わると、パミュルが次の目的地について聞いてきた。
「それで、次の目的地はヤンカー領?」
「途中に街はないからヤンカー領になるかな?」
ガレリアからヤンカー領までの地図を何度も眺めていたけど、途中に街や集落は無かったので、直接向かう事以外は思いつかなかった。
「この辺りは私の地元だったから、周辺の地理には詳しいんだけど、本当に何もないのよね」
「それじゃ、直接ヤンカー領へ行くって事だね。やっとセナさんとラミュルさんに会えるね」
周辺に詳しいパミュルが何もないと言うと、ハリエットがヤンカー領ではセナとラミュルに会えると言った。俺としては遠目で元気にしてる姿を見るだけで十分なんだけどね。
ハリエットの口から知らない名前が出た事が気になったのか、メルローズが2人の事について聞いてきた。
「あの~、セナさんとラミュルというのは知り合いの方なんですか?」
サーシャとメルローズは、俺とパミュルが前世の記憶を持つ転生者である事、パミュルがスライムである事を知らないので、どのように説明するかを悩んでいると、パミュルが俺の後へやって来て声をかけてきた。
「輝煌星として一緒に旅をするんだから、包み隠さずに全てを教えても良いんじゃないかしら?」
「そうだね。これからは僕とパミュルの事で説明するけど、驚かないでとは言わないよ。絶対に驚くはずだからね」
俺とパミュルの言葉を聞いて、サーシャとメルローズは不思議そうな顔をしながら、俺の話に耳を傾けたのだった。
その中で、俺の身体に問題がない事は十分判った事と、メルローズの成長により、前衛職の能力を見込んだ連携が取れる事が判ったので、ガレリアに留まって訓練する必要はないと判断した。
次の目的地への移動手段となる馬車の方はというと、ハリエットとパミュルがガレリア馬運商会で馬車操縦の講習を受けた事で、馬車の操縦を任せる事ができるようになった。そして俺が作ってる家馬車も内装は未完成だけど、パーティーメンバーを乗せて移動する事は可能なので、馬さえ調達すればいつでもガレリアを発つ事が可能になった。
その事を踏まえて、今後の方針を全員で話をする事になった。
「僕としては家馬車の内装は、移動をしながら仕上げようかなって思ってんだよね。だいたいの構想は説明するけど、実際に移動してみんな意見を聞くのがベストだと思うんだ」
「後で使い勝手が悪いと思っても、直せないと大変だからそれで良いかもね。できればベッドだけは欲しいかな?」
最初に家馬車の内装を仕上げない理由を説明すると、ハリエットが俺の説明に納得してくれた。ただ、せっかく車中泊ができるのならベッドだけは欲しいと言うと、みんなが頷いたので早急にベッドは備え付ける事にした。
馬車の話が終わると、パミュルが次の目的地について聞いてきた。
「それで、次の目的地はヤンカー領?」
「途中に街はないからヤンカー領になるかな?」
ガレリアからヤンカー領までの地図を何度も眺めていたけど、途中に街や集落は無かったので、直接向かう事以外は思いつかなかった。
「この辺りは私の地元だったから、周辺の地理には詳しいんだけど、本当に何もないのよね」
「それじゃ、直接ヤンカー領へ行くって事だね。やっとセナさんとラミュルさんに会えるね」
周辺に詳しいパミュルが何もないと言うと、ハリエットがヤンカー領ではセナとラミュルに会えると言った。俺としては遠目で元気にしてる姿を見るだけで十分なんだけどね。
ハリエットの口から知らない名前が出た事が気になったのか、メルローズが2人の事について聞いてきた。
「あの~、セナさんとラミュルというのは知り合いの方なんですか?」
サーシャとメルローズは、俺とパミュルが前世の記憶を持つ転生者である事、パミュルがスライムである事を知らないので、どのように説明するかを悩んでいると、パミュルが俺の後へやって来て声をかけてきた。
「輝煌星として一緒に旅をするんだから、包み隠さずに全てを教えても良いんじゃないかしら?」
「そうだね。これからは僕とパミュルの事で説明するけど、驚かないでとは言わないよ。絶対に驚くはずだからね」
俺とパミュルの言葉を聞いて、サーシャとメルローズは不思議そうな顔をしながら、俺の話に耳を傾けたのだった。
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