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第四章 帰郷編
閑話 ミリムのその後④
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レミーとたくさんの魔物を討伐してお金が貯まると、念願のラズガト市へと移動した。
街へ入ると門を通ると宿を確保する前に、早る気持ちを抑えられずにレミーの腕を引っ張る。強くなる為にこの街へ来たんだから仕方ない。
「レミー!早く道場を探そうよ。場所は知ってるんだよね?早く案内してよ!」
「ちょっとミリム!そんなに強く引っ張らないでよ。私も初めて来るんだからさ、道場の場所は知らないのよ。先ずはハンター協会へ寄ってその辺りの事を聞くよ」
「OK、直ぐにハンター協会へ行くよ」
その後は、ハンター協会で棒術の道場がある場所を聞いて、大急ぎで道場へと向かった。
道場の前に着くと、レミーは立ち止まって私に話しかけてくる。
「ミリム、私達が一緒に行動をするのはここまでだよ。私は武術の修行をしないからね」
「あっ、そうか……レミー、今までありがとう」
「良いよ。あんな事になるとは思ってなかったからね。坊っちゃんとのパーティーを抜けてまで、強さを求めたんだから頑張るんだよ!」
「うん、絶対に強くなってみせるよ」
タレビサ町から一緒に行動をしてきたレミーとは、ラズガト市で別れる事になった。男好きの変わった人だったけど、約束を破る事なく道場へ案内してくれた事に感謝した。
「じゃあ、私は行くね!」
「うん、またどこかで会おうね!」
レミーと別れた後は、【無心流棒術】と書かれた道場の門を通って、中に居る人に声をかけた。
「こんにちは、私はミリム。この道場で棒術を学ぶ為にやって来ました!」
「入門希望者だね。誰でも入門できる訳じゃなくて、入門試験があるんだけど大丈夫かな?」
入門試験があると言われたけど、それなりに自信があるので返事をする。
「大丈夫です。入門試験をお願いします」
「そうか、師範を呼んでくるのでここで待っててもらえるかな?」
「はい」
しばらくすると、師範を連れて戻って来たので挨拶をする。
「入門を希望するミリムです」
「私は師範をしてる【ジェット】だ。早速だけど腕前を見せてもらうよ。かかって来なさい!」
「はい、お願いします」
私が足元への突きから入ると、師範は軽く躱してから間合いを取ろうとするので、追撃の突きで仕掛けるがアッサリと躱される。
『ビュッ、ビュッ』
「とても正確な突きだ。相手の動きを封じる為に足元から攻めるのも理にかなってる。防御はどうかな?」
そう言った後、師範はギアを上げて速い攻撃を仕掛けてきた。守りは得意ではないけど、ギリギリのところで弾いていく。
『カッ、ガッ、カツン……』
なんとか凌ぎ続けていると、突然攻撃が止まったので師範の顔を見ると笑っていた。
「攻撃を読むよりも、目で追って全てを防ぐとはたいした反射神経だ。素質は申し分なしだから合格だ。ようこそ無心流棒術へ歓迎するよ」
「あ、ありがとうございます」
私は無事に入門試験に合格して、念願の武術修行をする事になった。
(これで私はもっと強くなれるよ!)
街へ入ると門を通ると宿を確保する前に、早る気持ちを抑えられずにレミーの腕を引っ張る。強くなる為にこの街へ来たんだから仕方ない。
「レミー!早く道場を探そうよ。場所は知ってるんだよね?早く案内してよ!」
「ちょっとミリム!そんなに強く引っ張らないでよ。私も初めて来るんだからさ、道場の場所は知らないのよ。先ずはハンター協会へ寄ってその辺りの事を聞くよ」
「OK、直ぐにハンター協会へ行くよ」
その後は、ハンター協会で棒術の道場がある場所を聞いて、大急ぎで道場へと向かった。
道場の前に着くと、レミーは立ち止まって私に話しかけてくる。
「ミリム、私達が一緒に行動をするのはここまでだよ。私は武術の修行をしないからね」
「あっ、そうか……レミー、今までありがとう」
「良いよ。あんな事になるとは思ってなかったからね。坊っちゃんとのパーティーを抜けてまで、強さを求めたんだから頑張るんだよ!」
「うん、絶対に強くなってみせるよ」
タレビサ町から一緒に行動をしてきたレミーとは、ラズガト市で別れる事になった。男好きの変わった人だったけど、約束を破る事なく道場へ案内してくれた事に感謝した。
「じゃあ、私は行くね!」
「うん、またどこかで会おうね!」
レミーと別れた後は、【無心流棒術】と書かれた道場の門を通って、中に居る人に声をかけた。
「こんにちは、私はミリム。この道場で棒術を学ぶ為にやって来ました!」
「入門希望者だね。誰でも入門できる訳じゃなくて、入門試験があるんだけど大丈夫かな?」
入門試験があると言われたけど、それなりに自信があるので返事をする。
「大丈夫です。入門試験をお願いします」
「そうか、師範を呼んでくるのでここで待っててもらえるかな?」
「はい」
しばらくすると、師範を連れて戻って来たので挨拶をする。
「入門を希望するミリムです」
「私は師範をしてる【ジェット】だ。早速だけど腕前を見せてもらうよ。かかって来なさい!」
「はい、お願いします」
私が足元への突きから入ると、師範は軽く躱してから間合いを取ろうとするので、追撃の突きで仕掛けるがアッサリと躱される。
『ビュッ、ビュッ』
「とても正確な突きだ。相手の動きを封じる為に足元から攻めるのも理にかなってる。防御はどうかな?」
そう言った後、師範はギアを上げて速い攻撃を仕掛けてきた。守りは得意ではないけど、ギリギリのところで弾いていく。
『カッ、ガッ、カツン……』
なんとか凌ぎ続けていると、突然攻撃が止まったので師範の顔を見ると笑っていた。
「攻撃を読むよりも、目で追って全てを防ぐとはたいした反射神経だ。素質は申し分なしだから合格だ。ようこそ無心流棒術へ歓迎するよ」
「あ、ありがとうございます」
私は無事に入門試験に合格して、念願の武術修行をする事になった。
(これで私はもっと強くなれるよ!)
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