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第三章 未知なる世界へ
第95話 挑戦!試練の間
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鬼の棲家の最初のエリアとなる【初心者エリア】をマッピングし始めて3日目、ようやく【試練の間】以外のマッピングが終了した。思っていた以上に初心者エリアが広い事と、次のエリアに繋がる試練の間と思われる部屋が2つある事に気付いた。
1つ目の部屋はハンター達が目指す試練の間で、もう1つの部屋は少し複雑な通路を進んだ先にあった。これに関しては作りが似てるだけで、試練の間ではないかも知れない。
今はこの部屋へ入るかを、3人で話し合っているところだ。
「先に普通の試練の間に入るか、このよく似た部屋へ入るかどうしよう?」
先ずは2人にどっちの部屋へ入るのが良いのか聞いてみると、ハリエットが即答をする。
「せっかく見つけたんだしさ、この部屋を調べる為に入れば良いんじゃない?」
「私も同意見ね。ここは人目がないから、私が変化してウォードの守る事が前提にはなるけどね」
パミュルもこの部屋に入る事に前向きだった。その場合は変化して俺が装備する事が前提なんだけどね。そして部屋へ入る前に2人に指示を出す。
「OK!この部屋に入るよ。先ずはパミュルは変化で槍になってね。入ってからは何が起こるか判らないから、僕が前に進むけどハリエットは弓を構えて後方で待機して。魔物が現れたら指示を出すからその時はよろしくね」
「「OK!」」
「あっ、特性の矢が良いのかな?」
「そうだね。最初は全力で倒そうかな。試練の間なら何度も通る事にならから、試すのはその時で良いと思うよ」
「うん、特性の矢にするね」
入る前の話し合いも終わって、パミュルが槍に変化したところで部屋へと入る。
「じゃあ、部屋へ入るからね。戦闘になったら全力で倒しに行くからね!」
「「OK!」」
俺はドアを開けて部屋へ入ってから、周りを見渡しながら先へ進む。部屋の雰囲気は通路と変わらないけど、部屋の奥が薄っすらと光ると魔物が3体現れた。通常のゴブリンが2体と、少し身体が大きいゴブリンが居た。
「あの大きいのはハイゴブリンかな?パワーもスピードもゴブリンよりあるから注意だね。パミュルは魔法で先制して、ハリエットは動きが止まったゴブリンを倒してね」
俺が指示を出すと、パミュルが〚風の矢〛でゴブリン達の足元を攻撃すると、ハイゴブリンは手に持った剣で防いだが、ゴブリン達は足に矢が刺さり転倒した。ハリエットは通常の矢に持ち替えて、ゴブリン1体の頭を射抜いた。
『シュバッ!』
「グギャッ……」
戦闘開始早々にゴブリンを1体仕留めて、まだ動けないゴブリンはハリエットに任せて、俺はハイゴブリンの相手をする。疾風の腕輪の効果でどこまで通用するのか試してみる。
「ハイゴブリンは僕が相手するから、ハリエットは残りのゴブリンを頼むね!」
指示を出した後は、槍を手にしてハイゴブリンと対峙する。俺が小さいモーションで槍を振ると、パミュルは俺の意図を理解して〚風刃〛」を放ってくれた。
「流石だね!」
「愛の力よ」
ハイゴブリンは突然現れた風の刃に反応はしたけど、躱しきれずに左肩を掠める。
『バシュッ!』
「グッ」
一瞬、俺はハイゴブリンの視線から外れたので、その隙を見逃さずに腹部へ突きを放った。
「やぁー!」
『グシャッ』
「パミュル、剣に変化!切り裂くよ」
「OK!」
パミュルは瞬時に剣へ変化したので、俺は剣を横に振るとハイゴブリンの腹部を切り裂いた。
「ガギャァー……」
ハイゴブリンは断末魔とともに消滅して、残りのゴブリンもハリエットの矢に射抜かれて消滅していた。
初めての試練の間は俺達の圧勝で幕を閉じた。
1つ目の部屋はハンター達が目指す試練の間で、もう1つの部屋は少し複雑な通路を進んだ先にあった。これに関しては作りが似てるだけで、試練の間ではないかも知れない。
今はこの部屋へ入るかを、3人で話し合っているところだ。
「先に普通の試練の間に入るか、このよく似た部屋へ入るかどうしよう?」
先ずは2人にどっちの部屋へ入るのが良いのか聞いてみると、ハリエットが即答をする。
「せっかく見つけたんだしさ、この部屋を調べる為に入れば良いんじゃない?」
「私も同意見ね。ここは人目がないから、私が変化してウォードの守る事が前提にはなるけどね」
パミュルもこの部屋に入る事に前向きだった。その場合は変化して俺が装備する事が前提なんだけどね。そして部屋へ入る前に2人に指示を出す。
「OK!この部屋に入るよ。先ずはパミュルは変化で槍になってね。入ってからは何が起こるか判らないから、僕が前に進むけどハリエットは弓を構えて後方で待機して。魔物が現れたら指示を出すからその時はよろしくね」
「「OK!」」
「あっ、特性の矢が良いのかな?」
「そうだね。最初は全力で倒そうかな。試練の間なら何度も通る事にならから、試すのはその時で良いと思うよ」
「うん、特性の矢にするね」
入る前の話し合いも終わって、パミュルが槍に変化したところで部屋へと入る。
「じゃあ、部屋へ入るからね。戦闘になったら全力で倒しに行くからね!」
「「OK!」」
俺はドアを開けて部屋へ入ってから、周りを見渡しながら先へ進む。部屋の雰囲気は通路と変わらないけど、部屋の奥が薄っすらと光ると魔物が3体現れた。通常のゴブリンが2体と、少し身体が大きいゴブリンが居た。
「あの大きいのはハイゴブリンかな?パワーもスピードもゴブリンよりあるから注意だね。パミュルは魔法で先制して、ハリエットは動きが止まったゴブリンを倒してね」
俺が指示を出すと、パミュルが〚風の矢〛でゴブリン達の足元を攻撃すると、ハイゴブリンは手に持った剣で防いだが、ゴブリン達は足に矢が刺さり転倒した。ハリエットは通常の矢に持ち替えて、ゴブリン1体の頭を射抜いた。
『シュバッ!』
「グギャッ……」
戦闘開始早々にゴブリンを1体仕留めて、まだ動けないゴブリンはハリエットに任せて、俺はハイゴブリンの相手をする。疾風の腕輪の効果でどこまで通用するのか試してみる。
「ハイゴブリンは僕が相手するから、ハリエットは残りのゴブリンを頼むね!」
指示を出した後は、槍を手にしてハイゴブリンと対峙する。俺が小さいモーションで槍を振ると、パミュルは俺の意図を理解して〚風刃〛」を放ってくれた。
「流石だね!」
「愛の力よ」
ハイゴブリンは突然現れた風の刃に反応はしたけど、躱しきれずに左肩を掠める。
『バシュッ!』
「グッ」
一瞬、俺はハイゴブリンの視線から外れたので、その隙を見逃さずに腹部へ突きを放った。
「やぁー!」
『グシャッ』
「パミュル、剣に変化!切り裂くよ」
「OK!」
パミュルは瞬時に剣へ変化したので、俺は剣を横に振るとハイゴブリンの腹部を切り裂いた。
「ガギャァー……」
ハイゴブリンは断末魔とともに消滅して、残りのゴブリンもハリエットの矢に射抜かれて消滅していた。
初めての試練の間は俺達の圧勝で幕を閉じた。
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