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第三章 未知なる世界へ
第86話 世話を焼きたがるメリル
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アストンが俺の錬金術の師匠となる事が決まった。俺達はハンターとしての活動で生活をしてるのでも、毎日ここへ学びに通う事は出来ないので、週に2回は師匠の工房で錬金術を基礎から学んで、他の日は師匠から出される宿題に取り組む事となった。
「師匠、今日はこれで失礼しますね。5日後に寄りますのでよろしくお願いします」
「あぁ、その間はこの基礎理論を読んでおけ。ウォードなら直ぐに理解出来るだろう」
俺は師匠から使い古されたメモ帳を渡され受け取った。『パラパラ』と軽く内容を見てみると、術式の積み重ねをしていく方法などが記されていた。一気に読んでみたいと思ったけど、他にもやる事があるので我慢して魔法鞄へと収めた。
「ありがとうございました」
「あぁ、ウォードのおかげで錬金術の奥深さを改めて知った。礼を言うぞ!」
少し恥ずかしそうにしながら礼を言った師匠の工房を後にして、俺達は買い出しへ向かう事にした。職人街への案内をしてもらった事で、後はメリルがいなくても問題ないので、礼を言ってから別れる事にした。
「メリルさん、ありがとうございました。後は食料と日用品を買うだけなので、僕達だけで大丈夫ですから店へ戻ってくださいね。ところで、メリルさんのお店は何を売ってるんですか?」
何度か会っているのに、メリルがどんな商売をしてるのかも知らなかったので聞いてみた。
「私の店は家庭で使用する魔道具とそれに必要な小さな魔石を販売してますよ。あっ、食料を買うなら新鮮で安い店を知ってるので、そこへ案内するので行きましょう!」
メリルはまだまだ自分の店を放っておいて、俺達について来るようだった……この人は本当に親切なんだろうけど、お店が大丈夫なのか気になって仕方がなかった。
その後は、食料品と日用品の買い物へもついて来て、俺達がアパートへ戻るまでずっと一緒について来たのだった。
(アパートへ戻るだけなのに、地理感がないといってもここまでくると過保護すぎるな)
なんて思いながらも、アパートの前でお礼を言って別れる事にした。
「メリルさん、今日はありがとうございました。これからは迷わずに買い出しが出来ますよ。お店には近いうちに顔を出すので、その時はよろしくお願いします」
「はい、お部屋の中を見せてもらったりは出来ませんよね?」
手を後ろで組みながら『クネクネ』しながら聞いてきたけど、俺だけの部屋ではないので認める訳にはいかないので、ハリエットとパミュルの顔を見ると首を横に振ったので断わる事にした。
「すみません。僕だけの部屋ではないので見せる事は出来ないですね」
「そ、そうですか。分かりました!じゃあ、これで帰りますね」
「はい、本当にありがとうございました」
別れの挨拶を済ませてから、俺達は201の部屋へと入って色々と長い1日が終わったのだった。
「師匠、今日はこれで失礼しますね。5日後に寄りますのでよろしくお願いします」
「あぁ、その間はこの基礎理論を読んでおけ。ウォードなら直ぐに理解出来るだろう」
俺は師匠から使い古されたメモ帳を渡され受け取った。『パラパラ』と軽く内容を見てみると、術式の積み重ねをしていく方法などが記されていた。一気に読んでみたいと思ったけど、他にもやる事があるので我慢して魔法鞄へと収めた。
「ありがとうございました」
「あぁ、ウォードのおかげで錬金術の奥深さを改めて知った。礼を言うぞ!」
少し恥ずかしそうにしながら礼を言った師匠の工房を後にして、俺達は買い出しへ向かう事にした。職人街への案内をしてもらった事で、後はメリルがいなくても問題ないので、礼を言ってから別れる事にした。
「メリルさん、ありがとうございました。後は食料と日用品を買うだけなので、僕達だけで大丈夫ですから店へ戻ってくださいね。ところで、メリルさんのお店は何を売ってるんですか?」
何度か会っているのに、メリルがどんな商売をしてるのかも知らなかったので聞いてみた。
「私の店は家庭で使用する魔道具とそれに必要な小さな魔石を販売してますよ。あっ、食料を買うなら新鮮で安い店を知ってるので、そこへ案内するので行きましょう!」
メリルはまだまだ自分の店を放っておいて、俺達について来るようだった……この人は本当に親切なんだろうけど、お店が大丈夫なのか気になって仕方がなかった。
その後は、食料品と日用品の買い物へもついて来て、俺達がアパートへ戻るまでずっと一緒について来たのだった。
(アパートへ戻るだけなのに、地理感がないといってもここまでくると過保護すぎるな)
なんて思いながらも、アパートの前でお礼を言って別れる事にした。
「メリルさん、今日はありがとうございました。これからは迷わずに買い出しが出来ますよ。お店には近いうちに顔を出すので、その時はよろしくお願いします」
「はい、お部屋の中を見せてもらったりは出来ませんよね?」
手を後ろで組みながら『クネクネ』しながら聞いてきたけど、俺だけの部屋ではないので認める訳にはいかないので、ハリエットとパミュルの顔を見ると首を横に振ったので断わる事にした。
「すみません。僕だけの部屋ではないので見せる事は出来ないですね」
「そ、そうですか。分かりました!じゃあ、これで帰りますね」
「はい、本当にありがとうございました」
別れの挨拶を済ませてから、俺達は201の部屋へと入って色々と長い1日が終わったのだった。
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