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第三章 未知なる世界へ
第75話 デルポト市
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翌朝は早めに起きて朝食を済ませると、森へ入ってアジュロ樹を探す。
「アジュロ樹の幹は白い斑点がついてるので見分けやすいと思うよ。葉の形も掌みたいな形だから、この2つに注意すれば間違う事はないと思うよ」
「「OK!」」
「あっ、あれじゃないかしら?」
「うん、アジュロ樹で間違いないね」
パミュルがアジュロ樹を見つけたので、アジュロ樹に近づいて、根の張ってる方向を確認する為に少し掘ってみる。
アジュロ草はアジュロ樹の根元に生える草全般の事なので、根の位置が判ればそこに生えてる草があれば全て採取する。
『ガリガリッ……』
「あっ、ほら!これがアジュロ樹の根だから、この方向に生えてる草は全てアジュロ草になるから、全て根ごと採取するよ」
「アジュロ樹の成分を吸ってる草は全てアジュロ草になるんだ。本当にウォードは何でも知ってるね!」
「本で得た知識が僕の武器だからね!今はかさばるけど、乾燥させて粉末にするからね。袋に入るだけ採集してね」
「「OK!」」
20分ほど採集してると用意した袋が『パンパン』になったので、採集作業を終了して森から出てデルポト市へ向かって行く事にする。
「2人ともお疲れ様~!取り敢えず作業を終了してデルポト市へ向かうよ」
「は~い、早くを宿が借家を見つけてお風呂へ入りたいよ!」
「少し滞在が長くなるかも知れないから、借家を借りようと思ってるんだけど、何か要望はあるのかな?」
俺は寝れれば問題ないけど、女性には拘りがあるかも知れないので要望を聞いてみた。
「私はお風呂が付いてれば良いかな?出来れば大きめが良いんだけどね」
「ゆったりお湯に浸かりたいんだね。パミュルはどうかな?」
「私はウォードに美味しい料理を食べさせたいから、ちゃんとしたキッチンがあると嬉しいわね」
「OK!ゆったり浸かれるお風呂と、本格的な料理を作れるキッチンだね!デルポト市に着いたら直ぐに探すよ」
昼を少し過ぎて小腹が減ってきた頃合いにデルポト市へ到着した。市内へ入るには入場手続きが必要なので、入場を待つ列に並んで待った。
「次の方はこちらへ!」
「3名でハンター活動と錬金術を学びに来ました」
「永住ではないんだね。滞在期間はどの位かな?」
「3カ月程度の予定ですかね?錬金術の習得状況で変わるかも知れません」
「取り敢えず3カ月の滞在許可証を発行します。門からは出るのは自由ですが、入る時は許可証を提示してくださいね。3カ月の許可証は1人銀貨60枚になるので、合計1金貨と80銀貨になります」
「はい、これでも大丈夫でしょうか?」
「ハンターカードでの支払いですね。ハンターカードをお預かりします」
3人分の滞在許可証の支払いをハンターカードで支払うと、担当者が驚いていた。
まぁ、俺みたいな子供にしてはそこそこの金額を持ってるからね。
「支払いを完了しまして。あの……ウォード様は貴族の方ですか?」
「いえ、平民ですけど、それがどうかしましたか?」
「いえ……要らぬ詮索はマナー違反ですね。失礼しました。デルポト市での滞在をお楽しみください」
「ありがとうございました」
こうして、デルポト市へと入る事が出来た。この後にハンター協会へ行って大いに驚く事になるとは思ってもいなかった……
「アジュロ樹の幹は白い斑点がついてるので見分けやすいと思うよ。葉の形も掌みたいな形だから、この2つに注意すれば間違う事はないと思うよ」
「「OK!」」
「あっ、あれじゃないかしら?」
「うん、アジュロ樹で間違いないね」
パミュルがアジュロ樹を見つけたので、アジュロ樹に近づいて、根の張ってる方向を確認する為に少し掘ってみる。
アジュロ草はアジュロ樹の根元に生える草全般の事なので、根の位置が判ればそこに生えてる草があれば全て採取する。
『ガリガリッ……』
「あっ、ほら!これがアジュロ樹の根だから、この方向に生えてる草は全てアジュロ草になるから、全て根ごと採取するよ」
「アジュロ樹の成分を吸ってる草は全てアジュロ草になるんだ。本当にウォードは何でも知ってるね!」
「本で得た知識が僕の武器だからね!今はかさばるけど、乾燥させて粉末にするからね。袋に入るだけ採集してね」
「「OK!」」
20分ほど採集してると用意した袋が『パンパン』になったので、採集作業を終了して森から出てデルポト市へ向かって行く事にする。
「2人ともお疲れ様~!取り敢えず作業を終了してデルポト市へ向かうよ」
「は~い、早くを宿が借家を見つけてお風呂へ入りたいよ!」
「少し滞在が長くなるかも知れないから、借家を借りようと思ってるんだけど、何か要望はあるのかな?」
俺は寝れれば問題ないけど、女性には拘りがあるかも知れないので要望を聞いてみた。
「私はお風呂が付いてれば良いかな?出来れば大きめが良いんだけどね」
「ゆったりお湯に浸かりたいんだね。パミュルはどうかな?」
「私はウォードに美味しい料理を食べさせたいから、ちゃんとしたキッチンがあると嬉しいわね」
「OK!ゆったり浸かれるお風呂と、本格的な料理を作れるキッチンだね!デルポト市に着いたら直ぐに探すよ」
昼を少し過ぎて小腹が減ってきた頃合いにデルポト市へ到着した。市内へ入るには入場手続きが必要なので、入場を待つ列に並んで待った。
「次の方はこちらへ!」
「3名でハンター活動と錬金術を学びに来ました」
「永住ではないんだね。滞在期間はどの位かな?」
「3カ月程度の予定ですかね?錬金術の習得状況で変わるかも知れません」
「取り敢えず3カ月の滞在許可証を発行します。門からは出るのは自由ですが、入る時は許可証を提示してくださいね。3カ月の許可証は1人銀貨60枚になるので、合計1金貨と80銀貨になります」
「はい、これでも大丈夫でしょうか?」
「ハンターカードでの支払いですね。ハンターカードをお預かりします」
3人分の滞在許可証の支払いをハンターカードで支払うと、担当者が驚いていた。
まぁ、俺みたいな子供にしてはそこそこの金額を持ってるからね。
「支払いを完了しまして。あの……ウォード様は貴族の方ですか?」
「いえ、平民ですけど、それがどうかしましたか?」
「いえ……要らぬ詮索はマナー違反ですね。失礼しました。デルポト市での滞在をお楽しみください」
「ありがとうございました」
こうして、デルポト市へと入る事が出来た。この後にハンター協会へ行って大いに驚く事になるとは思ってもいなかった……
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