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第三章 未知なる世界へ
第60話 母ではなくパミュルとして…
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久しぶり休暇を満喫して宿へ戻ると、ハリエットさんと母さんは、服屋で購入した服に着替えて披露してくれた。
ハリエットさんは、黄色い膝丈のワンピースでくるりと回ってから、いつも可愛い笑顔で俺に感想を聞いてきた。
「どうかな、似合ってる?」
「はい!凄く似合ってますよ♪ハリエットさんの可愛らしさが更に増してますよ♪」
「ほんと!嬉しい~♪次の休暇はこれを着てデートしようね♪」
「はい、喜んで♪」
ハリエットから少し遅れて、母さんも人型になって服を着た姿を見せてくれた。
ワインレッドのロング丈ワンピースで、スカートの裾をつまんで軽く回ってから、俺に感想を聞いてきた。
「どうかしら、服なんて久しぶりだわ」
「うん、凄く綺麗だね」
「パミュルさんは本当に綺麗ですね」
俺もハリエットさんも『綺麗』としか言葉が出ないくらいに母さんは綺麗だった。
「ふふっ、ありがとう♪次の町へ行く時は、人型で行こうかしら?そうすれば私もウォードとデート出来るわね♪」
「両手に花で歩いたりしたら、僕には不釣り合い過ぎて変な目で見られそうだよ(汗)」
「はぁ~、ウォードちょっと来なさい」
母さんが俺を呼ぶので近づいていくと、母さんに連れられて鏡の前へ2人で並ぶ。
鏡にはロングヘアーの綺麗な母さんと、よく似た顔をした男の子が映っていた。
「ほら、私とウォードは似てるでしょ?私の事を綺麗だと思うのなら、ウォードも綺麗って事になるのよ」
「あれ?僕ってこんな顔だっけ?もう少し目が細くて鼻は丸めで下唇がもう少し厚くなかった?」
俺の頭にあった顔のイメージを伝えると、ハリエットさんがため息をつきながら、俺のイメージにあった顔を説明してくれた。
「それ……ウォードのお父さんの顔だね。ずっと父親の顔と同じだと思ってたのね(汗)」
「だって親に似るもんでしょ?」
「パミュルさんに似てるじゃない」
「母さんとは前世の息子だよ?」
「きっと記憶と容姿を引き継いだのよ(笑)」
「そうみたいだね(汗)」
どうやら俺は母さんに似た綺麗な顔をしていた。ずっと、お世辞で褒められていたと思い込んでたよ。これも俺の天賦〚幸運〛が作用したのかな?無能な俺に容姿だけは整えてくた事を、素直に感謝した。
「ウォード、これからは私の事を母さんと呼ばずにパミュルと呼んでね。これからはハリエットと同じ夢を追わせてもらうわ」
俺が自分の容姿を理解すると、母さんが両手で俺の顔を持って微笑みながら話した後に、優しくキスをしたので驚く。
「わっ!母さん!えっと……ハリエットさんと同じ夢って?」
「ふふっ、ウォードと添い遂げる事よ?」
「わわっ、パミュルさん!」
母さんの言葉に驚いた。ハリエットさんが俺のパートナーになりたいというのは知っていたけど、母さんが俺に対してそんな感情があるとは思ってなかったよ……
「人とスライムだから婚姻を結ぶのは無理でも、ウォードのパートナーとして傍らに居たいと思うのは駄目かしら?」
「親子の関係ではなくて?」
「えぇ、だから私の事をパミュルと呼んで欲しいの」
いきなり母だと思っていた相手に、そんな事を言われて戸惑ってしまう。そんな様子に気づいた母さんが俺を優しく抱きしめる。
「直ぐに答えを出さなくてもいいのよ。一緒に過ごせる時間はたくさんあるんだから、気づけばそういう関係になってるかも知れないでしょ?」
「うん、パミュルありがとう」
「愛してるわ」
パミュルは『愛してるわ』と言った後に、もう一度キスをしてくれた。
ハリエットさんは、黄色い膝丈のワンピースでくるりと回ってから、いつも可愛い笑顔で俺に感想を聞いてきた。
「どうかな、似合ってる?」
「はい!凄く似合ってますよ♪ハリエットさんの可愛らしさが更に増してますよ♪」
「ほんと!嬉しい~♪次の休暇はこれを着てデートしようね♪」
「はい、喜んで♪」
ハリエットから少し遅れて、母さんも人型になって服を着た姿を見せてくれた。
ワインレッドのロング丈ワンピースで、スカートの裾をつまんで軽く回ってから、俺に感想を聞いてきた。
「どうかしら、服なんて久しぶりだわ」
「うん、凄く綺麗だね」
「パミュルさんは本当に綺麗ですね」
俺もハリエットさんも『綺麗』としか言葉が出ないくらいに母さんは綺麗だった。
「ふふっ、ありがとう♪次の町へ行く時は、人型で行こうかしら?そうすれば私もウォードとデート出来るわね♪」
「両手に花で歩いたりしたら、僕には不釣り合い過ぎて変な目で見られそうだよ(汗)」
「はぁ~、ウォードちょっと来なさい」
母さんが俺を呼ぶので近づいていくと、母さんに連れられて鏡の前へ2人で並ぶ。
鏡にはロングヘアーの綺麗な母さんと、よく似た顔をした男の子が映っていた。
「ほら、私とウォードは似てるでしょ?私の事を綺麗だと思うのなら、ウォードも綺麗って事になるのよ」
「あれ?僕ってこんな顔だっけ?もう少し目が細くて鼻は丸めで下唇がもう少し厚くなかった?」
俺の頭にあった顔のイメージを伝えると、ハリエットさんがため息をつきながら、俺のイメージにあった顔を説明してくれた。
「それ……ウォードのお父さんの顔だね。ずっと父親の顔と同じだと思ってたのね(汗)」
「だって親に似るもんでしょ?」
「パミュルさんに似てるじゃない」
「母さんとは前世の息子だよ?」
「きっと記憶と容姿を引き継いだのよ(笑)」
「そうみたいだね(汗)」
どうやら俺は母さんに似た綺麗な顔をしていた。ずっと、お世辞で褒められていたと思い込んでたよ。これも俺の天賦〚幸運〛が作用したのかな?無能な俺に容姿だけは整えてくた事を、素直に感謝した。
「ウォード、これからは私の事を母さんと呼ばずにパミュルと呼んでね。これからはハリエットと同じ夢を追わせてもらうわ」
俺が自分の容姿を理解すると、母さんが両手で俺の顔を持って微笑みながら話した後に、優しくキスをしたので驚く。
「わっ!母さん!えっと……ハリエットさんと同じ夢って?」
「ふふっ、ウォードと添い遂げる事よ?」
「わわっ、パミュルさん!」
母さんの言葉に驚いた。ハリエットさんが俺のパートナーになりたいというのは知っていたけど、母さんが俺に対してそんな感情があるとは思ってなかったよ……
「人とスライムだから婚姻を結ぶのは無理でも、ウォードのパートナーとして傍らに居たいと思うのは駄目かしら?」
「親子の関係ではなくて?」
「えぇ、だから私の事をパミュルと呼んで欲しいの」
いきなり母だと思っていた相手に、そんな事を言われて戸惑ってしまう。そんな様子に気づいた母さんが俺を優しく抱きしめる。
「直ぐに答えを出さなくてもいいのよ。一緒に過ごせる時間はたくさんあるんだから、気づけばそういう関係になってるかも知れないでしょ?」
「うん、パミュルありがとう」
「愛してるわ」
パミュルは『愛してるわ』と言った後に、もう一度キスをしてくれた。
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