98 / 363
第三章 未知なる世界へ
第48話 上層マッピングと素材集め
しおりを挟む 年の瀬も押し詰まってきた。明日から二泊三日の旅に出る。行き先は、海に面した洞窟風呂のある温泉旅館。何年ぶりだろう?子供の頃、家族旅行で来て気に入り、結婚してから家人を誘って二人で来た。今回は、その後生まれた子も一緒。車で行きにくいので、家人は乗り気ではない様子だが、一度、野外活動クラブの合宿で泊まったことがある我が子は、「あ~あそこ?」と喜んでいる。
宿泊先の近くにある世界遺産に登録されたところにも行きたい。子供の頃、訪れた時には、「滝なんか見たってつまらない」と思ったものだが、その滝をもう一度見たい。同じく、「何で、家族旅行で神社?」と思った神社も見てみたい。今の瑠紅が、その滝を、そしてその神社を見たら、どんな感想を抱くだろう?そんなところへ家族を連れて行った、今は亡き父親の気持ちが、今の瑠紅なら分かるだろうか?色々と楽しみである。瑠紅の過去と現在、そして未来をつなぐ旅路になればいいと思う。
なんでそんなこと考えるかというと、来月、異動があるからだ。異動先の発表は、年明けになる。勤務先が受託しているところとの契約が他社に取られ、我らは新年早々追い出しを食らう。他の受託しているところに割り振られるのだが、結構な人数、動くので、希望先に行けるかどうか分からないし、誰と一緒に動かされるかも分からない。続けるかどうかは異動先が決まってから決めるなんて人もいれば、すでに退職の意を伝え、有休消化に入った人もいる。遠方の職場を打診されたため、転職を決めてきた人もいる。なんて潔い。すがすがしささえ感じる。
で、「人の人生掛かってるんだから、ゲーム感覚で他社のシマをとるんじゃねえ!」と相手をドヤしたいところだが、「大コケしたらいいのに」とポソッとつぶやくくらいしか出来ない瑠紅は、居残りを表明し、ガチャッと当たりが出るのを待っている。その一方で、世の中、どんな仕事があるか、ネットで探してみたりもする。そこで、気づいたのだが……。
アルファポリスで、自分の投稿チェックをしていると、画面に広告が出るんだけど、それ、転職サイトのものなんだよね。狙ってる?瑠紅のこと。「ふんふん、どれどれ?」とタップして見てはいるが、これ、「物書きはあきらめて、定職に就きなさい」ってこと?それ、真綿で首を絞めるようなものだね?確かに、前月の確定スコア「2」とかだけどね。来月は「15」かな。桃トラのおかげで、スコア7.5倍増し……って、これで、生活できますか?悪いこと言わないから定職、探しなさいって?いや、定職には就いてるけどね。異動が……。横取りされたんだけど、他社に……。コケてしまえ!えいっ!(←闇魔法かけるの図)
でも、近頃は、面白い仕事があるんだね。Vチューバーのマネージャー、なんてある。漫画家っていうのもあった。そういうの、求人サイトで探すんだ……。
情報収集が好きな瑠紅は、条件を変え、あれこれ探す。そこで働いている人は、どんな人なのだろうと考えながら。ふふ、何だか、ぴゅー太になったみたい。そうそう、今回、お蔵入りしていたお話をリメイクし、アルファポリスにUPした。フレンチブルドッグのぴゅう太目線で語られる「ぴゅう太の庭」というお話だ。一時期住んでいたことのある宝塚市を舞台に、その頃に見た情景を交えて描いた作品で、恋愛~婚約~新居探しという男女が出会い結婚に至るまでの一連の流れを疑似体験できるものとなっている。カテゴリーが違う気もするが、恋愛でもライト文芸でもないように思うので、ひとまずキャラ文芸に上げてみた。これで、何スコア貰えるだろうか?
「行け!ぴゅう太!これでスコア取ってこい!」ジロッ!……あ、すいません。何卒、よろしくお願いします(←低姿勢)。
宿泊先の近くにある世界遺産に登録されたところにも行きたい。子供の頃、訪れた時には、「滝なんか見たってつまらない」と思ったものだが、その滝をもう一度見たい。同じく、「何で、家族旅行で神社?」と思った神社も見てみたい。今の瑠紅が、その滝を、そしてその神社を見たら、どんな感想を抱くだろう?そんなところへ家族を連れて行った、今は亡き父親の気持ちが、今の瑠紅なら分かるだろうか?色々と楽しみである。瑠紅の過去と現在、そして未来をつなぐ旅路になればいいと思う。
なんでそんなこと考えるかというと、来月、異動があるからだ。異動先の発表は、年明けになる。勤務先が受託しているところとの契約が他社に取られ、我らは新年早々追い出しを食らう。他の受託しているところに割り振られるのだが、結構な人数、動くので、希望先に行けるかどうか分からないし、誰と一緒に動かされるかも分からない。続けるかどうかは異動先が決まってから決めるなんて人もいれば、すでに退職の意を伝え、有休消化に入った人もいる。遠方の職場を打診されたため、転職を決めてきた人もいる。なんて潔い。すがすがしささえ感じる。
で、「人の人生掛かってるんだから、ゲーム感覚で他社のシマをとるんじゃねえ!」と相手をドヤしたいところだが、「大コケしたらいいのに」とポソッとつぶやくくらいしか出来ない瑠紅は、居残りを表明し、ガチャッと当たりが出るのを待っている。その一方で、世の中、どんな仕事があるか、ネットで探してみたりもする。そこで、気づいたのだが……。
アルファポリスで、自分の投稿チェックをしていると、画面に広告が出るんだけど、それ、転職サイトのものなんだよね。狙ってる?瑠紅のこと。「ふんふん、どれどれ?」とタップして見てはいるが、これ、「物書きはあきらめて、定職に就きなさい」ってこと?それ、真綿で首を絞めるようなものだね?確かに、前月の確定スコア「2」とかだけどね。来月は「15」かな。桃トラのおかげで、スコア7.5倍増し……って、これで、生活できますか?悪いこと言わないから定職、探しなさいって?いや、定職には就いてるけどね。異動が……。横取りされたんだけど、他社に……。コケてしまえ!えいっ!(←闇魔法かけるの図)
でも、近頃は、面白い仕事があるんだね。Vチューバーのマネージャー、なんてある。漫画家っていうのもあった。そういうの、求人サイトで探すんだ……。
情報収集が好きな瑠紅は、条件を変え、あれこれ探す。そこで働いている人は、どんな人なのだろうと考えながら。ふふ、何だか、ぴゅー太になったみたい。そうそう、今回、お蔵入りしていたお話をリメイクし、アルファポリスにUPした。フレンチブルドッグのぴゅう太目線で語られる「ぴゅう太の庭」というお話だ。一時期住んでいたことのある宝塚市を舞台に、その頃に見た情景を交えて描いた作品で、恋愛~婚約~新居探しという男女が出会い結婚に至るまでの一連の流れを疑似体験できるものとなっている。カテゴリーが違う気もするが、恋愛でもライト文芸でもないように思うので、ひとまずキャラ文芸に上げてみた。これで、何スコア貰えるだろうか?
「行け!ぴゅう太!これでスコア取ってこい!」ジロッ!……あ、すいません。何卒、よろしくお願いします(←低姿勢)。
5
お気に入りに追加
117
あなたにおすすめの小説

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
転生前のチュートリアルで異世界最強になりました。 準備し過ぎて第二の人生はイージーモードです!
小川悟
ファンタジー
いじめやパワハラなどの理不尽な人生から、現実逃避するように寝る間を惜しんでゲーム三昧に明け暮れた33歳の男がある日死んでしまう。
しかし異世界転生の候補に選ばれたが、チートはくれないと転生の案内女性に言われる。
チートの代わりに異世界転生の為の研修施設で3ヶ月の研修が受けられるという。
研修施設はスキルの取得が比較的簡単に取得できると言われるが、3ヶ月という短期間で何が出来るのか……。
ボーナススキルで鑑定とアイテムボックスを貰い、適性の設定を始めると時間がないと、研修施設に放り込まれてしまう。
新たな人生を生き残るため、3ヶ月必死に研修施設で訓練に明け暮れる。
しかし3ヶ月を過ぎても、1年が過ぎても、10年過ぎても転生されない。
もしかしてゲームやりすぎで死んだ為の無間地獄かもと不安になりながらも、必死に訓練に励んでいた。
実は案内女性の手違いで、転生手続きがされていないとは思いもしなかった。
結局、研修が15年過ぎた頃、不意に転生の案内が来る。
すでにエンシェントドラゴンを倒すほどのチート野郎になっていた男は、異世界を普通に楽しむことに全力を尽くす。
主人公は優柔不断で出て来るキャラは問題児が多いです。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる