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第三章 未知なる世界へ
第45話 ガンコーからの提案
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親子の温もりを感じ合ってからは、流石に服を着てないのは不味いので、いつもの俺のピアスに変化してもらって、今日のマッピングは終了してダンジョンから戻る事にした。
ダンジョンからルクンナ村へ到着すると、直ぐにハンター協会出張所へ向かって、ダンジョン内でメルティのハンターカードと鞄を見つけた事を報告する。亡骸については説明するとややこしいので、魔物に食べ尽くされたと言う事にした。
「そうか、メルティは3人パーティーを組んでたと思うんだけど、その様子だと他の2人も既に魔物にやられたかな?」
「そちらへ報告がないなら、その可能性が高そうですね。明日もダンジョンへ向かうので、何か見つけたら報告しますね。それと、ドロップアイテム等は買い取りしてもらえるんですか?」
3人パーティーだったらしいので、残りの2人もダンジョンで見つけたら遺品を回収する事にした。それとは別に魔物の魔石とアイテムを買い取ってもらいと、話をすると少し驚いた顔をしていた。
「あんたら2人で魔物を倒したのかい?しかもアイテムドロップしたのか?」
「はい、魔石が3つとダンゴムシとムカデのアイテムを1つずつですね」
受付カウンターに魔石とアイテムを提出すると、サチさんはカウンターに置かれたアイテムを『マジマジ』とみながら、信じられない顔をして俺達に話し掛けてきた。
「ムカデを倒せるかい!あれを倒せないからこのダンジョンは人が寄り付かないんだよ!」
「ムカデに関しては不意をつけたので、完全なマグレですから次に倒せるかと言うと判りません。買い取りはしてもらえるんですか?」
「あっ、魔石は買い取らせてもらうよ。アイテムは道具屋が買い取る事になってるんだ。通りの向こうに【ガンコー商店】があるからそっちへ行っておくれ」
出張所では魔石の買い取りのみで、アイテム類に関しては道具屋へ持ち込む必要があるようだった。小さな村だから其々に分担してるんだね。
「判りました。魔石の買い取りと遺品を預かってください」
「はいよ。魔石は2つで金貨4枚だよ」
「ありがとうございます」
金貨を受け取ってから、俺達は通りの向いにあるガンコー商店へ、アイテムの買い取ってもらう為に店へと入ると、スキンヘッドに髭面の少し強面な店主が迎えてくれた。
「いらっしゃい!ハンターとら珍しいね。俺は店主のガンコーだ。まさか、アイテムドロップしたのかい?」
「はい、ダンゴムシとムカデのドロップアイテムを持ってきました」
俺はカウンターにダンゴムシの外殻とムカデの尻尾を提出する。店主は尻尾を手にして物珍しそうに眺めながら感嘆の声をあげる。
「俺はムカデの尻尾を初めて見たよ!このダンジョンのドロップは外殻のみだと思ってたが、良い物を拝ませてもらったよ。この尻尾はかなりの硬度だから、武器でも加工した方が良いかも知れないよ」
「武器にするには少量過ぎませんか?」
拳程度の大きさなので、武器と言っても作れる物が思い付かなかったけど、店主はハリエットさんの方を見てから説明してくれた。
「連れの姉さんは弓を使うんだろ?鏃にすれば矢の貫通力があがる筈だよ。ダンジョンなら魔物を倒せば消滅するから、鏃の劣化は最小限で済むからね」
「それは良いですね!どこか加工をしてくれる所はあるんですか?」
「俺の弟が武具店をしてるんだ。紹介してやるから作ってもらいな!」
「「ありがとうございます」」
道具屋の店主の弟がが武具店を営んでるらしいので、紹介してもらって鏃の加工を依頼する事にした。この鏃がハリエットさんの攻撃力が飛躍的に上がるなんて、この時点は思ってもいなかった。
ダンジョンからルクンナ村へ到着すると、直ぐにハンター協会出張所へ向かって、ダンジョン内でメルティのハンターカードと鞄を見つけた事を報告する。亡骸については説明するとややこしいので、魔物に食べ尽くされたと言う事にした。
「そうか、メルティは3人パーティーを組んでたと思うんだけど、その様子だと他の2人も既に魔物にやられたかな?」
「そちらへ報告がないなら、その可能性が高そうですね。明日もダンジョンへ向かうので、何か見つけたら報告しますね。それと、ドロップアイテム等は買い取りしてもらえるんですか?」
3人パーティーだったらしいので、残りの2人もダンジョンで見つけたら遺品を回収する事にした。それとは別に魔物の魔石とアイテムを買い取ってもらいと、話をすると少し驚いた顔をしていた。
「あんたら2人で魔物を倒したのかい?しかもアイテムドロップしたのか?」
「はい、魔石が3つとダンゴムシとムカデのアイテムを1つずつですね」
受付カウンターに魔石とアイテムを提出すると、サチさんはカウンターに置かれたアイテムを『マジマジ』とみながら、信じられない顔をして俺達に話し掛けてきた。
「ムカデを倒せるかい!あれを倒せないからこのダンジョンは人が寄り付かないんだよ!」
「ムカデに関しては不意をつけたので、完全なマグレですから次に倒せるかと言うと判りません。買い取りはしてもらえるんですか?」
「あっ、魔石は買い取らせてもらうよ。アイテムは道具屋が買い取る事になってるんだ。通りの向こうに【ガンコー商店】があるからそっちへ行っておくれ」
出張所では魔石の買い取りのみで、アイテム類に関しては道具屋へ持ち込む必要があるようだった。小さな村だから其々に分担してるんだね。
「判りました。魔石の買い取りと遺品を預かってください」
「はいよ。魔石は2つで金貨4枚だよ」
「ありがとうございます」
金貨を受け取ってから、俺達は通りの向いにあるガンコー商店へ、アイテムの買い取ってもらう為に店へと入ると、スキンヘッドに髭面の少し強面な店主が迎えてくれた。
「いらっしゃい!ハンターとら珍しいね。俺は店主のガンコーだ。まさか、アイテムドロップしたのかい?」
「はい、ダンゴムシとムカデのドロップアイテムを持ってきました」
俺はカウンターにダンゴムシの外殻とムカデの尻尾を提出する。店主は尻尾を手にして物珍しそうに眺めながら感嘆の声をあげる。
「俺はムカデの尻尾を初めて見たよ!このダンジョンのドロップは外殻のみだと思ってたが、良い物を拝ませてもらったよ。この尻尾はかなりの硬度だから、武器でも加工した方が良いかも知れないよ」
「武器にするには少量過ぎませんか?」
拳程度の大きさなので、武器と言っても作れる物が思い付かなかったけど、店主はハリエットさんの方を見てから説明してくれた。
「連れの姉さんは弓を使うんだろ?鏃にすれば矢の貫通力があがる筈だよ。ダンジョンなら魔物を倒せば消滅するから、鏃の劣化は最小限で済むからね」
「それは良いですね!どこか加工をしてくれる所はあるんですか?」
「俺の弟が武具店をしてるんだ。紹介してやるから作ってもらいな!」
「「ありがとうございます」」
道具屋の店主の弟がが武具店を営んでるらしいので、紹介してもらって鏃の加工を依頼する事にした。この鏃がハリエットさんの攻撃力が飛躍的に上がるなんて、この時点は思ってもいなかった。
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