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第三章 未知なる世界へ
第9話 落とし穴
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俺が速いスライムを倒してからは、2階層の地図を作成する為に端を目指して移動を開始した。
「不思議だね。ダンジョンの中なのに草原があるなんてさ、普通は信じられないよね」
ハリエットさんは草原を歩きながら、ここがダンジョンだとは思えないと口にした。俺は本で読んで知ったダンジョンの事を少し説明する。
「ダンジョンの何処かに魔核が存在するらしいんですよ。その魔核には膨大なエネルギーが蓄積されていて、そのエネルギーでダンジョンを形成してみたいです。それ以外の魔物が存在する理由や、倒すと消滅してドロップを残す理由は謎なんですよ」
「流石はモノ知りウォードだね。本を読んでも頭に残らないけど、説明してくれると判った気がするよ(笑)」
そんな話をしていたら魔法地図に端らしき線が見えたので、そのまま進んでみると壁があった。俺は上を見上げたけど、壁は上に延びていて天井は見当たらなかった。
本当にダンジョンは不思議な場所だね。壁に当たったので、次は角を目指して壁沿いを進んでいくと『ガサガサッ』と草が揺れる音がした。
「スライムだと思う。ミリムはさっきの僕の戦い方を覚えてるね?」
「任せて!動きが判れば倒せるもん」
ミリムは棒を俺は剣を構えると、『ビュン』と1体のスライムが突撃してきた。素早いけど真っ直ぐにしか動かないと判れば焦る必要もなく、ミリムは棒を直進するスライムへ突き刺し倒した。その後ろからさらに1体現れたけど、俺が動きに合わせて剣を刺して倒す事が出来たんだ。
「2人ともナイス♪魔石は私が回収するね。あと、この階層のスライムは弓がメインの私には相性が悪いから任せるね!」
「「OK!」」
その後も壁沿いを進んで行くと角が現れて、1階層のマップと見比べてみると、フィールドの大きさが同じだと判ってので、次の角を目指す時は壁沿いではなく草原内を進む事にした。
草原の中を俺が先頭になって進んでいると、『ドスンッ』俺は落ちた……落とし穴に落ちたのだった。
「痛っ……」
「ウォード!大丈夫?」
「うん、少し背中を打ったけど大丈夫って、うわぁ~あああ!」
穴に落ちた時は、周りが暗かったのでよく見なかったんだ。それが少し目が慣れてくると、俺の目の前に金色に輝く大型のスライムが居る事に気付いた。
「大型のスライスが居る!特性が判らないから2人はそのまま待機して!僕が対処するよ」
俺は剣を構えてスライムの動きに注意する。大型だから動きが遅いと思ったけど、『フッ』と一瞬で視界から消えた。『マズイ!』と思った時には既に遅く、俺はスライムの体内に吸収された。
「ゴボッ、ゴブッ、ゴボボボ……」
必死にもがいたけどスライムの体内から抜け出す事が出来ずに、徐々に意識が薄れて目の前が暗くなっていく……あぁ、俺はこのまま死ぬんだと思った……
そして、俺は完全に闇の中へと落ちていった。
「不思議だね。ダンジョンの中なのに草原があるなんてさ、普通は信じられないよね」
ハリエットさんは草原を歩きながら、ここがダンジョンだとは思えないと口にした。俺は本で読んで知ったダンジョンの事を少し説明する。
「ダンジョンの何処かに魔核が存在するらしいんですよ。その魔核には膨大なエネルギーが蓄積されていて、そのエネルギーでダンジョンを形成してみたいです。それ以外の魔物が存在する理由や、倒すと消滅してドロップを残す理由は謎なんですよ」
「流石はモノ知りウォードだね。本を読んでも頭に残らないけど、説明してくれると判った気がするよ(笑)」
そんな話をしていたら魔法地図に端らしき線が見えたので、そのまま進んでみると壁があった。俺は上を見上げたけど、壁は上に延びていて天井は見当たらなかった。
本当にダンジョンは不思議な場所だね。壁に当たったので、次は角を目指して壁沿いを進んでいくと『ガサガサッ』と草が揺れる音がした。
「スライムだと思う。ミリムはさっきの僕の戦い方を覚えてるね?」
「任せて!動きが判れば倒せるもん」
ミリムは棒を俺は剣を構えると、『ビュン』と1体のスライムが突撃してきた。素早いけど真っ直ぐにしか動かないと判れば焦る必要もなく、ミリムは棒を直進するスライムへ突き刺し倒した。その後ろからさらに1体現れたけど、俺が動きに合わせて剣を刺して倒す事が出来たんだ。
「2人ともナイス♪魔石は私が回収するね。あと、この階層のスライムは弓がメインの私には相性が悪いから任せるね!」
「「OK!」」
その後も壁沿いを進んで行くと角が現れて、1階層のマップと見比べてみると、フィールドの大きさが同じだと判ってので、次の角を目指す時は壁沿いではなく草原内を進む事にした。
草原の中を俺が先頭になって進んでいると、『ドスンッ』俺は落ちた……落とし穴に落ちたのだった。
「痛っ……」
「ウォード!大丈夫?」
「うん、少し背中を打ったけど大丈夫って、うわぁ~あああ!」
穴に落ちた時は、周りが暗かったのでよく見なかったんだ。それが少し目が慣れてくると、俺の目の前に金色に輝く大型のスライムが居る事に気付いた。
「大型のスライスが居る!特性が判らないから2人はそのまま待機して!僕が対処するよ」
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「ゴボッ、ゴブッ、ゴボボボ……」
必死にもがいたけどスライムの体内から抜け出す事が出来ずに、徐々に意識が薄れて目の前が暗くなっていく……あぁ、俺はこのまま死ぬんだと思った……
そして、俺は完全に闇の中へと落ちていった。
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