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第二章 幸運の始まり
第36話 vsゴブリン
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俺とミリムは正式パーティー登録をして活動を始めて1ヵ月が経過した。相変わらず採集と罠を使った狩猟がメインだけど、1日の精算金額は金貨1枚は稼げているので、パーティー貯金を除いても毎日銀貨25枚の手取りがあるので、ハンターでいうなら半人前の収入はある。
魔物討伐については、かなり煮詰まってきてるんだ。状態異常効果を与える【痺れ薬】を調合して、薬をすり込んだ矢で魔物を矢を射って、痺れたところをミリムが仕留めるという戦法がほぼ完成した。
今日は林へ出張して、ゴブリン相手に連携を確認しにきた。
「あそこにゴブリンが1体いる。僕が弓で先制攻撃を仕掛けるから、矢が当たったら倒しに行くからね」
「うん、ウォード頑張ってね♪」
俺は矢を2本もってゴブリンめがけて1本目、2本目と連続で矢を射る。
『シュバッ!』「ガギャ~」
『シュバッ!』「グガァッ」
其々の矢は太腿と右肩に当たって、当選だけどゴブリンにこちらの位置が知られた。右肩に矢を受けたゴブリンはすぐに向かって来るけど、太腿にあたった方は動きが遅いので、実質1対1になるので落ち着いてゴブリンが来るのを待った。
やって来る間も【痺れ薬】が徐々に効いてくるからね。近付いて来たゴブリンの足へ追撃の矢を放って、素早い動きを封じたところをミリムのが魔法でトドメをさす。
「ウォード、ナイス♪〘水刃〙」
ミリムの放った水の刃が通り抜けると、ゴブリンの頭が地面に『ポトリ』と落ちた。
太腿に傷を負ったゴブリンは、俺達の近くに来る頃には痺れて動くのもままならない状態で、ミリムは棒の尖った先端部分で頭を突いて倒した。
「やったぞ!ミリム~!」
「ウォード凄いよ、これなら魔物も倒せるよ」
俺とミリムは抱き合って喜んだ。絶対に無理たと思ってた魔物討伐に成功して、俺はミリムに改めて感謝の言葉を伝えた。
「ミリムのおかげだよ。あの時の言葉があったからこうして魔物を倒せたんだ……ありがとう」
「ウォード、お礼を言うのは私だよ。出逢ってなければ……ウォード大好き」
そう言ったあと、ミリムの唇が俺の唇に重なった……俺は今、ミリムとキスした事を理解した。
「ミ、ミリム?」
「へへっ、キスしちゃった♪怒った?」
「いや、僕なんかで良いのかと(汗)」
「ウォードじゃなきゃダメなの。ずっと一緒に」
「待って!」
ミリムが最後まで話す前に俺は止めた。
「僕達はまだ子供で、この先に何が起こるか判らないんだ。これからずっと2人で頑張り続けて大人になったその時は、僕がミリムにその言葉の続きを伝えるよ」
「本当に?ずっと一緒に頑張ってくれるの?」
「ミリムが去らない限り一緒に居るよ」
俺の言葉を聞いたミリムは大粒の涙を流しながら、もう一度俺にキスをした。
「さぁ、討伐部位と切り取って村へ帰るよ。ハリエットさんに魔物討伐の報告をしないとね」
「うん、帰ろう♪」
こうして、初めての魔物討伐と初めてのキスを同じ日に初体験して、2人で手を繋いで村へと帰っていった。
魔物討伐については、かなり煮詰まってきてるんだ。状態異常効果を与える【痺れ薬】を調合して、薬をすり込んだ矢で魔物を矢を射って、痺れたところをミリムが仕留めるという戦法がほぼ完成した。
今日は林へ出張して、ゴブリン相手に連携を確認しにきた。
「あそこにゴブリンが1体いる。僕が弓で先制攻撃を仕掛けるから、矢が当たったら倒しに行くからね」
「うん、ウォード頑張ってね♪」
俺は矢を2本もってゴブリンめがけて1本目、2本目と連続で矢を射る。
『シュバッ!』「ガギャ~」
『シュバッ!』「グガァッ」
其々の矢は太腿と右肩に当たって、当選だけどゴブリンにこちらの位置が知られた。右肩に矢を受けたゴブリンはすぐに向かって来るけど、太腿にあたった方は動きが遅いので、実質1対1になるので落ち着いてゴブリンが来るのを待った。
やって来る間も【痺れ薬】が徐々に効いてくるからね。近付いて来たゴブリンの足へ追撃の矢を放って、素早い動きを封じたところをミリムのが魔法でトドメをさす。
「ウォード、ナイス♪〘水刃〙」
ミリムの放った水の刃が通り抜けると、ゴブリンの頭が地面に『ポトリ』と落ちた。
太腿に傷を負ったゴブリンは、俺達の近くに来る頃には痺れて動くのもままならない状態で、ミリムは棒の尖った先端部分で頭を突いて倒した。
「やったぞ!ミリム~!」
「ウォード凄いよ、これなら魔物も倒せるよ」
俺とミリムは抱き合って喜んだ。絶対に無理たと思ってた魔物討伐に成功して、俺はミリムに改めて感謝の言葉を伝えた。
「ミリムのおかげだよ。あの時の言葉があったからこうして魔物を倒せたんだ……ありがとう」
「ウォード、お礼を言うのは私だよ。出逢ってなければ……ウォード大好き」
そう言ったあと、ミリムの唇が俺の唇に重なった……俺は今、ミリムとキスした事を理解した。
「ミ、ミリム?」
「へへっ、キスしちゃった♪怒った?」
「いや、僕なんかで良いのかと(汗)」
「ウォードじゃなきゃダメなの。ずっと一緒に」
「待って!」
ミリムが最後まで話す前に俺は止めた。
「僕達はまだ子供で、この先に何が起こるか判らないんだ。これからずっと2人で頑張り続けて大人になったその時は、僕がミリムにその言葉の続きを伝えるよ」
「本当に?ずっと一緒に頑張ってくれるの?」
「ミリムが去らない限り一緒に居るよ」
俺の言葉を聞いたミリムは大粒の涙を流しながら、もう一度俺にキスをした。
「さぁ、討伐部位と切り取って村へ帰るよ。ハリエットさんに魔物討伐の報告をしないとね」
「うん、帰ろう♪」
こうして、初めての魔物討伐と初めてのキスを同じ日に初体験して、2人で手を繋いで村へと帰っていった。
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