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第二章 幸運の始まり
第16話 1冊の本と出会う
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ハンター協会での精算を済ませて、行商人が店を開いてる村の広場へ急いで向かった。
広場に着くと既に人が集まってる所があったので、そこが行商人の店だと判った。俺は列に並んで順番を待ちながら、安くて面白い本がある事を祈った。
列に並んで待っていると、仕事を終えたハリエットさんがやって来て合流した。
「結構な人が集まってたんだね。田舎だから行商も頻繁に来てくれないから仕方ないか(笑)」
「僕がハリエットさんと暮らしてからは、行商が来るのは初めてですからね。村中が待ってたのは間違いないですよね」
「目当ての物があるといいね♪」
「まぁ、値段次第になりますけどね(汗)」
ハリエットさんが合流してから、2人で話しをしながら待っていたので退屈せずに並ぶ事ができて、遂に順番が来たので陳列された商品を見る。
「ウォード君、あの辺りに本が並んでるよ!」
「ありがとうございます♪」
ハリエットさんが本が並ぶ場所を見つけてくれたので、移動してどんな物があるか確認する。
なかなか面白そうな本が見当たらなかったけど、1冊の本が目に留まった。その本のタイトルは【人柄は人生を左右する】というもので、〚幸運〛しかない俺に『ピッタリ』だと思った。
「店主さん、この本の値段は幾らですか?」
「その本はずっと売れなくて困ってたんだよ。銀貨50枚でどうだい?」
「店主さん、その子は6歳なんだよ?もう少し安くてしてあげてよ~」
俺が店主に値段を聞いてたら、横からハリエットさんが値引き交渉をしてくれた♪
店主さんは少し悩みながらも、快く値引きをしてくれた。
「綺麗なお嬢さんに頼まれると断れないね。坊主、40銀貨でどうだ?」
「はい、買わせて頂きます!」
そう言って銀貨40枚を渡して、店主さんから本を受け取った。
「しかし、その歳で本を読むなんてかなり頭が良いんだな」
「いえ、天賦に恵まれなかったので、知識を身につけようと思ってるんですよ」
「そうか、また面白そうな本を見つけたら、仕入れとくから買ってくれよ!」
「その時も値引きをしてくださいね(笑)」
「本当に利発な子だな。俺は君の事が気に入ったよ、この名刺を渡しておくから他の行商が来たら見せてみな、多少の融通を利かせてくれるよ」
店主さんと話しをしてると、俺の事を気に入ってくれたみたいで、名刺を渡してくれた。この名刺が割引券の役割をしてくれるのか、本の値引き以上に嬉しい事だった。
俺の買い物は無事に終わってので、ハリエットさんを待ってると何も買わずに俺の元へやって来た。
「目当ての物は無かったんですか?」
「あったよ。ウォード君の欲しい物を一緒に探しに来ただけだからね♪」
俺が1人で探すのが大変だと思って、わざわざ遠回りをして来てくれた。ハリエットさんには頭が上がらないよ。
「本当にありがとうございます!」
「やだな~、したいと思った事をしてるだけだから、ウォード君は気にしなくて良いんだよ。さぁ、帰って夕食の準備をするから手伝ってね」
「はい!」
俺はハリエットさんと手を繋いで帰った。
広場に着くと既に人が集まってる所があったので、そこが行商人の店だと判った。俺は列に並んで順番を待ちながら、安くて面白い本がある事を祈った。
列に並んで待っていると、仕事を終えたハリエットさんがやって来て合流した。
「結構な人が集まってたんだね。田舎だから行商も頻繁に来てくれないから仕方ないか(笑)」
「僕がハリエットさんと暮らしてからは、行商が来るのは初めてですからね。村中が待ってたのは間違いないですよね」
「目当ての物があるといいね♪」
「まぁ、値段次第になりますけどね(汗)」
ハリエットさんが合流してから、2人で話しをしながら待っていたので退屈せずに並ぶ事ができて、遂に順番が来たので陳列された商品を見る。
「ウォード君、あの辺りに本が並んでるよ!」
「ありがとうございます♪」
ハリエットさんが本が並ぶ場所を見つけてくれたので、移動してどんな物があるか確認する。
なかなか面白そうな本が見当たらなかったけど、1冊の本が目に留まった。その本のタイトルは【人柄は人生を左右する】というもので、〚幸運〛しかない俺に『ピッタリ』だと思った。
「店主さん、この本の値段は幾らですか?」
「その本はずっと売れなくて困ってたんだよ。銀貨50枚でどうだい?」
「店主さん、その子は6歳なんだよ?もう少し安くてしてあげてよ~」
俺が店主に値段を聞いてたら、横からハリエットさんが値引き交渉をしてくれた♪
店主さんは少し悩みながらも、快く値引きをしてくれた。
「綺麗なお嬢さんに頼まれると断れないね。坊主、40銀貨でどうだ?」
「はい、買わせて頂きます!」
そう言って銀貨40枚を渡して、店主さんから本を受け取った。
「しかし、その歳で本を読むなんてかなり頭が良いんだな」
「いえ、天賦に恵まれなかったので、知識を身につけようと思ってるんですよ」
「そうか、また面白そうな本を見つけたら、仕入れとくから買ってくれよ!」
「その時も値引きをしてくださいね(笑)」
「本当に利発な子だな。俺は君の事が気に入ったよ、この名刺を渡しておくから他の行商が来たら見せてみな、多少の融通を利かせてくれるよ」
店主さんと話しをしてると、俺の事を気に入ってくれたみたいで、名刺を渡してくれた。この名刺が割引券の役割をしてくれるのか、本の値引き以上に嬉しい事だった。
俺の買い物は無事に終わってので、ハリエットさんを待ってると何も買わずに俺の元へやって来た。
「目当ての物は無かったんですか?」
「あったよ。ウォード君の欲しい物を一緒に探しに来ただけだからね♪」
俺が1人で探すのが大変だと思って、わざわざ遠回りをして来てくれた。ハリエットさんには頭が上がらないよ。
「本当にありがとうございます!」
「やだな~、したいと思った事をしてるだけだから、ウォード君は気にしなくて良いんだよ。さぁ、帰って夕食の準備をするから手伝ってね」
「はい!」
俺はハリエットさんと手を繋いで帰った。
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