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第二章 幸運の始まり
第12話 所長へ相談をする
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翌朝、目覚めるとベッドに1人だった。
あれは『夢だったのか?』と思ったけど、俺が目覚めたのはハリエットさんのベッドだったので、夢ではなかったようだ。
なんて考えてるいると、ハリエットさんが俺を起こしに来てくれた。
「ウォード君、朝食が出来たよ~♪起きないと色々しちゃ…あっ、起きてたのね(汗)」
「おはようございます。起きてるので色々は勘弁してくださいね(笑)」
「あははっ…よく寝れたみたいね。ご飯が出来てるからキッチンへ来てね♪」
「僕が朝食当番なのにごめんなさい。」
「可愛い顔で寝てたから起こせなかったの、だから気にしないでね(笑)」
俺はベッドから起きあがってキッチンへ向かい、ハリエットの作ってくれた朝食を食べながら今日の話しをする。
「私は出勤したら所長に話しを通しておくから、昼頃に会館へ来てくれる?」
「はい、午前中に罠を仕掛けて直ぐに会館へ向かいますね。」
朝食を済ませると、ハリエットさんは仕事へ出掛け、俺も後片付けを済ませてから罠を仕掛けに草原へと出掛けた。
草原へと到着してからは、10個の罠をテキパキと仕掛けてから村へと戻って、そのままハンター協会へと向かって行った。
会館へ入ると、ハリエットさんが受付席から俺に近寄って声を掛けてくれた。
「ウォード君、所長室へ案内するね。」
そう言うと、そのまま2階にある所長室へ案内してくれた。
「(コンコン♪)ハリエットです。ウォード君を連れてきました。」
「入ってくれ。」
ハリエットさんがドアを開けてくれたので、緊張しながら部屋に入った。ハリエットさんは俺にウインクしてから受付へと戻って行った。
「ウォードと申します。この度は時間を頂きありがとうございます。」
「ハリエットから聞いてるけど、子供とは思えない仕草だね。相談内容は聞いてるけど、本人からもう一度聞かせてもらえるかな?」
そこからは、俺は天賦を〚幸運〛しか持ってない事が判ってから家に戻れと言われるまでの経緯を説明した。
「ふむ、ウォード君の言い分はよく判ったよ。私の方から君の両親へ、家へ連れ戻そうとする事を禁止すると伝えておくよ。何かあれば連絡してくれれば対応するから安心していいよ。」
「ありがとうございます。」
「しかし、君を見てるとヤンカー領に居た、君と同じ名のウォード君を思い出すよ。」
ヤンカー領とウォードと聞いて俺は驚いたが、冷静に話しを合わせる。
「ヤンカー領に居られたんですね。なぜこちらへ?」
「ヤンカー領でもハンター協会職員していたんだが、スタンピードがあってね。当時は副所長をしていたんだが、スタンピードを防ぐ事が出来なかってので左遷だよ(笑)」
「そこでウォードさんと知り合いに?」
「あぁ、彼は元男爵の子息でとにかく優秀だったよ。不幸があって平民落ちしたが、義理の母と妹の為に頑張っていたんだよ…それがスタンピードで義理の母を守る為に亡くなったんだ…」
「それは…勇気ある方ですね。その義理の母はどうされたのですか?」
「死に際に、『妹の戻る場所を守って欲しい』と頼まれたみたいでね。1人で頑張ってたよ。」
俺が死んだ後、セナは必死に頑張ってると聞いて、涙が流れるを止める事が出来なかった…
あれは『夢だったのか?』と思ったけど、俺が目覚めたのはハリエットさんのベッドだったので、夢ではなかったようだ。
なんて考えてるいると、ハリエットさんが俺を起こしに来てくれた。
「ウォード君、朝食が出来たよ~♪起きないと色々しちゃ…あっ、起きてたのね(汗)」
「おはようございます。起きてるので色々は勘弁してくださいね(笑)」
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「僕が朝食当番なのにごめんなさい。」
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「はい、午前中に罠を仕掛けて直ぐに会館へ向かいますね。」
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草原へと到着してからは、10個の罠をテキパキと仕掛けてから村へと戻って、そのままハンター協会へと向かって行った。
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「(コンコン♪)ハリエットです。ウォード君を連れてきました。」
「入ってくれ。」
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そこからは、俺は天賦を〚幸運〛しか持ってない事が判ってから家に戻れと言われるまでの経緯を説明した。
「ふむ、ウォード君の言い分はよく判ったよ。私の方から君の両親へ、家へ連れ戻そうとする事を禁止すると伝えておくよ。何かあれば連絡してくれれば対応するから安心していいよ。」
「ありがとうございます。」
「しかし、君を見てるとヤンカー領に居た、君と同じ名のウォード君を思い出すよ。」
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「ヤンカー領に居られたんですね。なぜこちらへ?」
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「あぁ、彼は元男爵の子息でとにかく優秀だったよ。不幸があって平民落ちしたが、義理の母と妹の為に頑張っていたんだよ…それがスタンピードで義理の母を守る為に亡くなったんだ…」
「それは…勇気ある方ですね。その義理の母はどうされたのですか?」
「死に際に、『妹の戻る場所を守って欲しい』と頼まれたみたいでね。1人で頑張ってたよ。」
俺が死んだ後、セナは必死に頑張ってると聞いて、涙が流れるを止める事が出来なかった…
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