108 / 166
学園編
第17話 皇族との夕食
しおりを挟む
セレン様と中央食堂へ向かう途中、色々と話をしてた。
「レン、オレンジ色のワンピース可愛いわね♪どこで買ったの?」
「私ね、裁縫のスキルを持ってるから、服は基本的に自作なんだよ」
「えっ!お店の物かと思う程の出来じゃない!機会があったら一着お願いしたいわ!」
「うん、今度採寸して希望のデザインとか教えてくれたら作るね♪」
私の作ったワンピースが気に入ったみたいで、服を作る約束をしたの。その後は普通の食事だからマナーとか気にしなくても良いとか、もしかしたらスレイン様が私の事を気に入ってるかも?などの話題もあったの……まぁ、気に入られてるのは冗談だと思うけどね。(平民だし)
わいわいと話してると中央食堂が見えてきて、スレイン様がこちらへ向かって手を振ってるのが見えたから、急ぎ足でスレイン様の元へ向かったの。
「スレイン、待たせたかしら?」
「待ってないよ。個室を借りた所だからいいタイミングだったよ。レン、そのワンピースはとても似合ってるね、とても綺麗だよ」
「えっ……あ、ありがとうございます!」
「スレイン?私の前で口説くなんて馬鹿なの?」
いきなり『イケメンスマイル』での言葉に、私の顔が真っ赤になったのを見たセレン様が、スレイン様に向かって少し怒った口調で声を掛けた。
「いやぁ~、正直な意見を言っただけだよ……」
「なんか怪しいわね……まぁ良いわ、私を通さずにレンへ変な言葉は掛けないでよ?」
「うん……」
「歯切れが悪いわね。それより部屋はどこ?私達はお腹が空いてるのよ!」
「あっ、部屋はこっちだよ」
セレン様とのやり取りで、押されまくってるスレイン様の事が『可愛い』と思ったけど、それは口には出さなかった。
中央食堂はとても大きな食堂で、普通にテーブルが並んでるフードコートみたいな所と、予約が必要な個室があるの。今回はスレイン様が予約してくれたので個室で夕食を取るの。
個室へ入って席に着くと、ウェイトレスがメニューを持ってやって来た。
「日替わりディナーを3人分と飲み物は食事に合うワインを頼むよ」
「かしこまりました」
ウェイトレスはメニューの確認が終わると直ぐに退出したの。
「ワインって未成年なのに飲んでいいの?」
「レン?ワインは10歳から飲んでも大丈夫なのよ。その事は知らなかった?」
「うん、知らなかった」
「レンにはその辺りの常識も教えないといけないわね。明日から授業が終わったら私の部屋で一般常識の勉強会をするわよ!」
「うん、ありがとう」
私がワインの飲酒の事を不思議そうな顔で質問したので、セレン様は不思議そうな顔で応えられたの……そんな事は全然知らなかったよ。
でも、世間の一般的常識もティアード学園で学ぶ予定だったので助かるね。
その後は、ディナーを食べながら、スレイン様とセレン様の話を聞いて、とても楽しい時間を過ごせたけど、私はお酒に弱いみたいね。
ディナーが終わる頃には、完全に酔ってしまって眠くなってきてたの。それを見たセレン様が食事会をお開きにして、女子寮へと戻る事にしたので個室を出ると……
とても嫌な感じがする人が、私達を待ち受けていたの。
「レン、オレンジ色のワンピース可愛いわね♪どこで買ったの?」
「私ね、裁縫のスキルを持ってるから、服は基本的に自作なんだよ」
「えっ!お店の物かと思う程の出来じゃない!機会があったら一着お願いしたいわ!」
「うん、今度採寸して希望のデザインとか教えてくれたら作るね♪」
私の作ったワンピースが気に入ったみたいで、服を作る約束をしたの。その後は普通の食事だからマナーとか気にしなくても良いとか、もしかしたらスレイン様が私の事を気に入ってるかも?などの話題もあったの……まぁ、気に入られてるのは冗談だと思うけどね。(平民だし)
わいわいと話してると中央食堂が見えてきて、スレイン様がこちらへ向かって手を振ってるのが見えたから、急ぎ足でスレイン様の元へ向かったの。
「スレイン、待たせたかしら?」
「待ってないよ。個室を借りた所だからいいタイミングだったよ。レン、そのワンピースはとても似合ってるね、とても綺麗だよ」
「えっ……あ、ありがとうございます!」
「スレイン?私の前で口説くなんて馬鹿なの?」
いきなり『イケメンスマイル』での言葉に、私の顔が真っ赤になったのを見たセレン様が、スレイン様に向かって少し怒った口調で声を掛けた。
「いやぁ~、正直な意見を言っただけだよ……」
「なんか怪しいわね……まぁ良いわ、私を通さずにレンへ変な言葉は掛けないでよ?」
「うん……」
「歯切れが悪いわね。それより部屋はどこ?私達はお腹が空いてるのよ!」
「あっ、部屋はこっちだよ」
セレン様とのやり取りで、押されまくってるスレイン様の事が『可愛い』と思ったけど、それは口には出さなかった。
中央食堂はとても大きな食堂で、普通にテーブルが並んでるフードコートみたいな所と、予約が必要な個室があるの。今回はスレイン様が予約してくれたので個室で夕食を取るの。
個室へ入って席に着くと、ウェイトレスがメニューを持ってやって来た。
「日替わりディナーを3人分と飲み物は食事に合うワインを頼むよ」
「かしこまりました」
ウェイトレスはメニューの確認が終わると直ぐに退出したの。
「ワインって未成年なのに飲んでいいの?」
「レン?ワインは10歳から飲んでも大丈夫なのよ。その事は知らなかった?」
「うん、知らなかった」
「レンにはその辺りの常識も教えないといけないわね。明日から授業が終わったら私の部屋で一般常識の勉強会をするわよ!」
「うん、ありがとう」
私がワインの飲酒の事を不思議そうな顔で質問したので、セレン様は不思議そうな顔で応えられたの……そんな事は全然知らなかったよ。
でも、世間の一般的常識もティアード学園で学ぶ予定だったので助かるね。
その後は、ディナーを食べながら、スレイン様とセレン様の話を聞いて、とても楽しい時間を過ごせたけど、私はお酒に弱いみたいね。
ディナーが終わる頃には、完全に酔ってしまって眠くなってきてたの。それを見たセレン様が食事会をお開きにして、女子寮へと戻る事にしたので個室を出ると……
とても嫌な感じがする人が、私達を待ち受けていたの。
138
お気に入りに追加
512
あなたにおすすめの小説
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比1:10000の貞操逆転世界に転生したんだが、俺だけ前の世界のインターネットにアクセスできるようなので美少女配信者グループを作る
電脳ピエロ
恋愛
男女比1:10000の世界で生きる主人公、新田 純。
女性に襲われる恐怖から引きこもっていた彼はあるとき思い出す。自分が転生者であり、ここが貞操の逆転した世界だということを。
「そうだ……俺は女神様からもらったチートで前にいた世界のネットにアクセスできるはず」
純は彼が元いた世界のインターネットにアクセスできる能力を授かったことを思い出す。そのとき純はあることを閃いた。
「もしも、この世界の美少女たちで配信者グループを作って、俺が元いた世界のネットで配信をしたら……」
一人だけ竜が宿っていた説。~異世界召喚されてすぐに逃げました~
十本スイ
ファンタジー
ある日、異世界に召喚された主人公――大森星馬は、自身の中に何かが宿っていることに気づく。驚くことにその正体は神とも呼ばれた竜だった。そのせいか絶大な力を持つことになった星馬は、召喚した者たちに好き勝手に使われるのが嫌で、自由を求めて一人その場から逃げたのである。そうして異世界を満喫しようと、自分に憑依した竜と楽しく会話しつつ旅をする。しかし世の中は乱世を迎えており、星馬も徐々に巻き込まれていくが……。
私が美女??美醜逆転世界に転移した私
鍋
恋愛
私の名前は如月美夕。
27才入浴剤のメーカーの商品開発室に勤める会社員。
私は都内で独り暮らし。
風邪を拗らせ自宅で寝ていたら異世界転移したらしい。
転移した世界は美醜逆転??
こんな地味な丸顔が絶世の美女。
私の好みど真ん中のイケメンが、醜男らしい。
このお話は転生した女性が優秀な宰相補佐官(醜男/イケメン)に囲い込まれるお話です。
※ゆるゆるな設定です
※ご都合主義
※感想欄はほとんど公開してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる