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学園編
第15話 入学式
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入寮してから2日後にティアード学園の入学式を迎えた。
水色を基調としたブレザーとスカートの制服で、とっても可愛いので気に入ってるの♪右胸に学園のワッペン、左胸にはSクラスのワッペンが付いてるの。
私はセレン様と一緒に講堂へ向かって歩いて行くと、スレイン皇子が私達に気付いたようで、笑顔で声を掛けてきたの。
「やぁ、2人のセレン。今日からクラスメイトとしてよろしく頼むよ♪」
「スレイン、私をセレン、セレンはレンと呼んでね。そうじゃないと紛らわしいでしょ?」
「あ、あぁ、判ったよ。では、改めてセレンとレンよろしく頼むよ。」
「「よろしくね」」
私の両隣が皇子に皇女という異様な光景になってるので、目立っている……恥ずかしいな。
そう思いながらも新入生の待機する場所へ着いて着席をして、入学式が始まるのを待ったの。
入学式に参加するのは、新入生と最上級生になる5年生で、後は新入生の家族と来賓の方々なの。私のママは今回は来てない。と言うか平民はこの場に参加するのは気が重くなるかな?
今回は皇帝陛下が来賓席で2人の皇子と皇女の入学式を見に来てるからね(汗)
暫くして、学園長の有り難い話から始まり、理事長、宮廷育成長官、来賓参加者の紹介など延々と続いた。『終わりはあるの?』って思える程に長い入学式が続いて、最後に皇帝陛下が壇上に立って言葉を贈られた。私の印象に残った言葉はこのフレーズだったの。
『学園へ入る努力以上に学園で努力する事を心掛け、日々精進に励んで貰いたい!』
この世界はティアード学園が最終学歴になるので、卒業すれば何らかの職に就くんだよね。なので皇帝陛下の言葉の意味を理解すれば、自分は何をすべきか判るんだと思う。私はレオーネ王国を倒してシルヴァニア聖国再興したり、人と魔物が共生出来る世界を目指す為に努力するからね。
皇帝陛下の言葉が終ったところで入学式は終了したの。新入生はそれぞれの教室へ移動する事になり、先ずはSクラスから移動を始めると、周りからうっすらと声が聞こえるの……
『あれが噂の平民女らしいな』
『皇女殿下の下僕にでもなったのかしら?随分とお気に入りみたいよ』
『皇子とも話してたから、容姿は良いみたいだから身体を使ってるんじゃないの?』
気分が悪くなる様な言葉も聞こえる……するとセレン様が動いたの。
「貴方達、レンより劣るから僻むのでしょう?ありもしない言葉で傷付けるよりも、レンの様に誰にも負けない努力をなさい!私はレンに負けて目が覚めましたわ。人は身分など関係なく努力すれば実るのだと!悔しければ皇帝陛下が言われた様に精進するべきよ!レン、行くわよ!」
そう言って、セレン様は私の手を引き教室へと移動したの。
私の事なのに……セレン様は本気で周りの人達に怒ってくれたの。その事が嬉しくて嬉しくて……セレン様に感謝した。(ありがとうと……)
水色を基調としたブレザーとスカートの制服で、とっても可愛いので気に入ってるの♪右胸に学園のワッペン、左胸にはSクラスのワッペンが付いてるの。
私はセレン様と一緒に講堂へ向かって歩いて行くと、スレイン皇子が私達に気付いたようで、笑顔で声を掛けてきたの。
「やぁ、2人のセレン。今日からクラスメイトとしてよろしく頼むよ♪」
「スレイン、私をセレン、セレンはレンと呼んでね。そうじゃないと紛らわしいでしょ?」
「あ、あぁ、判ったよ。では、改めてセレンとレンよろしく頼むよ。」
「「よろしくね」」
私の両隣が皇子に皇女という異様な光景になってるので、目立っている……恥ずかしいな。
そう思いながらも新入生の待機する場所へ着いて着席をして、入学式が始まるのを待ったの。
入学式に参加するのは、新入生と最上級生になる5年生で、後は新入生の家族と来賓の方々なの。私のママは今回は来てない。と言うか平民はこの場に参加するのは気が重くなるかな?
今回は皇帝陛下が来賓席で2人の皇子と皇女の入学式を見に来てるからね(汗)
暫くして、学園長の有り難い話から始まり、理事長、宮廷育成長官、来賓参加者の紹介など延々と続いた。『終わりはあるの?』って思える程に長い入学式が続いて、最後に皇帝陛下が壇上に立って言葉を贈られた。私の印象に残った言葉はこのフレーズだったの。
『学園へ入る努力以上に学園で努力する事を心掛け、日々精進に励んで貰いたい!』
この世界はティアード学園が最終学歴になるので、卒業すれば何らかの職に就くんだよね。なので皇帝陛下の言葉の意味を理解すれば、自分は何をすべきか判るんだと思う。私はレオーネ王国を倒してシルヴァニア聖国再興したり、人と魔物が共生出来る世界を目指す為に努力するからね。
皇帝陛下の言葉が終ったところで入学式は終了したの。新入生はそれぞれの教室へ移動する事になり、先ずはSクラスから移動を始めると、周りからうっすらと声が聞こえるの……
『あれが噂の平民女らしいな』
『皇女殿下の下僕にでもなったのかしら?随分とお気に入りみたいよ』
『皇子とも話してたから、容姿は良いみたいだから身体を使ってるんじゃないの?』
気分が悪くなる様な言葉も聞こえる……するとセレン様が動いたの。
「貴方達、レンより劣るから僻むのでしょう?ありもしない言葉で傷付けるよりも、レンの様に誰にも負けない努力をなさい!私はレンに負けて目が覚めましたわ。人は身分など関係なく努力すれば実るのだと!悔しければ皇帝陛下が言われた様に精進するべきよ!レン、行くわよ!」
そう言って、セレン様は私の手を引き教室へと移動したの。
私の事なのに……セレン様は本気で周りの人達に怒ってくれたの。その事が嬉しくて嬉しくて……セレン様に感謝した。(ありがとうと……)
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