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学園編
第12話 入寮
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【国立ティアード学園】への入学の為に、帝都キングストンへ発つ日がを迎えたの。
生まれてから初めてママと離れて生活をする事に私は不安で仕方ない……恐らくママも同じなんだと思う……
お互いが不安な顔をしてる。
「ママ、行ってくるね。大好き愛してる……」
「ママも大好きで愛してるわよ……」
いつも言葉を交わすけど、その後はお互いに泣きながら抱き合ったの……寂しいもん(泣)
暫く抱き合って、ママが私から離れてなんとか笑みを浮かべて言葉をかける。
「学園生活頑張るのよ♪」
「うん……頑張ってくるね……」
そう言って私は帝都キングストンへ向かう馬車に乗った。道中は特に何も起こらず順調に進んで、予定通りに帝都キングストンへ到着して、ティアード学園へ向かって入寮の手続きをする事にした。
同行してたブラッドさんと【影】達ともここでお別れ。ブラッドさん達は帝都キングストンで活動するみたいだから、何かあれば駆け付けてくれるはずなの。軽く挨拶を交わしてから学園の正門に居る守衛さんの元へ向かったの。
入寮手続きは簡単に終わって、女子寮から寮長さんが来るのを待つとそれらしき人がやって来た。
「お待たせしました。私が寮長の【マイヤ】です。セレンさんの部屋と寮の使い方などを説明するわね。では参りましょう。」
丁寧な口調で話し掛けてくれた。平民への邪険は無いみたいね(ホッ)
そして寮へ向かって暫く歩くと声が聞こえる。
「レン~!」
と、こちらに向かって声がするけど、レンと思われる人は近くに居ないのよね…あっ、居たね…私の事をレンと呼んだのか!って事はこの声はセレン様だったのね(汗)
私は慌てて声の主の方向を見て応える。
「セレン様~、ご無沙汰しております!」
「レンったらやっと気づいたのね、早くこちらへいらして!」
寮長の顔を伺うと頷いたので、私はセレン様の元へ駆け寄った。
「はぁはぁ、セレン様お元気そうで♪」
「レンも元気そうね。寮を案内するから付いてきてね。寮長よろしいですね?」
「はい、仰せのままに!」
「じゃ、行くわよ!」
セレン様に手を引かれて寮の中へと入っていく。
「この寮は女子寮【ラピスラズリ】よ。寮は5階まであって、1階から順番にDクラスで5階はSクラスになってるの、Sクラスの私達は5階になるわ。」
楽しそうに説明をしながら歩を進める。
「魔導エレベーターで5階まで上がるわよ!」
魔導エレベーターなんてあるのかと驚いてると『あっ』という間に5階に着いたので、エレベーターを降りてフロアへ移動する。
「ここが食堂ね。Sクラスは時間に関係なく利用できるからお腹が減ったら来ると良いわよ(笑)」
イタズラな笑顔で話しながらも先へ進む。
「ここは大浴場ね。当然だけど好きな時に入れるから、後で入りましょう♪」
24時間風呂とか贅沢な学園だな~と感心してるとセレン様が立ち止まる。
「ここが、私の部屋で隣がレンの部屋よ!」
「セレン様、ご案内ありがとうございました。」
「相変わらず堅いわね、クラスメイト何だから、もっと崩して話しても良いのよ?」
「少しずつ慣らして行くのでご了承を…」
「ふふふ……それじゃ帝都までの馬車旅は疲れたでしょ?浴場へ行って疲れを癒やしましょう♪」
確かに疲れてるし、大きなお風呂は久し振りなのでセレン様の言葉に頷いて返事をした。
「はい、参りましょう♪」
取り敢えず部屋に入って用意を整えてから、セレン様と大浴場へと向かう事になったの。
生まれてから初めてママと離れて生活をする事に私は不安で仕方ない……恐らくママも同じなんだと思う……
お互いが不安な顔をしてる。
「ママ、行ってくるね。大好き愛してる……」
「ママも大好きで愛してるわよ……」
いつも言葉を交わすけど、その後はお互いに泣きながら抱き合ったの……寂しいもん(泣)
暫く抱き合って、ママが私から離れてなんとか笑みを浮かべて言葉をかける。
「学園生活頑張るのよ♪」
「うん……頑張ってくるね……」
そう言って私は帝都キングストンへ向かう馬車に乗った。道中は特に何も起こらず順調に進んで、予定通りに帝都キングストンへ到着して、ティアード学園へ向かって入寮の手続きをする事にした。
同行してたブラッドさんと【影】達ともここでお別れ。ブラッドさん達は帝都キングストンで活動するみたいだから、何かあれば駆け付けてくれるはずなの。軽く挨拶を交わしてから学園の正門に居る守衛さんの元へ向かったの。
入寮手続きは簡単に終わって、女子寮から寮長さんが来るのを待つとそれらしき人がやって来た。
「お待たせしました。私が寮長の【マイヤ】です。セレンさんの部屋と寮の使い方などを説明するわね。では参りましょう。」
丁寧な口調で話し掛けてくれた。平民への邪険は無いみたいね(ホッ)
そして寮へ向かって暫く歩くと声が聞こえる。
「レン~!」
と、こちらに向かって声がするけど、レンと思われる人は近くに居ないのよね…あっ、居たね…私の事をレンと呼んだのか!って事はこの声はセレン様だったのね(汗)
私は慌てて声の主の方向を見て応える。
「セレン様~、ご無沙汰しております!」
「レンったらやっと気づいたのね、早くこちらへいらして!」
寮長の顔を伺うと頷いたので、私はセレン様の元へ駆け寄った。
「はぁはぁ、セレン様お元気そうで♪」
「レンも元気そうね。寮を案内するから付いてきてね。寮長よろしいですね?」
「はい、仰せのままに!」
「じゃ、行くわよ!」
セレン様に手を引かれて寮の中へと入っていく。
「この寮は女子寮【ラピスラズリ】よ。寮は5階まであって、1階から順番にDクラスで5階はSクラスになってるの、Sクラスの私達は5階になるわ。」
楽しそうに説明をしながら歩を進める。
「魔導エレベーターで5階まで上がるわよ!」
魔導エレベーターなんてあるのかと驚いてると『あっ』という間に5階に着いたので、エレベーターを降りてフロアへ移動する。
「ここが食堂ね。Sクラスは時間に関係なく利用できるからお腹が減ったら来ると良いわよ(笑)」
イタズラな笑顔で話しながらも先へ進む。
「ここは大浴場ね。当然だけど好きな時に入れるから、後で入りましょう♪」
24時間風呂とか贅沢な学園だな~と感心してるとセレン様が立ち止まる。
「ここが、私の部屋で隣がレンの部屋よ!」
「セレン様、ご案内ありがとうございました。」
「相変わらず堅いわね、クラスメイト何だから、もっと崩して話しても良いのよ?」
「少しずつ慣らして行くのでご了承を…」
「ふふふ……それじゃ帝都までの馬車旅は疲れたでしょ?浴場へ行って疲れを癒やしましょう♪」
確かに疲れてるし、大きなお風呂は久し振りなのでセレン様の言葉に頷いて返事をした。
「はい、参りましょう♪」
取り敢えず部屋に入って用意を整えてから、セレン様と大浴場へと向かう事になったの。
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