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学園編
第10話 入学試験終了
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私の〚豪炎砲〛で周りが騒然となる中、試験官が魔術試験の終了を告げる。
「これにて魔術試験を終了する。3日間に及ぶ入学試験の合否についてだが、後日通達があるので待つように。それではこれにて入学試験は終了だ!」
「「お疲れ様でした~」」
無事に3日間に及び入学試験は終了したので、ママが待っている宿へと帰ろうとすると、セレン皇女に呼び止められたの。
「あなた、ちょっとお待ちなさい!」
「あっ、あの……セレン皇女、私に何かご用でしょうか?」
圧に押されて『オドオド』と応えると。セレン皇女は清々しい顔で話し掛けてくる。
「あなたは、私に魔術勝負で勝ったのよ?もっと胸を張って自信をお持ちなさい!」
「は、はい……」
完全に萎縮してる私を見兼ねて、スレイン皇子が助け舟を出してくれたの。
「セイレーン、もっと柔らかく話さないと駄目だよ。セレンの力を認めたんだろう?」
「そ、そうよ!あなたには特別にわたしの事をセレンと呼ぶ事を許すわ!私はあなたをレンと呼ぶわよ!2人ともセレンなんて紛らわしいんだからね!」
「はい……判りました、セレン皇女」
「皇女は不要よ!良いわね?」
「はい……セレン様。」
『ハキハキ』と喋るセレン様に対して、私は『オドオド』と話すのがやっとだったの。
こうして【国立ティアード学園】での長い3日間の入学試験が終わったの。実際に長かったのはセレン様に絡まれた3日目だけなんだけどね(汗)
入学試験が終わった時点での私の感想は、間違いなく合格してるという事。来年から始まるであろうティアード学園での生活は、セレン様という不安要素が若干気になるけど、そこそこ楽しめるかな?
➖➖➖スレインの想い➖➖➖
来年からティアード学園での生活が始まる。
正直に言えば学園なんて『つまらない時間』だと思っていた。
それが、セレンとの出会いで全ての状況が一変さしたのだった。武術試験では完全に圧倒されて、魔術試験では驚愕と同時に見惚れてしまった……【才色兼備】なんてないと思っていたが、あれはセレンの為の言葉なんだろう。
そんなセレンと送れる学園での生活を考えると、胸が温かくなる……早く時が過ぎて入学を迎えたいと思った。
「これにて魔術試験を終了する。3日間に及ぶ入学試験の合否についてだが、後日通達があるので待つように。それではこれにて入学試験は終了だ!」
「「お疲れ様でした~」」
無事に3日間に及び入学試験は終了したので、ママが待っている宿へと帰ろうとすると、セレン皇女に呼び止められたの。
「あなた、ちょっとお待ちなさい!」
「あっ、あの……セレン皇女、私に何かご用でしょうか?」
圧に押されて『オドオド』と応えると。セレン皇女は清々しい顔で話し掛けてくる。
「あなたは、私に魔術勝負で勝ったのよ?もっと胸を張って自信をお持ちなさい!」
「は、はい……」
完全に萎縮してる私を見兼ねて、スレイン皇子が助け舟を出してくれたの。
「セイレーン、もっと柔らかく話さないと駄目だよ。セレンの力を認めたんだろう?」
「そ、そうよ!あなたには特別にわたしの事をセレンと呼ぶ事を許すわ!私はあなたをレンと呼ぶわよ!2人ともセレンなんて紛らわしいんだからね!」
「はい……判りました、セレン皇女」
「皇女は不要よ!良いわね?」
「はい……セレン様。」
『ハキハキ』と喋るセレン様に対して、私は『オドオド』と話すのがやっとだったの。
こうして【国立ティアード学園】での長い3日間の入学試験が終わったの。実際に長かったのはセレン様に絡まれた3日目だけなんだけどね(汗)
入学試験が終わった時点での私の感想は、間違いなく合格してるという事。来年から始まるであろうティアード学園での生活は、セレン様という不安要素が若干気になるけど、そこそこ楽しめるかな?
➖➖➖スレインの想い➖➖➖
来年からティアード学園での生活が始まる。
正直に言えば学園なんて『つまらない時間』だと思っていた。
それが、セレンとの出会いで全ての状況が一変さしたのだった。武術試験では完全に圧倒されて、魔術試験では驚愕と同時に見惚れてしまった……【才色兼備】なんてないと思っていたが、あれはセレンの為の言葉なんだろう。
そんなセレンと送れる学園での生活を考えると、胸が温かくなる……早く時が過ぎて入学を迎えたいと思った。
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