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覚醒編

第5話 町巡り

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 私は、ガイさんの案内でカヴィア町巡りをした。

 カヴィア町へ入るには門を通る必要があって、東西南北にそれぞれ1つずつの門が4つあるの。
 そして門兵が入町する人を確認してるけど、これは殆ど形だけで私達も行者さんの家族って言えばよかった素通り出来てた(笑)
 門から門へと直線で道が繋がっていて、十の文字みたいになってるのがメインストリートなの。
 そのメインストリートの中心にカヴィア町を管理する【マテラッツィ子爵】の邸宅があって、その周りに教会と役所がならんでるのが中央地区。そこから外へ向かって商業地区や工業地区や居住区等が並んでるの。この町には3種類のギルドがあって、冒険者ギルド、商業ギルド、治療ギルドがあるらしい。私の住んでたクリチェート町には冒険者ギルドしかなかったので、この町の大きさが判った。

 一通りの説明が終わると、ガイさんが冒険者ギルドを覗いてみないかと聞いてきたの。

「セレンちゃんは、この町で冒険者活動したいんだよね?それなら冒険者ギルドを覗いてみるかい?」
「うん!どんな採集クエストがあるのか興味があるので、クエストボードだけでも見てみたいです!」
「じゃあ、すぐ近くだからさ行ってみよう」
「ありがとう♪」

 そして、移動を始めて数分で冒険者ギルドへと到着したので、私はクエストボードを確認してどんな採集クエストがあるのか確認すると、殆どの通常クエストの依頼書は剥がされていたの。残ってるのは常時クエストか誰も受けない塩漬けクエストのみだったの(汗)
 一応、常時クエストには【回復薬】【解毒薬】【青ポーション】【緑ポーション】に必要な薬草採集クエストがあったので、仕事的には問題なさそうで良かった。【単角兎】【岩石羊】等の私達の主食となる動物狩猟クエストもあったけど、これはロイさんから狩り方を教えてもらってから挑戦してみようと思った。

 冒険者ギルド内の様子もだいたい確認出来たので長屋へと帰って、カヴィア町巡りは終わったの。私はガイさんにお礼を言ってからママの待ってる家へと戻ったの。

「ガイさん、今日はありがとうございました」
「いいよ、俺もいい息抜きになったからね」

 家に戻った後は、ママとただいまのハグをしてから、今日の町巡りの話をして部屋へ戻ったの。

 部屋に戻ると毎日行ってる〘毎日ガチャ〙を引いてから寝る準備をする。

『ガチャ……〘疾風のブーツ〙Rank A』

 高ランクのブーツが出たので鑑定をする。

〘疾風のブーツ〙身に着けた者の敏捷が上がるブーツで、他の装備と重複しても効果は消えない。

 かなり良い物だったね。冒険者なら誰もが欲しがる装備を引いたので、とても気分良く魔力枯渇に状態になって寝る事ができたの♪
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