185 / 225
異世界転生 学園編
第79話 現人神vs龍神
しおりを挟む
みんなの安全を確保したところで、目の前のディアボロスとの戦闘を開始する。
「じゃあ、行くよ!」
「うむ、こい!」
先制攻撃を仕掛けようとすると、目にも止まらない速さで間合いを詰めると、両手の指先から鋭い爪を『シャキン』と伸ばして、10本の鋭利な爪が私を斬り裂く。
『ザシュッ!』
「「アリス様!」」
従者達の悲痛な叫び声に、ディアボロスは『ニヤリ』と笑みを浮かべているが、残念なことに拒絶よって全てのダメージを受けることはなかった。全く傷を負っていないことに驚くディアボロスは、もう一度鋭利な爪で斬り裂いてきたけど、小さな傷一つ負うことはなかった。
「ど、どういうことだ!」
「ごめんね、ダメージは通らないんだよね。今回は私の攻撃が通用するのか試すだけだからさ、悪いけど今回も負けてもらうからね」
「お前は何者だ!神に等しい力を持つ我の攻撃が全く通じないなどありえん!」
「それは、私も似たようなモノだからかな? だって現人神らしいんだよね。じゃあ、攻撃するからね?」
「なっ、現人神だと!おいっ!」
ディアボロスが何か言おうとしたけど、友達でもないので『ダラダラ』と話すつもりはないので、神話級アイテムの光輪を使って攻撃を開始する。
光輪が左右の腕から『スルリ』と離れると、ディアボロスを前後左右から同時に攻撃をするイメージをしてから右手を前に出す。
『シュンッ!』
私のイメージ通りに光輪が、ディアボロスを四方向から襲いかかる。自分の防御力に余程の自信があるのか? 避ける素振りも見せずに余裕の笑みを浮かべながら仁王立ちしていた。
「我の堅固な鱗をそんな貧弱なモノでダメージを与えられると思っているのか!」
「さぁ? 判る訳ないじゃん? どの攻撃が有効なのか試しているんだもん」
『バシュッ!』
余裕をかましているディアボロスに光輪が当たると、全く予想外というかあの余裕は何だったのよ? と言いたくなる結果となったの……。
「おい……」
「ちょっ! 柔らかすぎでしょ!」
そう、光輪は弾かれることはなくディアボロスを四等分に斬り裂いて『おい……』の言葉と宝箱を残して消滅してしまったの。神に等しいとか言っていたのに、余りに簡単に倒せたことを驚いていると、並列思考が今回の結果を簡単に解析してくれたの。
『アリス様、ディアボロスは負のオーラを纏った古龍なので、アリス様の光属性と光輪の組み合わせは最悪の相手だったようです』
『あぁ、ディアボロスにとって私は天敵だったのね』
『その通り。物理攻撃以外は全く効果がなかったと思われます』
神に等しい古龍との再戦は、余りにも呆気ない幕切れに終わったのだった。
「じゃあ、行くよ!」
「うむ、こい!」
先制攻撃を仕掛けようとすると、目にも止まらない速さで間合いを詰めると、両手の指先から鋭い爪を『シャキン』と伸ばして、10本の鋭利な爪が私を斬り裂く。
『ザシュッ!』
「「アリス様!」」
従者達の悲痛な叫び声に、ディアボロスは『ニヤリ』と笑みを浮かべているが、残念なことに拒絶よって全てのダメージを受けることはなかった。全く傷を負っていないことに驚くディアボロスは、もう一度鋭利な爪で斬り裂いてきたけど、小さな傷一つ負うことはなかった。
「ど、どういうことだ!」
「ごめんね、ダメージは通らないんだよね。今回は私の攻撃が通用するのか試すだけだからさ、悪いけど今回も負けてもらうからね」
「お前は何者だ!神に等しい力を持つ我の攻撃が全く通じないなどありえん!」
「それは、私も似たようなモノだからかな? だって現人神らしいんだよね。じゃあ、攻撃するからね?」
「なっ、現人神だと!おいっ!」
ディアボロスが何か言おうとしたけど、友達でもないので『ダラダラ』と話すつもりはないので、神話級アイテムの光輪を使って攻撃を開始する。
光輪が左右の腕から『スルリ』と離れると、ディアボロスを前後左右から同時に攻撃をするイメージをしてから右手を前に出す。
『シュンッ!』
私のイメージ通りに光輪が、ディアボロスを四方向から襲いかかる。自分の防御力に余程の自信があるのか? 避ける素振りも見せずに余裕の笑みを浮かべながら仁王立ちしていた。
「我の堅固な鱗をそんな貧弱なモノでダメージを与えられると思っているのか!」
「さぁ? 判る訳ないじゃん? どの攻撃が有効なのか試しているんだもん」
『バシュッ!』
余裕をかましているディアボロスに光輪が当たると、全く予想外というかあの余裕は何だったのよ? と言いたくなる結果となったの……。
「おい……」
「ちょっ! 柔らかすぎでしょ!」
そう、光輪は弾かれることはなくディアボロスを四等分に斬り裂いて『おい……』の言葉と宝箱を残して消滅してしまったの。神に等しいとか言っていたのに、余りに簡単に倒せたことを驚いていると、並列思考が今回の結果を簡単に解析してくれたの。
『アリス様、ディアボロスは負のオーラを纏った古龍なので、アリス様の光属性と光輪の組み合わせは最悪の相手だったようです』
『あぁ、ディアボロスにとって私は天敵だったのね』
『その通り。物理攻撃以外は全く効果がなかったと思われます』
神に等しい古龍との再戦は、余りにも呆気ない幕切れに終わったのだった。
138
お気に入りに追加
929
あなたにおすすめの小説
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
スキル【縫う】で無双します! 〜ハズレスキルと言われたけれど、努力で当たりにしてみます〜
藤花スイ
ファンタジー
お転婆娘のセネカは英雄に憧れているが、授かったのは【縫う】という非戦闘系のスキルだった。
幼馴染のルキウスは破格のスキル【神聖魔法】を得て、王都の教会に引き取られていった。
失意に沈むセネカに心ない言葉をかけてくる者もいた。
「ハズレスキルだったのに、まだ冒険者になるつもりなのか?」
だけどセネカは挫けない。自分のスキルを信じてひたすらに努力を重ねる。
布や皮は当たり前、空気や意識に至るまでなんだって縫ってゆく。
頑張っているうちにいつしか仲間が増えて、スキルの使い方も分かってきた。
セネカは創意工夫を重ねてどんどん強くなっていく。
幼馴染と冒険の旅に出る日を夢見ながらひたすらに己を鍛え上げていく。
魔物から村を守るために命を賭した両親のような英雄になることを目指してセネカは走り続ける。
「私のスキルは【縫う】。
ハズレだと言われたけれど、努力で当たりにしてきた」
これは一途にスキルを磨き、英雄となった少女の物語
転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる