120 / 225
異世界転生 学園編
第17話 冒険者ギルド副総裁
しおりを挟む
私はダンジョン課からの呼び出しコールを待ちながら、王都近辺にあるダンジョンっのことを考えていると、〘並列思考〙がダンジョンの情報を教えてくれた。
『アリス様、表沙汰になってませんが【深淵大迷宮】という、禁忌クラスのダンジョンがございます。英雄クラスでも命を落とす危険がある為に、現在はグリエル王国によって封鎖されてます』
『禁忌クラス!さらに封鎖って聞かされると、興味が湧いてくるね』
『教皇の【大結界】聖女血縁者の【聖結界】勇者血縁者の【魔封結界】の三重結界により守られてるので、入る事すら叶わない所です』
『えぇ!入ってみたいなぁ~』
なんか凄いワードがたくさん出てきて、私のテンションはあがる一方だ。〘並列思考〙はさらに煽るような言葉を私にかける。
『アリス様なら、英雄達すら跳ね返した【深淵大迷宮】を攻略できると私は思っております』
『あはっ、ありがとう。封鎖されて入れないなら、英傑学園を卒業した後にでも考えようかな?』
『結界の解除方法を調べておきます』
『うん、お願いするね』
私と〘並列思考〙の会話が終わったタイミングで、迷宮課から呼び出しコールがあり、ミネバが対応してくれた。
「大変お待たせ致しました。光の絆のアリス様!」
「はい、私はアリス様の秘書を務めるミネバです」
「私は迷宮課のベッツです。応接室へご案内しますので、こちらへお越しください」
「判りました」
受付カウンターで、適当にダンジョンの情報が記された羊皮紙を、手渡されると思ってたんだけど、応接室へ案内されるってことは、禁忌のダンジョンの情報が貰えるのかと期待しながら移動したのだった。
「ようこそいらっしゃいました。私は迷宮課で課長を務める冒険者ギルド副総裁のガルムと申します」
応接室へ入ると、冒険者ギルド副総裁が私達を待っていた。超がつく大物が現れて何事かと思っていると、ミネバが私の代わりに挨拶をした。
「私はアリス様の秘書を務めてるミネバです。ダンジョンの情報を求めたのに、どうして副総裁がこの場に居るのですか?」
「ははっ、そんなに身構えないで欲しい。王都近辺にあるダンジョンの情報との事でしたね。ダンジョンは3つあるのですが、その1つに禁忌指定のダンジョンがあって、それについては何も教えることができなのでご理解を」
やはり禁忌指定のダンジョンは名前すら教えてもらえなかった。〘並列思考〙から聞いてからある程度のことは判ってるから深くは聞かない。
「かしこまりました。では残り2つのダンジョンについて教えて頂けますか?」
「はい、【九頭龍之山】RankSと【煉獄大迷宮】RankAの2つのダンジョンがあります」
「どちらのダンジョンへも普通に入ることが可能なのでしょうか?」
「RankB以上の制限となってますが、光の絆の様達はクリアしてるので問題ありません」
「なにか必要な手続きはごさいますか?」
「2つのダンジョンともに、入場時に受付を済ませないと入れません。入場手続きを済ませれば結構です」
どっちのダンジョンも入れることを確認すると、ミネバが私の顔を見たので私は軽く頷いて合図をした
『アリス様、表沙汰になってませんが【深淵大迷宮】という、禁忌クラスのダンジョンがございます。英雄クラスでも命を落とす危険がある為に、現在はグリエル王国によって封鎖されてます』
『禁忌クラス!さらに封鎖って聞かされると、興味が湧いてくるね』
『教皇の【大結界】聖女血縁者の【聖結界】勇者血縁者の【魔封結界】の三重結界により守られてるので、入る事すら叶わない所です』
『えぇ!入ってみたいなぁ~』
なんか凄いワードがたくさん出てきて、私のテンションはあがる一方だ。〘並列思考〙はさらに煽るような言葉を私にかける。
『アリス様なら、英雄達すら跳ね返した【深淵大迷宮】を攻略できると私は思っております』
『あはっ、ありがとう。封鎖されて入れないなら、英傑学園を卒業した後にでも考えようかな?』
『結界の解除方法を調べておきます』
『うん、お願いするね』
私と〘並列思考〙の会話が終わったタイミングで、迷宮課から呼び出しコールがあり、ミネバが対応してくれた。
「大変お待たせ致しました。光の絆のアリス様!」
「はい、私はアリス様の秘書を務めるミネバです」
「私は迷宮課のベッツです。応接室へご案内しますので、こちらへお越しください」
「判りました」
受付カウンターで、適当にダンジョンの情報が記された羊皮紙を、手渡されると思ってたんだけど、応接室へ案内されるってことは、禁忌のダンジョンの情報が貰えるのかと期待しながら移動したのだった。
「ようこそいらっしゃいました。私は迷宮課で課長を務める冒険者ギルド副総裁のガルムと申します」
応接室へ入ると、冒険者ギルド副総裁が私達を待っていた。超がつく大物が現れて何事かと思っていると、ミネバが私の代わりに挨拶をした。
「私はアリス様の秘書を務めてるミネバです。ダンジョンの情報を求めたのに、どうして副総裁がこの場に居るのですか?」
「ははっ、そんなに身構えないで欲しい。王都近辺にあるダンジョンの情報との事でしたね。ダンジョンは3つあるのですが、その1つに禁忌指定のダンジョンがあって、それについては何も教えることができなのでご理解を」
やはり禁忌指定のダンジョンは名前すら教えてもらえなかった。〘並列思考〙から聞いてからある程度のことは判ってるから深くは聞かない。
「かしこまりました。では残り2つのダンジョンについて教えて頂けますか?」
「はい、【九頭龍之山】RankSと【煉獄大迷宮】RankAの2つのダンジョンがあります」
「どちらのダンジョンへも普通に入ることが可能なのでしょうか?」
「RankB以上の制限となってますが、光の絆の様達はクリアしてるので問題ありません」
「なにか必要な手続きはごさいますか?」
「2つのダンジョンともに、入場時に受付を済ませないと入れません。入場手続きを済ませれば結構です」
どっちのダンジョンも入れることを確認すると、ミネバが私の顔を見たので私は軽く頷いて合図をした
209
お気に入りに追加
930
あなたにおすすめの小説
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ぬいぐるみばかり作っていたら実家を追い出された件〜だけど作ったぬいぐるみが意志を持ったので何も不自由してません〜
望月かれん
ファンタジー
中流貴族シーラ・カロンは、ある日勘当された。理由はぬいぐるみ作りしかしないから。
戸惑いながらも少量の荷物と作りかけのぬいぐるみ1つを持って家を出たシーラは1番近い町を目指すが、その日のうちに辿り着けず野宿をすることに。
暇だったので、ぬいぐるみを完成させようと意気込み、ついに夜更けに完成させる。
疲れから眠りこけていると聞き慣れない低い声。
なんと、ぬいぐるみが喋っていた。
しかもぬいぐるみには帰りたい場所があるようで……。
天真爛漫娘✕ワケアリぬいぐるみのドタバタ冒険ファンタジー。
※この作品は小説家になろう・ノベルアップ+にも掲載しています。
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
元チート大賢者の転生幼女物語
こずえ
ファンタジー
(※不定期更新なので、毎回忘れた頃に更新すると思います。)
とある孤児院で私は暮らしていた。
ある日、いつものように孤児院の畑に水を撒き、孤児院の中で掃除をしていた。
そして、そんないつも通りの日々を過ごすはずだった私は目が覚めると前世の記憶を思い出していた。
「あれ?私って…」
そんな前世で最強だった小さな少女の気ままな冒険のお話である。
ちょっと神様!私もうステータス調整されてるんですが!!
べちてん
ファンタジー
アニメ、マンガ、ラノベに小説好きの典型的な陰キャ高校生の西園千成はある日河川敷に花見に来ていた。人混みに酔い、体調が悪くなったので少し離れた路地で休憩していたらいつの間にか神域に迷い込んでしまっていた!!もう元居た世界には戻れないとのことなので魔法の世界へ転移することに。申し訳ないとか何とかでステータスを古龍の半分にしてもらったのだが、別の神様がそれを知らずに私のステータスをそこからさらに2倍にしてしまった!ちょっと神様!もうステータス調整されてるんですが!!
異世界転移! 幼女の女神が世界を救う!?
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
アイは鮎川 愛って言うの
お父さんとお母さんがアイを置いて、何処かに行ってしまったの。
真っ白なお人形さんがお父さん、お母さんがいるって言ったからついていったの。
気付いたら知らない所にいたの。
とてもこまったの。
理想とは違うけど魔法の収納庫は稼げるから良しとします
水野忍舞
ファンタジー
英雄になるのを誓い合った幼馴染たちがそれぞれ戦闘向きのスキルを身に付けるなか、俺は魔法の収納庫を手に入れた。
わりと便利なスキルで喜んでいたのだが幼馴染たちは不満だったらしく色々言ってきたのでその場から立ち去った。
お金を稼ぐならとても便利なスキルじゃないかと今は思っています。
*****
ざまぁ要素はないです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる