激レア種族に転生してみた（笑）

異世界転生 学園編

第11話 入学試験 後編

　魔術試験会場の演習場へ到着した。

　たくさん居た一般階級の受験者は私達を含めて10人にまで減っていた…英傑学院は全てにおいて平等に機会を与えるってはなしだったのに、本当は平民を除け者にしてるんだなぁ…

　少しブルーな気持ちになりながらも、演習場で魔術試験に付いての説明を受ける。

　試験は演習場で魔導人形相手の戦闘試験で、攻防癒等を駆使して魔法の威力が点数がされる形で行われる。50点未満なら不合格扱いになる一般階級ルールだ。

　魔術試験、一般階級にとっては最難関と言われていた。魔力の保有量は身分高い者が多いのもあるけど、魔力操作や魔法発動といった事は有能な師に教えを請うのがベストだから、実際に私達以外の一般階級の受験者はこの試験により全滅してしまった…

「私なら魔力保有量で選抜するけどねぇ…」

　そんな思いに浸りながら魔術試験に挑む、魔導人形へ向かって複合魔法《轟雷水槍》を撃ち込んで様子を見る事にしたが…直撃をした瞬間に崩れる様に倒れてしまった。

「動きませんが…終わりでいいですか？」
「なっ…そ、そうだな、次は少し待て」

　武術試験に続いて人形が壊れて試験が中断って、学院側は準備が怠慢過ぎるよね。
　そんな私の点数は12500点だったので合格は間違いなさそう

　暫くして魔導人形が用意された所で試験再開され、ゼシカは1300点、アナ1750点、リューネ1050点という結果だった。

　「これにてグリエル英傑学院の入学選抜試験を終了する。合否は1週間後に合格者へのみ届け出の住所へ通達がある。以上解散！」

　うん、英傑学院の試験が終わった。

「世界最高峰とかって事だけどさ、大袈裟だったよねぇ～」
「普通は難しいのです、アリス様は別格ですからね(汗) 」
「じゃ、合格者の通達のある日迄は、王都の屋敷を色々とリフォームしちゃおうか～」
「そうですね、取り敢えず宿へ戻りましょう」

　そして、私達はグリエル英傑学院から宿へと戻って受験の慰労会をする事にしたのだった。